ペギラ②
「ペギラ」

南極には大陸があります。
北極とちがって南極には氷の下に大陸が存在し、氷の世界の端々に陸地が顔を出したりしてますから、人間にとっては未開の地でありながら、開発しようという意思が働いたのかもしれません。
今も昔も未開の地であることに変わりはありませんが、大陸という土地がある為気候次第では人間にとって理解の出来なさそうなところでもあります。
南極にはウルトラQ放映当時、現実に昭和基地が設営されていたのですけど、確か南極大陸の開発については日本は遅れていて、基地に辿りつくのにも大国の力を借りないとなかなか行けなかったところだった記憶があります。
そういう未開の地があり、そこには何があってどういう現象が起こるのかわかってない状態で、南極を舞台とした物語を作るのには、想像力逞しくいくしかありませんでしたし、怪獣ペギラを創出し物語を構成した人たちには感嘆する他ありません。

零下何十度になるのか分かりませんが吐く息すら瞬間的に凍ってしまう世界において、怪獣を演出するとなれば冷凍怪獣とするほかありませんでしたけど、問題は身長何十メートルもある冷凍怪獣を人間がどうやって対峙するのかにあったと思います。
冷凍怪獣ペギラは、南極の冷気を武器にし、零下130度の冷凍ガスを吐いていましたけど、これを浴びてしまった対象は当然のように氷漬けにされてしまう以前に、この冷凍ガスには反重力作用が働いてしまうため、バランスを保てないどころか空中高くアンバランス状態で舞い上がってしまうことが大きなポイントでしたね。
南極=冷気と来るだけでなく、反重力作用を持ってくるところなどは、ウルトラQがアンバランス現象を取りあげていた番組ならではのことで、非常に注目するに値する制作サイドの工夫だったと思いますね。

ウルトラQには宇宙からくる能能力を有したHEROは登場しませんから、ペギラの冷凍ガスを浴びてしまったらそれを凌ぐ術などなく、あっというまに暗黒の世界に行ってしまいそうでした。
なんでも、ウルトラQ放映当時の現実として東西冷戦における高度な武器の開発のし合いがありましたから、その中で繰り返されていた核開発から放射能の影響を受けてしまった生物が特撮の世界に出てきても可笑しくなかったのですが、映画の世界で大ヒットとなったゴジラと同様、放射能の影響を受けたのがペンギンであり、その突然変異体が怪獣ペギラということで、こういう放射能の影響を受けた怪獣が初めてTVに出てきたのがペギラでした。
身体はペンギンの変異体というのは分りますが、顔面はトドやアザラシのようで生えていた牙もよかったのですけど、それでいて半開きになっていた瞼がペギラの印象を作り出していたと思います。
これが存在感を増していたと同時に怖さも演出していたことは見逃せません。
ペギラ③
南極に生えていた苔から採取されるペギミンHという架空物質を気象観測ロケットに搭載して、引付けるだけ引付けてペギラに向けて発射したことで、ペギラの撃退に成功していましたが、これはペギラを倒したと言うことではなくあくまで撃退しただけのことです。
黒煙を吐き散らしながら飛び去っていくペギラは何処へ行くのだろう、、、とは今だから思いますが、ペギラを利ありタイムで見ていた幼かったころは、やっと怖い想いが去ってくれたと思ってホッとしていましたね。

ペギラは、カネゴン、ガラモンと並んで多分んウルトラQ名作3台怪獣の一匹だと思うんですが、恐怖の対象となった怪獣はこのペギラだけでした。
この最後の演出は感嘆する他ありませんでしたが、黒煙を吐きながら飛び去っていくペギラには次の演出舞台があったことなど、この時は全く思いませんでしたね。
ペギラ④

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