ナイフアルマジロ
「ナイフアルマジロ」

おとなしい動物であるはずのアルマジロが、仮面ライダーシリーズに出てきたのは確かアルマジロングが初めてだったと思います。
このアルマジロングは実に名作改造人間で、身体を丸めて敵に突進する弾丸スクリューボールは本当に強力そうで、対峙した仮面ライダー2号も相当苦戦していました。
元々はカメラマンであったものの武闘家であった仮面ライダー2号の格闘センスは、アルマジロングの弱点を見抜き、そこにライダーキックを決めて見事に倒していました。
多分、そんなアルマジロングの発展系であったと思われるナイフアルマジロも、アルマジロングと同様、身体を丸めて敵に突進していく、弾丸鋼鉄球が得意な技でした。
所属組織もアルマジロングの所属していたショッカーからゲルショッカーを経てデストロンになっていたと言うことは組織力が飛躍的に向上していたと言うことですから、多分体皮が相当丈夫で柔軟性のある合金になっていたと思われます。
こうした皮膚組織を持った改造人間が相手では、かわすだけでは勝負にならず、弾丸鋼鉄球の速度自体も相当なもので、そこに何度でも再生の効く鋭いナイフがあったものですから、かわすのが精一杯では切り込まれるのは目に見えていました。

おとなしい性格であったはずのアルマジロをここまで怪人化したのは、制作サイドの眼の付け方が良かったという以上にセンスを感じ、そして創出されたアルマジロングとナイフアルマジロがなければ今後に繋がらなかったと思います。
ナイフアルマジロは人工心臓を植え付けられて作り出された改造人間ですが、その指南役であったノコギリトカゲの下行動していました。
改造人間としての出来自体はナイフアルマジロの方が上に見え、改造素体とモチーフに傑作感があったものですから、もっと別の演出法があってもよかったと思います。
ナイフアルマジロ①
仮面ライダー2号よりも若干格闘センスに劣り、まだ戦闘経験が浅かった仮面ライダーV3は、このナイフアルマジロを交わし切れず、一旦は敗北を余儀なくされます。
仮面ライダーV3・26の秘密の一つ「特殊スプリング筋肉」が特訓の中で発見されなければ危なかったかもしれません。
それ位、ナイフアルマジロの躍動感が凄かった印象がありますが、こうした体皮が異常なまでに丈夫な改造人間にはキックやパンチといった局所的な技では倒し切れなかったと思います。
これも仮面ライダーV3・26の秘密の一つであったV3ドリルアタックといった身体全体を穿つようにしてより以上の破壊力を発揮しないと倒せなかったと思います。
そいう技を使わざるを得ない状況にしたナイフアルマジロは、それだけ強力な改造人間だったということになりますね。
ナイフアルマジロ⑤

東映レトロソフビコレクション ナイフアルマジロ (仮面ライダーV3より)

新品価格
¥23,800から
(2018/2/1 21:57時点)



メディコム・トイ RAH リアルアクションヒーローズ 220DX 仮面ライダーV3 1/8スケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み可動フィギュア

新品価格
¥24,508から
(2018/2/1 21:58時点)



仮面ライダーV3 Blu-ray BOX 1

新品価格
¥17,658から
(2018/2/1 21:59時点)