ライドルホイップ③
「ライドルホイップ」

仮面ライダーXのベルトバックルには、風力エネルギーを取り入れる風車の動きと連動すかのようなツールであるライドルのグリップがついていました。
仮面ライダーXはそのベルトの風車から取り入れてエネルギー化した風力エネルギーとマスクから取り入れる太陽エネルギーがパーフェクターで融合したハイブリットエネルギーを全ての行動の源とする初のハイブリットライダーでもありました。
初の武器を手にする仮面ライダーでもありましたけど、そのハイブリットエネルギーを武器であるライドルに生かしたような演出が施されていたように思います。

ライドルはライドルスティックの時には強靭さを感じましたけど、ライドルホイップの時にはその強靭さと併せてしなやかさも感じました。
特殊合金と言えばいいのでしょうか、ライドル自体がそうした合金でできているものと思われますが、まるでフェンシングの剣のようなしなやかさを感じたライドルホイップは突きたてることによって効用を発揮するのと同時に切り裂く効果も見せていました。
日本刀の様ではありませんでしたし、見た目がフェンシングの剣の様ですから強靭さとしなやかさがないと切り裂く効果は出なかったでしょう。
仮面ライダーBlackRXのようなエネルギー剣でもありませんでしたから、ライドルホイップは深海での重圧に耐えうるハイブリットエネルギーを生かしたハイスチールという合金でできていた人工金属だったという感じがします。

エレクトリックパワーという高圧電流を流した技の使用や敵を切り裂く模様などは、ライドルホイップがまるで鞭のようにしなやかな動きをしていました。
突き立てる使用が最も効果の上がった使用法だと思いますが、まるで相反する金属のしなやかさと強靭さはこの時強靭でなければなりません。
ハイスチールという特殊合金は、その強靭さとしなやかさを併せ持っており、ここに仮面ライダー史上、初のハイブリットライダーがこれも初めて武器を手に持ったという仮面ライダーとしての新機軸が演出されました。
ライドルホイップ⑤
エネルギー的に仮面ライダーV3までに見られたのは風力エネルギーであったところ、仮面ライダーXは太陽エネルギーをも吸収して融合させる新しい局面を見せた仮面ライダーでした。
そのハイブリットさは、仮面ライダーXが出てきた時代にとってはそういう設定をもたらすための考えは出ると思いますが、演出するには時が速すぎたのかもしれません。
ライドルという武器の携帯はよくかん考えられ良い設定がなされていたと思います。
ライドルしティック使用時の棒術家のよう立ち回り、ライドルホイップ使用時の剣術家ような使い廻しはそれに見合った演出でしたけど、特にライドルホイップ使用時にはライドルホイップ自体がまだそれを使えるような耳朶になってない気もしました。

ただ、ここでハイブリットさを出さなかったら、仮面ライダーXの次の仮面ライダーは出てこなかったかもしれず、ひょっとすると仮面ライダーへの新たな想いが生み出せず、第1期仮面ライダーシリーズは仮面ライダーXで終わっていたかもしれません。
そんな具合で思うと、ライドルホイップは貴重な武器だったと思いますね。
ライドルホイップ②

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