シルドロン
「変異昆虫 シルドロン」

ウルトラマンダイナ第5話に登場したシルドロンは、肩書が変異昆虫ということでしたけど、何が原因で変異したのかは分かりませんけど、変異し過ぎですね。
高純度エネルギーを欲していたこと自体変ですけど、それをエネルギーにした身体は突然変異体と呼ぶには過ぎたものだったように思います。
基本的に何かしらの昆虫であることは目に見えて分かりましたけど、甲殻類、甲冑という外骨格に特徴があり、主に両腕自体に特徴がありました。
強力な怪獣という感じはしませんでしたけど、額の緑の水晶体のような特殊器官で敵の攻めを予知するという予知能力と相まって、防御力に優れた感じがしました。
地球防衛軍の攻めは、その外骨格で防ぎ切れたでしょうけど、その気になればウルトラマンダイナの持ってる破壊光線等で打ち抜くことも出来たでしょう。

この変異昆虫シルドロンは、変異さが異常であり、身体の大きさ自体が巨大化してしまったこともあって、こういうタイプも怪獣と呼べるでしょう。
しかし、シルドロンの登場はシルドロンという怪獣が主役ではなく、その弱点であった腹部にどう必殺技を打ち込むかということに主眼が置かれていました。
ウルトラ戦士の必殺光線は基本的にストレート光線であり、それは一本線か複数線になるのかの違いはあれど、真っ直ぐ放たれるものだったと思います。
ただ、放たれる光線の速さがとにかく優れたもので、避けるに避けられなかったとすると、その必殺光線に耐えうる身体を持つか、それ以上の技を放つ、或いは必殺光線以上の速さを身に着けていたか出ないと防げなかったのだと思います。
脳波コントロールの効く技であれば、その動きにバリエーションが持たせられるでしょうけど、技自体が物理的なものでなければならず、光線技となると脳波でコントロールするわけにもいかなかったでしょう。
変化する光線・光弾となると、光線技の派生技であるウルトラスラッシュがありますが、光線がストレートに放たれず、変化するとなると随分と時間を待たなければなりませんでした。
シルドロンを仕留めたウルトララマンダイナのウルトラフォークは、ウルトラマンダイナが掌にエネルギーを貯めて球体にしたソルジェント光弾の源のようなものを、工夫を凝らしてシルドロンめがけて投げ込んだ光弾でしたけど、見せ球まで見せて工夫したのは野球というスポーツをある程度のレベルで知っていたからこその技でした。
野球を知らなければそれまででしたけど、必殺光線・光弾に変化を持たせた先駆けのような話でした。
それを際立たせるためにはシルドロンのような怪獣が必要だったということになるでしょう。
シルドロン①

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