クレッセント④
「クレッセント」

見た目の印象とネーミングに解離性を感じる怪獣でした。
月の輪熊がモチーフだったとは言い切れないでしょうけど、クレッセントの首の付け根の辺りに見えた模様は一つのアクセントになり、存在感を浮きだたせていたように思います。
地中を高速で掘り進む怪獣であったという設定で、当初は身体能力が怪獣としては乏しい面があるから実体化にうまく結びつかず、でも、移動するたびにマグニチュード8位の大地震を起こすようになったその衝撃は、クレッセントの身体能力の向上を現し、遂に実体化していたようですね。

ウルトラマン80はもちろんリアルタイムで見ることがなく、後年ビデオが出てから見たのですが、そこに登場する怪獣には目を見張るものがありました。
ウルトラマンレオ終了から5年ぶりの怪獣ですか・・・
もちろん実写版怪獣としての話ですけど、こうして見てみるとウルトラ怪獣は手を変え品を変えて何年も続いていたわけですけど、そうしてまで続けてる意味はなかったのだと感じます。
一つの特撮HEROモノを続けると、考えるとか作り上げるものにネタが尽きてしまい、底辺を低空飛行してしまうことになるからです。
結果論かもしれませんけど、クレッセントを見てると番組的に空間というか時間があると、こんなにも見事でユニークそうな怪獣が演出できるのかと思ってしまいます。
決して本格怪獣という感じもしませんが、クレッセントを通じてウルトラマン80に登場した怪獣たちを見てると、怪獣に限っては、もう何年も前に登場しててもいい位の怪獣でした。
怪獣と言えば巨大である必要はないのですが、イメージとして巨大であることはつきものだし、身体全体が三角形であることや怪力の持ち主であることは、抜き差しならぬ大きな要素だったと思います。
クレッセントは、地中を高速で掘り進む「能力が基本として会ったわけですから、言われるまでもなく怪力・剛力の持ち主であったことは確かなことですね。
クレッセント
ウルトラマン80という番組のモチーフになったのがマイナスエネルギーでした。
クレッセントには大きなマイナスエネルギーというものは感じなかったのですが、人間が進化することに伴う自惚れや悲哀みたいなものは進化につきものであり、数年にわたって怪獣悲劇に出会わなくて済んだ人類が、勝手にそれを忘却の彼方に追いやってしまったことによって、大きな悲劇を自らが知らぬ間に招いてしまったことの一つが、怪獣クレッセント登場になっていたように思います。

火を吐くかと思われたクレッセントは、両岸から破壊光線を出すところは設定的にユニークであり、この赤色破壊光線を発するときにクレッセントの身体が高熱を発することで、首の付け根の辺りに見えた三日月の模様が高揚して赤くなるなんてことがあったりしたら、余計に見栄えがしたかもしれませんね。
クレッセント③

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