HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

カテゴリ: 昭和の仮面ライダー

5
「隊長ゲドリアン」
ゲドリアン②
仮面ライダーシリーズの秘密結社には、大首領の意思を受けて作戦の指揮を執る大幹部が登場しましたが、仮面ライダーBlackの時の敵組織ゴルゴムからその大幹部の意味合いが変わっていきました。
仮面ライダーBlackRXの敵組織はクライシス帝国でしたけど、このクライシス艇庫も太陽を挟んで地球の反対側にあるとされた別惑星の極一部の者たちがその枠手を手中に収めようとし、その惑星のバランスが崩れて惑星の寿命が尽きようとした要因を何故か地球の大気汚染等による地球人類の驕りにあるとし、これを追い払って自分たちが移り住もうとしたことでの侵略行為を働くというまさに宇宙人のような行為で、ウルトラシリーズと異なったのはその宇宙寺院たちが等身大であったといいうことでした。
このクライシス帝国にも貴族がいたらしく、そこおから抜擢されたマリバロン、ボスガンという種戦力もさることながら、クライシス帝国のゲドラー域という暗くて寒い地域に生息し、どこか虐げられていた者たちから抜擢されたゲドリアンが、従来の大幹部に相当する隊長の抜粋されていたこと自体、出生地域による差別がそこにも見え隠れし、これを隊長に抜粋していたジャーク将軍に恩義を感じていたという設定が、斬新といえば斬新でした。
従来の大幹部の上には大首領という構図が、隊長の上に将軍がいて更に皇帝という大首領がいる上、其の皇帝の化身である査察官まで登場したということは、指揮命令系統がという統一されておらず、しかも出生の場まで違っていたとなると考えと思いの相違があって当たり前だったと思います。
ゲドリアンはジャーク将軍とくアイシス皇帝に恩義を感じて忠誠を誓っていたことが言動に現れ、特に最後のジャーク将軍がクライシス皇帝によって最後通告をうけて存在の危機にさらされたとき、自らの体内で培養していたげドルリドルを登場させて、仮面ライダーBlacklRXをあと一歩まで追い込んだ時に出すマダーの横やりとその後のほかの隊長立ちどころかジャーク将軍までがゲドリアンをスケープゴードに仕立て上げようとしたことが、それまで自らの出生からくる卑屈さと相まって、いやそれがなくてもゲドリアンを登場させたこと自体誰のためだったのかと思うとき、ゲドリアンの暴れようはそれまで四大隊長たちがまるでまとまっておらず、指揮命令系統が統一されていなかったことが十分すぎるほど現れてしまった現れでした。
ゲドリアン⑨
特にゲドリアンがお気に入りというわけではありませんでしたけど、何かにつけて横槍を入れるダスマダー大佐は目障りであり、これがクライシス皇帝の化身であったということは自分で自分の足を引っ張っていたということになり、何のために登場してきたのかまるで意味ないことのように見えました。
また、ゲドリアンの最後とそれまでの行動を思うと、大幹部クラスを何人も登場上させてしまうと徒に高いプライドみたいなものが邪魔をして何も進まないどころか、逆の目になると感じました。
それは仮面ライダーV3においてデストロンの大幹部ドクトルGがショッカー・ゲルショッカーの歴代大幹部を復活させた時のことと酷似しています。
卑屈になっていたゲドリアンを隊長の地位まで引き上げたジャーク将軍の意図はどこにあったのか、それがわからず、追いつめられると宇宙人であれ保身に走るのは人間と同じだなと思いましたね。
ゲドリアン⑦


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5
「大神官バラオム」
大神官バラオム
仮面ライダーBlackが出てきて戦った秘密結社ゴルゴムは超古代人の邪な考えを持った者たちの集まりでしたが、何万年と生きるらしい創世王を神と崇める者を神官とし、創世王が継承するための特殊能力を持った石を持つ者を特殊な存在として3人もの大神官を存在させましたが、これは超古代人の中から抜粋されたもので、組織力をも維持以上とする高い知能を持たせたものと推測できます。
3人集まれば文殊の知恵とはよく言ったもので、でも3人も集まれば個性という個々の特殊性も出ます。
最も戦闘力に優れた性格をしていたのがバラオムで、それを好戦的というよりはクリスタル状の表情から相手に見透かされない表情を利した喧嘩屋のようなものでした。
それでも剣聖ビルゲニアが登場するまでは、その喧嘩っ早さを気取られない落ち着きも見せていたと思いますね。
三神官全員共通した超能力を持っていましたが、バラオムが推定5万年もの長きにわたって生きて続けて配下の怪人を統率するためか、肉体の維持が持たずに機械化していましたね。
機械の身体を持つ神官が、海を守る赤い石を持ち続けていたことにアンバランスさを感じていましたね。
かと言って大地を守ることもそれ以上にアンバランスさを感じますが、強面の表情と喧嘩屋を想定させること以上に統率する能力に長けていたのかもしれません。
創世王を神と崇めていたこと自体が大きな誤りですが、それに仕える怪人から抜粋された紙管は落ちts機と統率力がないとゴルゴムが存在できなかったでしょうから、バラオムはそれなりに必要な存在だったのでしょう。
大神官バラオム②
できれば大怪人になる前に、仮面ライダーBlackとの戦いを見たかったものですね。
神と崇める創世王の次期候補であったのが仮面ライダーBlackことブラック・サンでしたから、脳改造されてはいなかったとはいえ、その存在感を思うとき、大幹部としての大神官がどんな具合に戦いを挑むのか、最も見たかった大神官でしたからね、バラオムは。
大神官バラオム④


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3
「ゴールダー」
ゴールダー
昭和で仮面ライダーが放映されていた頃は、夏の暑い盛りには扇風機だけが体や家を冷やすメカでした。
クーラーやエアコンは、もっと後の登場で時代を感じますね。
まだその頃は、今ほど耐えられない暑さじゃなかっただろうし、自分は山間部の盆地にある都市に住んでいたので、今のエアコンでいうところの室外機はなく、大気も汚れていなかったこともあって、直射日光を避ければ何とかなったのでした。
その扇風機が仮面ライダーの敵組織における改造人間のモチーフになるとは、夢にも思いませんでしたね。
仮面ライダースーパー1の頃になると、もういい歳になっており、仮面ライダーはTVd笑み無くなっていたのですが、後に順を追って仮面ライダーを見ていくと仮面ライダーV3の中盤以降ネタ切れの傾向はりましたね。
無理に仮面ライダーを続けようとして同じところをグルグル回り、その中でモチーフよりもその設定で工夫を凝らそうとしていましたが、世間の流行は他に移ってしまい、それも徒労になりそうでした。
思うに特撮HEROは子供心をつかまないといけないということは自分も思いましたけど、子供心といったって当時の小4生以上の子の心をつかまなければいけないところ、小学生以下の子の目を気にするとういう逆の目が仮面ライダーから離れていった要因にもなっていたと思われます。
仮面ライダースーパー1はドグマ編とジンドグマ編に分けられますが、これでTV局自体が変わってしまい、放映時間帯も大きく変わってしまったことによる腸捻転のような事態が起こってしまい、製作愛度の目が逆なのに、それを押してしまうという大人の事情が後押ししてしまったことで、作られるものも陳腐化していったと思っています。
ジンドグマ編に登場したゴールダーという扇風機モチーフとした改造人間は、冷気ガスというよりは窒素ガスを噴霧し、その勢いを増そうと扇風機を身に着けさせたわけですが、あまりにも身近な家庭電器商品過ぎましたね。
仮面ライダーは教育番組であるというのは、仮面ライダーV3を演じた俳優が言った言葉ですが、勧善懲悪という区別において何が悪で何が悪いのかということを理解させる上で敵f型改造人間の創作に工夫が凝らされ、そして何がモチーフであるかという大切さがあったと思います。
ショッカー改造人間の中には、それでその植物を知ったということもあり、それが小学高学年の子たちの勉強にもなったということもありました。
今は情報が振れ帰り、知る知られる情報は豊かになりましたが、何を選ぶという取捨選択の能力に欠け、勧善懲悪の区別がつきにくい時代となって、教育番組としての仮面ライダーは作られないでしょうね。
ゴールダー①


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3
「ゾンビーダ」
ゾンビーダ
ゾンビは歴史を追っていくと古く、特撮番組とかいわゆる特撮物がスクリーンに描かれる前からあったようです。
映画で取り上げられてからでしょうね、ポピュラーになったのは映画で取り上げられてからでしょう。
スカイライダーで登場したゾンビーダは、南米タヒチからやって来たとされていました。
あからさまにゾンビーダはゾンビから来たものですが、そもそもゾンビはアフリカ・コンゴの宗教ヴードー教の教えであった肉体果てども霊魂は生きるということから、まさに生きる屍というものでした。
ゾンビーダの設定は改造人間でしたから、身体の半分は死人の肉体、残り半分はウジ虫といったところでの改造人間だったのかもしれませんが。死人の肉体とは言えヴードー教の教えから行いけば魂は生きていたはずですから、立派な改造人間だったのでしょうけど、ゾンビーダは南米タヒチからやってきていたという矛盾は、アフリカ。コンゴでヴードー教に触れた人がタヒチに移り住み、ネオショッカーに洗脳されたか、ネオショッカーのコンゴ支部に科学者がタヒチには消されていたということかもしれません。
ゾンビータは身体に魂が宿るというより、その持っていた杖、ステッキに魔力があったとみるべきでしょうね。
その杖で、配下のゾンビを操り、スカイライダーを倒そうとしていましたから。

このゾンビーダの様子を見てると、ドーブー教の教祖であった仮面ライダーV3と戦ったデストロンの2代目大幹部キバ男爵が思い出されます。
ゾンビーダ①


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5
「ジェネラル・シャドウ」
ジェネラルシャドウ⑧
デルザー軍団に属してる唯一の例外が、ジェネラル・シャドウでした。
ほかのデルザー改造魔人たちは、伝説の妖怪が出自のいわゆる魔道に落ちていった魔人たちでしたが、ジェネラル・シャドウだけはその出自が人間でした。
乞われるように諍い後に赴き、地獄のふちを歩んできたその道のりはまるでジプシーであり、自らの命の縁を辿うように生体改造を繰り返し、魔の国へ堕ちてしまったいわゆる傍流の改造魔人でした。
元が人間という意味では仮面ライダーと同じかもしれず、宿敵というか仮面ライダーストロンガーをライバル視していたのは、そうした出自によるものかもしれません。
今流行かもしれない占いを、トランプでもって行い、トランプを使った技が多く、ことあることに味方と戦況の占いをしていたことは、各地の戦地を渡り歩いて生き延びてきたことに起因していたのかもしれません。
シャドウパワーを込めた剣士でもあるジェネラル・シャドウは、洋風の剣士である側面もありましたが、策士である特徴が如実に出ていてこれも歴戦を潜り抜けてきたことの証かもしれません。
デルザー改造魔人は第1期の魔人たちと第2期の半機械人とに分けることが出来そうでしたが、第2期の半機械人の方がより強力であったらしいですが、第1期の魔人たちの魔の力の方が理屈が付かず、得も言われぬ恐怖感と強力さがあってその方が強力だった感じがします。
改造魔人の傍流であったジェネラル・シャドウはその中間的位置にあって、第1期の改造魔人たちにはデルザー軍団の指揮権を仮面ライダーストロンガーを倒した魔人が得るという提案を提示し、高所からその戦いぶりを見て手を打とうとする策士にのような感じがし、それでも第2期のデルザー改造魔人の中でもマシーン大元帥には力的には叶わないという発言めいたものがありましたから、策士が策通りに事が運ばなかった象徴のような存在だったかもしれません。
しかし、ブラックサタン大首領の雇われ幹部であり、ブラックサタン壊滅からデルザー軍団を発起した謀反・クーデターまではジェネラル・シャドウの思った策の通りことは進んでいたのでしょう。
ジェネラルシャドウ⑫
デザイン的には顔面以外のところは白いスーツのような、身体にピタリとくる感じの様相でしたけど、製作サイドがこれ迄試行錯誤の末たどり着いたのが単純無垢のような感じでうっかりするとここまできて手抜きかと思いました。
顔面だけは歴戦の激しさを物語るように皮膚がない肉がむき出しの様相で、だからカプセルで顔を覆っていたのでしょう。

策士たるジェネラルシャドウの誤算は、まずデルザー改造魔人第1期の前半において四苦八苦しながらもデルザー改造魔人が倒されたことと仮面ライダーストロンガーがまさかの再改造でチャージアップストロンガーになって電気改造人間としては100倍も強力になってしまったことにあるのでしょう。
デルザー改造魔人第2期において追い込まれるように仮面ライダーストロンガーとの戦いを強いられて敗れましたが、出来れば最終回において雌雄を決して欲しかったと思いますね。
ジェネラルシャドウ④


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5
「アマゾンキック」
アマゾンキック⑤
アマゾンキック
アマゾンキック⑦
アマゾンキック⑧
アマゾンキック③
仮面ライダーアマゾンはメカをもって全身改造を受けた仮面ライダーではありません。
かと言って鍛えられた肉体でもなく、ギギの腕輪を生かした古代インカ文明の神秘の秘術・医療技術によって改造を施されて誕生した仮面ライダーだと思います。
古代インカ技術を持っていたバゴーも、ギギの腕輪によって仮面ライダーが生み出されるとは思わなかったでしょうし、そもそも仮面ライダーという存在を知らなかったはずです。
そうして生み出された仮面ライダーアマゾンはアマゾンの秘境でジャングル生活を送るうちに自然と体が鍛え上げられていたと思われます。
その仮面ライダーアマゾンが日本にやってきて、バイク、いわゆるジャングラーを与えられ、それを野呂こなそうとしてるうちにライダーとしてのボディバランスが取れ。ギアを踏み込みジャングラーを疾走させようとしたことでいつの間にか、脚部が鍛え上げられていた、そんな具合に考えられます。
仮面ライダーアマゾンは公式にはジャンプ力が50メートルとされていますが、最初からそんなに高いじゃん宇力があった訳ではなく、ゲドンと戦い、ジャングラーを駆るうちに脚部が鍛えられたことで最高到達点が50mの地点と思った方がいいでしょうね。
その一方、仮面ライダーアマゾンにはコンドルジャンプという相手につかみかかろうとする特殊ジャンプがありました。
このコンドルジャンプは若干前かがみになってジャンプするというボディバランスも去ることながら、ギギの腕輪に最も近い腕や手先に意識がしっかり浸透していたジャンプでしたから、余計にジャンプした時のボディバランスには優れた仮面ライダーだったと言えるだろうと思います。

従来のライダーキックはメカ内蔵型の仮面ライダーが強化された肉体で放った必殺技でしたけど、言ってみれば機械を利用した肉体から放たれたストレートキックだったところ、これを模したような仮面ライダーアマゾンのアマゾンキック古代医療技術が生んだ肉体派キックだったのかもしれません。
しかもコンドルジャンプからアマゾンキックに移るその光景にはエネルギーを足先が脚部だけでなく、全身に巡らせてボディバランスを取る都合上、全身隈なく意識が染み通った優れものだったところが見て取れていました。
仮面ライダーアマゾンは、当初「まさひこ」によって命名されるまではアマゾンでしたけど、仮面ライダーという称号を持つことで大切断だけではない、仮面ライダー特有の代名詞たるライダーキックを、仮面ライダーアマゾンの特性を生かした決め技としてアマゾンキックを披露したことは大事なことだったし、見応えがありましたね。
アマゾンキック⑨
アマゾンキック④


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5
「X斬り」
X斬り
X斬り①
X斬り②
仮面ライダーXには当初決め技として「Xキック」を多用していました。
ライダーキックの仮面ライダーX版と言ったところですが、これは前作仮面ライダーV3は仮面ライダー1号と仮面ライダー2号の正式な後継者であるところ、どうも技の戦士とされた仮面ライダー1号を継いだ要素が多いようで多彩な技が強烈なところ、これと言った決め技がなかったのも事実です。
そこを修正してきたかのようにXキックを多用したように見えましたが、Xキックを決める前にライドルスティックを放り投げて空中で鉄棒のように大回転するといった特徴もしっかり盛り込まれて工夫が凝らされていました。
後に仮面ライダーXは強化されて真空地獄車が決め技となっていきましたが、これと同時にライドルが使われなくなりました。
シンプルに強化されて肉体だけで敵を倒すことに忠心させたのでしょうけど、この時のGODは巨大ロボットの大幹部キングダークが相手だっただけに、この演出では真空地獄車を使うことも出来ず、視聴率低迷による番組打ち切りが急に行われた影響が残ってしまったようです。
こうして考えてみると仮面ライダーXの代名詞的存在は決め技よりもライドルのあったように思えますね。
キングダークの体内に潜入し、呪博士をも守ろうとしたサソリジェロニモJrを呪博士もろとも串刺しにしたのもライドルホイップでしたし、強化前のライドルの使い方は制作サイドもいろいろ考えていたようでこの演出が大きな見どころでもありました。
X斬り③
X斬り④
神話怪人(神話改造人間)には使われず、使いようもなかったようですけど、それだけ敵にもそれを使わせる間合いがなかったのでしょうけど、GOD戦闘工作員には時として「X斬り」を使うことがありました。
仮面ライダーXは沖縄拳法と棒術の使い手が基本としてありましたから、ライドルスティックだけでなくライドルホイップというフェンシングと刀の相の子の棒術にも長けていたとみるべきなんでしょうね。
ライドルホイップをバッテンを書くように敵の体を切るように描くことで仮面ライダーXのハイブリットエネルギーを発揮するという技で、専ら多数のGOD戦闘工作員がバラけたところでつかっていましたけど、使いようによっては神話怪人(神話改造人間)に使ってみても効果が上がったようにも思えました。
「X斬り」を行使した直後に「X」という文字が強調されていたのはまるで「Xキック」を決めた時のようで印象的でした。
X斬り⑤


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4
「カタツブラー」
カタツブラー③
仮面ライダーV3を見るたびに思うのは、仮面ライダーV3に決まった決め技がなかったことと敵組織デストロンから出てくる改造人間に統一したテーマがなかったことです。
ショッカーは何らかの動植物の一つの特性を生かした改造人間、ゲルショッカーは2つ以上の動植物の特性を持った改造人間だったところ、デストロンは当初動物に機械を持ち込んだ機械合成改造人間として始まりました。
この機械合成改造人間を率いたのが大幹部・ドクトルGでしたけど、そのドクトルG
が倒された後、2代目幹部としてキバ男爵が登場することでキバ一族としてその配下の改造人間は何かしらの牙を持ち、機械合成改造人間は姿を消しました。
アイデアとかネタ切れで視聴率が落ちたことが大きな要因だったのでしょうけど、時代は仮面ライダーから次へとHEROを求めていたようです。
キバ一族登場にしてもそこに何かしらの機械を持ち込めなかったのかと惜しい気にもなりましたね。
ツバサ一族からヨロイ一族へと移っていく中、そうした思いはなくなりましたけど、それじゃヨロイ一族はどんな特性となると鎧になりますね。
この鎧に機会につながる要素があったはずです。
特にヨロイ一族第2号となるカタツブラーは、カタツムリの改造人間だけあって背中に殻がついており、これが鋼鉄並みに硬かったそうです。
禍々しい体つきは青みかかったその身体と相まって猛毒をまき散らしそうですが、この殻は機械合成の改造人間という仮面ライダーV3の当初の魅力を引き戻す櫃の大きな要素になり得たのかもしれません。
カタツブラー①
カタツブラーはカタツムリの特性を持った改造人間だったのですから、ナメクジの如く塩に弱いより水分の多い改造人間かと思いきや、そういう演出はありませんでした。
卵を産み付けてその効用を見ようとするなど、かなり知能の高そうな改造人間でした。
こうした改造人間は毒を操ることが多いと思っていましたけど、それより自己催眠に陥るなど自己防衛に長けた側面がありましたね。
まるで弱点がなさそうなところ仮面ライダーV3の攻撃において偶然、その触覚が弱点だったなど、見た目以上の強敵だったかもしれません。
カタツブラー②


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5
「V3反転キック」
V3反転キック
V3反転キック①
V3反転キック②
V3反転キック③
V3反転キック④
仮面ライダーV3の身体を組織する人工筋肉、金属繊維でできた筋肉は、仮面ライダー1号・仮面ライダー2号のそれに比べて金属繊維の量が2倍から3倍になっていましたから、仮面ライダー1号・仮面ライダー2号でいうところのライダージャンプであるV3ジャンプの高さも2倍以上となり。仮面ライダー1号・仮面ライダー2号の決め技であったライダーキックでいうところのV3キックの威力も同様だったと思います。
仮面ライダー1号・仮面ライダー2号もそのライダーキックはショッカー・ゲルショッカーの戦いの後半において発揚しないことがありましたから、戦い方に工夫を持たせていました。
仮面ライダーV3のつらかったところは戦い始め早々に仮面ライダーとしての戦い方の指南役であった仮面ライダー1号・仮面ライダー2号を失ってしまい、その上仮面ライダー1号・仮面ライダー2号が苦労して決めてきたライダーキックの2倍以上の破壊力があったV3キックも、単純に通用しなかったところにあったように思います。
V3キックの威力を決められた設定以上の威力を持たせるためには、ひねりの動きを取ってキックを決める瞬間に威力をあげることか、若しくはその大きなジャンプ力を使って敵の頭上を超えて敵の反対側に回ってさらにジャンプしてキックを決める反転キックの決め方があったと思います。
ライダー反転キックを使っていたのは仮面ライダー1号でしたけど、この場合ジャンプ力を使って敵の背後に回ってすばやく敵の後方にライダーキックを決めるという敵の虚を突くやり方で威力をあげていました。
こうした反転キックを決めようとすると戦う場所の地形が問題となり、平地では使えません。
仮面ライダー1号の戦闘センスも相当なものでしたけど、その後継者であった仮面ライダーV3の格闘センスも同様でした。
望んではいたものの、必死さが災いとなり、いきなり自らが改造人間となり、敵型改造人間との戦いに放り込まれたことで次戦経験がほとんどないところでV3キックが思ったように通用しない状況の中で実戦中にいきなり出くわしたV3反転キックでした。
V3反転キック⑤
V3反転キック⑥
仮面ライダーV3の凄かったところは、仮面ライダー1号が苦労して足場を利用したのに対し、仮面ライダーV3足場を地面に求めるのではなく、敵の身体自体に求めたところです。
V3キックが通用しないとはいえ、敵にもその影響は残ります。
そして敵型改造人間もそれ相応の丈夫さを持った身体でしたから、反転キックの足場になったようです。
しかし、そんなことを思う暇もなく、必死に戦いを進め、その中でキックを以下に決めるかに想いを集約したのがV3反転キックだったように思います。
V3反転キックもV3 26の秘密の一つであり、見た目以上の苦労と格闘センスが問われていたものと感じました。
V3反転キック⑫
V3反転キック⑬
V3反転キック⑭


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5
「ベアーコンガー」
ベアーコンガー④
リアルタイムでベアーコンガーを見た時は、こっちが幼過ぎたのか、何の改造人間か分かりませんでしたね。
雪山の雪を盛大に溶かして大雪崩を誘発し、果てはそれを大洪水まで引き起こすまでのエネルギー爆弾製造のための科学者を監視する任を負い、だけど自らは雪を解かす特殊能力はなく、だけど任が任だけに雪山に潜んでいたのかスノーモービルを駆って、仮面ライダー2号とバトルを繰り広げる様子からすると特に雪山に多く生息する謎の動物かと思っていました。
その名にでているようにベアーコンガーはクマの改造人間だったのですけど、クマと人間のあいの子のような様子はそれはそれで手作り感満載でよかったのですけど、ベアーコンガーの目のあたりを見て笑いがこみ上げましたね。
ゴーグルを目の辺りに埋め込んでいたように見えたその有様は、なんとか雪山に生きる獣を作り上げようとし、如何にも改造人間でありそうなその井出達を作り上げようとして苦心したのでしょうね。
笑っていては失礼かなと思いつつ、どうしてもベアーコンガーの顔を見るとそうした思いとは裏腹にゴーグルが際立った違和感にユニークさを感じてしまいましたね。
ベアーコンガー
エネりぎー爆弾の製造を科学者を拉致して命じ、その監視をするくらいならベアーコンガーに火を吐く能力をまず最初に与えるべきだったと思いましたし、ショカー科学陣ならそれも可能だったでしょう。
熊の能力を生かすことにとらわれ、ベアーコンガーを作ってどう使うのかという作戦面でのリンクに欠けていました。
熊の改造人間だっただけにその怪力には目を見張るものがあったかもしれません。
この頃の仮面ライダー2号には力のライダーという称号はまだなかったかもしれませんが、互角の叩き合いは特に目立ったベアーコンガーの大きな爪がことを優位にし、指しもの仮面ライダーも苦戦した要因になっていたと思います。
スノーモービル戦、これは実に見応えがありましたね。
ベアーコンガー③


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