HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

カテゴリ: メカ

5
「クルーザー」
クルーザー⑧
仮面ライダーXは深海開発用改造人間ことカイゾーグとして開発製造された改造人間でしたから、水圧に耐えうるボディを作り上げることが最大の基本で、それに見合う鍛え上げられたボディを持つ人間が素体でなければなりませんでした。
水圧に耐えると言っても深海で行動するにはそれに見合う足が必要であり、従来の潜水艇などとはなるで異なる足回りのいいものが必要だったと思います。
深海改造人間と言っても命名が仮面ライダーの名を関する仮面ライダーXでしたから、幾多の困難にも耐えうる上に武闘に秀でていなければいけない存在として素体は武闘家であり、かつ海の男としては海上走行だけではなく深海走行も兼ねるものとしてバイク、しかもスパーバイクに目をつけ開発したのは、仮面ライダーXを生んだ科学者が人間工学だけではなく海洋科学に秀でた科学者であったことを思うと、十分納得できるもことでした。
海での乗りもの、仮面ライダーの愛車だからクルーザーという命名だったのでしょうか。
全部に取り付つけられた大きな2つのプロペラと後部のスクリューと方向を定める尾翼に特徴があったクルーザーは全面の大きな2つのプロペラは深海においてスクリューとなり、深海においての走行と海上走行のための超耐圧タイヤ、深海10000mもの水圧の耐えうるボディとエンジン、ソナー付きなど、深海開発を意図して開発されたことが明白なスーパーバイクでしたけど、地上においても最高出力:1500馬力、最高速度:700kmを誇り前面の2つの大きなプロペラを有して飛行も可能どころか、空中大回転をも可能とした優れものでした。
仮面ライダーXが太陽エネルギーと風力エネルギーを吸収して融合したハイブリットライダーでしたから、当然クルーザー自体も同様のハイブリットエネルギーを動力とした原子力エネルギーと同等のエネルギーを源とした夢のバイクだったのかもしれません。
クルーザー⑤
この夢のバイクであるクルーザーは、その出力と力から別名・白い弾丸と呼ばれ、クルーザー大回転からクルーザーアタックなど、格闘戦でも地上や空中でしたけどそのセンスと力強さを見せてくれました。

サイクロン、ハリケーンは仮面ライダーの愛車としてカッコいいと思いましたが、もう一つ上の段に上がったようなクルーザーは力強さとセンスの良さ、そしてまるで深海開発用ながら空飛ぶバイクのような感じも受けて、とにかく印象に深く残った仮面ライダーの愛車だったように感じましたね。
クルーザー③



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4
アートデッセイ号④
「アートデッセイ号」

時代を超えたノアの箱舟、乗員が基本11名ながら格納スペースを開放すればTPC極東本部の隊員のほとんどを収容できたアートデッセイ号はそういうイメージの強いものがありました。
巨大母艦で、宇宙空間での戦いでは母艦の至るところからレーザー砲を発射し、基本ロケットエンジンであるところからそのエンジン出力を生かしたデラック砲が特徴でした。
アートデッセイ号の開発・製造責任者であった科学者が開発し、実現したマキシマ・オーバードライブ航法 はロケットエンジン出力を大幅に上回る航法で、夢のエンジンだったはずです。
このエンジンを使った初の戦闘母艦がアートデッセイ号でしたね。

ウルトラマンティガの時代はまだ、大気圏外航行がうまくいってない時代でした。
大気圏外に出ることはできても、宇宙空間での航行もままならず、まして戦闘行為など、、、という時代でしたから、例えロケットエンジンの状態ではあってもアートデッセイ号の創出は驚くべきことだったかもしれません。
だから、光の速度を超えるものが出てきてもおかしくはなかったと思いますが、マキシマ・オーバードライブ航法ではロケットエンジンによる速度を超えて太陽系の中の惑星間航行を実現できる速度を持つものであっても、光の速度は超えられていませんでした。
これに対するゼロドライブ航行は光速を超えていたらしいですが、いわゆる事故があったため美封印されていたらしいですね。
ネオフロンティア時代の産物みたいなものですけど、アートデッセイ号は夢の光の速度を求めて当ててそれを超えない光速をもたらすことのできたマキシマ・オバードライブエンジンがもたらした戦艦だったように思います。
アートデッセイ号⑥
人間の夢は、一歩でも前進しようとすることから始まります。
惑星間航行を実現しようとして光速を超えようとしても、光速のメカニズム、それを超えるエネルギー創出の技術がきちんと開発されないと、技術ばかりが現実化してそれを扱う人間の安全性が保てないと、信じられない事故が多分に起こりえます。
だからマキシマ・オーバードライブ航法が開発されてアートデッセイ号が出てきましたけど、これって意外と夢のような世界が演じられる特撮の世界では現実感に近いものがありました。

アートデッセイ号はそんな速度的なものだけではなく、大量の人を一度に運ぶこととそれまであり得なかった破壊力を持つ武器を備えて生み出された箱舟のようなところがありました。

それまでの戦闘機で保ってきた時代が、箱舟のように様変わり、そして、、、従来、船で持ってきた時代が飛行機となった時代がまた繰り返されるような感じがそこにはありました。
アートデッセイ号②
アートデッセイ号③






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5
カブトロー③
「カブトロー」

仮面ライダーストロンガーは電気改造人間でしたから、電気とは切り離せず、仮面ライダーストロンガー自体はもちろん、その愛車であったカブトローも電気の発展形マシンとして考えられていたと思います。
フロントカウル部分自体が雷が落ちた時の衝撃模様のような感じであることが、その証拠のようなものです。
落雷時に走行、いやマシンが突っ走る、そんなイメージがあったのかもしれません。

カブトローの設定は、
全長:2100ミリメートル
全高:1100ミリメートル
重量:200キログラム
最高出力:1200馬力
最高時速:300キロメートル(落雷時:1010キロメートル)
ジャンプ力:200メートル
でしたね。
それまでの仮面ライダーの愛車・マシンは、いわゆる小型原子炉が内蔵されて動力エネルギーを得るものだったと思いますけど、カブトローは仮面ライダーストロンガーと同様電気エネルギーでした。
ただ電気エネルギーとは言っても大気中の静電気を吸収し、燃料補充は不要で、無限の航続距離を誇っていたという当時としてはかなり先の時代を捉えていたかのようなバイクでした。
カブトロー⑤
馬力は仮面ライダーのバイクということを考えても相当なものだったと思いますし、外見上それまでの加歴代の仮面ライダーの愛車と比べて無駄が少ないシンプルなものでした。
どこにそんな馬力がと思いますけど、その名の通り仮面ライダーストロンガーと同様、カブトムシがモチーフだったようにシンプルでいながら馬力たっぷりでパワフルだったというバイクで、バッテリーには常時5万V の電気が蓄えられていました。
パワフルなものにありがちな俊敏性については、速度は意外に出なかったものの、落雷を受け止めてしまうほどの頑強さは、その落雷を受け止めた時には時速1010キロまでスピードを上げることができたようで、まさしくスーパーバイクでした。

そして、それはカブトローサンダーという落雷を光線技にしてしまう大技を持ち得ることとなりましたけど、意外にそんなに陽の目を見なかったことは残念でしたね。
多分エネルギーチャージはどの仮面ライダーも愛車からできたんでしょうけど、それを目の当たりにできたバイクでもありました。

見た目はシンプルでありながら、想像以上のポテンシャルを持っていたスーパーバイク、それがカブトローだったと思いますね。
カブトロー
カブトロー④






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5
ジェットビートル③
「ジェットビートル」

全長:18.5m 全幅:13.8m 重量:25t 最高速度:マッハ2.2 乗員6名

岩本博士が開発した科特隊の主力戦闘攻撃機=VTOL機で、主兵装は機首のビーム砲や翼端のロケット弾ランチャー(ミサイルランチャー)。
地上に斜めに着陸して攻撃することも可能でしたし、機体下部には上昇用ノズルが3基装備され、ホバリングや垂直離着陸が可能だった上に、機体下面に多弾装ロケットランチャーや各種爆弾などの様々な兵器を装備できました。
コクピットにある銃架にマルス133やQXガンを装着して使うこともありました。
また、機体各部のハードポイントによって、特殊潜航艇S号やオートジャイロ、ベルシダーなど他の装備の設置したこともありました。
乗員や怪獣の輸送にも用いられていました。
主にSIII・S115・117・118、17、19の6機が使われ、最大で同時に同型3機が登場しました。
ジェットビートル
ウルトラシリーズ発の地球防衛軍の主力戦闘機でした。
メカとしてサンダーバードの影響を大きく受けていたのはウルトラセブンのウルトラ警備隊所属メカでしたから、初代ウルトラマンの時の化学特捜隊は独自性が強かったと思います。
デザイン的にはもう一つの感がありましたけど、ネーミングがカブトムシ=ビートルのところからもわかるように、戦闘機能を保ちつつ、丈夫な装甲を誇った主力戦闘機のイメージが強くありましたね。
ウルトラシリーズ第2期でしょっちゅう撃墜されて墜落してた戦闘機がありましたけど、ジェットビートルの最大の特徴はなかなか撃墜まで至らなかったところにあったような気がします。
機能的にも多弾装ロケットランチャーを装備し、球切れになるまで打って出るなど対怪獣戦の戦闘機でありながら攻撃的な面では限界がはっきり出ていました。
面白かったのは、コクピットから銃架にマルス133やQXガンを装着して発射していたところですね。
どういう理屈でコクピット内から光線を発射して効果を上げていたかを知る由もないですけど、光線攻撃をどう演じるのかについての制作サイドの迷いを多く感じてました。

きっとウルトラHEROを演じる上で欠くことのできない地球防衛軍の主力戦闘機をどう描き、どう効果を上げていくのかについてはイメージがうまい具合に出なかったのでしょうね。
それでも、設定速度がマッハ2.2だった割にはそれ以上にスピード感と意外な俊敏性を感じました。
ジェットビートル①
ジェットビートル⑧



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5
バトルホッパー②
「バトルホッパー」

マシンなのに生きている、、、それがバトルホッパーでした。
仮面ライダー側の誰かが創作したのではなく、ゴルゴムによる世紀王専用バイク型の生命体でした。
仮面ライダーと言えば愛車はバイクであったことは当然のことでしたけど、仮面ライダー1号が出てきた頃、サイクロンはショッカーが作ったバイクと思ってました。
ただ、何故かエンブレムに立花レーシングクラブのマークが入っていたことが不思議でした。
これは後に分ってくることでしたけど、基本的に仮面ライダーの愛車はみな、仮面ライダー側の誰かが作っていましたね。
仮面ライダーBlackは仮面ライダー0号を目指して作られたものでしたから、体色が黒であることは分かりましたし、仮面ライダー0号となれば仮面ライダー1号よりも前で、ほとんど漫画の世界になってしまいます。
それでも、愛車が生き物であったことと合わせて、悪の組織がマシンを作っていたこと自体は逆転の発想から創出されたことです。
仮面ライダーBlackも仮面ライダー1号もそのモチーフはトノサマバッタでしたけど、そのトノサマバッタの体型がバトルホッパーにも生かされていました。
だから、バトルホッパーを駆っていた仮面ライダーBlackの姿は、トノサマバッタがおんぶでもしてるかのような姿であり、その脚力がありそうなマフラーの部分が印象的でした。

最大時速500キロの最大馬力が415馬力というのは、かの旧サイクロンを上回りながらその設定だけでもバトルホッパーを見ているとサイクロンが連想されます。
ダイナミックスマッシュという体当たり攻撃ができるバトルホッパーは、設定上の速度と馬力だけではなく、マシンそのものが生き物であるという生体兵器だったからこその技だったかもしれません。

ゴルゴムが世紀王のため専用マシンを作ったこと自体、別次元のようなことですけど、いわばゴルゴム自体が純粋に現実の世界の秘密結社ではなかったところにも影響があったと思いますね。
世紀王専用のマシンでありながら、結局ゴルゴムの為ではなく、それはブラックサンではなくあくまで仮面ライダーBlackの専用マシンであったことはバトルホッパーの意思であり、シャドームーンに壊される際に言葉が出ていたことの象徴されていました。
それは動力源であったモトクリスタルが仮面ライダーBlack搭乗することでキングストーンとの融合力が引き出されていたからかもしれません。
バトルホッパー⑧
バトルホッパー⑤

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5
ウルトラホーク3号⑪
「ウルトラホーク3号」

正式な型式名は「TDF UH-3」でした。
完全に攻撃用の戦闘機であったウルトラホーク1号に対し、ウルトラホーク3号は主に偵察機というイメージがりました。
滝に隠れた発射口から凄い滝に打たれながらも発進してくるウルトラホーク3号はとにかく丈夫「だったというイメージと、ウルトラホーク3号のコックピット内の運行中の音がまるでバスのようだったこともあって、そういうイメージがついてしまったのかもしれません。
でも、ビラ星人の円盤、テペト星人の円盤そしてフック星人の円盤盤を撃墜した実績もあり、また一時はギエロン星獣をたおしたということもあり、偵察機とかウルトラホーク1号のサポート機というよりは、立派な多用途戦闘攻撃機でした。
戦闘機というイメージを思い切り覆したようなフォルムは、実は山椒は小粒でも辛いものだと言うことを表現したようなもので、ウルトラセブンという番組の最初から最後まで欠かすことのできない戦闘機でした。

主兵装は対地、対空兼用のレーザーとミサイル、三連装ロケットランチャーで、オプションで三連装大型ロケット弾ポッドを付けることもあり、単なる戦闘機とだけでは言い表せないような、ウルトラセブンという番組を象徴していたマニアックな戦闘機でもありましたね。
全長19.5Mでありながら全長24Mもあったマグマライザーを搭載して空輸したなどと言うこともありましたけど、これだけ見れば通常のウルトラホーク3号とは別に超大型のウルトラホーク3号があったのではないかとも思ったことがありましたけど、ウルトラホークはサンダーバードという人形劇に登場したメカがモチーフであり、企画演出の段階では具体的に大きさや重量などは考えられていませんでしたから、演出的にウルトラホーク3号やマグマライザーを見栄えがするよう演出してみたらこうなったというところが真実なんでしょうね。

宇宙飛行ができるとかできないとかいう戦闘機の区別は、おそらくこの時のウルトラホークが初めてだったんでしょうけど、少なくともホーク=鷹というイメージはウルトラホーク3号にはありませんでした。
ただ、ウルトラ警備隊所属の戦闘機はウルトラホークで統一しようとしたとき、様々な攻守のパターンやフォルムを考えた時、必然的にウルトラホーク3号が生まれたものと思います。
カナン星人登場の際、北極まで行っていたウルトラホーク3号がカナン星人に操られ、自爆もままならなくなったシーンの影響が強くて、偵察機というイメージがついてしまったかもしれません。
決してウルトラホーク1号ほど強烈な攻撃能力はなかったものの、味があってユニークな戦闘機だったという意味では記憶に残る多目的戦闘機でした。
ウルトラホーク3号
ウルトラホーク3号①
ウルトラホーク3号②
ウルトラホーク3号③
ウルトラホーク3号⑦
ウルトラホーク3号⑧

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5
マットアロー1号⑤
「マットアロー1号」

帰ってきたウルトラマンについては、メカニックも注目してました。
初代ウルトラマンの時の科学特捜隊はジェットビートルがありましたけど、見た目然程の大型戦闘機という気がしなかったものの、科学特捜隊のメンバー全員以上の搭乗が可能でした。
ウルトラセブンの時のウルトラ警備隊にはウルトラホーク1号があり、これは分離可能の大型機でありましたけど、見た目以上の大型戦闘機でした。
ウルトラシリーズでメカにも力を入れたのはウルトラ警備隊からでしたし、ビジュアルは大変に美しく、見た目で惚れ惚れしていました。
だから、帰ってきたウルトラマンでも期待してたのですけど、特にマットアロー1号には目が惹かれました。
帰ってきたウルトラマンのMATの各メカには、大型機という何人も登場可能のメカが採用されず、どれも小型から中型といった大きさで、特に車両であったマットビハイクルは小さな車両でした。
これも時代が反映していたのかもしれませんが、マットアロー1号は単座から複座のものがあって、それでも2,3人しか搭乗可能ではありませんでしたね。
マットアロー1号は、分離可能機ではありませんでしたから、ウルトラホークの後継というよりはジェットビートルの後継という感じが強く、それでいて、戦闘模様はウルトラホーク1号の時を連想させられました。
多分、物語は別に設定されていたのですけど、超攻撃的組織としては科学特捜隊、ウルトラ警備隊、そしてMATと連続していたのでしょうから、マットアロー1号のモデルとなったのはジェットビートルだと思われ、装甲的にはジェットビートルの強化番だったかもしれません。

全長:15m 全幅:14m 重量:15t 最高速度:マッハ5で、垂直離着陸(VTOL)機能を持っていました。
両翼にはミサイルとバルカン砲が設置されており、確か途中からロケット砲の装備も施されていました。
艦首からにはレーザー砲発射機能もありましたけど、機能的にはジェットビートルやウルトラホークと変わらないように見えましたけど、足回りがいいというか大空を駆りながら、谷合の小回りの利いた飛行能力にも長けていて、組織の主力戦闘機という見方を変えてくれていたようにも思いました。
マットアロー1号は隊長機があって、艦首に黄色いマークが施され、隊長専用機という設定はこのマットアロー1号が初めてでしたね。
大型機に乗り込んだ隊員のリーダーとして指揮を執るという形態より、戦闘機の乗り回しで先頭形態の士指揮を執るという面白い設定でしたね。
MATも隊長の存在感が強い組織でしたから、考えてみれば隊長専用機がそれまで設定されていなかったのも不思議な感じがしますけど、それもMATだけでしたから、やっぱり時代のなせる技だったかもしれません。

それにしてもマットアロー1号のフォルムは美しく、もっともっと番組的には見せ場があってもよかったような気がしてましたね。
マットアロー1号②
マットアロー1号⑥

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5
旧サイクロン⑨
「旧サイクロン」

設定としては、全長:240センチメートル、全高:125センチメートル、重量:280キログラムで、最高時速:400キロメートル、最高出力:500馬力、ジャンプ力:30メートルというものでしたけど、仮面ライダーのライダーは、オートバイに乗る者ということと等身大の特撮HEROということと相まって、もう一つの立派な主人公でしたし、憧れで夢のバイクでした。
リアルに仮面ライダーを見ていたのは小学高学年の頃で、やっぱりスーパーカーとかバイクには憧れを持ちましたし、それが仮面ライダーの愛車・相棒として毎週見られることには嬉しさと喜びがありました。
この時はまだ、改造サイクロンとか新サイクロンとかは想像もできない頃でしたから、旧サイクロン=サイクロンであり、夢のスーパーバイクでした。
情報量の少ない時代ではありましたけど、TVで見ては雑誌を探しまくる、そんな日々の始まりが旧サイクロンによってもたらされていましたね。

仮面ライダー旧1号は、能動的な変身ポーズを持たないHEROでした。
仮面ライダーへの変身、戦闘時のエネルギー補給等々はベルトのタイフーンに風を受けてエネルギーに変えなければなりませんでしたから、そこをどうするかと思った時、一つは高い位置から落下する時に風を受けるということと、バイクに乗って疾走してる時に風を受けるということが考えられました。
仮面ライダーは変身してしまえば、もの凄い走力がありましたけど、変身前はそうでもなかった訳ですから、自らが走って風を受けても変身ネネルギーには遠く及ばないものだったでしょう。
変身というインパクトには、インパクトで応えなければならないということになると、本郷猛がバイクに乗り、ハンドルのクラッチ横のレバーを押し回すことで本郷の常用バイクからフルカウル形態に変形し、同時に加速して高速走行によって発生する風圧のエネルギーを取り入れることで変身を完了することは、相応のインパクトがあったと考えていいでしょうね。
このシーンはカッコよくて、結構話題にもなりましたから。
疾走していく旧サイクロンは、砂埃を上げて排気を行う6本のマフラーからエネルギーがあふれ出るように走っていくように見えて、非常に見応えがありました。
旧サイクロンのメインエンジンは、プルトニウム原子炉。
補助駆動力であるジェットエンジンを噴射し、併用することでさらに加速し、最高時速400キロまで達していました。
この頃は、原子力エンジンと言っても夢の世界のエンジンでありましたから、そこにも夢の世界が広がっていましたね。
旧サイクロンは仮面ライダー旧1号登場と同時に出てきましたから、立花レーシングクラブのエンブレムがついていましたけど、立花藤兵衛は制作にはかかわっていないでしょう。
仮面ライダーの産みの親、緑川博士が設計し、ショッカー科学陣と技術者が共同作業によって生み出したものと考えた方が良いでしょうね。
旧サイクロン(旧2号)
この旧サイクロンは、仮面ライダー旧1号がヨーロッパに戦いの場を移した時に仮面ライダー旧2号に譲っていたとされている通り、しばらくは仮面ライダー2号の相棒として登場していました。
何方の場合も、その見映えに代わるところはありませんでしたけど、変身の時にも使われていたと考えると、イメージ的には仮面ライダー旧1号の愛車が旧サイクロンというイメージがついて回りますね。
しかも、ライダーキックが通用しなかったゲバコンドル戦では、唯一の使用となったサクロンクラッシャーが出てましたから、余計にそういうイメージがあったと思います。

ミサイル発射装置や撹乱装置など、夢のスーパーバイクのようにいろいろな設定はあったらしいですが、この時のインパクトのある旧サイクロンがなければ、後の仮面ライダーの愛車となったスーパーバイクはそこまでうまく演出されなかったかもしれません。
旧サイクロン⑩

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5
ハイドランジャー⑮
「ハイドランジャー」

ウルトラセブンという番組のもう一つの魅力は、ウルトラ警備隊が使っていたメカニック兵器のリアルさにありました。
ウルトラセブン放映よりも前に、サンダーバードという人形劇番組が世界的にヒットしていました。
この番組に出てきたメカニック兵器が子供心をくすぐったのは、いつの世でも戦闘兵器に憧れを抱く好奇心への刺激になっていたということなんでしょう。
サンダーバードは人形劇でしたから、どうしても好奇心を惹かれたメカと言ってもおもちゃ感が反し得ず、よりリアルにしたいと思って取り組んだのがウルトラセブンに登場したウルトラへ兵器なんでしょうね。
どうしてもウルトラホークなど航空機に目が行ってしまうところ、それほど登場シーンが少なかった航空機以外のメカに目が行ってしまったのは、存在感がしっかりしており、効果的に使った話が必ずあったからでしょう。
ノンマルトの話を見た時、地球人類はいったい誰なのかを思わせる物語の展開も去ることながら、ノンマルトに乗っ取られたハイドランジャーという水上水中両用航行艇に目が惹かれました。
このハイドランジャーは、キングジョー登場の話の時もアイアンロックスやサロメ星人の時も出てきましたが、ウルトラ警備隊専属航行艇ということではなく、一般の地球防衛軍隊員も乗りこめたというところが、乗っ取られてしまう大きな要素でありながら、最後にはノンマルトの基地を壊滅に追いやったのもハイドランジャーだったという展開を見るに、やっぱりノンマルトの話でのハイドランジャーは大きな存在感がありました。

戦中だったかその前後だったかに、ドイツの潜水艦にUボートがあって、そこをモデルとした潜水艦が今のロシアの前身ソビエト連邦の海軍に存在し、アメリカ海軍としのぎを削っていたという時代がありました。
ウルトラセブン放映の時代はまたアメリカとソビエト連邦の冷戦時代であり、その象徴の一つであったベトナム戦争は日本にも大きく影響していました。
ウルトラセブンの脚本家はその思想的影響はなかったとするものの、それ以外の戦闘兵器などのイメージはかなり影響していたと思われ、日本人ですからアメリカ海軍の兵器ならまだしも、敵であったソビエト海軍の潜水艦に影響されていたというのは面白い着眼点だったと思われますが、まさしくハイドランジャーはそのソビエト海軍所有の潜水艦だったということです。
日本にはまだ潜水艦が乏しかった時代でもありましたので、最新鋭機器に目が行くのも興味心のなせる技であり、当然のように思われますが、ソビエトの情報が規制されて少なかった時代にこういう影響があったというは非常に興味が注がれます。
しかもそのネーミングがまた、、、
ハイドランジャーとはアジサイのことではなく、ハイドロ+レインジャーという水などの液体と放浪者をイメージする単語を組み合わせた造語を言いやすく変えたものと考えた方が妥当ではありますが、こういうネーミングには特撮でとにかく面白くて人目が惹かれるモノを作りたいんだという一心とセンスを感じますね。
ハイドランジャー①
ハイドランジャー④
ハイドランジャー⑤
ハイドランジャー⑥
ハイドランジャー⑦
ハイドランジャー⑨
ハイドランジャー⑩
ハイドランジャー⑪
ハイドランジャーのデータについては以下のようなところです。

所属:ウルトラ警備隊
型式名:(1号機)TDF HR-1(2号機)TDF HR-2
全長:48メートル
重量:1200トン
最高速度:50ノット(水上)・27ノット(水中)
乗員:1~4名
武装:レーザー砲・魚雷・水中ミサイル・対空ミサイルなど

潜水艦の艦橋は基本的に潜水艦の中央部にあるところ、ハイドランジャーは後方にあることからリアル感と同時に迫力もあり、艦首と環境付近から発射される大型ミサイルや魚雷には威圧感のような迫力が感じられました。
動力は基本的に原子力にあって、加圧水型原子炉推進器から艦内にある水流ジェットタービンを回すことでウォータージェット推進を行うことによって航行していましたが、どうも原子力というイメージがわかなくて、架空の動力源なんだろうと勝手にイメージしていました。
ウルトラセブンとは近未来の特撮SF物語でしたから、そういう架空の設定があってもいいんじゃないのかというところですね。
ハイドランジャー

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4
ジャングラー②
仮面ライダーは、その名の通り愛車としてスーパーバイクを乗り回します。
いわゆるオートレーサーですから、メカ的要素がふんだんに出ますね。
仮面ライダー旧1号旧2号から仮面ライダー新1号2号までの旧サイクロン、改造サイクロン、新サイクロン。
仮面ライダーV3のハリケーン。
仮面ライダーXのクルーザー。
ライダーマンのライダーマンマシンは、ライダーマン登場の話が少なく、マシンが描写されたシーンが少なかったため、スーパーマシンという感じは持てなかったですけどね。
サイクロンは旧車両から新車両に至るまで、ワクワクしながら見てましたし、ハリケーンも登場間もない頃は演じられ方が細かくてサイクロンを見てた頃と同じような感覚が持てました。
奇抜だったのはクルーザーでした。
何時か語ることもあろうと思いますが、前面に出ていたプロペラが特に印象的でもありました。
そこに仮面ライダーアマゾンが登場し、野獣性をアピールしてたことから仮面ライダーの名を持ちながらバイクは登場しないかもしれないな、なんて思うこともありました。
当然のように、、、というのは極端な言い方かもしれませんが、立花藤兵衛が出てきたことでやっぱりバイクが登場してくるんだなと思いましたし、メカとは無縁の仮面ライダーであった仮面ライダーアマゾンとどんな具合に絡み合うのかなとも思いました。
で、登場してきたのがジャングラー。
仮面ライダーアマゾンの頭部をイメージした車両にする案もあったそうですが、見た目が如何にもアマゾンという未開の地を連想させるものだったと思います。
サイクロン、ハリケーン、クルーザー共々動力源は原子力なのかガソリンだったのかは定かではありませんが、ジャングラーの動力源となったのは、これもやはりインカ文明の中で受け継がれてきた奇石・太陽の石だったところに、工夫された企画が表現されていたように思います。
なんでも数百件の家々が何十年も電気をつけっぱなしでも消えることのない半永久的な動力源であったそうです。
ジャングラー疾走のシーンでは、排気ガスが噴射されていましたが、「太陽の石」が源なら本来は出るはずのないガスであり、奇跡の動力源であったことは平成のおいて登場してきた仮面ライダーのバイク設定にも影響を与えていたようです。
他のスーパーバイクのように設定上武器が内蔵されていたということはないようですが、フロントカウルが開くと銛が打ち出されるというのは、乗り手である仮面ライダーアマゾンもろとも、アマゾンというジャングルを駆るようなタフなスーパーバイクであったようです。
ジャングラー⑦
メカ的要素に抵抗があったのは、文明に触れてこなかった仮面ライダーアマゾンなら当然のことで、ジャングラーが制作され、目に前に現れた時のうろたえと驚きの具合は想定されたことです。
天分があったかどうかは分かりませんが、仮面ライダーアマゾンが仮面ライダーの名を語ったことは、あっという間にジャングラーを乗りこなしてしまったことに現れています。
ライダーがライダーである所以は、スーパーバイクももう一つの主人公であり仮面ライダーの愛車であってくれたことであり、仮面ライダーアマゾンの中でもしっかりした位置にいてくれたことは嬉しかったですね。
ジャングラー④

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