「シュライジン」
シュライジンがロボットだとは思いませんでした。
見た目から千手観音を思い出したりしましたから、てっきり怪魔妖族かと思ったわけです。
クライシス帝国の四国空母化計画には間に合わなかったようですが、シュライジンが怪魔ロボ音だったと言うことは爆破計画に絡ませようとして間に合わなかったということみたいです。
6本の手に三叉の槍、三鈷杵型の短剣を持ち、印をくんで強力溶解液を吐くところなどは、千手観音というよりやり手の悪魔の化身ロボットのようでした。
念動力を持つ子供誘拐して洗脳を施すなどしてたようですが、こういう役目を負わすのなら怪魔ロボットという設定よりも怪魔妖族として魔力を持たせた設定の方が、見た目の感じにも似合っていたようにも思います。
仮面ライダーシリーズでは、仮面ライダーV3以来の四国が舞台の話でしたが、四国の地形を思うと要塞化するような設定は面白いと思いましたけど、本四連絡橋破壊のための破壊力を求める場合のロボット設定と念動力養成のための設定と欲張りすぎて、うまく反映しなかったのがこのシュライジンのような気がします。
見た目で千手観音を思いましたけど、それは見た目だけだと思いますが、怪人や改造人間のモチーフを観音様にまで求めてしまった罰当たりな怪人だったかもしれません。
ひょっとしてそこに目が行ってたのなら、設定的にもっと訴える者が欲しかったと思いますね。