HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

カテゴリ: 昭和のウルトラ

5
「亡霊怪獣 シーボーズ」
シーボーズ④
怪獣墓場といわれるところは異世界で、初代ウルトラマンに倒された怪獣や宇宙人の魂が宿るところだったそうですね。
別名ウルトラゾーンと呼ばれたのは、ウルトラの世界だったからでしょうけど、怪獣墓場と呼ばれた方がピンとくるものがあります。
怪獣は生来怪獣らしき存在だった怪獣と何者かに作られてしまった怪獣、自然の突然変異で生物が怪獣化してしまったものといろいろあるでしょうけど、いわば天然生物の一種でしょうから霊魂があったとする方が面白く、特撮の怪獣らしかったと思いますね。
怪獣墓場に集まっていたのは怪獣の霊魂だけのはずで、霊界のようですけど、何物にも審判されず浮遊していただけのところ、どいう言うわけか肉体を得てしまったところが如何にも特撮のウルトラものという感じが強くて、いわばウルトラマンという番組らしかったと思います。
その肉体を得てしまった霊魂がシーボーズであり、単に肉体を得てしまった結果が骨が主で皮が従といういびつ感満載でした。
そこに従来の怪獣のように暴れる、破壊するということがなく、純な霊魂は幼少に戻るがごとく駄々をこねます。
望郷を望むが如く、シーボーズの出所であった怪獣墓場に戻りたいがために、飛行能力もないのに高いビルに登って空に飛び出そうとしたり、それを察知した科特隊やウルトラマンが月ロケットで宇宙空間に運び出そうとしていたことを理解できずに、ウルトラマンを苦心惨憺させたり、これはもう亡霊怪獣というより、駄々っ子怪獣のようでもありました。
今でも見かけはしますが、昔はよくいた駄々っ子、時代を感じますし、シーボーズの源、設定きっかけはひょっとして当時よくいた駄々っ子だったのかもしれません。
シーボーズ
怪獣も生き物ですから霊魂はあり、初代ウルトラマンに倒された怪獣の霊魂が集まる場所として怪獣墓場=ウルトラゾーンという異世界を設定して、過去の怪獣たちを集結させる面白い取り組みでした。
ここで浮遊していた怪獣たちは動きもせず、本当に霊魂のようでしたけど、その姿を見せることでその怪獣たちが活躍していたことを思い起こさせ、視聴者の想像を掻き立てる者だったように思います。
情報量が極端にない時代の工夫の産物でした。

ちなみにシーボーズは、そのまま海の坊主ということになり、脚本段階では海坊主の怪獣ということだったらしいですね。
これにも時代を感じる生む坊主という怪物が連想させられます。
シーボーズ①


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3
「バルタン星人5代目」
バルタン星人5代目①
初代ウルトラマンの時にバルタン星人は3代目まで登場しています。
最も3代目は実体がない上、メフィラス星人の配下という信じられない登場でした。

バルタン星人も初代登場時に、バルタン星は科学が進み過ぎて自滅し、そこに住んでいたバルタン星人は放浪の旅に出てしまったことが説明されていました。
つまり気が振れたバルタン星人の一人の科学者が母星を滅ぼしてしまったわけです。

たまたま立ち寄った地球で、地球人類に出会い、地球という惑星の魅力に取り込まれたことはいいとして地球人類を邪魔者扱いしたことと同時に自らの弱点がスペシウムエネルギーにあったことまで暴露された上に、初代ウルトラマンにスペシウム光線を浴びせられるという屈辱からウルトラマンを敵視して宿敵扱いしたことで何度も登場してきたことは、登場する度に状況と展開が異なっていた上にバルタン星の科学力が進んでいたとしても、それは地球人類の科学力と比しての話であって、ウルトラ族には対抗されてしまっていたことに見どころと見ごたえがあったと思われました。
バルタン星人の科学力が進み過ぎていたことはうまい具合に使われていたと思いますが、地球人類を下に見たという具体的言動がなかったことが幸いした大きな例だと思われます。
帰ってきたウルトラマンが4代目に当たるものと思われますが、これもその延長にあったと思われ、この時のバルタン星人Jrは主役ではなかったことがいい効果があったと思います。
しかし、久しぶりに出てきたのはウルトラマン80の時でしたけど、地球人類どころかウルトラマン80まで下等に見てしまった上に、母星を失ったはずなのにバルタン星に下等生物を収容しようとしていたことにおける設定条件上の矛盾が出てしまって、実は優れた科学力と生体能力を持った宇宙人がバルタン星人だったという魅力が失われていたように思います。

ひたすら暴走してしまった科学力を持ってしまったバルタン星人がどこに行こうとしてしていたのか、どこに向かうのか、ウルトラ一族をどう捕えようとしていたのか、バルタン星人としてのこだわりbを現した方がよかったのではないかと思いました。
バルタン星人5代目


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4
「円盤生物 デモス」
デモス①
吸血鬼は血液だけではなく、人間の体液をも含めて血液を吸い自らの動力源、つまりエネルギーとするわけですね。
ということは吸血鬼が生きようとするには血液という水分と空気が必要なわけです。
吸血鬼は架空の化け物ですが、地球という大気に包まれた惑星でしか生きられないわけです。
その吸血能力と行為をそのまま特撮上の怪獣に置き換えたのが、円盤生物 デモスというわけでしたけど、吸血鬼そのままに血を吸われ人間はデモスの意のまま行動するようですね。
そこにデモスの口からは何でも溶かす溶解液を吐き、ヒトデのようなタコのようなその姿からなる多数の手はまる触手のようで、円盤生物ですから飛行するときも地上を歩く時もこの手が大きな特徴でした。
この手は長く、数本ありましたからこの手を使われると絡みつくのを防ぐことも出来ず、再生能力はなかったようですが、この長い手を使って絡みつき、吸血行為に持っていくのを防ぐには切断しかなかったようです。
デモスの顔がそれを見た者がおもわず油断してしまうよう中尾をしていたものですから更に騙されそうですが、吸血行為も発揮出す溶解液もかなり強力でしたから肉弾戦では対抗しようもなかったようにかんじましたね。
このデモスにはデモスQという分身体があり、それをまとめるマスターデモスがいて、ここが付け入るべきところだったのでしょうけど、デモスと正面から精神的も肉体的にも戦闘状態にあるときはそういうことに気づくことは無理がありましたね。
ウルトラマンレオには切断能力を持った武器がありませんでしたから、離れて戦うには光線技をもって大きな打撃を与えてデモスをショック状態に置くしかなかったようですから、ウルトラマンレオの額から放ったスパーク光線は非常に友好だったように思います。

吸血と溶解という恐ろしさを隠したようなデモスのユニークな外見は、見た目にd増されてはいけない大事さと特撮を作るにはこうしたユニークさは必須なんだなというウルトラ怪獣の基本的な一面を見たような思いでしたね。
デモス


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3
「おうむ怪獣 エレジア」
エレジア
車とは便利なものだけど、運転手の不注意で悲劇を招いてしまうものでもあります。
自動車事故も人身だと悲劇しか生まず、何年も酔っ払い運転による事故の悲劇が発生してますけど、これが何故か法令順守を命とするお役人に多く見られるのは自覚がないなんてものじゃありませんね。
自動車事故が不注意から発生してしまっても気の緩みから来ていても、被害者となったものからしてみればたまったものじゃありません、
そこには怨念が発生するのは当然のことかもしれません。

ウルトラマンタロウに登場したエレジアという怪獣はまるでその怨念の塊のような怪獣で、発生した怨念が飼われていたオウムに憑依し、落雷がきっかけとなって出てきてしまった怪獣でした。
この車を憎む怪獣は、初代ウルトラマンの時に出てきたヒドラがありましたけど、その時の方が演出と訴えは鮮明でしたね。
怨念が憑依するのは犠牲者の身近にいたものか、車や事故の象徴のようなものでしょうけど、動かないものが怨念によって怪獣化してしまう方が恐怖を与えます。
ヒドラの二番煎じだったかもしれませんが、エレジアがウルトラマンタロウに倒されてしまったことに違和感を覚えましたね。
エレジア②


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3
「雪超獣 スノーギラン」
スノーギラン
怠惰や不和などの悪事を諌め、災いを祓いにやってくる来訪神である飽きたの行事に出てくる「なまはげ」を怪人化して扱ってしまうとは、なんとも罰当たりのような気がしました。
「なまはげ」は角が生えているため、鬼と誤解される向きもあるようですが、立派な神様で、本来ならば崇め奉られる存在だと思いますが、特撮の世界では時に神と鬼の立場が逆転します。
ウルトラマンAに登場した怪人なまはげは、配下に超獣を従えていました・
それがスノーギランです。
眩い閃光と霊化200度と言われる猛吹雪を吐き、クリスマスでイカれた世間を圧倒しようとしていました。
見た目からは分からない1度はメタリウム光線に耐えてウルトラマンAを倒したようです。
そう思うと、まるで地獄の番人・鬼のようでもありますね。
今ではそんなに言われなくもなりましたが、ウルトラマンA放映の頃って、クリスマスで浮足立ったりイカれる世間を見て、日本は神道に国でキリスト教徒は無縁の国だという声もありました。
宗教自体も混然としたこの国は、はっきり言ってしまえば何でもありで自分のためというか、都合のいいことは何でも取り込んでしまうところがあり、それは良きことなのか悪しきことなのかは分かりませんが、少なくとも日本人らしい気質は失われているようです。
怪人なまはげの配下に何故、スノーギランがいたのかは分かりませんし、これをもって超獣というのは無理があるようにも思いました。
超獣はヤプールによって宇宙怪獣と地球上の生物が、超獣製造機で作り出されたものという設定があったからです。
ヤプール亡き後、その怨念が超獣を生んだともいえるところはあるでしょうけど、スノーギランのモチーフとなった地球上の生物が、もみの木らしいと言われてるようですが、ここまでくると超獣というよりは怪獣でよかったのではないかと思いますね。
ウルトラの父をサンタクロースに模してみたり、スノーギランが雪だるまに扮していたりと、クリスマスらしい雰囲気を保ちつつ、無理に超獣を突入させたような気がしましたね。
スノーギラン④


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4
「雪男星人 バルダック星人」
バルダック星人①
ここんとこ言われなくなりましたけど、これも時代なんですかね。
昭和の遺物になってしまったのかもしれません。
妖怪なんだか怪物なんだか、正体不明の謎の生命体は過酷な自然環境の中でまるで存在してかのように言い伝えられていました。
例えば、雪男、例えばイエティ等々。
そこにはロマンや夢があったのかもしれませんし、そういう遺物が言われなくなったのは現実を見過ぎなようで、実はデータに振り回されて何も見えなくなっているのが現在なのかもしれません。
雪男やイエティにロマンや夢を見たのはお門違いかもしれませんが、そういう空想の言い伝えがあってもいいものです。
返ってきたウルトラマンに「20世紀の雪男」ということでバルタック星人が出てきました。
なんでも母星が240年ぶりに地球に接近することで、何故か地球侵略を企て、240年も前に秘密裏に地球にやってきて潜伏し、地球という惑星とそこに息づく生物の調査をしていたそうです。
雪山奥地に潜み、口から異常低温の冷凍ガスを吐くことから雪男を連想させる宇宙人として搭乗しましたが、その姿に見てるこっち側はひっくり返ってしまいました。

まるでお尻が頭部となって鶏・アヒルのような口で、これで雪男を連想させようとは思いもしないというか、意外な顔つきに笑いしか出ませんでしたね。
帰ってきたウルトラマンとは逆に熱に弱いということでウルトラブレスレットのウルトラ火輪で倒され、バルダック星人が呼び寄せようとした宇宙線段もウルトラスパークですべて破壊されましたが、それよりやっぱりバルタック星人の姿でしたね。

帰ってきたウルトラマンは、バルタック星人搭乗前のブラックキングやナックル星人とのシリアスな戦いで終わるものとおもっていたところに出てきたのがバルタック星人でしたからね。
これも逆の意味で印象的であり、強く記憶に残っています。
バルダック星人②


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4
「復讐怪人 ザンパ星人」
ザンパ星人
月に向かうウルトラホーク1号の中で、搭乗者の為に安定が保たれているはずの気圧が変わってみたり計器類に異常が生じてみたり。
その前だったか後にステーションホーク内で宙に浮かしたポットからコーヒーを注ぐなど、これはステーションホークに登場していた宇宙ステーションV3の隊員が仕組んだ遠隔指示器によるものでしたけど、これが何らかの関係にあることは予想できしたね。
ウルトラホーク内でもステーションホーク内でも味方同士出る者たちがお互いを疑い始めることで自滅の道を歩む、そこにザンパ星人の狙いはあったのかもしれません。
3年前に滅ぼされたはずのザンパ星人に生き残りがいて、それが3年越しに復讐を狙うとは肩書通りの宇宙人でしたね。

誤算はその中にウルトラセブンの人間体がいたことでしょう。
そこまで復讐心を推し量るよりも、そうなってしまった侵略行為の狙いはどこにあったのでしょう。
特に無酸素状態でも行きられる肉体組織は、地球の大気を欲しがったものでもないでしょうし、先に述べた遠隔指示器を作り出してしまったことや怪獣ペテロを操るなど、科学的にも優れた者が見受けられたザンパ星人にとって侵略行為に固執する狙いが分かりませんでした。
特異な肉体組織には攻撃に長けたところもなく、よくある戦いを好む、いわゆる好戦家だったのでしょうか。
外見上鼻や口が見当たらないという特異体質であるが故に無酸素状態でも生き続けられたザンパ星人に、そこに固執するよりもナンパ星人類の復興を図るにはどうしたらよいのかを考えるべきだったと思いますね。
侵略、復讐には目的がないと何にもならない典型的宇宙人だったように思いました。
ザンパ星人④


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5
「メガトン怪獣 スカイドン」
スカイドン②
タイトルは「空からの贈り物」となっていましたが、こんなものが送られてくるはずもないと思います。
それは、メガトン怪獣とされたスカイドンでした。
宇宙はム呪力状態ですから、いくら地球上で20万トンという超重量があったとしても、地球外に出てしまえば問題はないはずですが、仮に宇宙人がスカイドンをどこかへ運ぼうとしていたとしてもその宇宙船の中は重力がかかるし、ワイヤー等で引こうとしても今度は身長60mという巨体がそれを許さなかったかもしれません。
宇宙には隕石が飛んでいくなど信じられない現象が起こり、一言で引責と言ってもその隕石の大きさはにはピンキリがあるわけですから、同等の現象によりたまたま地球にやってきてしまったと思った方がいいのかもしれません。
或いは何かを企てた宇宙人がスカイドンを運ぶのに失敗して、、、赤い火の玉となってやって来たところを見ると、隕石と同等の現象がスカイドンに起こってしまったとみた方がいいんでしょうね。

体重はこれが生き物なのかと信じられない位の重量感がありましたが、スカイドンに侵略とか障害物を破壊するという意思がなく、どちらかと言えば大人しめの怪獣でしたから怪獣としての期待感は別のところにあって、スカイドンに対しては歩くだけで地面が沈み、地震のような現象が起こるところと火を吐くところくらいしか見どころがなかったような気もします。
いくら攻撃を仕掛けても何も響かないスカイドンを向こうに回して、宇宙へ送り返す以外に方策が無くなった科特隊がワイヤーロック作戦、オートジャイロ作戦、とまるでガマクジラの時の作戦をまたもや捻り出すところが、スカイドンのメガトン級の体重が意識させられて面白かったですね。
お尻の穴にロケットをぶち込んで飛び去られ競る作戦から水素ガスで膨らませる作戦を捻り出し、うまくいきかけたところで、この作戦を知らなかった自衛隊の訓練機に邪魔をされて初代売りるトラマンの体当たりで何とかスカイドンを退けたのは、ガマクジラ撃退の経験が生かされたとみた方がいいのかもしれません。
スペシウム光線等光線技を使わない面白さを現してくれた怪獣だったようにも思いましたが、この体当たり作戦が後にウルトラセブンにおいてステップショット戦法にそのきっかけを与えていたのかもしれません。
スカイドン④



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3
「生物兵器 メノーファ」
メノーファ②
人の感情は様々です。
都合の良し悪しではありませんが、人ひとり生きていく中には様々な感情、しかも思いもつかない感情が状況によっては湧いてきたりして、それがいいことなのかよくないことなのかは分かりません。
相当強烈なもの、或いはインパクトが強いものでなければ忘れてしまうものがほとんどであるためです。しかし、これらの感情は生きていく上で必要な感情であり、その中にはいいものもあればよくないものもあるでしょう。
しかし、人の感情はバランスをとっているのです。
だから、よくない傾向があるからと言って不要なのかと言えば、そうとも限りません。
全体的にバランスをとっているからで、不要=悪とか要=善とはならないものです。
この悪と書いた感情をマイナスエネルギーとした場合をモチーフとした特撮にウルトラマン80
に登場した怪獣がありました。
それ以来の登場となったウルトラマンダイナに養生したメノーファ。
メノーファは、ナルチス星人によって作られた、或いは培養された生物でしたけど、人の感情に陽とイ陰があるとしたら、そうした感情を沸かせるに相当なエネルギーが必要と思われますから、マイナスエネルギーを科学的にナルチス星人に操作するにしても人ひとりのマイナスエネルギーではなく、しかもその時のマイナスエネルギーは天井知らずの面がありますから、ナルチス星人がど同化したということとは無関係にメノーファの身体は不定形で巨大なものになっていきました。
感情が湧くには電気的要素が伴いますから、メノーファにはあらゆる電気エネルギーが吸収されてしまうかもしれません。
ウルトラマンダイナのソルジェント光線もつうようするどころか吸収されていましたから。
メノーファの身体を構成していたマイナスエネルギーを攻略しなければ倒せなかったかもしれません。
あくまでナルシス星人が作り上げたものですから、マイナスエネルギーの核となっているところがあって、それを更生させてマイナスエネルギーを失くせばいいのですけど、マイナスエネルギーの増大に伴う電気的要素からメノーファの身体についた傷をつくこと、ウルトラマンダイナのストロングタイプ・トルネードアタックでそこをついてマイナスエネルギーを分散・消滅させて結果的に倒せたようにも見えました。
メノーファ③


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3
「昆虫怪獣 グワガンダ」
グワガンダ
マイナスエネルギーって気が付かないだけで、そこかしこにあったりします。
ウルトラマン80での怪獣登場は、そのマイナスエネルギーがテーマでした。
徐々にそれがどこかにってしまい、いつものウルトラ番組になった感がありましたけど、グワガンダはそういう意味では久しぶりのマイナスエネルギーで出現した怪獣でした。
この場合のマイナスエネルギーは、飼っていたクワガタムシの面倒を任せられた少年がロクに面倒も見ず、クワガタムシを死なせてしまったことで、本来の飼い主出会った少女の怒りを買ったということでしたけど、恨みつらみ、悲しさから生み出た怒りだったのでしょうね。
そうした感情がマイナスエネルギーであり、それでもこれをエネルギーというのかは疑問でしたけど、怪獣そのものよりも怪獣を生み出してしまった要因こそが悲哀が込められたマイナス要因だったのでしょう。
怪獣自体をマイナスのもの、悲劇のヒロインに仕立てあげたくてマイナス要因をエネルギー扱いにして怪獣出現につなげたのかもしれません。
怪獣と言えど行動するわけですから、エネルギーが活動エネルギーとして必要なわけで、マイナス要因をエネルギーに起き変えたのでしょう。
でも、クワガタムシに罪がなかったのですから、グワガンダがウルトラマン80に倒されず、本来の姿に戻り生き返ったことに安心しました。

クワガタムシの怪獣と言えば、初代ウルトラマンの時に登場したアントラーや帰ってきたウルトラマンの時のノコギリンなどがいましたが、それに比べるとグワガンダは怪獣然としておらず、昆虫然としての印象が強かったように思いますね。
グワガンダ①


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