HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

カテゴリ: 昭和のウルトラ

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「昆虫怪獣 グワガンダ」
グワガンダ
マイナスエネルギーって気が付かないだけで、そこかしこにあったりします。
ウルトラマン80での怪獣登場は、そのマイナスエネルギーがテーマでした。
徐々にそれがどこかにってしまい、いつものウルトラ番組になった感がありましたけど、グワガンダはそういう意味では久しぶりのマイナスエネルギーで出現した怪獣でした。
この場合のマイナスエネルギーは、飼っていたクワガタムシの面倒を任せられた少年がロクに面倒も見ず、クワガタムシを死なせてしまったことで、本来の飼い主出会った少女の怒りを買ったということでしたけど、恨みつらみ、悲しさから生み出た怒りだったのでしょうね。
そうした感情がマイナスエネルギーであり、それでもこれをエネルギーというのかは疑問でしたけど、怪獣そのものよりも怪獣を生み出してしまった要因こそが悲哀が込められたマイナス要因だったのでしょう。
怪獣自体をマイナスのもの、悲劇のヒロインに仕立てあげたくてマイナス要因をエネルギー扱いにして怪獣出現につなげたのかもしれません。
怪獣と言えど行動するわけですから、エネルギーが活動エネルギーとして必要なわけで、マイナス要因をエネルギーに起き変えたのでしょう。
でも、クワガタムシに罪がなかったのですから、グワガンダがウルトラマン80に倒されず、本来の姿に戻り生き返ったことに安心しました。

クワガタムシの怪獣と言えば、初代ウルトラマンの時に登場したアントラーや帰ってきたウルトラマンの時のノコギリンなどがいましたが、それに比べるとグワガンダは怪獣然としておらず、昆虫然としての印象が強かったように思いますね。
グワガンダ①


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「円盤生物アブソーバ」 アブソーバ 本当に見た目は、着色されたクラゲでした。 なんでも金星や水星の生物の変異体や合成体としている向きもあるそうですが、それはアブソーバがとんでもない火炎放射をするためで、その動力を石油に求めたせいでもあるんでしょうね。 金星や水星は太陽に近すぎて静物が潜むことなど有り得ないのですから、宇宙空間に潜む水素や窒素などに火炎放射の源を求めた方がよかったでしょうね。 なんせ石油は地球上の化石燃料ですから、他の惑星にあるわけもなく、アブソーバは石油にある揮発性物質に似たものに惹かれたんでしょう。 こうした揮発性物質に惹かれたものには意思がないか希少であるために、他社に支配され易い面があったのかもしれません。 アブソーバの質が悪かったのは、生命エネルギーまでその動力としていたことです。 こうなるとなかなか破壊され難いのは、多かれ少なかれ生息することに意思が働いているためです。 小さい体で飛来し、他社の生命エネルギーを吸収することで巨大化するという側面は自らの身体を強化するとか育てる前には犠牲を犠牲と感じない悪辣なものを感じましたね。 だから質が悪いという見方も出来ますが、元々円盤=UFOという謎の存在に謎の生物を持ち込んだ円盤生物ということでしたから、こうした悪辣で悪質な存在を見たかったのかもしれません。 レオキックに耐えて浮遊し、こうなると打撃技ではアブソーバが浮遊していただけに効き目が薄いところ、効果が出そうな光線技であったタイマーショットを同じ個所に命中させたことは殊更に効果を上げたウルトラマンレオの機転が大きかったとみるべきでしょう。 アブソーバ①
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「らくがき怪獣 ゴンゴロス」
ゴンゴロス①
初代ウルトラマンの頃にガヴァドンという土管への落書きに謎の宇宙線があたって実体化した怪獣がいました。
当初目以外が全身真っ白でブヨブヨ少し動いただけの怪獣で、とにかく巨体だったことで何とか退治されそうになっていましたが、元が落書きでありその謎の宇宙線も夜になると当たらないために落書きに戻ってしまうそんな怪獣で、その発想のユニークさに笑ったものです。
ウルトラマンタロウに出てきたゴンゴロスは、元が体が不定形の宇宙生物でありそれが落書に取り付き、太陽光線を浴びてエネルギーを得、そして怪獣となっていきました。
元が落書きというところは、ガヴァドンのようですが、もう一つの元が宇宙生物だったところが違っていました。
だから口から火を吐いたり、尻から揮発性のガスを放ったのでしょうけど、ゴンゴロスの物語そのものが落書きに焦点があてられたところがガヴァドンを思い出せてしまうことになったようです。
いわゆる二番煎じの誹りは免れない怪獣でしたけど、なんといっても通常兵器がまるで通じない怪獣が、ウルトラマンタロウにウルトラシャワーを浴びせられ、落書きを消してしまうように消されてしまったことじゃないでしょうか。
核となる部分を持った不定形の宇宙生物というのが基本としてあるにせよ、面白いのを通り越して呆気に取られてしまいました。
ガヴァドンを見て楽しんだ子も、ゴンゴロスの頃になると歳を重ね、或いは同じような年ごろの子もガヴァドンが出た時代よりもいろいろな怪獣を見てるのかもしれません。
二番煎じといことが最もよくなかったのでしょうけど、面白みの中にももっと独創性を感じさせないと遅かれ早かれ飽きられてしまいと思いましたね。
ゴンゴロス②


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3
「鈍足超獣 マッハレス」
マッハレス①
マッハがレスだから鈍足超獣ということでしょうか。
かなり変わった姿をしていましたましたね。
高速で走る物体は、物質で大気を切るように移動するわけですら自ずと音は出ます。
それは電車だけではなく、車も飛行機もそうですが、いわゆる騒音公害というものは高速から出る騒音だけではなく動力発生のためのエンジン音もそうですから、マッハレスが嫌っていたのは高速音だったのかもしれず、そうなるとマッハレスの後頭部のあたりについていた大きな鰭はその防御機能を持っていたのかもしれません。
最も、音を防御するためマッハレスの身体は脂肪分が多く、その脂肪が騒音防御の役目をはたしていたかもしれませんが。
ただウルトラマンAとの戦いを見てると、この大きな鰭がマッハレスの身体の生命線だったのかもしれません。
高速騒音を嫌うから鈍足、、、というわけではなかったみたいです。
尻尾がドリル代わりとなって地中を掘り進むことも出来ましたし、意外と静かな環境を好む大人しい性格の超獣で、マッハレスを炊き付けてしまったのは人間の文化だったのかもしれませんね。
マッハレス③


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「暗殺宇宙人 ナックル星人」
ナックル星人④
地球侵略の最も弊害となるのは帰ってきたウルトラマンと地球防衛軍であったMAT。
それは表向きで実質帰ってきたウルトラマンだったけど、順を追うようにまずMATをMATが開発した液化火薬サターンZをブラックキングによって奪取し混乱に陥れ、最大の障壁となっていた帰ってきたウルトラマンについてはスペシウム光線やウルトラブレスレットをその成分まで研究し、更に心の拠り所となっていた坂田アキ・剣健まで探り当て、惨殺してしまうとはまさしく狡猾、かつ研究家であり残忍さが生き物の姿をしていたナックル星人。
外見はサーカスのぬいぐるみのようでありながら、残忍この上ない性格で武闘家でもあり、怪獣飼育に優れていてそれはブラックキングを対返ってきたウルトラマン用に仕立て上げたところに出ていました。
驚くべきはこのナックル星人は単体ではなく、リーダー格がいたこと自体は当然として地球にやってきていたナックル星人が複数体いたことであり、母星のそれと常に交信していたことですね。
これは帰ってきたウルトラマンだけではなく、ウルトラ兄弟のサポート、並びにMAT全体のサポートがないと対抗できなかったところ、初代ウルトラマンやウルトラセブンに助け出されて戦線に復帰した帰ってきたウルトラマンが人間体となったとき、MATも蹂躙されそうになっていたところMAT隊員の中に冷静かつ難を逃れていたことが大いに役に立ちました。
狡猾宇宙人は何度か目にしましたけど、これだけ残忍さに徹したような宇宙人はナックル星人が初めてだったように思います。
坂田兄妹の惨殺はこれだけ酷いとトラウマになりそうなシーンで、指しもの帰ってきたウルトラマンも冷静でいられないところ、ナックル星人だけではなく対返ってきたウルトラマン用に訓練されたブラックキングを向こうに回し、スぺシウム光線やウルトラブレスレットといった決め技を防がれてしまったショックが重なった上にエネルギーが補充しにくい夕方に戦いを挑んだナックル星人の狡猾さは他に類を見なかったでしょう。
地球侵略というより帰ってきたウルトラマンを攻略するためには何でもやってしまう、そんな具合にも見えましたね。
ナックル星人②
破壊光線意外にこれといった武器はなかったものの、帰ってきたウルトラマンを倒そうとする執念そのものが凄くてブラックキング育成がそのいい例でした。
スペシウム光線を使うのでもなく、ウルトラブレスレットを変形させて利用するわけでもなく、ウルトラ投げナックル星人を倒した帰ってきたウルトラマンは、仮死状態から助け出されたことで初代ウルトラマンやウルトラセブンが大きな心の拠り所であると再認識したことで精神的に強くなり、スライスハンドでブラックキングが葬り去られたナックル星人のわずかな揺らぎを見逃さなかったことでこのウルトラ投げを放つことができ、より効果を上げたのでしょう。
これだけ残忍なことをされたナックル星人を倒すには、こうして心を強くするしかなかったのでしょうけど、こちらとしてはもっとより強力に粉砕してほしかったことが願いでもありました。
ナックル星人⑧


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4
「発泡怪獣 ダンカン」
ダンカン③
泡と共に現れ、泡と共に姿を消した感があるダンカン。
ウルトラセブンと言えば侵略宇宙人が多く登場していたこともあって、珍しい怪獣としての登場でしたけど、人間体として現れ霊媒師のような姿となり、ウルトラセブンですら操ってしまったところを見ると、知能が相当程度高い宇宙人のようでした。
宇宙乱気流を避けて一時避難所として大都市の一角を強奪し、そのまま居住区にしようとしてそこに生きる人間たちを蝋人形のように硬直させルまでしていたことを思うと、そこに侵略の意図がなかったとしても立派な侵略行為でした。
これだけの知能があって、それが怪獣体となろうとしたとき何故泡から身を起こしたのか謎が多い怪獣でしたけど、元々はダンカン星人という名だったらしいですから苑麻あの方がよかったと思いますね。
このダンカンが抱えていたコントロールシステムは大都市の一角をそこに活動する人間ごと移転してしまうだけでもその強力さが分かりますが、ウルトラセブンの脳波ですら支配し、街を葉化させたことを思うとそこに侵略の意図があって自覚していたとなると、これも恐ろしいほどの能力だったのかもしれません。
ダンカン②
ダンカンの怪獣体はハリネズミのようでしたけど、アルマジロのように体を丸めて突進するだけでなく、身体を伸ばして相手との肉弾戦も可能でした。
が、ウルトラセブンとの戦いはビルが乱立する街の中のことでしたので、強奪した大都市ありきのようで純粋なダンカンの能力が推し量れなかったような気もします。
それとも人間体でいて策略を張り巡らしていた方がその魅力、能力が発揮でき、怪獣体ではさほどの怪獣としての能力はなかったのかもしれません。
知略とその装備としての魅力は無視できませんが、電磁波エメリウム光線で倒されてしまったことについてはあれだけの知略を張り巡らせた割には呆気なかったかもしれません。
ダンカン④


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5
「悪質宇宙人 メフィラス星人」
メフィラス星人①
宇宙人の工作も破壊に頼るようでは、対処のしようもあるようです。
宇宙人も怪獣もその並外れた能力での破壊行為は、被害も尋常なものでなくなりますから、その被害の酷さに驚いてしまうものですが、それ以前にその特殊野力の発揮に目が行ってしまうことを思うと、
ある程度の対処のしようはあるのかもしれません。
ウルトラ戦士がいてくれることが前提とはなりますが、破壊行為には復興という人類の力が働きますし、進化ということもありますから、どうにかできてしまうことなのかもしれません。
しかし、その特殊能力が破壊行為ではなく、心の働きかけられるとどうしようもなく、働きかけられた人間の精神力如何ということになりますから、カバーのしようがないわけです。
そこに付け入ったのがメフィラス星人だったような気がします。
人間の言葉と思いをどこかで理解し、それを利用したある意味人類に対する挑戦のような仕掛けは、メフィラス星人自身の精神的肉体的強靱さに自信があったのでしょうね。
科学特捜隊隊員の弟を狙っていたのでしょうけど、その弟は姉の影響を遠からず受けていたはずですから幼かったとはいえ守らなければいけないことをどこかで身に着けていたはずです。
メフィラス星人が狙うべき存在は他にあったような気がしますが、それでは物語が成立しませんからね。
でも、今どきの子供たちと違ってこの頃の子供は、幼くて純粋ながらも押さえるところは押さえていたような気がします。
ここにメフィラスという名が、ゲーテの「ファウスト」に登場する悪魔メフィストフェレスに由来していたいわゆる悪魔的なものだった所以があったように思いますね。
メフィラス星人⑤
その狡猾さに裏打ちされたようなメフィラス星人には、大きな存在感を感じました。
ベアハンド光線、グリップビームなど破壊攻撃用の能力は使い方次第で思い切り初代ウルトラマンに対抗できそうで、あらゆる攻撃から身を守る体表の分厚さ、そしてテレポーテーションなど、他兄も能力を秘めていそうなその存在感は、他の宇宙人が及ばない存在感がありましたね。

初代ウルトラマンとの対決は、宇宙人同士がいがみ合うことはないとして姿を消しましたが、少年の心をどうすることも出来ない時点で既にメフィラス星人は心戦に負けていたわけで、どんな戦いにも流れがあって、その流れに逆らおうとすると形勢不利になり負けるということになるわけですが、この点を初代ウルトラマンもメフィラス星人自身も分かっていたからこその幕引きだったはずです。
無理に戦えば他の宇宙人と同様無残な負けになるところでしたし、こういう幕引きはまた改めて挑める態勢作りにも可能性を残したとも言えそうです。
メフィラス星人


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「三つ首怪獣 ファイヤードラコ」
ファイヤードラコ
ドラコという名が入っていた怪獣だったので、初代ウルトラマンの時に登場して活躍することなくレッドキングに痛めつけられてしまったドラコがどのようにリニューアルされるのかと淡い期待がありました。
翌々でもないですが、ファイヤードラコはファイヤードラゴンのいわばネーミング上のなり損ないだったのですね。
ドラコは宇宙怪獣、ファイラードラコは地球怪獣ということになりますが、信仰の対象ともなるドラゴンですがそのドラゴンは良い意味でも悪い意味でも人に恐れられるところが肝であり、ドラゴン自身が己惚れるか何者をも導こうとするかでその立ち位置が変わるような気がします。
ドラゴンは万物の祖であり神に近い存在とされるところがありますから、それだけでも信仰の対象になり得るはずですが、ファイヤードラコはもともと数百年前に飲んだくれて人里を荒らしまわっていた存在だったらしいですから、そういう意味で人に恐れられた存在だったのでしょう。
酔い潰されて三首の根元を斬首されて退治されたものの、その際に竜玉というファイヤードラコの生きる肝が抜け落ち、斬首されたはずの3本の首が逃げ去ったところを見ると、ファイヤードラコは神に近い存在ではなく、怪獣といういわば化け物だったのでしょうね。
三つ首竜のうち、赤い首は火吹き男、青い首は怪力男、白い首は何故か少年に化けたということは、これが一体化しても付け入る隙はあったように思えます。
この少年が合体のきっかけを作ってしまったもの改心した、、、でもそれまでは火炎攻撃と噛みつき・頭突きでウルトラマン80はある程度の苦戦をしていました。
まるでキングギドラのミニチュア版のような感じがしましたが、この手の怪獣は結構好きですね。
できればせっかくドラコという名が入っていたのですから、初代ウルトラマンの時のドラコをどこかで意識させてほしかったと思いましたね。
ファイヤードラコ①


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「円盤生物ブラックドーム」
ブラックドーム
円盤生物は、身体が見た目で円盤に見えるものを採用し企画していたと思われますが、それが円形のものとドーム状に見えるものがあったと思いますね。
円形に見えるもの、そんな中にカニがいたとしても不思議じゃありませんでした。
といってもかなり歪な円形でしたけど。
胴体が歪な円形に見え、そこに突き出た目と手足があったという感じで、ブラックドームはまさしくそんなカニがモチーフである円盤生物でしたけど、それはその名にあるようなドーム状ではなく、円形の円盤生物だったと思いますね。
カニがモチーフだっただけにかに座からやって来たのかと思いつつ、円盤生物は悪魔の惑星ブラックスターからやって来たブラック指令にあやつられたようなそんざいでしたから、単純にそう考えるのは間違いでした。
ブラックスター付近にいたと思われる宇宙カニの改造体らしいですが、そもそもブラックスター自体がブラックホール付近にあったと思われる星で、そこに生息していた宇宙カニ自体が異常生物だったことは容易に想像できます。
まあ、地球上の蟹に似すぎていたきらいはありましたけど、ブラックドームが口から吐き出す泡は溶解液であり、これを使った攻撃がバブルバーンであり、しかしそれと右手の鋏だけではウルトラマンレオを倒そうとしても無理があったように思います。
強い光に反応してしまうブラックドームの性質は、もともとがブラックホール付近で生息していたところからのものでしょうけど、ブラック指令のステッキではなく、人間の作った強い光に反応してやってきてしまったところに、ウルトラマンレオ抹殺を狙った円盤生物としてのもろさがあったのでしょうね。
ブラックドーム①


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暴君怪獣タイラント」
タイラント⑤
頭部・シーゴラス、耳・イカルス星人、胴体・ベムスター、両腕・バラバ、背中・ハンザギラン、両足・レッドキング、尻尾・キングクラブというウルトラ5兄弟に倒された怪獣・宇宙人・超獣の体のパーツが合体した大怪獣がタイラントであり、倒されたその怪獣たちの怨念が海王星付近で合体したものだということです。
怪獣たちの体のパーツが合体しただけでは、効果がどの程度出るのか予想はできず、必ずしも強力になるという感じはしません。
身体の各器官にはそれそういうの役目があり、身体全体から見てその役目がしっかり果たされたうえでのバランスというものがありますから、強くなるとは限らないのです。
このタイラントを支えていたのは怨念でしょう。
それこそ怪獣というよりは超獣と言った方がいいと思いますが、このタイラントが地球を目指し、各惑星で1対1だったとはいえ、ウルトラ兄弟を倒していったのはその怨念がそうさせたのかもしれませんが、ウルトラ兄弟もその怪獣たちを倒すのに四苦八苦し、地球防衛の任から離れたとは言え、超人ですからより強力になっていったはずです。
いくら怨念の集合体+αの存在とはいえ、ウルトラ兄弟があっという間に倒されたという設定は、ウルトラ兄弟に失礼だと感じました。
地球に到着したタイラントは、ウルトラマンタロウに倒されますが、それほどウルトラマンタロウが強かったのかというとそれも疑問です。

後にグランドキングという怪獣がウルトラ6兄弟が合体してようやく倒されたという映画のようなものがりましたが、少なくともタイラントを強力な存在として設定し、演じるのならそれと同等の演じ方をしなければならなかったと思いますね。
タイラント②


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