HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

カテゴリ: 平成のウルトラ

4
「巨大ヤプール」
ヤプール(メビウス)①
怨念とは消え切らないもの、生き物が絶えないうちは発生し続けるものだと思います。
生き物の恨みつらみという裏側の感情は意識しようとしないとを問わず、生まれてくるものかもしれません。
ウルトラシリーズにおける怨念は、怪獣・宇宙人が登場したウルトラQにまで遡るのかもしれません。
怪獣・宇宙人が登場し、それらを何とか駆逐しようと知恵を絞った人間の努力等によって倒された怪獣・宇宙人に生まれていたかもしれない怨念は、ウルトラ戦士が登場して光線技に代表される決め技によって倒され方が強烈なものとなって高まっていったのかもしれません。
肉体は果てても気までは殲滅しきれないのは、生き物がこの世に誕生した時の宿命や運命だったのかもしれません。
しかし、その怨念は今自分たちが生きている次元ではなく別次元に終結するものとして異次元を扱ったのは面白い設定だったと思いますね。
ウルトラマンAの時に異次元人として登場したヤプールは異次元にいながら現次元を見ることができ。人間とウルトラマンAを倒そうとして異次元から現次元に超獣を登場させますが、自身の衣類次元にウルトラマンAが乗り込んでくるとは思わなかったのかもしれません。
自分のいるべき異次元での戦いにおいてウルトラマンAに敗れてもその怨念が消えなかったのは、過去に倒された怪獣たちの怨念が積み重なり、ヤプールを倒したことだけでは消せるものではなかったのかもしれません。
ヤプールが倒れても超獣が出現し続け、そこから何十年も経ってヤプールが再出現したのはその間にまたも積み重なった怪獣たちの怨念がそうさせたのかもしれず、その結果怨念の招待は裏側の気なのに、自我意識を持ってしまった証だったかもしれません。
ウルトラ兄弟が根源の気の力で封印させたはずの怨念であるヤプールが、その封印を破るようにまたもや表れてしまったのは捻くれたような気自体はたった一人・1匹でもそういう感情を持った者がいればそのきっかけとなるということなのかもしれません。
ヤプール(メビウス)
あくまでヤプールは怨念が自我意識を持ってしまった存在なので消える7ことはないかもしれません。
ということは、世の中に争いごとが消えることはなく、平和な世の中は夢物語化もしれません。
ウルトラマンメビウスに登場した巨大ヤプールもゴシップ記事を扱う捻くれ記者の存在が手助けになったかもしれず、ウルトラマンメビウスが孤立するところでした。
平和は夢かもしれませんが、それを目指す子ことは大事なことで多くの人たちの手助けが必要なこともまた現実なのです。
それに気づかせてくれたのもヤプールと直接戦ったウルトラマンA声掛けでした。
くじけそうになったウルトラマンメビウスを立ち直らせるどころかメビュームバーストを発動させるとコロンまで行ったのもその声かけと意識の大事さでした。
ヤプールは怨念のか塊でしたけど、決して怨念体ではなく、実体化した時点で負けていたかもしれません。
ヤプール(メビウス)4


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5
「宇宙スパーク大怪獣 バゾブ」
バゾブ⑤
宇宙人だろうが怪獣だろうが、基本生き物ですので動力源としてのエネルギーが必要です。
それぞれ何を食べているのかということになりますが、地球人の物差しで考えればの話で、食べることで体を動かす必要のない生き物もいるかもしれません。
特に怪獣は本能で生きる獣ですので、何を動力とするかは好き嫌いによることが多いのかもしれません。
それも本能めいた気概で動力、つまり行動する力を得ますので、それを好み過ぎる嫌いがあるのかもしれません。
ウルトラマンダイナに登場したバゾブは電気エネルギーを好み過ぎるあまり、磁力が強く、それを武器としたり身を守るものとして利用していましたが、利用というと知力があるように思われますが、これも本能に基づいて電気を得ようとし、相手の攻撃から身を守るということなんでしょう。
電気は大気中にある電子以外のものは知能に優れた生命体が作るもので、それをあらゆるものの活動エネルギーとして使います。
火の発見から電気を自分で作り、効率よく多くの電力を発生され、そして貯めることは人間が生きる上で必要なこととなり、欠かすことができないものです。
バゾブは本能で電気を得ようとし、人間は自ら作り出した電気を守るという本能と人工の攻防戦のようにも見えました。
本能で行動していたバゾブは、本能ほど強いものはなく、人工はそれには勝てないような気もします。
ただ、その本能による行動から絶対に守らなければならないものもあるはずで、バゾブの盲点を探り当てたスーパーGUTSの研究心は人間という知力を持つ者としての最高点だったようにも思えました、
ただ、見つけたことはいいとして対抗策がうまく取れず、それは自体が急すぎて犠牲を伴うことになっていたかもしれません。
ウルトラマンダイナは人間体がスーパーGUTSの隊員でしたから必死になっていたスーパーGUTSの攻撃の意図を読んで、光子体となってトルネードサンダーと一体化したドリルスピン戦法は見事で見応えがありました。
バゾブ



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3
ファイバス(サタンファイバス)③
「メカ生命体 ファイバス(サタンファイバス)」

電脳の世界は仮想の世界、その世界にあるものすべてあくまで仮想の存在なので、仮に暴走しようと自我を持つことなどありません。
ありえないことをあり得ることとして描くことも、特撮の世界じゃあることかもしれません。
21世紀を迎える寸前からゲームが流行りましたけど、仮想の世界にあれこれと条件を付け、独特の世界を作り上げたのは人間です。
だから、その独特の世界の動きは作り手の意思が働き、予想外の事も起こるのかもしれません。
これが電脳の世界ですが、あくまで自我意識はあり得ないのです。
作り手の予想外の現象が起こるのは、電子・分子の世界は人が分かっているようで実は分かっていないことも多いからなのかもしれません。
この電子分子が逆流し、他のメカに流れ込むことがるとしたらとんでもない事態が起こるかもしれません。
人はそれを防ぐために防止柵を取っていますが、それを突破されるのも意味不明の現象は電子・分子の暴走ではなく、また自我を持ったためでもなく、次へ移ろうという電子・分子の特性みたいなことかもしれません。
ウルトラマンティガにファイバスという仮想の世界の設定人物が自我に目覚め、怒りをあらわにして自分以外の存在を下等と称して、制服を試みようとした特撮の世界でいうところのメカ生命体が出てきました。
ありない事をあり得ることとして表したこのファイバスは、分子自我存在としていた方がいいのかもしれません。
だって、命など持っていなかったわけですから。
その電脳の世界にウルトラマンティガが飛び込んでいったというのも、意外と面白かったのかもしれません。
ウルトラマンティガは分子レベルの光の生命体だったということからそれが出来たのかもしれませんが、ウルトラマンティガは石造から光の遺伝子が復活して登場した戦士でしたから、命あるものでそれが遺伝子状態まで戻るなんて言うこともあり得ないことでした。
有り得ないこともあり得ることとして描いたのがファイバス登場の話なのでしょうけど、正にそれは特撮という仮想の世界のことでした。
これを鵜呑みにして実際に起こり得ることなどと思うと、それは中毒者になってしまったということで自分勝手にそこしか見ていない、支配されてしまっているということであることを忘れてはいけませんね。
ファイバス(サタンファイバス)


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4
「満月超獣 ルナチクス」
ルナチクス(メビウス)
ウルトラマンメビウスの頃、ウルトラマンメビウス自体がウルトラ兄弟の長であったウルトラの父により紆余曲折を経て地球にやってきていたため、ウルトラ兄弟を意識させられ、ウルトラマンAが登場するとなっては相手となる怪獣はどんな怪獣になるだろうと思いましたね。
おそらくウルトラマンメビウスオリジナルの怪獣というよりも、ウルトラマンAに登場していた超獣を別個体として登場するのではないかと感じてました。
これまでウルトラ兄弟登場となると過去の怪獣の二番煎じの様な怪獣が登場し、リメイクが失敗したようなデザインで出てきてしまっていましたが、過去に登場した怪獣の別個体となればそれなりの理屈が必要とは成増が、時代が進んでウルトラマンメビウスの頃になるとデザインも演じ方もそれ相応となって意外と見栄えがしていました。
ルナチクスに目をつけていたのはなるほどと思いましたね。
ウルトラマンAは北斗星司と南夕子が合体して登場するHEROでしたが、ルナチクス自体が南夕子の宿敵であったがためにルナチクス以降、北斗星司単独で変身するようになりました。
合体変身から単独変身へのきっかけとなった怪獣・超獣だったわけですね。
宿敵であったということはそこに怨念があったということで、ルナチクス自体、ウルトラマンAの頃に既にヤプールの怨念のもとに生息し続けていた超獣だったかもしれません。
死の惑星となってしまった月は、月の中にあったマグマをルナチクスが吸い尽くしてしまったことによるものだとされていますが、いくら巨体とは言え、ルナチクスが1体だけだったとは考えにくいです。
だからウルオラマンメビウスにおいて別個体として搭乗させ、しかも疑われていたヤプールの配下にあったということでの存在意義もしっかりしていました。

マグマ火炎を吐きながらマグマを吸いとるとは無限のパワーのようにも思えましたが、そのマグマに叩き落されて絶命したウルトラマンAの頃に比べて、ウルトラマンAの代名詞であったメタリウム公園で倒されたのも納得感が十分でしたね。
ルナチクス(メビウス)②


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5
「機械獣 ギガバーサーク」
ギガバーサーク⑤
地球という惑星の中で最も文明が進んでいるのは唯一の知性を持つ人間ですが、地球という惑星とその大気の中で息づく生命のすべてを把握しているわけではありません。
だからそこに特撮の世界が突っ込めるものがあるわけですが、遥か上空の大気から地上、そして地底、深海、ジャングルという人類未開の土地には、ひょっとすると人類が推し量れない生命が息づいているのかもしれません。
命が宿るには水と光、そこから発生する酸素が循環して発生し続けることが大前提ですが、酸素一つとっても超濃厚な酸素はその生きる命とは反対の位置にいますし、太陽から降り注ぐ光には人体に有害なものもあり、一言で太陽光といっても放射性元素を多く含むものですから、それを防ぐオゾン層というものはなくてはならないものです。
水も動植物の飲食に耐えうるものでなければなりませんから、単に光と水、そして酸素があればいいというものではありません。
これらが循環して生き物が生存できる環境条件が整っていくということで、それには想像を超えた長い時間が必要だということになるでしょう。

しかし、人間の急ぎ過ぎた文明の進化はそのオゾン層にすら影響を洗えてしまい、これは地球温暖化につながっているとも考えられるのです。
このオゾン層を破壊してしまうことはあり得ないと思いたいのですが、そうした場合、有害光線が地球に降り注いでしまい、地上どころか地底深くまで影響が出、深海生物にも悪影響は出るでしょう。
ウルトラマンマックスの最終編に登場したデロスは、地球の地殻とマントルとの境界であるモホロビチッチ不連続面付近に生息していたとされた地底人でしたけど、オゾン層破壊の影響がそこまで出ていたことで、デロスが築いた文明どころか地上に息づく人類にまで警鐘を鳴らしていたと言えるでしょう。
人間は自分たちが地球における唯一の知的生命体だと思いがちですが、地球生成には憶測的な面が多く先住民がいたかもしれず、折り重なる自然現象の変異でそうした先住民が滅亡してしまったか、或いはオゾン層がまだない大気を通って降りそそいだ太陽光の影響が及ばないところを探してモホロビチッチ不連続面まで行って、その環境に応じて文明を何とか築いたのかもしれません。
デロスがもう一つの地球人であることなど、地上人にとっては信じ難いことで、それでもデロスは自分たちも守らなければならず、そのためのシステムを作り上げたのがバーサークシステムでした。
そして最大の難所となるウルトトラマンマックス圧倒の為に作られていたのがギガバーサークでしたけど、それはシステムというよりシステム化したデロスの意に応じて行動する機械重獣でした。
ギガバーサーク①
1㌔近いかギガバーサークの身体は、単にロボットというより体中から無数の様に出てきた機械腕を自在に操るところや目から発する超絶破壊光線を見てると、アニメに出てきた戦艦や要塞をイメージさせました。
機械腕は電流チェーンにもなり、その巨体と合わせて人類どころかウルトラマンマックスさえも何も出来そうもない感じが強く残りました。
実際、電流チェーンで捕まり磔にされてエネルギーを奪われたウルトラマンマックスを見てるとその通りだった感がありましたが、その後のウルトラマンマックスと一体化していた人間と分離し、そおの人間の意気で太陽エネルギーを磔にされたウルトラマンマックスに与え、マックスギャラクシーを召喚してウルトラマンマックス自身も巨体化してしまうとは、マクシウムソードの分身シュートもありましたが、巨体化したのはマックスギャラクシーの未知の能力が秘められていたことの証で、かの帰ってきたウルトラマンのウルトラブレスレットと能力的には双璧だったような気がします。
超巨大なギャラクシーソードによってギガバーサークは機能停止し、デロスともども去っていったことはデロスとバーサークシステムの登場自体、デロスが自身を守ることだけではなく人類に急ぎ過ぎた文明の進化に警鐘を鳴らしたことを思えば、これでよかったと思いますね。
ギガバーサーク


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4
「異次元人 ギギ・ドクター(XX01)」
ギギドクター③
異次元人でも繁殖していくのは当然かもしれませんが、雌雄別なのですね。
なんでもギギ・ドクター(XX01)は雌らしく、このXXは染色体的に雌のことを意味するそうです。
雄がいるから雌がいる中で繁殖が過ぎて、ギギの存在する異次元の世界が崩壊の危機に晒されたため、別次元へにの移住について強硬派と穏健派がいたそうですが、そもそも繁殖力の度が過ぎたからと言って、異次元移住を思いついた時点で知的生命体としては失格です。
進退の縮小光線中は通常の体を縮小させる中で、限られた世界での生存を維持するためのものとして開発されたものではないでしょうか。
こうした行為って、移住されそうになった生命体としては迷惑千万で、共存しようとしているとすればまだ話が分かるような気もしますが、強行しようとすればそれは侵略ですよ。
ギギ・ドクターは穏健派ですが、それでも根本は移住ありきで、強硬派を納めたとしても別の移住先を探そうとして去っていったわけですから、同じようなことで別の世界での侵略をするということですね。
共存にしても物理的なこと、食料的なこと、水や空気、文化的なことと本能的なことと様々な問題がありますから、いきなり何十億という生命体の共存と言われても受け入れ先はないように思いますね。
そこには強硬派も穏健派もなく、話し合いも何もないのです。
どこか現実的にこれから強盗に入りますといって、他国の島を屁理屈をつけて強奪しようとしてる尖閣諸島問題の中国に酷似しています。
ギギドクター①


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4
「宇宙忍獣 Xサバーガ」
Xサバーガ①
昔も今も忍者には興味があるようです。
と言っても X(クロス)サバーガが登場したウルトラマンガイアは、平成10年の特撮番組でしたけど。
怪獣という怪奇なものを興味を持って考案していくと、その中には異種怪奇の忍者まがいなものが紛れ込むようです。
忍者も正確なところは分かっていないので、怪奇は怪奇なものですけど、そうした謎に特撮という技術をもって飛び込むことには大いに興味が湧きますね。
ウルトラマンガイア自体、それまでのウルトラ作品とかなり趣を胃にした新機軸を折りたて、カルト的要素も織り交ぜながらもダイナミックな作品でもあり、そこに怪奇的カルト的現象を盛り込むことは、かなり挑戦的でもあって興味的な存在でした。
ウルトラマンガイアと言えばフォトン・エッジから強化後はフォトンストリームが必殺技であり、これに対してそのライバルのようなウルトラマンアグルはフォトンクラッシャーでした。
その衝撃力はどんなものだったかは想像もつきませんが、その衝撃力でワームホールを発生させ、おこから出てきたのが Xサバーガでした。
そこまでの衝撃力がないと物理的にワームホールをこじ開けられないのかとももうと同時にこの衝撃力に耐えうる体を Xサバーガは持っていたということになるのでしょう。
かなり強固な肉体に、それすら打ち破ってしまいそうな左手のドリル。そして伸縮自在ながら伸ばした右手が巨大化し、そこに口が出来て小 Xサバーガが何体も出てきて相手に食いついてしまって果ては自爆するというある意味衝撃的な武器を持っていました。
加えて分身能力や飛行能力、地面の畳替返と地中からの突然の攻撃など多彩な忍者能力を怪獣として表していましたけど、これもワームホールの番人たる地位と根源的破滅招来体の側近としての能力だったのかもしれません。

きっと謎めいた存在の傍にいれば不思議で怪奇な能力が身に付き、それがともすると忍者能力のようになったのでしょうけど、分身能力で分身に影が映らないとはこれも忍者のようでした。
Xサバーガ④


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「パラサイト宇宙人 イルドイルド
一つの脳をみんなで共有する、それがイルド化でした。
生命体の神経に命令を出すのは脳ですから、脳がなければそれはもう生命体ではなく、肉の塊です。
巨大と言っても一つの脳ですから、そこから各個体に指令を出すにしても直接神経伝達ではなく、電波や音波のように脳の指示が宙を飛ぶような状態となるはずです。
そうした指令は遺伝子毎にによって各個体に飛ばされ、各個体は遺伝子毎に受け付けるという信じられない存在でしたね、イルドは。
本当に遺伝子が指令を飛ばし、遺伝子が受けとめているのかは定かじゃありませんが、それがなければイルドの体は、単なる肉の塊でしたから、戦闘力などないに等しいわけです。
戦闘力を持っているとすれば、それは脳の指令により体毎の特徴を生かして戦闘能力のように見せることはあっても脳の指令が宙をいくわけですから弱まるわけです。
そうした脳はイルドの塔に隠されたような状態であるところ、そこを傷つけられれば脳自体が不完全状態となり脳の指令が弱まるものの怒りという強い脳波が発生してしまうわけです。

イルドの巨大化は脳の怒りによる強まった脳波の現れなんでしょう。
しかし、人間であろうと宇宙人であろうと脳の指令によってその指令が神経に行き届いて行動するという生命体の基本中の基本が無視されたような存在がイルドでした。
イルド①


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「異次元超人 メビウスキラー」
メビウスキラー②
ヤプールの怨念が生み出したようだったエースキラー。
エースキラーが誕生し倒されてから40数余年、その間にヤプールの怨念もそれまで以上にたまっていたようです。
ヤプールの怨念はウルトラマンAに対してだけではなく、ウルトラ兄弟と彼らが守ろうとする全てに向けられていたようです。
ヤプールは異次元人で、倒されたのは巨大ヤプールというヤプールの集合体でしたけど、ウルトラマンAが倒しきれなかったヤプールの残党とその怨念はそれだけでは現実世界に打って出られない状況にあり、メフィラス星人を始めとした暗黒四天王の存在とそれが生み出したガディバの出現がヤプールのみならず、エースキラーの強化体メビウスキラーを生み出すきっかけになったようです。
ウルトラマンメビウスの生体反応を吸収し表現しようとしたガディバの存在が、よりメビウスキラーを強化したようです。

元々エースキラーが手に持っていた三社の鉾のような武器を持たず、ウルトラ兄弟どころかウルトラマンメビウスの得意技まで披露していたのは、その証拠のようでしたけど、これが厄介でした。
ウルトラ兄弟の得意技だけだったら、エースキラーの時の状況と戦いを考えた以降の使用おあったと思われますが、ここまで現ウルトラ戦士の能力を披露されてしまうと、それに対抗しようとしたのはウルトラマンメビウス一人でしたからウルトラマンメビウス自体が危機に面して肉体組織に思わぬ変化が生じることでもないと対抗しきれなかったでしょうね。
ウルトラマンメビウスがバーニングブレイブになり得たように、肉体組織の変化はウルトラマンメビウスの精神力の様々な対応状況によるようですが、メビュースダイナマトが生み出されたのもきっとそんなことからだったのでしょうね。
ウルトラマンタロウがウルトラダイナマイトを使用した後大きく疲弊したように、メビュームダイナマイトもウルトラマンメビウスの大きな疲弊を誘うものだたようですが、これがなかったらメビウスキラーに対抗できなかったかもしれず、メビュームダイナマイトは意味としてはウルトラマンAが使ったスペースQと同等以上の威力があったのでしょう。
メビウスキラー④
メビウスキラー3


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「地底文明 デロス」
デロス①
デロスは、大空洞に築いた地底文明デロス都市に住む知的生命体ということなので怪獣でも侵略宇宙人でもありません。
いわば地球原人のような存在なのかもしれませんが、地球上に人間が登場するまでの間のことは地層とか化石等々で推測は出来ますが、誰も見たことがないんですよね。
氷河期が来る度、それまで生きていた様々な生命体が滅亡したらしいですが、その生命体が氷河期を逃れて生存したとなると地底に潜るしかありません。
そこで氷河期が去るまで生き残って文明を築くなど到底あり得ないことだとは思うのですが。この時点で後に地上に現れる人間と地底の潜って文明を築いた地底人の存在の争い議論が、特撮の世界で扱われてきました。
地底人が光に憧れて地上に出てくるところに、地上で生きる人間を排除しようとする動きを絡めて存在の抗争を持ち込んで特撮の材料としたようですが、これはいわば地上の生きる者と地底に生きる者という同じ地球という惑星に生きる同族同士の抗争のようで、争いは争いなんでしょうけど侵略ではありません。
これまではそこに抗争を持ち込んできましたが、デロスは、地上人の文明を築こうとする行動がオゾン層を破壊し宇宙放射線の影響が地底にまで及んでいたことで、地上の文明進行をやめさせようとして立ちはだかっただけで、そこに抗争はほとんどなかったことが、これまでとの違いのように思えました。

地底に文明を築き、生きていた者は光の影響を受けずにいたはずで、自然生命の進行さえままならなかったという意味でも素の実で生きてはいなかったと思います。
デロスは外見上金属元素の鎧を身に纏ったような姿をしていましたが、実はその鎧の中に生身があったと思うと光の影響を受けない生命体とはどんなものだったのか、見てみたかったような気がしました。
デロス


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