「ロープアーム」
大幹部ヨロイ元帥の暴挙、これはデストロン首領の意が伴ったものでしたけど、これにより逆さ刷りにされた結城丈二の右腕が硫酸のプールに入ってしまったことにより、右腕だけが改造されたライダーマンの誕生を呼び起こす結果となりました。
結城丈二率いるデストロン科学陣はアタッチメントの開発に成功しており、これを取り付けたわけですが、設定としてこのアタッチメントを装着すると言うことは身体全体のパワーバランスを取る為にも右腕以外の部分の改造を前提としてたものだったのかもしれません。
アタッチメントの開発、これは義手の強化版だったと思うんですけど、その多様化を図ろうとする証拠がアタッチメントの多様化が図られていたところに現れていました。
基本開発には成功していたものの、それは武器として使うことのみならず救助用としても考えられており、まだその性能の強化を図る余地は多分にあったと考えられます。
攻防両用のアタッチメントは、ロープアームが代表的でした。
ロープアームは先端が棘のついた鉄球になったスイングアーム、先端が鎌になっているカマアーム、ネット状に編まれたロープを発射し、相手の動きを止めたり、落下した人を救出する際に用いられたネットアームと多岐にわたりましたけど、基本的には鉤状の爪がついた特殊ロープを噴射し敵を絡め取ったり、離れた場所にロープを噴射することで先端の爪を引っかけることで自らがそのロープの伸縮で移動したり、上昇したりできたものが基本した。
ロープが収納されていると思われる瓢箪のようなところから外的に出ていた鉤爪の部分が太く、意外と丈夫なものだったためか、この姿で行っていた戦闘スタイルがラーダーマンの基本スタイルの様でした。
ライダーマンのアタッチメントは、義手であり脱着可能であったことから、基本的には身体に装着されているもので、それを強力な武器に置き換えようとしたものでしょうけど、これを通常のデストロン改造人間に装着させることが前提であり、アタッチメントの開発だけを推し進めていた結城丈二にはそれが分からなかったのかもしれません。
まさか自らが装着する運命にあったとは思いもよらなかったと見てますが、そうであればもっと強力で有効な武器になっていた可能性は高いですね。
身体に装着されている、或いは身体から離して使用しようとした武器で仮面ライダーが利用したものとしては、ライダーマンのアタッチメントはその先駆けではあったんでしょうけど、ライダーマンがある意味未完成の仮面ライダーであったように、アタッチメントも未完成品だったと思います。
未完成だからこそ、その汎用性が多岐にわたったロープアームにアタッチメントとしての第一の意味があったわけで、味わいを感じますね。
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