アリンドウ
「大羽蟻怪獣アリンドウ」

架空なのか実際に存在する物質なのかは分かりませんが、新建材が燃える時に発生する物質であるPG-500を吸収して突然変異した羽蟻がいくつも巨大化して、火炎攻撃にさらされた結果、合体して生まれてしまった生物がアリンドウと名付けられて怪獣化していました。

建材が燃える際に発生する物質は、可燃化しやすいガスですから、そこに火炎攻撃されてしまって倒しきれないとなると、そうした可燃ガスを満載してアリンドウは生まれしまったわけですから、火炎攻撃というか火を噴く怪獣というのも分かるような気がします。
しかも基本が蟻の集合体ですから、蟻酸を吐く能力があるのも当然のことで、こうした能力を体内に備えていたのですから、羽蟻が合体した怪獣とはいえ、身体はかなり丈夫だったと思いますね。

蟻という昆虫は獰猛ですから、その食欲もスゴイものがあって、新物質を浴びて突然変異したのなら、元から持っていた本能的なものと突然変異の末に身についてしまった能力というのが融合してしまうことも十分考えられますから、強靭になった顎に砕かれるその先に食べてしまうというより、顎で砕いてしまうものが新建材とか建築物になっていてもおかしくはないですね。
ウルトラマンタロウの得意技ストリウム光線が通用しないというのは、それだけ強力な怪獣だったということになりますが、決してシリアスではなかったウルトラマンタロウには似つかわしくない解呪だったかもしれません。

強固な肉体を持つものは、怪獣であれ改造人間であれ、温度差を持って攻撃していくことに倒すヒントみたいなものがありますが、ウルトラマンタロウのウルトラシャワーからファイヤーダッシュという攻撃の流れは、そういうことの表現だ多のかもしれませんね。
アリンドウ②