HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:イナズマン

4
「ホネバンバラ」
ホネバンバラ③
超能力ブームに乗るように登場してきたイナズマン。
その敵組織は新人類帝国で首謀者は帝王バンバ。
帝王バンバの命により、超能力者の体の一部を埋め込んで作られたのがミュータンロボでしたが、まだ超能力者の超能力に関しては解析、、、と言っても未だにおぼつきませんが、物珍しい超能力という分野に人目が集まったのは確かなことです。
超能力者と言ってもそんなにいる者でもなく、特撮の世界に登場するHEROや怪人は傍目から見れば皆超能力者です。
イナズマンの敵組織のミュータンロボがどんな具合で登場するのかは分かりませんが、単純に一人の人間をそのままモチーフとせず、身体の一部分の特化するようにすることでグロテスク感を出していたを出していたことが大きな特徴であり、大きな工夫とそれが見どころでした。
イナズマン第4話にして早くも白骨のミュータンロボが出てきました。
ホネバンバラがそれでしたけど、一体白骨のどこに超能力者の体の一部が埋め込まれどう機能していたのかについては想像もできませんけど、こうしたモチーフの場合、自分の体の一部が武器になる、自分のあばら骨を取り出して棍棒のように打撃武器と使われていたことは後に生かされていました。
これについては他の特撮でも見られたことで特にどうのとは思いませんでしたけど、人間を異空間に引きずり込み呪詛で人魂を抜き取って食べてしまうというところが、違和感溢れるミュータンロボという感じが強かったですね。
超能力者の体の一部を埋め込まれて作られるミュータンロボはホネバンバラだけではなく、超能力を開花させるまで段階を踏まなくちゃいけなかったものの超能力の塊のような存在だったイナズマンに適うわけがなく、そこには作戦、戦略をどう組み立てるかがカギだということはイナズマンに限ったことじゃないですけど、そこにも面白みがあり、すべて手作りの番組だったことが余計に引き立てていたと思いますね。
ホネバンバラ④


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3
コブバンバラ1
「コブバンバラ」

当時も話題になりました。
コブバンバラの井出達と外観。
漫画「明日のジョー」のコーチ・丹下であるまいし、なによりコブバンバラの顔の作りでしたね、インパクトがあったのは。

台風以上の豪風を巻き起こし、高層ビルでさえ倒してしまうその豪風を巻き起こしていたのはコブバンバラの背についていた大型プロペラでした。
イナズマンに登場する敵方はロボットでしたから、こうした大型プロペラを稼働させる動力もコブバンバラというロボットの体内にあると思いきや、イナズマンという特撮番組は当時流行っていた超能力ブームに乗って超能力を有したHERO番組でしたから、コブバンバラも帝王バンパに敢えて備え付けられた超能力を有した細菌を体内に有していたことでのことだったみたいです。
当時の特撮番組には、テーマとして与えられたものニ何とか結び付けようとして、無理やりというか言い方を変えればかなりアンバランス的なところがりましたけど、コブバンバラを見ているとミュータンロボというロボットというより人のような生き物がある種の超能力を植え付けられていたように見えました。

コブバンバラはその外見もさることながら、コブバンバラが巻き起こした豪風で高層ビルが折れそうになったところ、イナズマンが逆転チェストで高層ビルを持ちなおさせてしまったという印象深いシーンが演出されていました。
このシーンが折からの超能力ブームを極端に演出したものとしてかなりのインパクトがあったため、イナズマンの象徴のようなシーンとなって、肝心要のコブバンバラが忘れ去られそうになったという笑うに笑えないようんこともあったように記憶しています。
コブバンバラ⑤



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2
ミズバンバラ
「ミズバンバラ」

イナズマンをも上回る帝王バンバが生み出したその配下の兵士はミュータンロボでした。
帝王バンバは超能力者であった割に、生み出したというか作り出したのは怪人っぽいロボットで、いわばサイボーグでした。
このサイボーグであるミュータンロボは。身体のほとんどがメカであったはずなのに意思があり、帝王バンバの命ずるままに行動していましたが、帝王バンバが極悪超能力者であったことからミュータンロボにあったのは意思とは名ばかりの闇そのものだったようにも思えました。
このミュータンロボのモチーフとされていたのが水、風、土、もろもろの自然現象で、生物にほとんどモチーフを求めなかったのは、闇にイタズラな意思はいらないということだったのかもしれません。

帝王バンバそのものが一見化け物のような姿をしていましたから、配下のミュータンロボもサイボーグというよりお化け、妖怪のような姿をしていました。
ミズバンバラは、水に関する特殊能力を植え付けられたミュータンロボでしたけど、その姿はまるで四谷怪談に出てくる妖怪や幽霊のようで、本当にとっつきにくく、気味悪い姿をしていました。
闇夜にうごめく水は、トンネルの中に雨が降る、或いは宅地の道路がいつのまにか川になっているなどのように信じられないような展開で使われていましたが、これはやっぱり水に超能力を充てたらどんな具合になるかということが意識された証でしょうけど、まるで四谷怪談で感じられる情景のようでもありました。

水といえばダム、ダムだったらダム決壊で印象を与えようとしたのでしょうけど、ダム決壊を逆転チェストで復元してしまうイナズマンの方が際立ってしまい、ミズバンバラはその姿に気持ち悪さを覚えましたが、印象が薄いミュータンロボになってしまいました。

自然現象にモチーフを求めるのはとにかく難しく、水を扱うなら生物として身体のほとんどが水であるクラゲをサイボーグとして採用した方がよかったと思うところもありますが、結局は同じような姿になってしまったんでしょうね。
ミズバンバラ④






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3
イツツバンバラ
「イツツバンバラ」

1973年か74年ごろ、超能力者とされたユリ・ゲラーの登場で超能力ブームがありました。
オイルショックと相まってこの頃の象徴的なブームでしたけど、折からの変身ブームが下降気味となっていた時期でもありましたから、一味加えた要素をどこかで求めていたのかもしれません。
その超能力ブームにのって、イナズマンの放映が開始されました。
この頃になると漫画はあまり読んでなかったので、イナズマンの予備知識みたいなものはなく、新人類と称される超能力者の象徴帝王バンパの作り出すミュータンロボに興味が湧いて、よくテレビを見ていたものでした。
ファントム軍団とされる帝王バンパの組織から創出されるミュータンロボは、帝王バンパが超能力者であったため、様々な超能力を与えたロボットだと思っていました。
真実は分りませんが、その第1号ミュータンロボ・イツツバンバラを見た時は、ロボット言うより歌人というイメージの方が強かったですね。

イナズマンに限らず、仮面ライダーもバロム1も、変身忍者嵐に出てきた怪人や化身忍者も、通常の人間では持ち得ないはずの能力を持っていたのですから、見方を変えればそういう者たちも超能力者みたいなものだったかもしれません。
しかし、超能力HEROとしてイナズマンは登場してきたのですから、ミュータンロボもそういう目で見るのが当然だし、同時期にブームとなっていた超能力をモチーフにしたようなものでしたから、これまでの怪人たちとは一線を画すように見ていましたね。

イツツバンバラはその超能力も去ることながら、デザインと造形という見た目でショックを受けましたね。
トーテムポールに5つのデスマスクといったデザインで、下から2番目のマスクの口から火柱を立てていました。
これをより強力にした強力火柱責めという能力も発揮していましたけど、今にして思うのは何故5つのデスマスクがったのかということです。
特撮技術的に無理があったのでしょうけど、5つのデスマスク全部に特殊能力を演じて欲しかったですね。
そして、地割れ崩し。
これこそが実はイツツバンバラの最たる超能力ではなかったのかと思うのは、地面に立ってるビルはそのままで地面だけが避けていくという不可思議な現象が起こっていたことにありました。
それでも唐辛子のような姿のイツツバンバラには、色合い的に火が似合っていましたね。
トーテムポールのような井出達では動きが取りずらかったのは分りますが、そのためにイツツバンバラの動きが本当にロボットのように見えたのは、ミュータンロボの先駆けであったことに起因すのでしょうかね。
とにかくユニークなロボットらしい怪人でした。
イツツバンバラ⑤
イツツバンバラ⑥

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