ウルトラエアキャッチ
ウルトラエアキャッチ①
「ウルトラエアキャッチ」

人間体でも使える技としては、ウルトラ念力がありました。
ウルトラ念力の使い手としての代表格はウルトラセブンで、二度目の地球来訪となったウルトラマンレオの時に人間体でも使える唯一の技としての設定がありました。
このウルトラ念力はウルトラ一族は誰でも使えたらしいですが、ウルトラ戦士はいわば超人でしたので、その意思があろうとなかろうと念動力は発揮されていたようですから、効果的に使おうとすれば使おうとする意思が大事なことで、得意とする者、そうでない者がいたと思います。
ウルトラセブンも物語が進むうちにウルトラ念力を使う場面が多くなりましたけど、初代ウルトラマンもその使い手でした。
例えば、人間大から巨大化する時、その逆のミクロ化能力は身体能力の一つでありながらウルトラ念力が自分にも働かないとその能力をうまく発揮できなかったと思います。
こうしたウルトラ念力は念動力ですから、目に見えるものではなく、目に見えないからこその威力があったと思いますね。
初代ウルトラマンもそうした使い方をしていましたが、このウルトラ念力を光線状にして発揮したこともありました。
ウルトラエアキャッチがその技です。
水爆を飲み込んだと思われるレッドキングの動きをウルトラ念力によって止め、そのまま地上から空中に移動させるため、ウルトラ念力を光線として発射し、空中でレッドキングを動きを止めた上にその電磁波で固めていました。
これによって、爆破ではなく、レッドキングを切断してしまうことで勝負自体をつけ、レッドキングの首から上の部分をキャッチして宇宙の果てまで運び去ることを狙いとしていました。
ウルトラエアキャッチはウルトラ念力を珍しく光線にして発揮した念動力であり、決して反重力光線でなかったことは、レッドキングが爆破されていなかったことに現れていました。
空中でレッドキングの動きを固めていたのは念力と電磁波だったんでしょうね。

リアルタイムでこのシーンを見た時は、見とれましたね。
まだウルトラ念力なんて言う説明もなかった時代ですから、目に見える者がそのまますべてでした。
ウルトラマンってやっぱり超人であり、超能力者なんだという想いと憧れの存在なんだよなあという想いを強くさせるものでしたね。
ウルトラエアキャッチ②
ウルトラエアキャッチ③
ウルトラエアキャッチ④
ウルトラエアキャッチ⑤
ウルトラエアキャッチ⑥