HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

ウルトラセブン

昭和の仮面ライダーとウルトラHEROが大好き。 甲斐バンドも甲斐よしひろも好きだったんだ。

ウルトラ怪獣第9号:ウルトラセブン~メトロン星人5

メトロン星人②
「メトロン星人」

「我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから…」というナレーションで終わった狙われた街。
ウルトラセブン屈指の名作の一つだったことは、疑う余地がないでしょう。

宇宙ケシの実を煙草に散りばめて人間を狂わせる、多分、ウルトラセブンでなければ宇宙ケシなんて言うものを知ることはなかったでしょう。
人が知らない危険な植物の一種は、人を狂わせ凶暴化し、自分以外の人を殺してしまうほどの危険度の高い成分を含んでいました。
多分、自分そのものも自覚できない幻覚の境地に導かれて、それを仕掛けたメトロン星人はそれだからこそ幻覚宇宙人という肩書がつけられたんでしょうね。
凶暴化し、自分をも見失い、果ては殺人鬼と化してしまうその様は、確かに一定のルールの中でそれを守ることで信頼関係を築いていた地球人類をかき乱してしまうものでしたけど、そこまで導いてしまえば武力を行使して人類を制圧してしまう必要などありません。
メトロン星人がどんな武力を持っていたのかについては、それほど演じられることはありませんでしたけど、武力ではなく人類の心や関係を乱していくことで地球を征服してしまおうとするスタイルは、初代ウルトラマンの時のメフィラス星人の時と酷似しています。
しかし、メトロン星人の場合は人類の相互関係に目を付けたところが、より狡猾でした。
しかも、自らのアジトを下町の工場街の一角に建つ古いアパートに宇宙船を仕込ませて、暗躍していたことがより効果を出していました。
宇宙ケシなどというとんでもないものを人類は知らず、それがメトロン星人によって忍ばされたこと自体が、地下の暗躍行為のようなものだったことから、フランス語で地下はメトロといいますから、そこからネーミングされたメトロン星人の妙味が出ていると思います。
宇宙ケシを含んだ煙草の犠牲には、ウルトラ警備隊のソガ隊員やフルハシ隊員もなっていました。
ウルトラセブンは光の国で恒天観測員だったことが基本としてありましたから、宇宙ケシのことを知っていたとしても不思議なことではなく、それを知って弁えていたがためにそれを使って何かを企てていた者を探ろうとしていたのは騒然の成り行きだったかもしれません。
ウルトラ警備隊の派手な交戦、作戦ではなく、恒天観測員としてのウルトラセブンがモロボシ・ダンという人間の姿で突き止めていこうとしたところにも妙味がありました。
メトロン星人③
メトロン星人は敢えて宇宙ケシを使った作戦で、ウルトラセブンをおびき寄せようとしていたのかもしれません。
メトロン星人の潜んでいた古いアパートはメトロン星人の奇妙な宇宙船と一体化し、迂闊にもそこに単身乗り込んでしまったモロボシ・ダンはその宇宙船によって宇宙の果てまで運び去られるところでしたね。
ウルトラセブンに変身し、巨大化することでこの作戦は外れてしまいましたが、ちゃぶ台を挟んだモロボシ・ダンとメトロン星人の対峙はそこまで伸びていたこと自体、見応えがありました。
その上、夕日を浴び、影を伝ってウルトラセブンとメトロン星人が遂に交戦状態となるシーンについては、ストップモーションを使ったりしたかなり効果を上げていたシーンでした。
特撮に関してかなりマニアックで、ある意味変わり者でないとこういう演じ方はできなかったでしょう。

最後はメトロン星人が飛び去ろうとしたところに、その背後からアイ・スラッガーが一閃、そしてエメリウム光線で止めを刺したシーンは、ウルトラシリーズ史上最高の演出でした。
やられてしまったメトロン星人も去ることながら、エメリウム光線を放ったウルトラセブンの姿が夕陽を浴びて、これ以上ないカッコいい演出となっていましたね。
メトロン星人






セブン上司~ウルトラセブン5

セブン上司④
「セブン上司」

初代ウルトラマンの最後には、命を2つもったゾフィがやってきました。
ウルトラセブンの最後にも、そのゾフィ的存在の登場が想定されていたそうです。
初代ウルトラマンは人間ハヤタと同化しましたが、本来はあくまで別個体だったものの、ウルトラセブンにおけるモロボシ・ダンはウルトラセブンそのものでした。
設定的な違いの中、HEROは死なないという大前提のもと、どうやってウルトラセブンにゾフィ的存在を演じるのか、今となっては過去のことですけど、そうやって考えると非常に興味がわくところです。
地球上での活動エネルギーが切れかけ、朦朧とした意識の中でモロボシ・ダンの脳裏に浮かんできたのはセブン上司でした。

ウルトラセブンは本来ウルトラ戦士ということではなく、光の国の恒点観測員であったことはこの時のセブン上司から語られたことです。
しかも恒点観測員340号ということは、ウルトラセブンと同様の姿をした観測員が340人以上いたことになります。
だってウルトラセブンとセブン上司は同じ姿をしていましたからね。
その恒点観測員が、地球上の人間が命を問わず同じ人間を救おうとした姿に感銘を受け、戦士として地球にとどまり、まさしく自分の命をも問わず外敵から地球を守り抜く姿勢は、後のウルトラ戦士に受け継がれていきますが、それはこの時のウルトラセブンの在り方に大きなきっかけがありました。
そしてそのウルトラセブンの姿を見ていたのは、光の国の防衛軍であり、セブン上司であったわけです。
セブン上司
光の国にいただけでは、地球上で命をも顧みず戦い続けるウルトラセブンの意味など理解できなかったのでしょうね。
広大な宇宙の平和を守るためには、ほんの一瞬のような地球という惑星のことなど知る由もなかったのかもしれません。
だから、瀕死の状態でありながら命を賭して人間のために戦おうとするモロボシ・ダンに対して、変身してはいかん!という言葉を投げかけたのでしょう。
人間のことよりもまず自分の命を、、、というところでしょうけど、それでも変身を強行し、最後まで戦い抜いたウルトラセブンの気持ちはようやくセブン上司に通じたものと思いたいです。
何万年も生きるウルトラの戦士たちに比べれば、人間の命はわずかなものでしたけど、ここに命の炎を灯しそれに呼応するかのような初代ウルトラマンの姿に気づいたのはゾフィであり、ウルトラセブンの時のセブン上司であったと思いますから、ここでようやくセブン上司がゾフィにオーバーラップしたといえるでしょう。


ながらく円谷プロでは忘れられていた状態のセブン上司は、外部からの問い合わせで意識されたそうです。
このセブン上司は、ウルトラセブンの脳裏に念波や気で浮かび上がった姿でしたから、本来はもっと別bの姿をしていたのかもしれません。
でもそういうところに意味があったのですから、これを変えて再来させることはしてほしくないですね。
セブン上司③




ウルトラ怪獣第8号:ウルトラセブン~キュラソ星人5

キュラソ星人③
「キュラソ星人」

まさしく勝手気ままな殺人鬼だったキュラソ星人。
コスモポリタス第8惑星のキュラソ星で大罪を犯し、母星から逃れて地球に飛来してもその罪を犯していました。
宇宙人が殺人鬼という設定は、怖いですよね。
ガソリンを好み、人を殺めながらガソリンを求めてさまようキュラソ星人は、頭部に生える角のような器官を発光し、人を意のままに操る能力がありました。
描写が当初はスペースポニーという一人乗りの宇宙船が乗り捨ててあった昼間から始まりましたが、闇の中へと舞台が移っていきました。
時間の経過というところからそうなっていったわけですけど、闇夜に浮かぶキュラソ星人は、怪奇的そのものでした。

ウルトラ第1期にはその怪奇性と不気味さが、よくあったと思います。
怖いもの見たさに顔を覆った指の間から、なんとか怪獣や宇宙人を見ようとするのは怖いもの見たさという好奇心にほかならず、その好奇心は怪奇性に引き出されていました。
アンバランスゾーンという不安定さをテーマにしたウルトラQで作られた流れは、その後初代ウルトラマン、キャプテンウルトラ、そしてウルトラセブンと流れてきていました。
アンバランスという感覚は怪奇性を自然と生み出し、当時の特撮はそれがある事が絶対的な条件であったと思いますね。
その中に勧善懲悪を持ち込み、更に展開していったと思いますが、それは怪獣・宇宙人のデザインと大いに関係していました。
ウルトラQに登場したケムール人という傑作宇宙人は左右非対称のそれこそアンバランス感覚満載のデザインであったわけですが、このケムール人は後に初代ウルトラマンに登場し、ゼットン星人に姿を変え、さらに色調をも変えたキュラソ星人となっていきました。
傑作だったケムール人は、傑作だっただけに手を入れてしまうと、、、とも思いましたけど、ゼットン星人もキュラソ星人もやっぱり傑作だっただけに、手に入れ方次第でこういう展開も歩めるんだと妙に感心してました。

様々な要素を持ち込んだところに工夫の苦心さが出てますけど、元来が科学力の高いケムール人という侵略宇宙人であったという根幹みたいなところは不変だったと思いますね。
キュラソ星人も、一人乗りの宇宙船でやってきたところなどは、キュラソ星自体は進んだ科学力を持った生物系惑星であった証拠ですし、宇宙に拡散する電波でこの殺人鬼キュラソ星人が逃亡したことを警告してきたこともそうでした。
そこにこのキュラソ星人自体には催眠を仕掛ける能力と、ガソリンを常食としていたこと、果ては火を吐く能力まであったことなど、設定自体は宇宙怪獣のようで高い科学力を持っていたこととはバランスが取れないアンバランス感覚がタップリでした。
キュラソ星人
アンヌ隊員を催眠状態として操り、ポインターを奪うだけでなくウルトラホーク1号のβ号まで奪って逃亡しようとしましたが、分離状態であったウルトラホーク1号のドッキング作戦で窮地に追い込まれて苦し紛れに火を吐き巨大化しましたけど、墜落したβ号の火に引火して自滅しました。
これもウルトラHERO が出てくる番組で、そのHEROと戦うことなく結末を迎えたこと自体は非常珍しいケースで、その演出自体が実に印象的でした。

このウルトラセブンが放映された当時は「キュラソ」という発音が難しかった時代でもあり、台本自体にキュラソとあったりキユラソとあったりして混合したことが徹底できなかった原因でもありましたけど、番組作りに本気になりながら肝心の宇宙人のネーミング自体が徹底出来なかったとは、時代のおおらかさといい加減さが混在していかにも昭和らしい現われでもありました。
なんでもキュラソ星人はドラキュラのキュラから持ってきたらしいですけど、酒場にあるリキュールがその感覚としてあったところ混在してしまったようですね。
「キューラソ星人」とモロボシ・ダンが言ってしまったことは時代を反映してた貴重なシーンでした。
キュラソ星人①

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ウルトラ怪獣第7号:ウルトラセブン~ペガッサ星人5

ペガッサ星人①
「ペガッサ星人」

ペガッサ星人の場合は、自然現象により母星が荒廃したことにより生き延びる術を完全人工都市に求めて宇宙を漂流する格好となったようです。
宇宙空間に浮かぶペガッサシティは、宇宙船や宇宙母艦の上を行くような見た目よりはるかに密度の濃い人工都市だったようで、その密度はなんと地球人が見たものの8万倍だったようですから、高度な科学力を有していたというのは外見だけでも分かりそうなものです。
母星が荒廃した例は、過去にバルタン星人がいましたけど、この荒廃は狂った科学者の暴走によって引き起こされ、いわば人の手が付けられない自然の力ではなく、進み過ぎた人の科学力によって引き起こされたことでしたから、ペガッサ星人とは出発点が異なり、そこから安住の地、惑星を求めて他の惑星を侵略する行為に出てしまったのかもしれません。
ペガッサ星人は、自らの力を高めて空気も水もなんでも人の手で作り出してしまい、人工物に全く頼らないで生存することを可能とした次元まで科学力を高めていたのですから、侵略するという行為自体はペガッサ星人にとっては全くうまみがないかったことになります。
争いごとを好まないような感じですけど、ここまで高められた科学力は平和のために温存すると言うことではなく、どうやっても生き延びるという種族として当たり前の考えが、高所に位置していたことが忘れられていたようです。

こういうところがバルタン星人とは異なるところですけど、ペガッサ星人とバルタン星人の有していた高度な科学力は向いていた方向性がまるで異なり、次元が異なっていたと言うことになろうかと思います。
侵略という意思のない宇宙人が、とある事情でけがを負いながらも地球の地上に降りてきて、地球側の人間と触れ合うことは、それだけでも利害関係が立ってしまいそうです。
ペガッサ星人はペガッサシティを創出しそこで生きながら宇宙を漂浪していたのに対し、地球人は地球という惑星で何とか生きてきたといういわば自然に頼る生き方しかできない存在でしたから、対極にあるというよりは持っていた科学力に大きな差があったと見るべきでしょう。
惑星の荒廃を人工都市を作っての乗り切ろうとしていたペガッサ星人に、M78星雲人であったウルトラセブンは自分たちもひょっとしたらこういう道を歩んでいたかもしれないと感じていたかもしれません。
ペガッサ星人③
高度な科学力は有していたものの、自らの肉体には特殊な能力はなかったのかもしれません。
人工物の中で生きていると、外の生命体に触れるのは用心深く臆病になってしまうことがありますね。
それがペガッサ星人にとってはダークゾーンという暗い小さな闇の中に自分を喰ことで線引きをしていた、、、その闇は異次元だったかもしれないけど、言うなればそんなものが作れる能力がペガッサ星人の能力だったかもしれません。
自然の影響を受けない肉体は変異してしまうことが多いyと思いますけど、それがペガッサ星人の姿に十分表れており、異次元というか異空間を作り出せることはそうしたことと元から持っていた性分が異常発達してしまったものかもしれません。

しかし、確かに侵略という意思はありませんでした。
用意周到に動力で動けるペガッサシティに対し、自然の産物である地球は当然のようにそれが出来なかった、、、しかし、衝突を避けようとして地球側にその意思を告げ、そして交渉しようとしたところにペガッサ星人は地球人類を重んじたような気がし、それが事をなせなければ地球が吹っ飛ぶ規模の爆弾を持ち込むという音に繋がっていたような気もします。
ペガッサ星人がそういう爆薬を持っていたこと自体は分かりますが、地球人類がペガッサシティを吹っ飛ばすほどの破壊力を持った爆薬を持っていたこと自体は納得できませんでしたね。
でも、こうでもしなければ物語は進みませんでした。

ウルトラセブンのアイ・スラッガーの打撃により闇夜に走って行ってしまったペガッサ星人は、何処へ行ってしまったのか、、、これは今でも謎のままです。
でも、そこがいいんですよね。
ペガッサ星人⑤

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ワイドショット~ウルトラセブン5

ワイドショット②
「ワイドショット」

初代ウルトラマンから始まったウルトラHEROIは、2作目がウルトラセブンでした。
この頃はまだ、ウルトラ兄弟という設定はなかったものの、怪獣がTVに出てくるものとしてウルトラQ,初代ウルトラマン、そしてキャプテンウルトラに続くものでしたけど、この頃は特に怪獣への興味が強く、侵略宇宙人と言われても何が何だか分からない頃でした。
とにかくウルトラHEROの戦いが見たい、そんな一心で見ていたような気がします。
初代ウルトラマンが怪獣を倒す必殺技としてスペシウム光線がありましたけど、こういう必殺技に狂喜していた頃ですね。
ウルトラセブンには怪獣よりもそんな侵略宇宙人が数多く登場し、中には外見上怪獣のような宇宙人も出てきてました。
怪獣から侵略宇宙人へと倒すべき相手は推移してましたけど、それは怪獣が持っていたような能力というより、様々な手段で地球を侵略しようとするものが宇宙人であって、それは怪獣よりも人間に近いような感じがするという点で、視点が変えられたような気がします。
そしてそんな宇宙人を倒すには、より知恵と能力が必要ということで、ウルトラセブンには初代ウルトラマンが放っていたスペシウム光線のようにこれが最大の得意な技が絞られると言うことが避けられていたような感じもしました。
だから、アイ・スラッガーやエメリウム光線を見た時はいい意味で驚き、ウルトラセブン委はこうした技以外にもっともっと技があるのだろうという気分になりました。
ただ、必殺技が多様化すると焦点ボケを起こしかねないというキライはあったように思います。
ウルトラセブンが最初に放った必殺技はアイ・スラッガーでしたけど、極端な話、アイ・スラッガーはウルトラセブンの突起した身体の器官を取り外して敵に投げつけることで切断してしまう技であり、次に放たれたのがエメリウム光線でしたけど、これはビームランプから放たれる光線技だったためか光線量が絞られてしまい、初代ウルトラマンのスペシウム光線を見慣れた者にとってはどこか物足りなさはあったと思います。
〇〇+イウムというネーミングが踏襲されたエメリウム光線に見られるように、ウルトラセブンはシリーズものという意識はなかったにせよ、初代ウルトラマンが視聴率的にも大成功をおさめ、人気が出たが故に政策が追いつかなかったところを踏まえて、ウルトラセブンにもどこか初代ウルトラマンの設定を意識したモノがあったと思います。
それがウルトラセブン3大技の最後に出てきたワイドショットでした。
スペシウム光線が両手をクロスさせることで表現したように、ワイドショットは両腕でL字型を構成した子の必殺技は、後のウルトラ戦士の必殺光線のモデルになっていましたね。
スペシウム光線に比べると、身体側に引付け気味の位置から放たれていたワイドショットは、光線量が多めになっていたこともあって強力さが増していたような気分にさせられていました。
ワイドショット
ウルトラセブン第13話に登場したあい路セス星人との戦いにおいて初披露されたのが、このワイドショットでした。
アイ・スラッガーも跳ね返され、エメリウム光線も弾かれたアイロス星人戦は、意を決したようにワイドショットの発射ポーズをとるウルトラセブンの姿には、慎重さを感じましたけど、これってウルトラセブンの全エネルギーを集中させるためとワイドショット使用後は活動エネルギーがほとんど残らないことを意識して、ワイドショットを必ず決めるためにわずかな隙でも見逃さない姿勢が見て取れました。
ウルトラセブンの持つ必殺技でも最強の部類に入るワイドショットは、必ず敵を仕留めないといけなかった背景を持ち、それは恒点観測員だったウルトラセブンが戦士としての意識変換をしなければいけなかった技でもありました。

その為に威力調節が可能であったことは、対ユートム戦で明らかなとおりであり、絶対にワイドショットで倒さなければいけなかったことは使用頻度の低さで証明されています。
侵略宇宙人の乗った円盤に使用頻度が高かったのは、それを撃墜させれば宇宙人そのものを根絶やしにさせることができる狙いもあったのでしょう。
逆にその使用にしくじった例が、ガッツ星人戦でした。

特にウルトラセブンに初代ウルトラマンを求めていたわけではないでしょうけど、見る者の視覚に訴え出るには光線技が良かったわけで、それがこれだけ使用状況が絞られると強力さがにじみ出てくる効果もありました。

当初、ワイドショットはネーミングされておらず、ウルトラビームとはこのワイドショットを指していたようです。
ディファレーター光線がウルトラセブンの体内でエメリウムエネルギーに転化され、そのまま使われたのがエメリウム光線だったのに対し、ディファレーター光線への純度が高かったのがワイドショットだったと思いますね。
ワイドショット④
ワイドショット⑤

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ウルトラ怪獣第6号:ウルトラセブン~ビラ星人5

ビラ星人②
「ビラ星人」

ビラ星人はウチワエビがモチーフだったと言うことですけど、当然のことながらリアルタイムで見ていた小さい頃はウチワエビのことなど知る由もありませんでした。
良いものを手作りで必死で作ろうとする心がけが、このビラ星人のようなユニークな宇宙人を創出させたんだと思いますね。
この頃の特撮は、番組的にも乱立する時代の前の頃でしたから、注目の度合いが違って下手なものを作ると視聴者が離れてしまう危機感があったと思いますね。
良いものを作るにはまずデザインから、、、ということで目は突けられたのがウチワエビだったんでしょうけど、この当時の特撮番組に出てくる怪獣や宇宙人には唸るものがあったと思います。
興味が惹かれる動く動物百科事典のようなもので、自分が知らない動植物のエッセンスがそこかしこに転がっていた時代の産物でした。
ビラ星人を見て思うのは、デザインの基として目を付けたのはいいけれど、どうデザインするのかというところが大きなポイントであり、そこがとにかく見栄えのするユニークなものにデザインされていたことに驚くばかりです。
ウルトラセブンもそうですけど、この頃からしばらくの間の特撮番組は見ることが学ぶことにつながり、そのために楽しめる者が多く、そうやって気を引くことに苦心していたんだと思いますね。
ビラ星人④
惑星のほとんどが海洋であり、陸地がほとんどなかった星に棲息していたとされたビラ星人。、
まるでビラ星にも海老がいたような設定でしたけど、そうした惑星にいたビラ星人がどうやって高度な科学力を有し、母星を出て他の惑星侵略などという途方もないことを考えたのかは不思議なことです。
ビラ星そのものは結果として海洋が占める割合の多い惑星ですけど、最初からそうだったわけではなく、多くの地殻変動がその内容を変えながら惑星自体の生態系を変えさせたことがあって、そうした過酷な環境におかれたビラ星の生命体が、生き長らえようとして過酷な環境に応じて生き方自体を変えていかなければならなくなり、時間などいくらあっても足りないと感じた末に考案したのが時間停止光線であったと考えます。
これはビラ星人最高の傑作であり、試行錯誤をしながらその制度と必要性を高めていったところ、ビラ星人は皆体内から発射できる能力を身に着けていったと言うことですかね。
これに比例するようにメカ的な科学力も高められ、宇宙進出するのに叶う宇宙船団を構築するまでに至ってしまい、これが自らの高められた身体能力もあって宇宙の制服などという夢のまた夢の世界を作ろうとしてしまっていたと言うことになったのかもしれません。
基本的には当初、地球の人間のように手足があった生命体が環境の変化の中で生き長らえようとした末の姿がビラ星人だったということになるんだと思いますね。

知らぬが仏と言いますけど、ビラ星人が広げてしまった大風呂敷に乗ってしまわなければよかったのでしょうけど、ウルトラセブンという超人が人間に化けてウルトラ警備隊にいることまで知りながら地球征服を狙ってしまったことで、上には上がいたと言うことを知ることになりました。
自らの最高能力であったはずの時間停止光線もバリアで意図も簡単に防がれ、黄色い毒ガスも身体を丸めるような体当たりも思ったほどの効果を引き出せないどころか、アイ・スラッガーで見事に切断されてしまいました。
ビラ星人は秘密工作員とかスパイのように暗躍し。戦闘力を陀湯ということでなく、他の侵略者と手を組むことで自らの存在感を出すことに舵を切っていたら、もっと面白い展開になっていたかもしれません。
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ウルトラ怪獣第5号:ウルトラセブン~ゴドラ星人5

ゴドラ星人③
「ゴドラ星人」

よくしゃべり、何体もいた侵略宇宙人でしたね。
知略的に優れていたと言うか、作戦的に幾重もの作戦が同時進行され、ゴドラ星人のおしゃべりがそうした作戦の根とか先のことまでなかったら、ゴドラ星人の作戦は完全に遂行されていたのかもしれません。
侵略宇宙人が地球の言葉を話すときは、人類を威嚇したり脅したりするときがほとんどだと思うんですけど、作戦の次の展開を話していたのは、自らの作戦に自信があり自らの状況がかなり有利に働いていたことが大きな要因でした。
宇宙人が言葉を話すのは、初代ウルトラマンの時に出てきたバルタン星人がいました。
宇宙を漂浪し、安住の地を求めていたことが基本としてあったバルタン星人は、話し方そのものがいかにも地球外生命体という感じがし、ウルトラセブン第1話で登場したクール星人も威嚇の様子を如何にも地球外生命体のように話していたところに好感が持てました。
侵略宇宙人が話す時、相対するのは人間でしたけど、多分、ウルトラセブンが言葉を発したにもこのゴドラ星人の時が初めてだったような気がします。
ウルトラセブンの声色がモロボシ・ダンのそれと同じだったのは結構意外なことで、変身すると声色が変わるものと思っていましたからね。

ゴドラ星人はウルトラセブンと同様、人間大でもいられるし巨大化もできる上、飛行能力もあって人間の言葉も話した上に人間の姿に化けることも出来ました。
それが侵略宇宙人の能力と言ってしまえばそれまでですけど、かなりの知略と科学力に長けた状況がそういう能力を身に着けさせたとも見ることができます。
ゴドラ星人の手先は銃のようになっており、そのゴドラガンからリング状の光線を出したり、ゴドラカプセルに相手を閉じ込めたりする能力がありましたけど、それは決して戦闘力が高いという訳ではなく、むしろゴドラ星人の身体的な戦闘能力が乏しかったからこそ、知略に長けていたんでしょうね。
ゴドラ星人を見てると、まさしく口は災いの元という感じが強くなりました。
ゴドラ星人②
ゴドラ星人は7体も出てきました。
アイ・スラッガーで額を打撃され、逃走した上に巨大化したものの、戦闘的にはウルトラセブンに適わないと悟っていきなり逃走しようとしてエメリウム光線で倒されるゴドラ星人の1体が印象的ではありましたけど、幾重にも張り巡らされた作戦は、まる用意周到に7体ものゴドラ星人が存在していたからこそのものだったかもしれません。

全身まるでカニのようなゴドラ星人の井出達は、ゴンドラから命名されていたようですけど、その姿とはまるで関係なかったようですね。
でも、このゴドラ星人の姿はウルトラセブンに登場する侵略宇宙人の姿の基本になったということは、意外な感じはしませんでした。
ゴドラ星人

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エメリウム光線(反磁力線)~ウルトラセブン5

エメリウム光線⑨
「エメリウム光線(反磁力線)」

ウルトラ戦士の基本的な破壊光線は、ウルトラビームでした。
初代ウルトラマンも光の国の人工太陽から発せられたディファレーター光線を浴び、身体が大きく超人化する中で、そのディファレーター光線を自らのエネルギーと化し、そこからウルトラビームを精製、そして必殺スペシウム光線を発射していました。
ウルトラセブンの場合は、ディファレーター光線をエネルギーと化した時、根本的なマグネリウムエネルギーへと転化し、そこからウルトラビームを精製した時に発生するのがエメリウムエネルギーだったと思われます。
ウルトラセブンの心臓は、ひょっとすると胸の辺りではなかったかもしれません。
子のウルトラ心臓と直結していた期間がカラータイマーであり、ウルトラセブンにはそれがなかったからです。
このウルトラ心臓から創出されるだろうマグネリウムエネルギーは、純度が高ければ高いほどウルトラビームに近いものとなり、その発射口が額にありました。
その額の発射口は、ウルトラ念力を発する頭脳に近く、そのためこの発射口から発射されていた光線は、ウルトラセブンの思いが込められていたと同時に、その思いの高さによって効果が違っていたと思えるんですね。
思いの高さは純度を高める効果があり、その純度が高ければ高いほど念力が働き、光線が発射されるときは素直でストレートな光線ではなかったと思われます。

ウルトラセブンの3大武器の一つであったエメリウム光線は、発射ポーズと光線の態様によって分類されます。
属にAタイプとされたエメリウム光線は反磁力光線であり、破壊力が高いものでした。
異次元にあるような反物質が3次元において物質と触れ合った時、大爆発を起こすようなこの反磁力作用は、ウルトラセブンの脳の中における空間が実は3次元ではなく、そこから発射されるエメリウム光線はそれだけ純度が高いため、ウルトラ戦士の基本であったウルトラビームの要素が高かったとも思われます。
だから、純粋に破壊力が高かったと言えるのではないでしょうか。
ウルトラセブンの主題歌で唄われていたウルトラビームとは、エメリウム光線の反磁力作用のあった必殺技だったと考えられます。
エメリウム光線④
ウルトラセブンの企画段階では、額のビームランプから発射されるのがエメリウム光線であり、アイ・スラッガーから発射されるかアイ・スラッガーに帯びられる磁力光線がウルトラビームということがあったようです。
これが企画段階から実写として描かれる中で、エメリウム光線とウルトラビームが一つとなってアイ・スラッガーに帯びられる磁力光線というのがなくなったようです。
その分、エメリウム光線はタイプ別とされていましたが、アイ・スラッガーと言えばウルトラセブンの脳波が思いきり発揮される必殺技です。
ですから、ウルトラセブンの脳波が思いきり反映されたようなエメリウム光線をウルトラビームと考えたい、そんな思いもありました。

戦闘時において接近戦になったり、効果を高めようとしていたのが両腕の指先をビームランプ上でクロスさせて発射していたのがエメリウム光線(反磁力線)だったように記憶しています。
まさしく、ウルトラセブンならではの必殺技でした。
エメリウム光線⑮

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ウルトラホーク3号~ウルトラセブン5

ウルトラホーク3号⑪
「ウルトラホーク3号」

正式な型式名は「TDF UH-3」でした。
完全に攻撃用の戦闘機であったウルトラホーク1号に対し、ウルトラホーク3号は主に偵察機というイメージがりました。
滝に隠れた発射口から凄い滝に打たれながらも発進してくるウルトラホーク3号はとにかく丈夫「だったというイメージと、ウルトラホーク3号のコックピット内の運行中の音がまるでバスのようだったこともあって、そういうイメージがついてしまったのかもしれません。
でも、ビラ星人の円盤、テペト星人の円盤そしてフック星人の円盤盤を撃墜した実績もあり、また一時はギエロン星獣をたおしたということもあり、偵察機とかウルトラホーク1号のサポート機というよりは、立派な多用途戦闘攻撃機でした。
戦闘機というイメージを思い切り覆したようなフォルムは、実は山椒は小粒でも辛いものだと言うことを表現したようなもので、ウルトラセブンという番組の最初から最後まで欠かすことのできない戦闘機でした。

主兵装は対地、対空兼用のレーザーとミサイル、三連装ロケットランチャーで、オプションで三連装大型ロケット弾ポッドを付けることもあり、単なる戦闘機とだけでは言い表せないような、ウルトラセブンという番組を象徴していたマニアックな戦闘機でもありましたね。
全長19.5Mでありながら全長24Mもあったマグマライザーを搭載して空輸したなどと言うこともありましたけど、これだけ見れば通常のウルトラホーク3号とは別に超大型のウルトラホーク3号があったのではないかとも思ったことがありましたけど、ウルトラホークはサンダーバードという人形劇に登場したメカがモチーフであり、企画演出の段階では具体的に大きさや重量などは考えられていませんでしたから、演出的にウルトラホーク3号やマグマライザーを見栄えがするよう演出してみたらこうなったというところが真実なんでしょうね。

宇宙飛行ができるとかできないとかいう戦闘機の区別は、おそらくこの時のウルトラホークが初めてだったんでしょうけど、少なくともホーク=鷹というイメージはウルトラホーク3号にはありませんでした。
ただ、ウルトラ警備隊所属の戦闘機はウルトラホークで統一しようとしたとき、様々な攻守のパターンやフォルムを考えた時、必然的にウルトラホーク3号が生まれたものと思います。
カナン星人登場の際、北極まで行っていたウルトラホーク3号がカナン星人に操られ、自爆もままならなくなったシーンの影響が強くて、偵察機というイメージがついてしまったかもしれません。
決してウルトラホーク1号ほど強烈な攻撃能力はなかったものの、味があってユニークな戦闘機だったという意味では記憶に残る多目的戦闘機でした。
ウルトラホーク3号
ウルトラホーク3号①
ウルトラホーク3号②
ウルトラホーク3号③
ウルトラホーク3号⑦
ウルトラホーク3号⑧

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ウルトラ怪獣第4号:ウルトラセブン~ピット星人4

ピット星人②
「ピット星人」

後に放映された仮面ライダーV3を見た時、これはトンボがモチーフの仮面ライダーと気付くまではちょっと時間がかかりました。
でも、モチーフがトンボと知るとなるほどなあ、、、と思いつつ、よくトンボを捕まえてはトンボの頭部を見て観察してたことを思い出していましたね。
そのトンボがモチーフだったウルトラセブンに登場したピット星人。
ピット星人の顔がトンボに酷似していて忘れられそうにありませんね。
トンボは異常なまでの口が発達していて、歯みたいなところに特徴があったため、どうも印象に獰猛さがあるんですけど、ピット星人はその獰猛さを演じつつ、狡猾なところが多くあったと思います。

擬人化能力というより変身能力があったようなピット星人。
円盤の中に怪獣エレキングの幼体を忍ばせて地球にやってきて、湖の中で培養するかのように育成していました。
湖の畔にあったピット星人の円盤は、多分ウルトラ警備隊に気づかれるように置いてあったのでしょう。
催眠ガスでウルトラ警備隊の隊員を眠らせて、救助させることを想定してウルトラ警備隊の基地に侵入。
要するにここには騙しの行為と意思が満ちていて、ピット星人の人間態の行動はすべてがそこにありました。
ピット星人の姿は2体見ることが出来ましたけど、そのうち1体はウルトラ警備隊にの基地に侵入し、基地機能を破壊する役目、もう1体は怪獣エレキングの幼体が成長し、武器として操るまでの援助と成長したらしたで壁として操る役目を負っていたようです。
その行動の全てがピット星人の想定通りで、性格はともかく、科学力はかなり進んでいたものを持っていたようです。
しかも、地球を侵略する目標が明確で、そのために邪魔となるものの観察眼と分析がかなり巧妙になされており、ウルトラセブンの人間態がどんな姿をしていて、どういう具合で変身していくのかが把握されていました。
本当にトンボの千里眼をもっていたような宇宙人でもありました。
ピット星人
ピット星人の円盤自体も、分厚い特殊合金製であり、様々な特殊能力があったと思われます。
演出されることはありませんでしたけど、これも地球侵略の大きな武器になっていたことでしょう。

ただピット星人は、美しさに魅せられて宝石を求める程度の軽い感覚で地球を欲しがっていた程度の感覚で地球侵略を企図していました。
そんなところから、ピット星人は雌だけの単一生物であるという設定がなされているみたいですし、その表れがピット星人の人間態は女性でした。
しかも双子の。
黄色い目と赤い目をしたピット星人は、本来の姿でも同じような姿をしていましたけど、狡猾さを考えても雌だけの単一生物というよりは、雌雄共同単一生物のような感じが強いですね。
こういう侵略宇宙人は、身体能力として攻撃的な要素は持たない傾向がありますけど、それを演じないでも余りある小悪魔的要素があって、実体を知るとこれ位憎らしい感じのする宇宙人もいなかったような印象がありました。

ピット星人は同じような姿をした2体。
だからその人間態も双子の2人。
ウルトラセブン放映の頃は、こういう役どころを演じられる双子の姉妹はなかなかいなかったのでしょうね。
まあ、自分で言うほど可愛くはなく、まさしくその反対でもありました。
ピット星人④

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