HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:ウルトラセブン

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「復讐怪人 ザンパ星人」
ザンパ星人
月に向かうウルトラホーク1号の中で、搭乗者の為に安定が保たれているはずの気圧が変わってみたり計器類に異常が生じてみたり。
その前だったか後にステーションホーク内で宙に浮かしたポットからコーヒーを注ぐなど、これはステーションホークに登場していた宇宙ステーションV3の隊員が仕組んだ遠隔指示器によるものでしたけど、これが何らかの関係にあることは予想できしたね。
ウルトラホーク内でもステーションホーク内でも味方同士出る者たちがお互いを疑い始めることで自滅の道を歩む、そこにザンパ星人の狙いはあったのかもしれません。
3年前に滅ぼされたはずのザンパ星人に生き残りがいて、それが3年越しに復讐を狙うとは肩書通りの宇宙人でしたね。

誤算はその中にウルトラセブンの人間体がいたことでしょう。
そこまで復讐心を推し量るよりも、そうなってしまった侵略行為の狙いはどこにあったのでしょう。
特に無酸素状態でも行きられる肉体組織は、地球の大気を欲しがったものでもないでしょうし、先に述べた遠隔指示器を作り出してしまったことや怪獣ペテロを操るなど、科学的にも優れた者が見受けられたザンパ星人にとって侵略行為に固執する狙いが分かりませんでした。
特異な肉体組織には攻撃に長けたところもなく、よくある戦いを好む、いわゆる好戦家だったのでしょうか。
外見上鼻や口が見当たらないという特異体質であるが故に無酸素状態でも生き続けられたザンパ星人に、そこに固執するよりもナンパ星人類の復興を図るにはどうしたらよいのかを考えるべきだったと思いますね。
侵略、復讐には目的がないと何にもならない典型的宇宙人だったように思いました。
ザンパ星人④


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「発泡怪獣 ダンカン」
ダンカン③
泡と共に現れ、泡と共に姿を消した感があるダンカン。
ウルトラセブンと言えば侵略宇宙人が多く登場していたこともあって、珍しい怪獣としての登場でしたけど、人間体として現れ霊媒師のような姿となり、ウルトラセブンですら操ってしまったところを見ると、知能が相当程度高い宇宙人のようでした。
宇宙乱気流を避けて一時避難所として大都市の一角を強奪し、そのまま居住区にしようとしてそこに生きる人間たちを蝋人形のように硬直させルまでしていたことを思うと、そこに侵略の意図がなかったとしても立派な侵略行為でした。
これだけの知能があって、それが怪獣体となろうとしたとき何故泡から身を起こしたのか謎が多い怪獣でしたけど、元々はダンカン星人という名だったらしいですから苑麻あの方がよかったと思いますね。
このダンカンが抱えていたコントロールシステムは大都市の一角をそこに活動する人間ごと移転してしまうだけでもその強力さが分かりますが、ウルトラセブンの脳波ですら支配し、街を葉化させたことを思うとそこに侵略の意図があって自覚していたとなると、これも恐ろしいほどの能力だったのかもしれません。
ダンカン②
ダンカンの怪獣体はハリネズミのようでしたけど、アルマジロのように体を丸めて突進するだけでなく、身体を伸ばして相手との肉弾戦も可能でした。
が、ウルトラセブンとの戦いはビルが乱立する街の中のことでしたので、強奪した大都市ありきのようで純粋なダンカンの能力が推し量れなかったような気もします。
それとも人間体でいて策略を張り巡らしていた方がその魅力、能力が発揮でき、怪獣体ではさほどの怪獣としての能力はなかったのかもしれません。
知略とその装備としての魅力は無視できませんが、電磁波エメリウム光線で倒されてしまったことについてはあれだけの知略を張り巡らせた割には呆気なかったかもしれません。
ダンカン④


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「蘇生怪人 シャドウマン」
シャドウマン①
幽霊は実体がないから恐ろしいし、怖いと感じます。
その実体がない幽霊にはもともとその霊魂が宿っていた実態が死んでおり、霊魂のみを誘導する党操ってしまうことは信じられない位の能力で、ウルトラセブンに登場したシャドウマンは、何者かに操られていることは明らかでしたが、そのシャドウマンを操る何者かが姿を現さなかったことと相まって、余計に怖さを感じましたね。
ホルマリンの匂いがするなど、死の世界に踏み込んだ感じもして余計に怖かった気がします。
このシャドウマンを操った何者かはユーリー星人とされていたところ、何故か本編ではその名は削除されていましたけど、サイコキネシスという超能力の使い手で、とんでもない世界の能力を有していたことが伺われます。

このシャドウマンの登場した話は、翌物語が寝られていて見どころもきちんと押さえた名作だったと思います。
名もなき宇宙人の超能力政界に入り込んだ能力で、死者から離れてしまった霊魂すら操ってしまい、地球上の防衛軍であったウルトラ警備隊の存在と位置を把握して侵略しようと画策していたところで、ウルトラセブンですら翻弄しようとし、ミクロ化したウルトラセブンをコップの中に閉じ込めたシーンで、とじこめられたウルトラセブンがエメリウム光線で火災報知器を作動させたところが非常に印象的でした。
死の世界を常に意識させていたことが怪奇作品であったこのシャドウマン登場の物語に、怪奇さの神髄みたいなものを見せていたという感じがしました。
シャドウマン


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「メカニズム怪獣 リッガー」
リッガー④
主が分からないまま、物語が終わってしまった話に登場したのがリッガーでした。
謎の浮遊惑星ディンは何者が作ったのか、惑星ディンを誘導する怪電波を発していたのはリッガーの頭部でしたが、それもウルトラセブンのアイ・スラッガーによって切断され、その頭部がウルトラセブンによって宇宙空間へ運び出されて初めて機械だったんだと知るに至り、何故こんな仕掛けをし、何をしようとしていたのかがはっきりわからないままでした。
ウルトラセブンに限らず、ウルトラ初期においてはこんな謎めいた話があったものですが、侵略宇宙人の存在を感じながらもその姿が影だけではなく、姿を見せないことはあっても、その存在すら気取らせないことは謎が謎を呼ぶ怪奇的なものでした。
ウルトラ初期は、この怪奇現象を前面に出してその怪奇現象の象徴が怪獣であり、宇宙人であったところに見るものの想像力を掻き立てるところに最大の魅力があったものです。
今のウルトラシリーズにはまるでない要素ですね。
ウルトラセブンには、採用されなかった規格がいくつかあって、実は惑星ディンやリッガーを創作し操っていたのはマンダラ星人という企画書もあったらしいですね。
この企画書の要素をある程度削った末に、気がついたら肝心の主であったマンダラ星人の存在まで削ってしまったというところでしょうけど、それでも物語として見応えがあったのは謎が謎を呼ぶ展開を作り上げた当時の制作サイドの展開力なんでしょう。
リッガー③
リッガーは見た目、恐竜のようでした。
メカが内蔵されていたのか、メカそのものだったのかは分かりませんが、それは頭部だけだったようでリッガーの目が死んでいます。
カプセル怪獣アギラとの戦いでは、その尻尾でアギラを翻弄していましたがその尻尾はまるで生物然としてここにメカを組み込むことはあり得ませんね。
尻尾に特徴があり、その尻尾攻撃が見事だったのは恐竜戦車がいましたけど、リッガーの胴体は恐竜戦車の着ぐるみ再利用でしたから当然だったかもしれません。
タイプは違えど、尻尾攻撃を武器としていたのはエレキングも同様でしたが、エレキングはこの尻尾で電気攻撃をしていましたから、全身にメカが内蔵される生体改造を施されていたのでしょう。
しかし、リッガーはこのタイプではないと思います。
マンダラ星人の登場要素を消さずに物語が展開していたら、どんな具合だったのだろうと今でも想像力を掻き立てられますが、長く強力な尻尾のリッガーとほとんど尻尾がなく割と小さめのカプセル怪獣であったアギラとの絡み合いが、リッガーの登場した物語の大きな魅力だったのかもしれません。
リッガー




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宇宙細菌ダリー①
「宇宙細菌ダリー」

ウルトラセブンに登場した宇宙細菌ダリーは、その昔ミクロ決死圏にモチーフがあったのは明らかです。
ミクロ決死圏放映の頃は自分が幼過ぎてイメージしか思い出せませんが、怪獣というと大きい、巨大というイメージがついて回るところ、等身大どころかミリ単位以下の細菌をモチーフとして怪獣を表現し、そのダリーと戦うウルトラセブンもそこまでミクロ化できる身体能力を持っていたことが驚きであり、大きな見どころでした。
血液中のフィブリノーゲンを好んで人に寄生し、吸血鬼のような状態として肉体の弱体化を招くようにしてしまうところは、人の体の中から時間をかけて仕掛ける、攻撃してるようで、当時の地球上の医療力では肉体の弱体化の進行を遅らせることはできてもしっかり対処できなかったのは当然のことで、それは医療技術や医療力が進んだ今でもダリーを駆逐することはできないでしょう。
ダリーは寄生虫というより細菌怪獣で寄生虫のよ宇宙細菌ダリー⑤うに好物接種にこだわること以外にしっかり怪獣としての意思が存在していたと思いますね。
怪獣という存在は巨大である必要はなく、ミクロ型がいたとしてもちっともおかしくないことを証明したのがこの宇宙細菌ダリーであり、まさしくそれは怪獣でした。

宇宙とは未知の空間であり、未知の空間は何も地球の外だけではなく、地球上にも地中や深海、超航空、そして人間の体の中も未知領域が多くありますから、見方を変えた宇宙が人の体の中にあったということになりますね。
身体をミクロ化状したウルトラセブンがその宇宙に飛び込むとは、未知の世界で戦うということになりますが、人命に影響がないよう戦わなければいけない制約がついて回りました。
いわば条件付きの戦闘であり、何とか体の中に潜りこんだウルトラセブンが血管に寄生してフィブリノーゲンを吸収しているダリーを発見し、発射したエメリウム光線ですら人体に影響がないよう効力を調整して放っていたとみるべきでしょう。
ウルトラセブンがミクロ化して体内で戦っていることなど知らず、注射した薬がウルトラセブンの体力回復に役立ち窮地を救って、再度放ったエメリウム光線は明らかにダリーに焦点を定めて外すことなく命中させる自信と根拠があったからこそ、威力そのままに放ったものでしょう。
それでも最後の仕留めにウルトラバブルを使ってダリーを溶解させた結末は、やはり人体に影響がでないよう配慮した最高の仕留め方ではなかったでしょうか。
宇宙細菌ダリー④





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ピット星人(平成セブン)②
「ピット星人(2代目)」

口喝で自惚れ屋だったイメージのあったピット星人。
何故、地球に侵攻し、ウルトラセブンを敵に回したのかは分かりませんが、元々攻撃的な能力はなく生物兵器として幼獣から成獣まで育て上げたエレキングを手先として攻撃用に利用していたイメージが強かった宇宙人でした。
モチーフがトンボだけに、トンボらしいデザインでしたけど、意外と獰猛な性格をしていたトンボの性格は踏襲していたかもしれません。
それでも当初は攻撃能力がなかったピット星人が、円盤を利用していたとは言え、宇宙空間でウルトラセブンをエネルギー切の仮死状態とし地球上に落下してしまうまで苦戦させるとは、円盤の能力やエレイン具を配下に置いていたとはいえ、ピット星人自身の能力もかなり向上させて、そういう意味では進化していたことには驚きました。
雌雄同体ではなく、雌単体の宇宙人だったと思われるピット星人は地球女性に化けて、地球人を欺く間に地球防衛軍のコンピューターをハッキングして、地球環境のうち大気を二酸化炭素充満状態として地球上の生物を全滅させて制服を狙うとは、狡猾で知能の高さも見せていました。
ピット星自体が二酸化炭素で覆われ静物が住みにくい環境の中で得た能力知力だとは思いますが、時の推移で良いにつけ悪いにつけ進化を見せるのは、ピット星人に限らず、地球人も同じような感じがし、生きとし生けるものは時の経緯と共に進化する戸いうことの証明だったかもしれません。

ウルトラシリーズで後になって物語性とテーマがしっかりし手見ごたえがあったウルトラセブンはおそらく最も人気を博したと思われますが、時代が平成となったことで改めて作られるとは思わず、予想外の企画ではありました。
一旦地球を離れたウルトラセブンがまた地球近辺にきていて人類を守ってくれているという設定が実はより良いものでしたし、それだからこそ印象の深かったピット星人やエレキングをその初めに持ってきたのは分かるような気がしました。
それでも、ウルトラセブンを平成で復活させること自体は、やはり現実にも時が流れて登場させる時代が変わり過ぎていたような感じが残りました。
ピット星人(平成セブン)





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プラチク星人②
「プラスチック怪人 プラチク星人」

生体的にどこに生命機能が張り巡らされているのか、分からない宇宙人でした。
母星プラチク星は、プラスチックで構成されている星ということですが、そうなると光も大気も必要としない星のようですが、それでは生物が存在するはずもなく文明すら築けません。
エメリウム光線に焼かれたプラチク星人は、全身骨格だけとなっても立ち上がり不意を突いて攻撃しようとしてましたけど、そこを見ると生命機能の肝はその骨格の中に繊細に存在し、その骨格を守るように顔面と胴体がつき、その体を守るようにプラスチックの破片で体を固めていたのかもしれません。
繊細な生命機能は、常に身体を基本に何をするについても繊細に考えることで知能の高さを招いて文明を気付き、宇宙広しと言えど光も大気も必要としない惑星の中で人知れず文明と野心を強めていたのかもしれません。
母星もそうですが、プラチク星人の体も体表がプラスチックで覆われていたこともあって、火というより高熱に弱いように見えたことが、母星は光を避けたような暗黒の惑星だったように思えました。
闇の知能にいいことはなく、高めた知能は侵略行為に出ることに向いて、地球を侵略しようとしたときに最も妨げとなるウルトラ警備隊をどこから切り崩すかをつぶさに観察し、野選訓練にでたところでの見習隊員というか準隊員の栄光を欲しがった単独行動がマグマライザーの使用と相まって見せてしまったわずかな隙をついて、攻め込んできたという繊細さを見せていましたが、これが闇の中で高めた知能の表れだったかもしれません。
そうした知能の繊細さは身体の構造が異常であった表れでもあったようですが、体の構造が異常であったことの現れは相手を固めてしまうプラスチック駅を吐き出すことにも出ていました。
プラチク星人③
見た目はプラスチックでできていた宇宙人というよりも、ポップコーンが爆発した瞬間をとらえたような感じがして、特に目の部分がバストのような感じもして面白かったですね。
ウルトラセブンとの戦闘はビームランプが点滅するまで戦っていたわけですから、意外にも肉弾戦では強さを発揮していたような気もします。
エメリウム光線で焼かれて骨格だけが残った状態でも立ち上がっていたところからしても、やはり生命機能の異常さがあったんだという具合に思えました。
プラチク星人⑧





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プロテ星人⑤
「宇宙スパイ プロテ星人」

目玉焼きが2つ並んだような表情だったプロテ星人。
人間にも化け、実態とは別に自分の抜け殻を作り上げ、それを気取られずにウルトラセブンと戦わせたところを見ると、随分と知能が高く、いわば知略家だったと思います。
自分の抜け殻をウルトラセブンと戦わせたわけですから、その抜け殻には実体がなく、肉弾戦にならなかったところからいわば強豪ではなかったように思えますが、その知能の高さと宇宙人らしい特殊能力の使い方を見ていると、知略家という頭脳の高さは抜け殻を抜け殻とウルトラセブンに気取らせなかった能力の高さは、結構な強豪・強敵だったと思います。
なにも宇宙人だから、怪獣だからと肉弾戦に強さを求めるばかりでなく、ウルトラ戦士も超人でありながら超能力者であり、知能も人並み外れていたわけですから、その超能力者を凌駕するような知能と能力を持ったプロテ星人は強豪だったと言えます。
地球人でありながら地球を憎むというのは、惑星を憎むということではなく、広く言えば発達した文明に背を向けたということでもあり、しかも人間なんて視野が狭いのですから自分を認めないものを憎むということも十分あり得ます。
自分を認めないということは過信ということもあり、認められる努力をしないということもありますが、所詮人間が作った文明などはそうした度量の狭い人間が作ったものですから、広く言えば文明に背を向けるものがいたっておかしくないのです。
こういう人間を自分のスパイ行動に利用し、それが瞬時という短い時間ならよかったのでしょうけど、利用し続けようとし、気が付かれれば切り捨てようとしたところにプロテ星人の盲点がありました。
知能が高く、高ければ高いほど自分のやることの足元が見えず、利用された者をバカにしようとすればそのツケは自分に回ってきます。
ウルトラセブンを騙していたまでは良かったのでしょうけど、それ以外のスパイ行動への見切りのつけ方がもっとあっただろうに、と思ってしまいました。
プロテ星人⑦
デザインがユニークだったプロテ星人。
アイ・スラッガーで切断されたとき、頭部だけが浮遊した状態を見た時は幽霊宇宙人かと思いましたし、エメリウム光線が通用しなかった時は肉体が特殊能力を帯びているとも思わせましたが、結局は実態がない抜け殻だったわけですから通用するわけもなく、それでもその抜け殻を操る能力迄あったことになりますから、これも知能の高い超人的能力だったと言えるでしょうね。
プロテ星人③





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バクタリ①
「バク超獣 バクタリ」

夢を食べる動物というのは、中国の伝説上のバクであってそんな生き物は存在しません。
草食性で、人が食べるものとかを食べる側面もあったりすることもあるから、害虫に近い存在とされていることもあるようです。
でもそれは何の意思もなく、食べるという本能によって行っていることで、そこには善意も悪意もないわけです。
バクはヤギやブタたちと同じような存在であり、そうした存在に異次元エネルギーが浴びられてしまったことで超獣化してしまった存在がバクであり、超獣と化してバクタリとなったようです。

異次元エネルギーって何だろうと思いますけど、超獣とはヤプールが超獣製造機で地球上の生物をモチーフとして異次元で作り上げてしまう怪獣の変異体と思っていましたけど、ヤプールの実態がなくなって怨念だけが残ってしまってからは、超獣の登場の仕方にヤプールの怨念か異次元エネルギーが使われることが多くなっていたような気がします。
バクタリはまさしくそんな存在であり、ヤプールなくして登場してしまった超獣ということになるんでしょうけど、悪戯にウルトラマンAが超獣を倒そうとしてウルトラセブンに止められ、エメリウム還元光線というどうにも納得できない、これも異次元エネルギーと同様の意味不明な効用で元のバクに戻されたという結末は、謎が謎を呼んだ感が強いですし、悪意のない元の姿に戻せるのなら、それまでに登場した超獣の中にも、そうすることができた存在がいたのではないかと思ってしまいました。

バクタリの話の中に、これもありもしない夢を食べるようなことがなかったことにホッとしていたところはありましたけどね。
バクタリ





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恐竜戦車①
「戦車怪獣 恐竜戦車」

恐竜戦車は全重量7万tと言うことだけど、あれだけでっかい戦車の上にでっかい恐竜が乗っかってるってすごいインパクトでしたね。
恐竜自体もフォルム的に戦車の大きさに負けない様相を呈していましたけど、上に乗っていた恐竜のイメージが強くて、見失いがちでしたけど、戦車の存在感は大きいものだったと思いますね。
ウルトラセブンとの高性能爆薬スナイパーを巡っての争奪戦や格闘戦においての恐竜戦車の足回り、機敏さは戦車の役目に追うところが大きいものでした。
恐竜自体は地下深く眠っていた地球産の恐竜をキル星人が改造を施したサイボーグ怪獣だったらしいですが、その恐竜が乗っていた戦車自体も戦争状況下における地球上のどこかの戦車を奪取しサイボーグ化した恐竜の組織と結びつけていたのでしょうね。
眼からの破壊光線、戦車の3門の砲門からの連射などは遠隔操作ではなく、実際にウルトラセブンと対峙していた恐竜の脳神経からの指令がないと打てなかったでしょうから。
恐竜戦車の戦車としての足回りも居留の脳神経からの指令からでなければ、あれだけ機敏には行動できなかったでしょう。
恐竜にしろ戦車にしろ、物凄いものをメカで連動させられていたのですからキル星人自体の科学力はとんでもなく高いものがあったのでしょうけど、見方を変えれば地球上の眠る生物とメカを再利用したと言うことになりますから、資源に枯渇していたのかもしれません。
恐竜戦車④
ウルトラセブンと言えば宇宙人自体との攻防か、宇宙人に操られた怪獣との戦いが多かったと思いますが、恐竜戦車の場合、主であるキル星人が先にスナイパー奪取を狙って失敗し、主亡き後に出てきた怪獣でした。
これだけの機敏性と重量制、攻撃能力を思うと先にキル星人が出てきてしまった展開が良くなかったような感じがします。
スナイパーの爆発力はおそらくウルトラセブンをもってしても恐れるものであり、そういう爆発物が人間の手によって製造されてしまったことも驚きでしたけど、これだけの強力怪獣を作り出せるのなら初めに恐竜戦車を登場させて暴れまわらせ、その混乱に乗じてキル星人が暗躍したと言うことの方がよかったと思います。
それでもサイボーグ怪獣ながら久しぶりに強力なインパクトを持った怪獣を見たという感じがしましたね。
恐竜戦車⑧






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