「ウルトラホーク3号」
正式な型式名は「TDF UH-3」でした。
完全に攻撃用の戦闘機であったウルトラホーク1号に対し、ウルトラホーク3号は主に偵察機というイメージがりました。
滝に隠れた発射口から凄い滝に打たれながらも発進してくるウルトラホーク3号はとにかく丈夫「だったというイメージと、ウルトラホーク3号のコックピット内の運行中の音がまるでバスのようだったこともあって、そういうイメージがついてしまったのかもしれません。
でも、ビラ星人の円盤、テペト星人の円盤そしてフック星人の円盤盤を撃墜した実績もあり、また一時はギエロン星獣をたおしたということもあり、偵察機とかウルトラホーク1号のサポート機というよりは、立派な多用途戦闘攻撃機でした。
戦闘機というイメージを思い切り覆したようなフォルムは、実は山椒は小粒でも辛いものだと言うことを表現したようなもので、ウルトラセブンという番組の最初から最後まで欠かすことのできない戦闘機でした。
主兵装は対地、対空兼用のレーザーとミサイル、三連装ロケットランチャーで、オプションで三連装大型ロケット弾ポッドを付けることもあり、単なる戦闘機とだけでは言い表せないような、ウルトラセブンという番組を象徴していたマニアックな戦闘機でもありましたね。
全長19.5Mでありながら全長24Mもあったマグマライザーを搭載して空輸したなどと言うこともありましたけど、これだけ見れば通常のウルトラホーク3号とは別に超大型のウルトラホーク3号があったのではないかとも思ったことがありましたけど、ウルトラホークはサンダーバードという人形劇に登場したメカがモチーフであり、企画演出の段階では具体的に大きさや重量などは考えられていませんでしたから、演出的にウルトラホーク3号やマグマライザーを見栄えがするよう演出してみたらこうなったというところが真実なんでしょうね。
宇宙飛行ができるとかできないとかいう戦闘機の区別は、おそらくこの時のウルトラホークが初めてだったんでしょうけど、少なくともホーク=鷹というイメージはウルトラホーク3号にはありませんでした。
ただ、ウルトラ警備隊所属の戦闘機はウルトラホークで統一しようとしたとき、様々な攻守のパターンやフォルムを考えた時、必然的にウルトラホーク3号が生まれたものと思います。
カナン星人登場の際、北極まで行っていたウルトラホーク3号がカナン星人に操られ、自爆もままならなくなったシーンの影響が強くて、偵察機というイメージがついてしまったかもしれません。
決してウルトラホーク1号ほど強烈な攻撃能力はなかったものの、味があってユニークな戦闘機だったという意味では記憶に残る多目的戦闘機でした。
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