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「えんま怪獣 エンマーゴ」

人が死後の世界を考えたとき、そこには天国と地獄がるとされました。
悪行を働いたものは地獄に行く、、、そこには地獄の主・閻魔大王がいるとされました。
仏教やヒンズー教の教えみたいなもので、人の信仰の表れの一つなんでしょう。
でも、これを怪獣として現してしまうのは、もちろん斬新的ではなく、やりすぎの感がありました。
その怪獣がエンマーゴだったんですけど、エンマーゴが持っていた円形の盾はウルトラマンタロウの必殺ストリウム光線を防いだどころか、反対の手に持っていた大きな剣でウルトラマンタロウの首を切ってしまいました。
ウルトラマンタロウにはウルトラダイナマイトに象徴されるように体が吹っ飛んでもウルトラ心臓が無事ならば再生できるというとんでもない設定がありましたけど、エンマーゴは閻魔大王の解呪家であり、とにかく強力なんだということをアピールしたかったんでしょうね。

ウルトラシリーズには見た者の心に傷を残す演出が、時々ありましたね。
でもエンマーゴの場合は、自分にはあまり信仰めいたものはないのですが、それでも信仰心を持った人を踏みにじっていたようでしたし、ウルトラマンタロウの首が吹っ飛んだときはえげつないものを見させられたような気がして、いい気はしませんでしたね。
特撮だから何でもあり、というのではなく、やっぱり限界はあります。
エンマーゴは、その演出も造形も能力も、怪獣というより妖怪の巨大化みたいな感じがしました。
妖怪の怪獣化ならば、他にもモチーフはあったでしょうに、やっぱり信仰心の象徴を特撮にも落ち込んではダメです。
少なくとも自分はそう思いますがね
エンマーゴ①



ULTRA-ACT ウルトラマンタロウ

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