HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:カナリコブラ

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カナリコブラ(強化)③
「改造カナリコブラ」

コブラハンドは伸縮自在で巻き付いて敵を絞め殺してしまう怪力を秘めながら、猛毒も仕込まれているというのはコブラハンド自体が生体兵器になっていたためだと思われます。
ショッカーの時代にコブラ男という名作改造人間が出てきた時のコブラハンドもそうであり、その猛毒はコブラハンドだけではなくコブラ男の肉体そのものまで設定が施されていました。
コブラ男も再改造され、改造コブラ男として再登場していましたが、この時火を噴く能力が付け加えられた上にコブラハンドが鋼鉄製になっていました。
コブラハンドの強化は、強化されると同時にもう一つうの能力をどうしても失ってしまうものでした。
ゲルショッカーのカナリコブラも、コブラという毒蛇の能力やコブラハンドの基本的能力はコブラ男のものを基本においていたのかもしれません。
猛毒の能力が失われると同時にコブラハンドが鋼鉄製になったことで仮面ライダーの力をもってしても破壊できない丈夫さと、一旦噛みついてしまうと噛む力が強くて離れることができない新たな能力が身に着けられました。
カナリコブラ(強化)①
カナリコブラはコブラとカナリアというアンバランスさからくるかなりの強力改造人間だった記憶がありますが、そのカナリコブラが再改造されたらどうな具合になるのだろうと期待してたところがありました。
どこかで改造コブラ男を思い出してかもしれません。

見た目再改造を施され、強化されていたのはコブラハンドのみであり、その代わりに失ってしまった猛毒性と伸縮性には惜しい気が残りました。
鋼鉄製ですから伸縮性の維持はほとんど無理だったのでしょうけど、猛毒性はどこかに残しておいて欲しかった気がします。

実際コブラハンドの鋼鉄製の変化は、カナリコブラの肉体のどこかが変えられていて、実はパワーアップされていたと思います。
従来のコブラハンドはライダーチョップから膝うちによって破壊されていましたが、改造カナリコブラになってからは鋼鉄製のコブラハンドに押されて、仮面ライダーもインサイドワークだけで闘うことに苦心していた様子が見えていました。
途中でネズコンドルの登場もあって、早くに改造カナリコブラを倒さなければいけなかった状況にはありましたけど、この改造カナリコブラを倒すには鋼鉄製のコブラハンドを防ぎつつ、新技ライダー月面キックを出さなければいけませんでしたからね。
カナリコブラ(強化)④







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カナリコブラ③
「カナリコブラ」

昭和40年代の頃かな、ペットと言えば犬は番犬、猫は放し飼いで今では考えられないようなことが当たり前でした。
そんなペットの中でも小鳥は憧れの的で、特にカナリアはどこか家柄のいい家の象徴のようなところがありました。
でも、犬・猫よりも身近なペットだったのかもしれません。

そんなカナリアもゲルショッカーの改造人間のモチーフとなってしまいました。
可愛らしいカナリアの鳴き声も、気が狂いそうになる殺人音波となってしまう。
そもそもがカナリアは小鳥ですから脆弱感があり、そうしたことがショッカーでは殺人音波は開発していたものの、改造人間としては採用されなかったのかもしれません。
でもゲルショッカーは2体の動植物融合改造人間を創出するところに特徴がありましたから、カナリアの脆弱感を補って余りある素体として、なんとコブラを採用していました。
それがカナリコブラでした。
カナリアという身近で可愛らしいペットに接した人間を油断させて殺人音波で殺めてしまう。
殺めきれなくてもコブラという素体で作られたコブラハンドに仕込まれた鋭い牙と猛毒、しかもそのコブラハンドは伸縮自在で人を絞め殺してしまうほどの怪力を誇る優れもので、けっこうな強力改造人間でした。
カナリコブラ①
ゲルショッカーが企図した「ペット作戦」がいかなるものだったのか、その主戦力であったカナリコブラがどんな改造人間なのかを仮面ライダー新1号に知られ、戦闘において仮面ライダー新1号を負傷させたものの、コブラハンドを叩き壊されたことでカナリコブラは一時敗退を余儀なくされます。
この時点でカナリコブラ自体は別として、カナリコブラを利した「ペット作戦」は失敗です。

しかし、この後カナリコブラは強化されて再登場しました。
カナリコブラ④








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