カミソリヒトデ⑥
「カミソリヒトデ」

剃刀とヒトデの合成改造人間がカミソリヒトデでしたけど、金属である部分がどうしても目立ち、小さいながらも抜群の切れ味を誇るカミソリは身近にあるものでも扱いに困る代物だったと思います。
右腕に仕込まれたカミソリはとにかく切れ味鋭く、しかもカミソリだけに薄い金属は相手がどんなものでも跡を残してしまい、うっかりするとそこから致命傷を負ったりするんじゃないかと思います。
カミソリヒトデはこの右腕に装着されていたカミソリを何度叩き折られても、すぐまた別のカミソリが出てきていました。
きっと、叩き折られることも想定して右腕の中に何枚もカミソリが仕込まれているんだろうと思っていましたが、カミソリヒトデの肉体はヒトデがベースなのですから、特に再生能力に優れていてという特有の能力の一つだったんですね。

でも、そのカミソリは目立ちますけど、メインの武器ではなかったような気がします。

カミソリヒトデの胸部には血管が浮き出たような肉袋がありましたけど、ここには猛毒液が仕込まれており、この袋にはもう一つの口がつけられており、ここから噴射する猛毒液はそれを浴びた相手を溶かしてしまうほど強烈なものだったようです。
カミソリヒトデは確かに外皮がヒトデでしたけど、その外皮に包まれた肉体は地獄の番人のようでかなり不気味さがありました。
地獄の番人のオドロオドロした様相は、実はその持っていた毒袋から猛毒液を相手に浴びせかけて、ドロドロに溶かしてしまうことこそがメインの武器であり、カミソリはそのためのきっかけのような武器にすぎなかったような気もします。
カミソリヒトデ
カミソリヒトデはレンズアリとほぼ同時に登場していましたが、共闘というより手柄をレンズアリに譲っていたような節も見受けられました。
地獄の番人のようなカミソリヒトデの様相は、そんなことと相反するするような感じがして結構違和感みたいな感じが残りました。
せめてレンズアリと共闘と行けば仮面ライダーV3と言えど、危なかったかもしれなかったと思いますし、その方が面白かったような気がします。

でも、レンズアリと並んでタイプは違うとは言っても結構な難敵であり、だからこそのV3きりもみキックで倒されたということなんでしょう。
カミソリヒトデ④