キングジャイグラス③
「キングジャイグラス」

ファイヤーマンと同じく、ジャンボーグAも自分が住んでた田舎町では放映されていませんでした。
一見、ウルトラセブンの目のようでしたけど、ファイヤーマンのようにその井出達に興味はわきませんでしたね。
近年、怪獣映画でジャンボーグAを変形させて登場したものがあり、「ジャン・ファイト!」という掛け声を発するようなシーンがあって、これって何だろうと思ってたら、それはジャンボーグAの変身時の掛け声の様でした。
で、改めて見てみたら昭和の特撮の匂いがプンプンで、いろんな怪獣が面白おかしく出ていましたね。
このジャンボーグAは、特撮HEROそのものよりも、変身体の人間が軽快な感じで、その主人公と地球防衛軍を構成していた隊員たちの掛け合いの方が目立っていました。
ジャンボーグAはウルトラマンタロウとかファイヤーマンと同時期の特撮番組でしたけど、純粋に怪獣を楽しむと言うことが基本にありながら、原点回帰というよりもそこに至るまでの変遷にロボットと宇宙人という色付けをしていたところに特徴があったような気がします。

宇宙人によって遣わされたロボットHERO対侵略宇宙人の厳命を受けた怪獣との戦いは、メカと生物の戦いのような気もして、時に興味深い要素も散りばめられていました。
その第1号怪獣であったキングジャイグラス。
怪獣然としていたことはもちろんでしたけど、巨大な腕に思い切り特徴がありましたね。
見た目の奇抜さはあったものの、その巨大な腕から表現される怪力と口から超高熱火炎や煙、それにその牙はダイヤモンドより硬いときたら、以前出てきた怪獣たちの基本的な要素もしっかり踏襲されていました。
こういう怪獣にジャンボーグAがどう対処していくかが問題で、これだけの強力要素があると地球防衛軍には適う敵ではないことは分かりましたけど、その線引きがより強力だったような気もします。
キングジャイラスは、ジャンボーグAのヘッディングキラーで倒されますが、技自体がとんでもないものでなんだかすごいものを見てしまった印象が残った怪獣でもありました。
キングジャイグラス

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