ケムール人②
「誘拐怪人 ケムール人」

1960年代から思うと、2020年の未来とははるか遠い先のことだと思ってました。
工業的にも医学的にも社会的にも悲し進歩して想像できない未来なんだろうなとか思ってましたけど、その2020年って、もうすぐ目の前なんですよね。
ケムール人が生きた20200年ってケムール星のことですけど、通常考える1年って地球上の時の計算ですから、ケムール星の2020年って、地球時間にしたらもっともっと先のことかもしれません。
医学的な進歩は延命のことだけじゃなく、肉体強化もあることのはずです。
ケムール人は医学の進歩によって信じられない位の長寿となったようですが、肉体的な衰えは避けられなかったようですね。
ただ、宇宙人というより異星人問う感じがするのは顔が左右非対称で目が顔の周りを動くかのように、その軌道が見て取れ、しかも頭部には漏斗状の突起機関が垂れてケムール星に地球人を移送してまうゼリー状の退役エネルギー源が排出されていたところです。
パトカーで追っても追いつけない速さで揺れるように走って行くシーンが秀逸で、印象的でもありました。

ケムール人登場の物語を見てると、映像が白黒時代の産物、傑作だったと思います。
見た目、体色が本来は濃紺であったらしいですが、白黒にしか見えず、しかもケムール人が活躍していたのは発達しきれてない深夜の都会でしたから、闇夜に紛れそうで紛れないのは光の強弱と反射によるものだっただろうと思います。
特にそこを利用しようと思ったのではないのでしょうけど、闇夜に印象的に動くケムール人はそうした知らず知らずのうちの効果が出ていたのでしょう。
その目がケムール人の顔の周りを巡るようで実は眼球のみがクルクル動いていたことが、ケムール人の存在を大きく、印象的にしていました。
ケムール人⑥
ケムール人は傑作であることは間違いなく、医学が飛躍的に進歩しながら肉体の衰えは止められず、若い肉体を求めて過去の地球にまでやってきて地球人を浚おうとしたその物語でのケムール人と地球人のやる鳥が絶妙でした。
ケムール人は後に別の宇宙人となり、ストーリーや設定は後番組で使われています。
今の時代のようにモノも材料も技術も氾濫してた時代ではなく、ちょっとしたことからあり得ないことを考え、大の大人が作り上げるその世界は本物のSFの世界の演出であり、ケムール人という設定は傑作中の傑作ですし、またこういう傑作物を今の時代でも見てみたいと思いますね。
ケムール人⑤



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