ゲシュート
「青銅魔神 ゲシュート」

西アジアにあった紀元前5千年頃の古代集落跡から発掘された青銅像が下シュートということでした。
時の推移と文明の進化がもたらした負の要素の一つはストレスであり、それがたまりにたまって青銅像だった下シュートが動き始めました。
ゲシュートは先にも書いたように西アジアの古代集落にあった偶像ですが、古代の人間たちは神を崇めることに具体的な姿を求めていたと思います。
しかしその姿は人間の要素が満載であり、人間でありながら人間ではないもの、そこに人間は神を求めていたのかもしれません。

こうした偶像は日本でも土偶がありますが、これは人間の象徴のようでありながら、実は人間ではなく、宇宙から飛来して当時の人間たちを導いていた存在だったかもしれません。
古代に存在した偶像は、人の想いの象徴であり、それを偶像化することには人間の要素が入り込む隙間はなかったと思うのです。

そうして日々進化していった人間は文明を気付くとは裏腹に知らぬうちにストレスを少しずつため込み、ある日突然負のエネルギー体として動き始めたのがこうした偶像たちではなかったということです。

具現化してしまった神であるべき人間の想いは、具現化してしまったがために人間の生み出していたストレスをため込むことに限界が出てしまい、同じだけのストレスをぶつけられたときに破裂して本来の姿に戻っていってしまったのではないかと思うのです。
多分、長い長い間、人間のストレスをため込んでいたわけですから。、実は想像しえない破壊力を秘めており、具現化していなければ無限だったかもしれません。

人が人とぶつかり合い始めたのも太古の昔であり、気の遠くなるような時の経過とともにストレスをためていたのでしょう。
それ位、ゲシュートは本来、ウルトラマンコスモスですら太刀打ちできなかった存在だったかもしれません。
ゲシュート①