HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

ゲルショッカー

昭和の仮面ライダーとウルトラHEROが大好き。 甲斐バンドも甲斐よしひろも好きだったんだ。

ゲルショッカー改造人間第14号~ムカデタイガー5

ムカデタイガー②
「ムカデタイガー」

ゲルショッカーの改造人間は、2つの動植物を融合させていたところが大きなポイントでした。
一方の動植物の特徴と他方の動植物の特徴の特徴は、そのバリエーションが増えること以上に組み合わせの具合が問題だったような気がします。
2つの動植物とはいっても癒合の具合が良かったな、と思えたのは2体だけでした。
一つはガニコウモル、もう一つはサソリトカゲス。
素体となった人間の具合の問題はありこそすれ、動植物の融合具合を思うと攻撃性だけではなく、防御の面でも優れたものを表現できていたと思いますね。

それ以来の傑作となったのはムカデタイガー。
ムカデの触覚を生かした催眠音波の発信は、対仮面ライダー新1号との戦いで最後まで足かせになっていたほどの効果をもたらしました。
その戦いの中で印象的だったのは、虎=タイガーの体力と怪力を生かしたムカデパンチでした。
ムカデタイガーが優れていたのはムカデパンチに代表される怪力とそれが繰り出される基となった強靭な体力で、そこからもたらされる脚力もかなりなものだったはずです。
タイガージェットというムカデタイガーのジャンプ力もライダージャンプを上回り、ムカデパンチの破壊力もライダーキックのそれを上回っていたようです。
そこにムカデタイガーの右手はムカデのハサミ、口からは火炎を吐くという怪人特有の能力まであったわけですから、おそらく正面から仮面ライダー新1号と相まみえていたら、能力的に上回っていたムカデタイガーの方に分があったでしょうね。
仮面ライダー新1号には、ムカデタイガーにない頭脳と歴戦を戦い抜いてきた戦歴・経験に裏打ちされたインサイドワークがあたわけですから、そこも重視しないといけません。
だからこそ、ムカデタイガーは自らの能力を駆使しながら少年仮面ライダー隊を催眠音波で操ろうとしたのでしょう。
ムカデタイガー⑤
仮面ライダー新1号がゲルショッカー改造人間と相打ちに持ち込んでいたのは、ガニコウモル以来で、それだけ策略にも長けた強敵でした。
寸前に放ったライダーハンマーキックにも動じなかったムカデタイガー、正面から仮面ライダー新1号とやりあうシーンをもっと見たかった改造人間でもありました。

ムカデとタイガーの融合具合は、本来ゲルショッカーがもたらそうとしたグロテスクさが表面に出ていてもよかったと思っていた中で、それが実現していた一つの表れでもありました。
ムカデタイガー①






ゲルショッカー改造人間第13号~ネズコンドル2号4

ネズコンドル(強化)①
「ネズコンドル2号」

ネズコンドルは当初、ペット作戦遂行でペスト菌をばらまこうとしたためか、コンドルよりもネズミの要素が強かったように感じてました。
ネズコンドルによるペット作戦によるペスト菌バラマキ作戦自体はよかったものの、戦闘力に関してはもう一つだったようです。
仮面ライダー打倒のため、少年ライダー本部に潜り込んだのはいいとして、仮面ライダーをその作戦の毒牙にかけようとする前に立花藤兵衛を襲ったものの、追い返される顛末はその証のようでした。
これにゲルショッカー首領は怒ったわけですが、直属の上司であった大幹部ブラック将軍に強化改造されたことで戦闘力が向上していたようです。
ネズコンドルのネズミの口が金属製の嘴となり、この嘴に襲われると、そこから猛毒性のペスト菌に感染してしまうという恐るべき展開。
仮面ライダー新1号に変身する前に本郷猛がその被害にあってしまいました。
しかも、そのペスト菌に対抗するワクチンが開発されておらず、手掛かりはつかんでいたものの、完成できてない状態でゲルショッカーの陽動作戦に乗ってしまうという展開でした。

ネズコンドルはその翼も特殊金属性となり、羽根の一つ一つが金属となったために翼自体も大きな武器となっていましたが、ネズコンドルの口が特殊金属の嘴になったことに代表されたように戦闘能力が飛躍的に向上した改造人間となり、要素としてはネズミよりもコンドルの要素が強くなった感じでした。

失明寸前の仮面ライダー1号がどうやってこの状況を打破したのかは、目に頼ることのない感覚と戦士としての経験から来た立ち回りでした。
めちゃくちゃな状況でありながら、いわば土壇場で効いたのは経験に裏打ちされた戦士としての感覚で、いくらネズコンドルが強化改造されていたとしても、これにかなうはずもなく、ライダー月面キックで撃破されていましたね。

でも、強化改造されたネズコンドル2号でもう1話作っていたとしても面白かったと思うし、ネズコンドル2号の後にはショッカーライダー編につながっていったわけですから、ネズコンドル2号によって満身創痍に近い状態になった仮面ライダー新1号をベルショッカーがつけ込むという展開もありだったんじゃないのかなと思ったわけです。
本郷猛が失明寸前になっても仮面ライダーに変身を果たすことで、全身の細胞が活性化されて戦う仮面ライダーになっていくと思いきや、素体であった人間の状況が色濃く残っていたのは、やはり改造人間という悲哀を背負った人間であったことということを再確認させられた思いでした。
ネズコンドル(強化)②



ゲルショッカー改造人間第12号~ネズコンドル4

ネズコンドル⑤
「ネズコンドル」

ハツカネズミとコンドルを合成した改造人間がネズコンドルとは言え、ゲルショッカーがこの当時、カナリコブラから続いていた「ペット作戦」を推し進めていたのは、ネズコンドルの主な要素がハツカネズミにあったからですね。
牙に特殊で強力なペスト菌が植えつけられ、感染した者はさらに他人に噛み付いてネズミ算式に感染を広げていきました。
両手首に三日月状の刃が装備され、さらに飛行能力を有していたところは攻撃的にはコンドルの要素が強そうでしたけど、ネズコンドルは「ペット作戦」の元、ペスト菌の伝染で社会を大いに混乱させていくことが第一義でしたから、やっぱりネズミの要素が主だったと思います。
いわば戦闘能力は2次的なものだったかも知れません。
カナリコブラから改造カナリコブラ、そしてネズコンドル。
こういう流れ中では、伝染病による社会の混乱が作戦的には優先されそうですが、とにかく仮面ライダー新1号に作戦遂行を知られていたということは戦闘能力を高めていくことも同時に優先させなければならなかったと思います。
強化カナリコブラが仮面ライダー新1号と戦う中、ネズコンドルが登場してきました。
強化カナリコブラがネズコンドルとの共闘ではなく、単独で戦いを挑もうとした場面では滝和也を襲っていましたけど、滝和也もショッカー時代から戦ってきた戦士の戦友です。
滝を圧倒し、強化カナリコブラを早めに撃退して救出しなければいけなくなった仮面ライダー新1号の様子を見るに、ネズコンドルの戦闘力に劣ったところは見受けられなかったように思いました。
ペスト菌をばらまく能力にゲルショッカーが思ったような強力さがなかったのかもしれませんが、ゲルショッカー狩猟の言葉を聞くに、戦闘力も思ったようなレベルに達していなかったように思えました。
ネズコンドル①
仮面ライダーと戦ったショッカー、ゲルショッカーにはネズミをモチーフとした改造人間が出ていなかったそうですね。
ショッカー改造人間にハリネズラスがいましたけど、ハリネズラスは言わばハリネズミ・ヤマアラシの改造人間でした。
これはいわば野の生き物であり、人間社会に沿ったようなネズミではなかったということです。
人間社会に沿った犬や猫、またそことはかなりかけ離れて野性味あふれた狼になどはショッカー・月ショッカーの改造人間として描きずらかったかもしれません。
でも、そうではなく、仮面ライダーの美術担当の方がネズミを嫌っていたことが原因だったらしいですね。
意外と言えば意外なことでしたけど、これも一つの拘りだったんでしょうか。
でもネズコンドルの登場で、この後の仮面ライダーシリーズがさらなる広がりを見せていくことからも貴重な改造人間だったかもしれません。
ネズコンドル⑥



ゲルショッカー改造人間第11号~改造カナリコブラ4

カナリコブラ(強化)③
「改造カナリコブラ」

コブラハンドは伸縮自在で巻き付いて敵を絞め殺してしまう怪力を秘めながら、猛毒も仕込まれているというのはコブラハンド自体が生体兵器になっていたためだと思われます。
ショッカーの時代にコブラ男という名作改造人間が出てきた時のコブラハンドもそうであり、その猛毒はコブラハンドだけではなくコブラ男の肉体そのものまで設定が施されていました。
コブラ男も再改造され、改造コブラ男として再登場していましたが、この時火を噴く能力が付け加えられた上にコブラハンドが鋼鉄製になっていました。
コブラハンドの強化は、強化されると同時にもう一つうの能力をどうしても失ってしまうものでした。
ゲルショッカーのカナリコブラも、コブラという毒蛇の能力やコブラハンドの基本的能力はコブラ男のものを基本においていたのかもしれません。
猛毒の能力が失われると同時にコブラハンドが鋼鉄製になったことで仮面ライダーの力をもってしても破壊できない丈夫さと、一旦噛みついてしまうと噛む力が強くて離れることができない新たな能力が身に着けられました。
カナリコブラ(強化)①
カナリコブラはコブラとカナリアというアンバランスさからくるかなりの強力改造人間だった記憶がありますが、そのカナリコブラが再改造されたらどうな具合になるのだろうと期待してたところがありました。
どこかで改造コブラ男を思い出してかもしれません。

見た目再改造を施され、強化されていたのはコブラハンドのみであり、その代わりに失ってしまった猛毒性と伸縮性には惜しい気が残りました。
鋼鉄製ですから伸縮性の維持はほとんど無理だったのでしょうけど、猛毒性はどこかに残しておいて欲しかった気がします。

実際コブラハンドの鋼鉄製の変化は、カナリコブラの肉体のどこかが変えられていて、実はパワーアップされていたと思います。
従来のコブラハンドはライダーチョップから膝うちによって破壊されていましたが、改造カナリコブラになってからは鋼鉄製のコブラハンドに押されて、仮面ライダーもインサイドワークだけで闘うことに苦心していた様子が見えていました。
途中でネズコンドルの登場もあって、早くに改造カナリコブラを倒さなければいけなかった状況にはありましたけど、この改造カナリコブラを倒すには鋼鉄製のコブラハンドを防ぎつつ、新技ライダー月面キックを出さなければいけませんでしたからね。
カナリコブラ(強化)④







ゲルショッカー改造人間第10号~カナリコブラ4

カナリコブラ③
「カナリコブラ」

昭和40年代の頃かな、ペットと言えば犬は番犬、猫は放し飼いで今では考えられないようなことが当たり前でした。
そんなペットの中でも小鳥は憧れの的で、特にカナリアはどこか家柄のいい家の象徴のようなところがありました。
でも、犬・猫よりも身近なペットだったのかもしれません。

そんなカナリアもゲルショッカーの改造人間のモチーフとなってしまいました。
可愛らしいカナリアの鳴き声も、気が狂いそうになる殺人音波となってしまう。
そもそもがカナリアは小鳥ですから脆弱感があり、そうしたことがショッカーでは殺人音波は開発していたものの、改造人間としては採用されなかったのかもしれません。
でもゲルショッカーは2体の動植物融合改造人間を創出するところに特徴がありましたから、カナリアの脆弱感を補って余りある素体として、なんとコブラを採用していました。
それがカナリコブラでした。
カナリアという身近で可愛らしいペットに接した人間を油断させて殺人音波で殺めてしまう。
殺めきれなくてもコブラという素体で作られたコブラハンドに仕込まれた鋭い牙と猛毒、しかもそのコブラハンドは伸縮自在で人を絞め殺してしまうほどの怪力を誇る優れもので、けっこうな強力改造人間でした。
カナリコブラ①
ゲルショッカーが企図した「ペット作戦」がいかなるものだったのか、その主戦力であったカナリコブラがどんな改造人間なのかを仮面ライダー新1号に知られ、戦闘において仮面ライダー新1号を負傷させたものの、コブラハンドを叩き壊されたことでカナリコブラは一時敗退を余儀なくされます。
この時点でカナリコブラ自体は別として、カナリコブラを利した「ペット作戦」は失敗です。

しかし、この後カナリコブラは強化されて再登場しました。
カナリコブラ④








ゲルショッカー改造人間第9号~ネコヤモリ4

ネコヤモリ
「ネコヤモリ」

いつも人の近くにいそうな猫とか犬って、身近過ぎて特撮番組のモチーフにはなりにくそうです。
でも、犬や猫は元をただせば狩猟ようだったり、肉食で自らが狩りをしていたということに起源を発していることから、何かしら特撮番組のモチーフになるものはあるような気もします。
犬や猫は人間のペットという側面が大きく、特に近年は室内飼が叫ばれていますから、あの可愛い鳴き声やしぐさを思うと、かなり難しいですね。
犬はオオカミ、猫は古代伝えられた呪いの化け物という側面を思い切り出さないといけないと思います。

猫は特に化け猫とか呪いの象徴とされていたことは、黒猫に多かったようです。
仮面ライダーのゲルショッカー編に登場したネコヤモリも黒猫がベースでした。
体内に「悪魔の血」という増殖細胞が含まれた血が流れ、それを混ぜた絵の具で描かれた黒猫の絵に憑依することでその絵から実体化することができ、また絵から絵へと移動することができたようで、これではスピードの戦士でもあった仮面ライダーも追いつかないというものです。
猫に逆変身したり、人間に乗り移ったりして、乗り移った人間の血を悪魔の血に変えてしまうというネコヤモリの能力は、古来から研究されていた呪いの力だったのかもしれません。
仮面ライダーに滝和也という優れた相棒がいたからこそ、ネコヤモリの超能力を利したゲルショッカーの作戦は防がれましたけど、仮面ライダーが本当に孤独な戦士だったとしたらどうにもならない相手だったとも思いますね。
ネコヤモリ④
ネコヤモリは改造人間ですから、備え付けられた能力もあり、その一つがキャットファイヤーでした。
それがかわされて接近戦となってもヤモリ吸盤で仮面ライダーのエネルギーを吸い取ってしまうなど、能力に優れていた強力改造人間でもありました。

パワーとか肉弾戦ではどうだったのかは分かりませんが、瞬間移動とは別に俊敏性はあったのでしょうね。

でも、やっぱり猫は改造人間のモチーフとするには可愛らし過ぎますね。
ネコヤモリ⑤







ゲルショッカー改造人間第8号その②~クモライオン4

クモライオン③
「クモライオン」

仮面ライダーシリーズに登場した改造人間の素体としては、クモはともかく、ライオンをモチーフとした珍しい改造人間でしたね。
ライオンをモチーフとしたのは初だったかな。
ライオンの体力、、、というのはどうかなと思いますけど、隠されていた獰猛さの方をもっとアピールしてもよかったと思いますね。
クモについては素早さということでしたけど、素早い蜘蛛なんてあんまり聞いたことがありません。
人知れず、得体のしれない行動を、と言っていた方がよかったのかもしれません。
日本の著名人を暗殺し、そっくりなアンドロイドとすり替えることで裏の世界から日本を操ろうとする行動は、正に人知れず暗躍していたということに他ならないのですが、この辺りはクモの特性を上手く利用していたと思います。
仮にもゲルショッカーの改造人間ですから、人並外れた能力を有していなければ、、、というところがありましたから、体力もそうですが獰猛さに裏打ちされているかのような怪力の持ち主だったというところの方がピタリとくる気がします。
実際かなりの怪力の持ち主だったと思いますが、口から吐き出すて鉄糸状のクモ糸は、これを巻き付けて相手を振り回し、最後は絞め殺してしまうところなどはその証拠でしょう。

ライオンに素早さはありません。
その盲点をカバーするかのようなクモの能力は、それでも仮面ライダーの俊敏さを上回るものではなったようです。
しかし、鉄糸状のクモ糸で仮面ライダーを絡め、振り回す戦法は、かなりの怪力の持ち主だったとみていいと思いますね。
クモライオン②
クモライオンの身体の半分はクモであり、残りの半分はライオンの身でありながら、クモライオンの顔の左半分はクモの複眼が露出し、これが他の部分と相まって造形的にもデザイン的にも如何にも複数の動物を合成させた改造人間はグロテスクなものなんだぞ、とアピールしているようでした。

物語的には秘密結社が練った作戦としてはチンケなものだったのでしょうけど、失われそうになっていた怪奇性がうまく表現されており、そこにクモライオンのグロテスクさがうまくハマって何とも言えない味を出していました。
クモライオン






ゲルショッカー改造人間第8号~クモライオン4

クモライオン③
「クモライオン」

蜘蛛が改造人間のモチーフとなったのは、ショッカー草創期の蜘蛛男が最初でした。
後にドクモンドという土蜘蛛の改造人間が大幹部・地獄大使の配下の改造人間として出てきましたけど、土蜘蛛がモチーフなだけあって、一般に考えられる蜘蛛のイメージとはどこかかけ離れていた感じがしました。
そのドクモントを入れてみてもショッカー改造人間の中に蜘蛛をモチーフとした改造人間が、この2匹だけというのは意外なことだったかもしれません。
偵察、秘密裏の行動は暗黒結社とされたショッカーには欠かせない要素であり、また象徴の様だったからです。
ショッカーにとっては意外な裏切りが最大の敵・仮面ライダーを生んでしまい、これを超えなければ目的が果たせないと言うことになりながらも、秘密裏の行動も欠かせない要件のはずでした。

蜘蛛以上に改造人間の素体となって出てこなかった動物の象徴がありました。
ライオンです。
きっと、こういう特撮では扱いづらい素材だったんでしょう。
凶暴性、体力面、そして獣の象徴としての存在感。
どれも大きすぎて、、、ということだったんでしょうけど、ライオンは記憶では仮面ライダースーパー1のライオンサンダーまで改造人間のモチーフにはなっていなかったかもしれません。

その蜘蛛とライオンが融合した改造人間がいました。
ゲルショッカーの改造人間クモライオンです。
クモライオン
ライオンの体力と蜘蛛の素早さを併せ持った改造人間ということでした。
体力面はいざ知らず、クモライオンを見てて素早さは感じませんでした。
しかし、クモライオンの口から吐き出す鋼鉄性の強度を誇る蜘蛛の糸が強力そうであり、しかもクモライオンの手先が長く鋭い爪であり力も強かったことから、体力面以外の特徴とライオン以外の要素が印象として残りました。
要人の拉致を要しながら、本郷猛を罠にはめ込むことに成功したところを見ると、意外と知恵も回ったようで、それが意外とライオンと結びつかない要素でもありました。

そういう要素や武器もこれが意外と面白かったのですが、クモライオンはデザイン的にかなり優れたものでした。
クモライオンの顔が左右対称となって、顔の左半分は蜘蛛の複眼が露出し、かなりグロテスク感が強いものでしたけど、2体の動植物が融合するのは外見とか見映えもかなり重要だったと思っていましたからね。
クモライオン②

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ゲルショッカー改造人間第7号~ワシカマギリ4

ワシカマキリ①
「ワシカマギリ」

敵の秘密結社がショッカーからゲルショッカーに変わって改造人間の設定自体が変わった頃から。組織の改造人間が強力になった特徴が顕著になりました。
尽く作戦を打ち破られたショッカーは、大幹部がゾル大佐から死神博士となり、最後は地獄大使になっていったことも大きな障害となっていた仮面ライダーの存在が大きくなっていたことの現れでしたけど、ショッカーの製造した改造人間もそのベルトに黄金のエンブレムが施された強化型になっていました。
それでも強化型改造人間であり、大幹部であった地獄大使がガラガランダになっても仮面ライダーを倒すことは出来ず、、、まあ、ショッカーの最後は大首領の演出みたいなところが多かったですけど、仮面ライダーはとにかく倒さなければいけない相手という自覚を深くして新組織ゲルショッカーを組織していました。
地獄大使ことガラガランダは、ライダーキックによって倒されましたけど、地獄大使はショッカー大首領に見限られた影響が少なからずあって、仮面ライダーとの戦いは宿命でありながら戦いに集中しきれなかったところがありました。
だから、ライダーキックで倒されてしまった、、、これは、地獄大使自体が速く仮面ライダーとの戦いに線引きしたかったという自虐めいたところもあったと思いますね。
ショッカー後期でも既に組織の改造人間は許可されていたため、ライダーキックでは倒し切れないことが多くなっていました。
そこに新組織ゲルショッカーが出てきて、その第1号改造人間であったガニコウモルはライダーきりもみシュートですら、その胴体力で切り抜けてしまった印象は強かったものです。
もうライダーキックは、決め技にはならないんだ、そんな印象が残りました。
ワシカマキリ②
ワシカマギリは、鋼鉄を引き裂くほどの左手の鋭い爪、ブーメランのように使われていた右手の鎌を主武器とし、飛行能力をも負ったその羽根からは羽根ミサイルを発し、人質にしようとした人間は、口から吐く白い泡で固めてしまうという多種多様な武器を持ったワシとカマキリの合成改造人間でした。
特に両手が別の武器になっているという珍しい改造人間でしたけど、離れて使う様な羽根ミサイルが決め手になっていなかったところが、何とももう一つ感がありました。
こういう決め手に欠く改造人間は、自惚れが強いですけど、もともとそういう感じが強いところに拍車がかかっていたようにも思いました。
確かに左手の爪と右手の鎌は強力でしたから、仮面ライダーも苦戦を強いられましたけど、歴戦を経た仮面ライダーとこの時がほとんど初めての戦いであったワシカマギリには、、そういう経験の差が出ていた結果だったと思います。
仮面ライダーを切断して倒そうとワシカマギリから放たれた鎌はブーメランとして飛ばされたものの、そこにライダーキックが打ち込まれ、跳ね返された鎌は主であったワシカマギリを切断してしまったという悲劇でした。
もう決め技になりそうもなかったライダーキックが珍しく決め技になったのですが、それも使い方次第だったんだということが印象として残されました。
ワシカマキリ⑤

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ゲルショッカー改造人間第6号~ウツボガメス3

ウツボガメス
「ウツボガメス」

ウツボの獰猛さ、ウミガメの頑丈さ、その双方を持った改造人間がウツボガメスでした。
時々出てくるんですけど、暗黒結社も一つの組織であって普段に考えられる組織よりも上下関係が強いはずであるところ、ある意味上司に当たる大幹部に向かってタメ口を効く改造人間がね。
どう演出しても、これには抵抗を感じました。
ウツボガメスは逃走中のギャングが改造されてしまった果ての改造人間でしたから、そうした下地はあったんでしょうけどね。
ショッカー改造人間であったハエ男もそうでしたし、後組織となったデストロンにもサイタンクがいました。
悪党であっても儀を立てるところに、暗黒結社の存在意義みたいなものがあって組織としての強さがあったと思います。
ですが、こういう配下にいた改造人間になめた様な口の利き方をされても微動だにせず、作戦を遂行しようとした大幹部は、さすがに大幹部だったという所以があったということですね。

ウツボガメスが登場した頃は、公害問題の大きな一つの事例であった田子の浦のヘドロ問題から数年経っていました。
公害問題はこの頃大問題となっていたものの、何一つ解決に向けての動きがなかったような気がします。
ヘドロとくれば大怪獣ゴジラがシリーズ化され、ヘドラというヘドロがモチーフの怪獣が出てきてました。
特撮映画でも取り上げられたヘドロというモチーフが、いずれ仮面ライダーシリーズにも使われるかもしれないと思えたのはこの時もよりも後のことでした。
田子の浦がヘドロ問題の象徴の様に扱われていましたけど、京浜・中京・阪神・そして北九州という工業地帯や政令指定都市に隣接していた大きな工業港を有していたところにはどこでもあった公害でした。
工業地帯の在り方次第で生み出されえしまうヘドロという公害にも温度差はあったんでしょうけど、ウツボガメスはより濃度の濃いヘドロでないと主武器であった毒ガスが作り出せないと言うことで、田子の浦のヘドロに固執するようなことになっていたんでしょうね。
ウツボガメス①
このウツボガメスの吐く毒ガスは、それを浴びた者が白骨化してしまうほど強烈なものだったはずですけど、歌分ショッカー・ゲルショッカー史上初の分裂改造人間として、頭部と胴体が分離されても双方に攻撃能力があったことが目立ちました。

ただ、この分離能力はしっかり確立されたものではなかったらしく、双方の攻撃の連動性がうまく保てていなかった感があり、頭部で攻めようにもそこをつぶされ、次いで胴体の特に甲羅の部分での体当たり攻撃もライダーパンチで凌がれ、結局はライダーキックで仕留められました。
分離能力がある改造人間は、どちらかにメインの機能があり、連動性を保てて初めて効果が上がるところ、それがなかったことが惜しい気もしました。
ヘドロから生成される猛毒ガスと相まって、身体の分離作用があるウツボガメスは設定自体はよかったものの、その演出に物足りなさを感じたのは、ウツボガメスの口の悪さから感じた横柄さのためだったかもしれません。
ウツボガメス④

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