HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:ゲルショッカー

5
ブラック将軍①
「大幹部ブラック将軍」

ショッカー・ゲルショッカーの歴代大幹部は皆、改造人間でした。
ショッカー・ゲルショッカーは元々大首領の元、改造人間の暗躍によって世界を征服しようとした秘密結社ですから、大首領の意を受ける大幹部は配下の改造人間以上の能力と悪辣さを持っていなければならないとすると大幹部もまた改造人間であったのは当然のことでした。
大幹部ブラック将軍の本来の姿はヒルカメレオンでしたが、生き血を吸い、それを仮面ライダーに敗れた改造人間に注入することで再生させることを自らの能力としていたことからも、生き血が好物だったはずです。
悪辣・辛辣な軍人は地を見ることを何よりも好むという事からも分かるように、ブラック将軍は元々ロシア帝国の軍人だったらしいですね。
ロシア革命によって国を追放され、流れ着いたのがアフリカ奥地のゲルダム団。
知る人ぞ知る魔境であり、生き血を獲得して残酷な世界をイメージ的にも作り上げていたその存在はまるで人知らぬ裏の世界の存在でした。
降伏している相手を嬲り殺しにすることがブラック将軍の元々の好みであり、しかも軍人として作戦の立案と行動力の強さは、作戦自体難攻不落の要塞のようであり、ブラック将軍の存在感は悪い意味で強まり、恐れられたものであったことがゲルダム団という暗黒宗教で魔力を大いに使うような秘密結社と結びついた感がありました。
しかし、ロシア革命によって転覆したロシア帝国は1917年までの帝国であり、一説によると日露戦争でも暗躍していたということでしたから、ブラック将軍はそれまでの、そしてそれ以降の大幹部の中でもかなりの高齢だったことが伺われます。
冷酷無比で悪辣、生き血を見ることを何よりも好む高齢の軍人だったということは、高齢でありながら世界征服の方向へ向かうとなれば後ろ盾が必要だったことが伺われます。
長く仮面ライダーが大きな障壁となっていたということはショッカーの組織を組織だって大きく変える必要があり、それには外部の力が必要だったと思われたところにゲルダム団の存在を知れば、その中心人物を分析して利することがショッカー首領の大きく望むことだっただろうと思います。
ゲルショッカーはゲルダム団+ショッカーではなく、ゲルダム団がショッカーを飲み込み、改造人間をもって世界を征服しようとしていたことだけが残され、首謀者は大首領だったということを共通の焦点としていたことから、ゲルショッカーとなり、自らもそうであったように改造人間も2体の動植物の融合改造人間であったことはブラック将軍の発案でした。
そうであることで多くの生き血を見、利用して組織を強くさせようとしていたんでしょうね。
ブラック将軍②
規律と統率のゾル大佐、生体改造力と魔術の死神博士、指揮力と現場主義の地獄大使ときた中で人間体でもスティックや鞭を持った大幹部はいましたけど、肉体の一部が武器化した初の大幹部がブラック将軍でもありました。
左腕の肘から先がドリル化しており、右手に持ったスティックと共にこれがブラック将軍の武器かとも思いました。
このドリルは登場間もなく取り外されてしまいましたが、この時の印象は後々まで残るものともなり、作戦の立案とその実行は幾重にも構えられていたことを思うと流石に暗黒組織の指揮者だったことを思うと、現場に赴く前に作戦の立案とその実行、そのための改造人間創出でドリル状の腕先を使う場面がなかったのでしょう。
ブラック将軍の奥深い作戦については初登場時のゲルショッカー出陣式に仮面ライダー新1号と滝をおびき出して翻弄し、ショッカーライダー6体の登場でアンチショッカー勢力を一網打尽にしようとしたときにショッカーライダー以外にも3体の改造人間を絡ませ作戦を幾重にも構えて仮面ライダー1号だけではなく仮面ライダー2号も亡き者にしようとし、更には自らがヒルカメレオンであることを漂わせながら自らを犠牲にしてまでも再生改造人間軍団によって仮面ライダー1号、2号を翻弄しようとしていたことを思うと、さすがに秘密結社の軍人出身の大幹部だったと思わされました。

もう一つ、隠されながらも決め手になるような戦闘力があれば、、、それは無いものねだりを感じさせる大幹部だったという事なのかもしれません。
ブラック将軍⑤





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4
ヒルカメレオン③
「ヒルカメレオン」

ショッカー・ゲルショッカーの大幹部たちの正体は当然のように改造人間でしたけど、正面切ってその戦闘能力で仮面ライダーに太刀打ちしようとしてたのは、ゾル大佐であった狼男と死神博士であったイカデビルまででした。
地獄大使であったガラガランダは、地獄大使とショッカー首領の策が裏切りと裏切りの連続の上、策を講じ過ぎてガラガランダの強力さを出す前に仮面ライダー1号に正面から倒されてしまいました。
ゲルショッカーはショッカーの流れを汲んだ秘密結社ですから、その大幹部であったブラック将軍も当然のようにその正体はヒルカメレオンという改造人間でしたけど、観察眼と対抗策は見事でしたが、戦闘能力という本来ショッカー系の改造人間が持つ最大の特徴は、2番目以降に置かれていたと思います。
ゲルショッカーもガニコウモルを倒されて以降は、タイプの異なるショッカーライダーを6体も輩出したことは、そこで練った作戦もそうでしたけど、ショッカーライダー自体がゲルショッカーのホープだったんでしょう。
けど、ショッカーライダー6体以外に作戦の遂行上、ハエトリバチやエイドクガー、ナメクジキノコを同時に出しながらも仮面ライダー1号、2号のダブルライダーに屈してしまったのは、対仮面ライダー対抗策を改造人間の戦闘力から転換させられてしまうことへと向かわせたのかもしれません。
ガラオックスのようなゲルショッカー科学陣の科学力の鋭意を集めてがガラオックスの力としても、ショッカー時代の作戦に立ち戻ったような作戦の象徴であったサボテンバットも仮面ライダー1号にその作戦の上をいかれ、戦闘力も頭脳もどうしても最後は劣勢となってしまい状況において、ゲルショッカーの取った作戦は、それまで仮面ライダーに倒されていた改造人間の再生でした。
しかし、その作戦よりもヒルカメレオンの第一の能力は観察眼とそれを基にした作戦遂行能力だったと思います。
再生ガニコウモルと仮面ライダー1号との戦いで、仮面ライダー1号のタイフーンに目をつけ変身完了までのわずかな時間を突こうとしたその観察眼と作戦の組み立てなどは、さすがにゲルショッカー大幹部であったbブラック将軍の正体だったと思わされました。
ヒルカメレオン②
改造人間の再生には人の生き血が必要だとしての吸血能力は完全に生かされたわけではなく、過去のゲルショッカー改造人間がすべて蘇えさせられたものではなく、しかも再生加増人間は再生させられて自らの気が宿ってなかったところに盲点がありました。
どうせ蘇らせるのならば、ゲルショッカーのホープでもあったショッカーライダーの再生と行きたかったでしょうけど、ショッカーライダーを再生させるには生き血だけでは事足りなかったのかもしれません。

しかし、ヒルカメレオンのこうした行動は自らの発案とゲルショッカー首領の指示に基づいたもので、そこには組織への忠誠心があったかもしれません。

戦闘能力にもう一つ感があったのは、ダブルライダーを相手にしていたとは言え、攻撃能力を持っていなかったために対抗し得ず、ライダーダブルチョップで倒されてしまったところが顕著であり、もっと狙いが暴かれた後の泥臭戦いがなかったことによるものでしょうね。
ヒルカメレオン⑥





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3
サボテンバット
「サボテンバット」

仮面ライダーは100話まで番組を作るつもりだったらしいですね。
仮面ライダーは全98話であるところ、94話までの3話で諸カーライダーを登場させて大いに盛り上がり過ぎてしまったために最終話までの2話にブランクが出来てしまい、難産の末、ガラオックスとサボテンバットを作り出して乗り切ろうとした感がありました。
ショッカーライダー編で登場していた仮面ライダー新2号もここでは登場せず、それでもガラオックスの時はガラオックスに設定した能力が殊の外面白かったためにある程度は見ごたえがりましたが、サボテンバットの時は、、、という感じがしました。
ショッカーライダー編で設定した能力もさることながら、幾重にも折り重なっていたような物語の展開がよく、改造人間の設定と物語の行方は思った以上に絡みを見せると見応えにつながるということは、ガラオックスの時に改めて感じさせられたものです。
仮面ライダーもここまで来ると、ショッカー・ゲルショッカーの改造人間が元の人間の姿に戻ってしまうことなく、高い戦闘力同士のぶつかり合いも見応えの立派な一つになっていました。
それはショッカー後期から始まっていましたが、ショッカーも対仮面ライダーを考えた強化改造人間を作り出し、戦闘力も高まっていたことから、仮面ライダーもライダーキックだけでは仕留めきれない展開となっており、仮面ライダーがどうやってゲルショッカーの改造人間を倒していくのかということに注目が集まっていたように思います。

「人間総サボテン化計画」という人間をすべてサボテンに変えてしまおうというゲルショッカーの作戦は、どこかで聞いたことのあるような作戦でしたけど、ショッカーライダーをすべて倒されてしまったゲルショッカーは追い詰められていたはずなのに、その作戦立案はどこから来たのかまるで分かりませんでしたね。
サボテンバット自体、戦闘能力は然程ではなく、自らの毒を含んだ針に指されることで相手をサボテン化してしまうのは、どういう結びつきなのかは分かりませんが、サボテンバットの体内で大きくサボテンの影響を受けたコウモリの毒素と感染力が源だったように思います。
サボテンとコウモリの融合改造人間がサボテンバットでしたから、そうでもないと理解に苦しむ海造人間だったような気がします。
戦闘力よりもそうした毒素による人間社会の征服こそがサボテンバットの能力であり、特徴だったのでしょう。
それでも大首領に呆れられた戦闘力は、右手を鋼鉄製に変えることで何とか体面を保とうとしていたように思います。

サボテンバットはライダーキックを浴びることで、元の人間の姿に戻りますが、仮面ライダーが様々な苦難の末敵方改造人間を倒し切るところに仮面ライダーのダイナミズムがあった時期でしたから、この結末はいささか拍子抜けしたものです。
サボテンバット(強化)②
サボテンバット(強化)





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4
ガラオックス
「ガラオックス」

いうなれば猛牛と人食いカラスの合成改造人間だったガラオックス。
多種多様な武器を携えていたガラオックスは、何といってもナチスドイツの発明であった飛行船に使われたとされる水素ガスの50倍もの軽さを誇った頭上に生えた角から噴出する「ミスティーガス」でした。
自動車等の乗り物を空中高く浮き上がらせてしまうこの「ミスティーガス」は、ゲルショッカー科学陣のエイなる発明で、一旦発したミスティーガスは噴射後もガラオックスの鼻から回収可能なもので、それに伴いガラオックスは当然のように飛行能力を持っていました。
ガラオックスには、このミスティーガス噴射の能力を主軸として、その他にも両手に生えた「悪魔の爪」は鉄をも引き裂き、金色の頭上の角は突進して角を突き刺す「角えぐり」を技としていました。
爪から撃ちだす「爪ミサイル」も武器とし、ちょっとやそっとでは手が付けられそうもない強力改造人間だったと思います。

救急隊に変装して男性をさらったゲルショッカーを追うというかゲルショッカーによってはめられてしまった本郷猛は、救急車に乗り込むとそこにはガラオックスがおり、ミスティーガスによって救急車が空高く浮遊状態となった上に、仮面ライダーに変身しても鎖でつながれてしまったこの状況は、まだガラオックスの能力をほとんど知らずにいたことの裏返しでした。
火炎放射とかミサイル攻撃、溶解液の噴射、電撃等々と言ったことがメインだったショッカー・ゲルショッカー改造人間の能力とその作戦には臨機応変に自らの能力を踏まえて対処してきた仮面ライダーも、いきなりガス噴射で浮き上がられせられたりするという予想外の敵の作戦の前には、苦戦するのも当然だっただろうと思います。
このガラオックスのミスティーガスには陽膣盲点があって、密室状態でないと効果があげられないということでした。
IQが高い仮面ライダー1号ならではの手にの能力の見抜き方で、これが逆にガラオックスが慌てたのか形勢は逆転しました。
ミスティーガスを使えない状況に持ち込めば、爪ミサイルも角えぐりも歴戦の戦士である仮面ライダー1号はいかようにも戦うことが出来た上に、追い込まれたようにお輪てたように見えたガラオックスでは空中戦に持ち込む等戦いの流れを自らに持ってくるようにはできませんでした。
頭の角をライダーチョップで叩き折られた状況で勝負はありました。
ガラオックス⑤
ガラオックス登場の前はショッカーライダーによる大作戦の前に仮面ライダー1号、仮面ライダー2号のダブルライダーが大苦戦し、大特訓を経て会得したライダー車輪によってショッカーライダーを倒していました。
このショッカーライダー登場の話はショッカーゲルショッカー首領の正体を巡る攻防戦でもあり、それを経た直後の話でもありましたから、いくらガラオックスが優れた能力を持っていたとしても物語の展開としては失敗でしょう。
ショッカーライダーが登場する前にペット作戦を展開していました。
その流れからガラオックス登場には持っていけなかったのでしょうけど、それはムカデタイガーにしても同じです。
仮面ライダーは全98話であり、100話でもって仮面ライダー3号が登場するという制作サイドのこだわりもあったようです。
ガラオックスと次のサボテンバット登場の話は、あくまでスタッフサイドの変なこだわりだったのでしょう。
ガラオックス③





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4
ショッカーライダーNo6
「ショッカーライダーNo.6」

仮面ライダーのゲルショッカー編に登場した6体のショッカーライダーは、アンチショッカー同盟が握ったとされるショッカー首領の正体にまつわるデータの争奪戦が軸となっていました。
そこにゲルショッカー編も大詰めということもあって、ゲルショッカーの総力を集めた戦いを強いたという事でもあったため、ゲルショッカー改造人間のホープとして6体のsショッカーライダー+αが登場していました。
ショッカーライダーは仮面ライダー新1号のデータを基本としたような話もありますが、仮面ライダー1号は旧1号から桜島1号、そして新1号への進化は自らの能力で果たしていたのであり、ショッカーが残した仮面ライダーのデータは仮面ライダー旧1号だけであったはずです。
それよりもショッカー草創期において幾体もの改造人間を仮面ライダー旧1号に倒されたショッカーは、仮面ライダー旧1号に対抗するため、新型とされた仮面ライダー旧2号を登場させました。
新型、しかも仮面ライダー旧1号のデータを基に強化したはずの仮面ライダーが仮面ライダー旧2号であったはずですから、基本能力としては仮面ライダー旧1号よりも仮面ライダー旧2号の方が強力であったはずです。
従って、ショッカーライダーの基本データとなったのは仮面ライダー旧2号であったはずです。
基本スペックは結構大事なことですが、だからと言ってそれがすべてではありません。
いわゆる経験値と応用力、対抗力も大事なことで、それがショッカーライダーを6体も並べてもダブルライダーに勝てなかったということになっていました。

ショッカーライダーは6体皆、指先からミサイルを発射したり足先から短剣を出したりする能力が基本能力の上にありましたが、その上でショッカーライダー個々の特有の能力もあったはずです。
物語の導入としてショッカーライダーNo.1が先に登場してきたことは当然として、+αで出てきたハエトリバチやエイドクガー、ナメクジキノコは必要だったのか、と今でも思います。
ショッカーライダーNo.1+ショッカーライダーNo.2のダブルショッカーライダーを登場させ、早めに仮面ライダー新2号の登場を図っていたような展開の方がショッカーライダー個々の特有の能力も発揮される場面が演出され、それにどうダブルライダーが対処していったのか、ということを軸にショッカー首領の正体を巡る話を絡ませていった方がよかったのかもしれません。
仮面ライダーの第2の主役はショッカー・ゲルショッカーの改造人間であり、ショッカー首領の存在も絶対無視はできませんが、ここを踏まえばショッカーライダー個々の存在感も出せたと思うんですよね。

ショッカーライダーNo.6特有の能力は溶解液を吐き出すことでした。
仮面ライダーは人工筋肉と骨格によってできていますから、溶解液の脳どの程度によっては決め手にはならなかったかもしれません。
しかし、戦い方によってはバッタのジャンプ力を捕えた脚力に仮面ライダーの基本能力があったはずですから、溶解液を仮面ライダーの脚部付近に浴びせられれば、そのジャンプ力を奪うことも出来たかもしれません。
ショッカーライダーは6体もいたのですから、いくらでも組み合わせはできたはずです。
決め手になりそうなのはショッカーライダーNo.1の火炎放射とショッカーライダーNo.3の爆雷攻撃でしたが、それ以外のショッカーライダーはダブルライダーの足元を揺らがせるには十分な能力を持っていました。

こういうショッカーライダーの特殊能力の演出は見てみたかったものですね。
ショッカーライダーNo6②





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4
ショッカーライダーNo5
「ショッカーライダーNo5」

仮面ライダーは、ライダーマンと仮面ライダーアマゾンを覗き、体内に小型原子炉を持っていました。
その小型原子炉の起動は、タイフーンに風を受けることでの風力エネルギーを得ることでなされ、発生したエネルギーはコンバーターラングに蓄積されていました。
コンバーターラングにあっという間に蓄積されたエネルギーは主に電気エネルギーとして身体中を駆け巡り、時として拳や足に集中してライダーパンチやライダーキックという必殺技を生んでいました。
通常の人も知らぬうちに体内では微量な電気を生むと言われますから、改造人間である仮面ライダーは改造手術で小型とは言え原子炉を埋め込まれ、骨も肉も鋼のようなものに変えられていましたから、それが怪人のように動くためには相当量の電気が生み出され、蓄積されていたものと思われます。
仮面ライダー2号は対ヒルゲリラ戦で、最後の決め手として体内で発生させた電気エネルギーを手に集中させ、沼で溺れかかったヒルゲリラを倒し切るため、その沼の中に手を差し込んで水中の電動力を生かしたライダー放電を披露していました。
特に積極的な発電能力があったわけではなかった仮面ライダー2号は、戦いを経る中で自分の身体を知っていった効果技だったのでしょう。
電気について特筆すべきは、後に現れた仮面ライダーストロンガーでしょう。
体内発電能力を持ち、全身をコイルで構成された仮面ライダーストロンガーは、生み出される電気の威力をより増して、時には電気ビームにもしていましたね。

仮面ライダー1号を模して制作されたショッカーライダーも、仮面ライダーと同等以上の能力があったはずですから、発電能力と武器化能力に関しては同等だったと思います。
特にショッカーライダーNo5は放電能力がショッカーライダーNo5固有の能力だったということは、体内のどこかに積極的に発電する能力か、或いは身体のどこかに体内電気の効果を上げる設備があったものと思われます。
仮面ライダーXはマーキュリー回路を埋め込まれた以降、体内だけでは電気容量が抱えきれず、体外にも迸るようなエネルギーが真空地獄車という圧倒的な大技を生み出していましたが、仮面ライダーXのように全身から全方面に発出されるのか、はたまたショッカーライダーNo5のクラッシャー部分が開いてビームのように放出されるのかは分りませんが、イメージとして身体中から雷のように出されるものが想像できます。

ショッカーライダーは仮面ライダー1号を模して製造された改造人間ですから、ショッカーライダーNo5のように放電能力があったことは当然予想できました。
こうしたショッカーライダー各個の固有の特殊能力は、とにかく見てみたかった思いが強いですね。
ショッカーライダーNo5②





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4
ショッカーライダーNo4
「ショッカーライダーNo4」

TVでは披露されなかった超能力がショッカーライダーにはありました。
ここまで書いてきたショッカーライダーNo1には陽を吐く能力、No2には毒煙を出す能力、そしてNo3には爆雷をはする能力で、ここまでは結構リアルに考えられる能力だったと思います。
ですけど、これ以降使われる能力がショッカーライダーNo4にはありました。
それは地割れを起こす能力です。
後に仮面ライダーXでも鉄腕アトラスが、大地球という能力で地震を起こしていましたけど、これってそれ位の怪力が自慢だったと思うんです。
地割れは局所地震で送るかもしれない能力ですが、これと違って高熱を浴びることで日照り状態となった大地にひび割れが起こることもあります。
ショッカーライダーは基本的に仮面ライダー1号がモデルですけど、人離れをしたいわば超能力の持ち主が改造人間・仮面ライダーですが、地割れを起こすほどの怪力を持っていたとは考えられません。
地震が想像つくような云われを持った昆虫・動物はいますけど、それは地震の起こる自然現象に昆虫・動物が敏感に感じ取るだけだけです。

ショッカーライダーNo4は、いわば仮面ライダー1号を通してのバッタ男のようですから地震・地割れとはまるで関係ありませんね。
ですからとんでもない怪力の持ち主とは思えないのです。
現実離れしてそうなショッカーライダーNo4の特有の能力は、怪力ではなく、エネルギー集中によってとんでもない高熱を発する能力ではなかったかと思うんです。
通常ライダーラングがあるはずの胸部にエネルギーをため、それを掌底に集中させることで高熱を発し、その高熱で大地を乾燥させて、局所的に地割れを起こして敵のバランスを大きく崩す、そんなところにショッカーライダーNo4の特徴があったという事ですかね。

あまりにも現実離れしたショッカーライダーNo4の能力は、披露されなくてよかったのかもしれません。

ショッカーライダーは脳改造を施されてしまった仮面ライダーですが、脳改造をされなかったからこそ、人間としての能力が反映されていたところに仮面ライダー1号・2号の魅力がありました。
その魅力がないショッカーライダーに人間としての魅力がない代わりに現実離れした特殊能力が設定されたというところなんでしょうけど、なんとなく見てみたかった気もしますが、それは想像の世界でのことだったかもしれません。
ショッカーライダーNo4②



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5
ショッカーライダーNo3
「ショッカーライダーNo3」

ショッカーライダーが登場した3話には、ショッカーライダー意外にその相棒のようにハエトリバチ、エイドクガー、そしてナメクジキノコと3体もの改造人間が登場していたため、ショッカーライダー6体と合わせると9体もの改造人間が登場していましたから、ショッカーライダー6体がそれぞれ単体で活動するのはショッカーライダーNo1とNo2だけになってしまいました。
物語の流れと設定上、ハエトリバチ、エイドクガー、ナメクジキノコがある程度個別に動いてしまったのは仕方がなく、6体もいたと言ってもショッカーライダーは全体として集団のような動きをするのも止むなしかなと思いました。
それでも、ショッカーサイクロンを駆ってバイクチェイスするシーンはショッカーライダーNo1だけだったというところを思ってみても、もっと6体が個々に動いてみてもよかったかなとも思います。
ダブルライダーが仮面ライダー1号、2号の2人であったことからも、敵はまとまって動く必要があったのでしょうね。
ショッカーライダーはダブルライダーと同等の能力を有したほかに、指からロケット弾、足先から短剣を出すという共通した付加能力がありましたけど、設定上ショッカーライダーNo3は固有の爆雷攻撃ができるという能力があったらしいですね。

指先からロケット弾を発射していましたから、ショッカーライダーNo3の体内にあったとされり爆雷は手足とは考えにくいですね。
ただ、この爆雷は地雷ともいわれてるところがありますから、コンバーターラングの外側に爆雷を秘めつつ、そのコンバータラングが外側に開いて発射されるのは、爆雷の影響がショッカーライダーNo3の足裏に影響が出て地雷のような効果が発揮されたかもしれません。
人間大のショッカーライダーとダブルライダーの戦いが主眼でしたけど、ショッカーライダーはゲルショッカーのホープといういわば幹部改造人間のようなところがありましたから、改造人間同士の戦いに向こう側にある大規模破壊活動もゲルショッカーが視野に入れていたとすると、その役目は爆雷を秘めたショッカーライダーNo
3のものだ田かもしれません。
素体にされた人間そのものも衝撃に耐えうる肉体力を持った人間だったかもしれませんね。
いずれにせよ、ショッカーライダーNo3が単体で活動するところを見てみたかったものです。
ショッカーライダーNo3①



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5
ショッカーライダーNo2④
「ショッカーライダーNo.2」

仮面ライダーを作り出した秘密結社ショッカーは、本来バッタの特徴を強化移植したバッタ男を作り出したかったのでしょう。
それがバッタの脚力に注目し、強化改造をするう上でそれを最大の特徴にする都合上絶対の武器を備えないと狙いに沿った改造人間とはならないということで全くのバッタ男ではなく、飛行の力の代わりに大地を疾走する仮面ライダーになっていったのではないでしょうか。
それには当初、素体となり人間の影響が大きく、並外れた運動能力のほかに優れた頭脳まで考えていかないとショッカーの作り出す改造人間とはなり得ない、すなわちショッカーの生体改造技術もまだまだであったという事になるかもしれません。
ショッカーライダーはショッカーに残された仮面ライダーの設計図によって、脳改造まで施された悪の仮面ライダーでしたが、ショッカーライダーの姿を見ると仮面ライダー新1号の姿をしていました。
ショッカーに残された仮面ライダーの設計図ならば、仮面ライダー旧1号の姿にならなければなりません。
仮面ライダー旧1号が戦いを経るうちに自然と強化再生を繰り返すううちに桜島1号となったのは、戦い抜こうとする戦士・仮面ライダーの自然な成り行きだったかもしれませんが、桜島1号が仮面ライダー新1号となったのは、敢えてショッカーに捕まった仮面ライダー1号が、肉体強化を図るために大幹部死神博士の力を利用して再改造を受け、脳改造寸前で仮死状態を覚まして脱出したという設定に無理はないような気がします。
そこで大幹部死神博士は、j仮面ライダー新1号の設計図を残し、それにゲルショッカーが気づいたことが、食改ライダーが仮面ライダー新1号のスタイルになっていた理由かもしれません。
天才本郷猛の頭脳まで手は付けられなかったものの、ショッカーライダーは運動能力にも長けていた本郷猛の特徴を生かすため、やはり運動能力があって格闘術も使えた人間を改造素体としていたのでしょう。
ショッカーライダーNo.1はライダーキックを披露し、ショッカーライダーNo.2はライダーニーブロックを披露していたところを見ると、そういう具合に感じますし、エイドクガーとの連携具合を見るとそれなりに格闘センスがあったのかもしれません。

ショッカーライダーNo.2には、毒煙を身体から出す特殊能力があったということですから、仮面ライダー1号というよりは人工筋肉分量が多く使われていた仮面ライダー2号をモチーフとしていたのかもしれません。
猛毒に耐えるための強い肉体が必要だったでしょうから。
ショッカーライダーNo2⑤
仮面ライダー1号・2号がダブルライダーと呼ばれた理由の一つとして、互いの能力を認めた上での連携で戦うことに自分だけが引くとかでしゃばるということなく戦えたということがあろうか、と思います。
ショッカーライダーは全部で6体存在し、リーダー格はショッカーライダーNo.1だったようですが、お互いを認め合うには脳改造を施されてゲルショッカーの指示に従うだけの改造人間であったことが藪蛇になってたようにも思えます。
ダブルライダーとショッカーライダー6体との差は、歴戦を戦ってきた経験値の差と類まれなる格闘センスがって気に観察眼と研究心に優れていたことにあったと思いますが、少なくともこのショッカーライダーNo.2にもう一人のリーダーとしての存在感があって、連携をとるまでのセンスがあったならば、もっと違う展開になっていたかもしれません。

怪人特有の能力、短剣を出し切り付けるとかロケット弾発射能力のほかにショッカーライダーNo.2特有の毒煙を身体から出す能力でゲルショッカーは十分と考えた上で数でも圧倒しようとしたのでしょう。
もっとショッカーライダーNo.2の毒煙を出すことでの展開も見てみたかった気がしますね。
ショッカーライダーNo2①



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5
ショッカーライダーNo1③
「ショッカーライダーNo.1」

仮面ライダーの偽物というより、脳改造まで施されてしまった悪の仮面ライダーという感じだったショッカーライダー。
性能としては仮面ライダー1号・2号と同等であり、そこに怪人特有の能力であった足の裏に仕込まれていた短剣と指先から覇者されるロケット弾がありました。
ショッカー、ゲルショッカーと続いた秘密結社の繰り出す作戦が悉く仮面ライダー1号・2号に妨げられ、怪人たちも皆倒されていました。
強力になり、武器や能力を携えても倒されてしまう中怪人たちに対し、仮面ライダー1号・2号が能力的にレベルアップし、仮面ライダー旧1号は仮面ライダー新1号に、仮面ライダー旧2号が仮面ライダー新2号と進化したこともありましたが、脳改造を免れていたことによる頭脳による応用力と絶え間ない努力がより人間らしさを生んで、しっかり対抗しきれていたことは見逃せないでしょう。
そうした状況において、繰り出す作戦が悉く打破される中において、ショッカーライダーの登場はゲルショッカーにとってまさしホープそのものだったでしょうね。
改造人間といっても生体手術の中でこういう改造人間を生み出そうとする前提において、設計図はなくてはならぬものであり、ゲルショッカーの前身はショッカーであり、組織が変更されるとき粛正があったとしても拭い去れないものがあったでしょう。
ショッカー草創期、改造人間によって世界征服を狙うといっても、まだ駆け出しの頃で事件中の実験を繰り返していた時期でもあります。
その中で傑作になった改造人間が仮面ライダーでした。
バッタの能力を特異に取り上げて輩出した改造人間は、その開発自体が特殊であったところショッカーが意図とした以上の効果をもたらしていた改造人間だったといっていいのかもしれません。
動植物の能力を出し過ぎてはダメだし、メカによる効果を出し過ぎてもいけない、素体となった人間の特徴を生かして初めて怪出した改造人間となる、それを証明したのが仮面ライダーだったのかもしれません。
設計図が残っていたからこそのショッカーライダーだったと思われますが、怪人特有の能力を満たせたのはゲルショッカーらしいこだわりだったかもしれず、人間・本郷猛、人間・一文字隼人を倒すうえでのゲルショッカーの心配の種の証だったかもしれません。
単なる天才以上の天才であった本郷猛、途方もない運動能力に優れた一文字隼人でしたけど、眼前の敵に目を奪われたゲルショッカーはより本郷猛の頭脳とセンスを恐れたために、ショッカーライダーのモチーフを仮面ライダー1号としてしまったという事なんでしょう。
しかし、ゲルショッカーが所持していた設計図は仮面ライダー旧1号のものだったはずで、出来上がったショッカーライダーは仮面ライダー新1号であったところに不思議さはりますが、仮面ライダーの進化をもたらした要因を考えてはいなかったのかもしれません。
ショッカーライダーNo1⑥
ショッカーライダー6体は同時に開発されたものでしょう。
各ショッカーライダー個々に特有の能力を持たしたのは、その能力を合致させてより効果をあげようとしていたのかもしれません。
しかし、劇中ではその能力が披露されることはありませんでした。
その代わり、ハエトリバチ、エイドクガー、ナメクジキノコといった怪人を組み合わせていましたが、原作通り各ショッカーライダーの特有の能力による演出を見てみたかった気がします。
ショッカーライダーNo.1は火炎放射能力があったようです。
ショッカーライダーのクラッシャー部分が開いて火炎放射がなされ、それを仮面ライダー新1号や新2号がどうかいくぐって勝機を見出すのか、それも見どころの一つだったと思います。
ショッカーライダーNo.1のみショッカーサイクロンを駆使し、仮面ライダー新1号と仮面ライダー新2号個別に戦闘を繰り広げるシーンがありましたが、そこに醍醐味を出そうとしていたのかもしれませんね。
こうしてみるとやはりショッカーライダーNo.1がショッカーライダーたちのリーダーだったようですが、アンチショッカー同盟が保持していたゲルショッカー首領の正体を収めていたとされたテープをめぐる攻防の果てに、ダブルライダーとショッカーライダー6体の攻防が繰り広げられる中でショッカーライダーNo.1リーダーとしての立ち居振る舞いを見てみたかった感じがありました。
こういうところに人間性が出ていたダブルライダーとより人間性を無視した7ショッカーライダーたちの差があった気がしています。
ショッカーライダーNo1①



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