ゴキブリスパイク②
「ゴキブリスパイク」

ウィルスや細菌となるとネズミやゴキブリの登場となる傾向が強いみたいです。
それもある程度水分を意識した細菌はネズミ、粉末やガス状にした最近がゴキブリとは、ドブネズミの印象から来るものなのかもしれません。
ネズミは分りませんが、ゴキブリについては人より登場したのが古いらしく、ある程度の放射能にも耐えてしまうらしいですね。
言い方をすれば生命力を感じますが、しぶとい生き物と言うことになるでしょう。
この生命力を強調する改造人間の表現法もあるでしょうけど、ゴキブリとくれば不潔なイメージが当然のように出て決ますから、細菌をもって強調することになるんでしょうね。
仮面ライダーV3の相手となった秘密結社デストロンは、機械合成改造人間がイメージとして強くありましたから、このゴキブリをどうするのかと思ってみたら、釘付きバットのようなスパイクとの合成改造人間のゴキブリスパイクでした。
ショッカー時代のゴキブリ男の強化版のようなイメージがあったのは、機械合成改造人間でありながらも細菌の開発に重きを置いたことに尽きるでしょう。
ゴキブリスパイクは最後になって仮面ライダーV3と攻防で、いわば殴り合いのような戦いで本来主眼であった機械の部分が強調されようとしましたが、ゴキブリ男のように細菌が最後まで強調されて、しかも中途半端な展開であったために、何故機械合成でなければならなかったのか分からないままでした。

ゴキブリ男がライダー反転キックで倒されたのと同様、ゴキブリスパイクもV3反転キックで倒されたのは、決め技の印象が違います。
通常ライダーキックで倒していた仮面ライダー1号が反転キックを使わざるを得なかったのに対し、ゴキブリスパイクを倒したV3反転キックは仮面ライダーV3にとってのライダーキックのようで、ゴキブリスパイクに生命力の強さを感じられなかったのは惜しかったと思いますね。
ゴキブリスパイク④