HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:ゴルゴム

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「大神官バラオム」
大神官バラオム
仮面ライダーBlackが出てきて戦った秘密結社ゴルゴムは超古代人の邪な考えを持った者たちの集まりでしたが、何万年と生きるらしい創世王を神と崇める者を神官とし、創世王が継承するための特殊能力を持った石を持つ者を特殊な存在として3人もの大神官を存在させましたが、これは超古代人の中から抜粋されたもので、組織力をも維持以上とする高い知能を持たせたものと推測できます。
3人集まれば文殊の知恵とはよく言ったもので、でも3人も集まれば個性という個々の特殊性も出ます。
最も戦闘力に優れた性格をしていたのがバラオムで、それを好戦的というよりはクリスタル状の表情から相手に見透かされない表情を利した喧嘩屋のようなものでした。
それでも剣聖ビルゲニアが登場するまでは、その喧嘩っ早さを気取られない落ち着きも見せていたと思いますね。
三神官全員共通した超能力を持っていましたが、バラオムが推定5万年もの長きにわたって生きて続けて配下の怪人を統率するためか、肉体の維持が持たずに機械化していましたね。
機械の身体を持つ神官が、海を守る赤い石を持ち続けていたことにアンバランスさを感じていましたね。
かと言って大地を守ることもそれ以上にアンバランスさを感じますが、強面の表情と喧嘩屋を想定させること以上に統率する能力に長けていたのかもしれません。
創世王を神と崇めていたこと自体が大きな誤りですが、それに仕える怪人から抜粋された紙管は落ちts機と統率力がないとゴルゴムが存在できなかったでしょうから、バラオムはそれなりに必要な存在だったのでしょう。
大神官バラオム②
できれば大怪人になる前に、仮面ライダーBlackとの戦いを見たかったものですね。
神と崇める創世王の次期候補であったのが仮面ライダーBlackことブラック・サンでしたから、脳改造されてはいなかったとはいえ、その存在感を思うとき、大幹部としての大神官がどんな具合に戦いを挑むのか、最も見たかった大神官でしたからね、バラオムは。
大神官バラオム④


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4
「大神官ビシュム」
大神官ビシュム②
大神官ビシュムが胸のあたりに着けていた「地の石」はビシュムの特殊能力どころか、ビシュムの存在そのもので、血の石が失われるとビシュムの存在が無くなってしまうはずが、シャドームーン再起動のために捧げても、ビシュムの存在は失われるどころか大怪人ビシュムとして蘇生していました。
ビシュムは単に大神官ということの前に大怪人だったということになりますが、それ以上に胸に地の石をつけて配下の怪人の指南役となり、時には現場にも出、シャドームーン蘇生のために尽くしていたことで心身ともに鍛えられ強化されていたためかもしれません。
大神官とは言え超古代人という人であったことを思うと、そうなるかもしれず、地の石はそこに超能力を植え付けたものだったということになるのでしょう。
右目で未来を、左目で過去を見るという能力の上にその目から灼熱光線を発するなどという超能力は、超古代から存在し続けた上に地の石の神力がそれを引き出してしまっていたのかもしれません。
そうした存在だったからこそ、現代に生きる人が崇める美や愛が許せなかったかもしれず、そういう卑屈さが冷酷さにつながっていたのかもと思うところです。

配下の怪人を労り、人を憎むようなビシュムの性格は、大神官ということの前に未来と過去を見られたのに、今現在を見ることが出来ていなかったということの裏返しかもしれません。
大神官バラオム⑥
大神官という肩書は超古代人だった謂れのようなもんじょですけど、それまでの悪の秘密結社での指南役が大幹部という具合に思えば大神官はやはり大幹部に相当するものという具合にかんがえられるでしょう。
その大幹部は強力だったとはいえ、大幹部の姿で超能力を発揮したのは大神官が初めてだったかもしれず、雌というか女が大幹部というのも初めてだったでしょう。
そういう意味では面白い存在でしたね、大神官ビシュムは。
大神官ビシュム④


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3
「クワガタ怪人」
クワガタ怪人②
仮面ライダーの怪人と称された改造人間は、おそらく仮面ライダーV3で登場したデストロンの機械合成改造人間に端を発してより窮屈になっていったように思われます。
よく原点回帰と言われていましたが、それでも改造人間をどう表現するのかということについてはこだわりが強すぎて、こういう能力を持つ怪人はそおのモチーフがどこにあったのかが分からなくなったこともありました。
仮面ライダーBlackはいわば仮面ライダー0号のようでしたから、それに対峙したゴルゴム怪人もより純粋に表現されていたようです。
クワガタ怪人はクワガタムシのゴルゴム怪人でしたけど、ゴルゴムの怪人界にもクワガタムシがいたのかと思わされるほど、人間界のクワガタムシに酷似していました。
クワガタとくれば大顎に特徴がありましたけど、クワガタとくればその大顎に支えられたハサミの部分に焦点を当てるべきでしたでしょうね。
仮面ライダー自体もバッタという脚力に優れた昆虫の改造人間でしたから、クワガタとくれば顎としても獲物を捕らえて青の顎でかみ砕くとするところを1歩踏み込んで大鋏で挟み込んで切断する能力の方が怪人らしくてよかったのかもしれません。
クワガタ怪人③


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3
「ハエ怪人」
ハエ怪人①
人にまとわりつき、臭いものの周りをうろつくため、避けられるハエは、そのしつこさと飛行能力が特徴。
これを怪人として扱うのは、改造人間とするよりもいいかもしれません。
そのしつこさを利用したのかどうかは分かりませんが、人の憑依してしまう能力まであったのがハエ怪人でした。
特に霊能力者に憑依し、仮面ライダーBlackに倒された怪人を蘇らせようとしていました。
過去にも不思議な忍術や人の生血を集めて、亡霊怪人を蘇らせようとし、一旦は蘇らせたのですが、肝心の主であった怪人が倒されるその流れで、仮面ライダーに倒されていたところをみると、やはり復活怪人はオリジナルほどの能力は取り戻せないようです。
ハエ怪人の画策は霊能力者に憑依してしまったところに特性がありました。
霊能力は人より霊力が強い者であり、生と死の狭間というより完全に死んでしまった怪人たちの霊を呼び寄せるというのはゴルゴム側が考えていたよりも強い展開をもたらす能力であったかもしれません。
しかし、その霊能力者がまだ未熟な子供であったことで、その霊力も熟成されていたわけでもなく、人の呼びかけに反応してしまうということで、まだ目覚めていなかった霊力が発揮されて自我意識を取り戻してしまうのはゴルゴムにとって意外だったかもしれません。

ハエ怪人だけでは怪人復活を図るまでは良かったかもしれませんが、復活後の主怪人としては役不足だった感は否めませんでした。
ハエ怪人②






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4
「コブラ怪人」
コブラ怪人
時の流れには誰も逆らえません。
昔からタイムマシーンが出来たら、、、という夢を見たものですが、過去に戻れた時に歴史に影響する行為をした者は何らかの罠に陥ることになるというのが定説みたいなものでした。
時の歩みを経て築かれたここまでの歴史は、変えようがなく変えてはいけないものだし、歴史の歩みは神の身のぞ知るというところでしょう。
時の流れに速さなどなく、万物すべて同じ時の流れに乗ったものでしょうけど、その時を遡るということは次元や時空が異なるのでしょうし、もしそれができるのならば先へと流れる時の流れに逆らうのですから、異常なまでの体力や肉体が必要になってくるのかもしれません。
シャドームーンが世紀王創出前に遡って、ブラックサンこと仮面ライダーBlackを登場させないということを思いついたはいいですけど、ここでコブラ怪人がなぜ起用されたのかは分かりません。
だから怪人起用というところまでは分かったのですけど、能力的にすばしっこい素材の怪人が登場するのではないかと思われるところ、コブラ怪人ですからね。
光の速さとは違った時の流れに紛れ込むような能力ですから、他のゴルゴム怪人よりも時流という時の流れの操作力にコブラ怪人は長けていたということでしょうか。
肉体力も体力も相当なものが必要になるかもしれません。
しかし、そういう力と特殊能力は別物かもしれず、それはゴルゴムという特異な世界で生き永らえてきた環境に起因するものかもしれません。

古くはコブラ男から始まった毒蛇型の怪人が、力はともかく毒を使わずしてまるで別次元での能力を披露してしまうとは夢にも思いませんでしたね。
コブラ怪人②



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3
サンショウウオ怪人②
「サンショウウオ怪人」

天然記念物のサンショウウオって、両生類だったような気がしてましたが気のせいかな。
このサンショウオをモチーフにした怪人等と言えば、仮面ライダー初期の映画に登場したザンジオーが思い起こされます。
自ら噴出した泡にまみれて姿を消すといったところは、保護色傾向が強かったサンショウウオの生態によく合わせたものだと思いましたが、サンショウウオ怪人が口から発した火花は実は溶解液だったとは思いませんでしたね。
ザンジオーも口から火をふいていましたので、それに類するものかと思ってましたから、よく見ていなかったのでしょう。
サンショウウオ怪人も保護色傾向が強かったのですが水中戦が得意らしく、仮面ライダーBlackとしても水中戦では叶わないと言っていたのですから、見た目鈍重そうに見えたのとは裏腹に水の中ではその保護色化能力と共に俊敏さがあったのかもしれません。
仮面ライダーBlackは超人ですが、基本的には陸上においてその能力を発揮できていたわけですから、サンショウウオ怪人を魚(ウオ)として捕らえて水の中の生物だったと捕らえると、自由自在に水の中で行動できると思うと、両社に差が出てしまうのでしょう。
そもそも仮面ライダーにはガードラングが備わっていて、水中にしばらくの間潜っていられたり、ライダースイムという泳ぎ方の高い能力があったはずですが、水中の生き物ではありませんから、魚類を模したような怪人には叶わないわけです。
サンショウウオ怪人③
サンショウウオに長めの舌があったかどうかまでは分かりません。
サンショウウオ怪人が赤い舌を長く伸ばして相手を絡め取ってしまうシーンがありましたが、カメレオン、しかもスカイライダーの時のカメレオジンのイメージが強く残り過ぎていたかかもしれません。
それでも見た目がは身体の大きめな爬虫類のような感じがしたサンショウウオ怪人を、ここまで怪人化したのは制作サイドの思い入れと思い込みがかなり混在していたような気がします。
サンショウウオ獣人④





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4
ムカデ怪人④
「ムカデ怪人」

女怪人としてムカデを持ってくることに大いに無理があったような気がします。
地を這い壁を這うような多数の脚部とうねる胴体に特徴があったムカデに、雌の要素は感じませんが、大神官ビシュムの配下に置いたのはムカデ怪人が女怪人であることのアピールだったのでしょう。
女怪人だからアイドルへと、それは羨望の目で見る洗脳状態に陥った者たちを引き付けるものが会うからなんでしょうけど、それをムカデ怪人の目から発する光線が実は洗脳光線であったというところに、思いっきり無理を感じてました。
地を這い、地中に潜っていきなり姿を現すところなどはムカデ特有の特徴のある怪人のようでしたけど、その怪人っぽさとアイドル化するところがどうもモチーフ的に合いませんでした。

ムカデもデザインの仕方によって怪人らしく見せられるものだなと思いましたけど、これを女怪人としてしまったところに肝心の戦闘力が弱くなってしまった要因があったような気もします。
油断ではないにせよ、気の緩みみたいなものを招いて隙を引き出し、そこを突いて仮面ライダーBlackの体内にあるキングストーンを引き出してしまおうと画策したんでしょうけど、それでも脆弱さが邪魔をした感じがします。
デザインの仕方が優れれば、ムカデも立派な怪人になってしまう面白みは確かにありました。
ムカデ怪人③





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3
ネズミ怪人
「ネズミ怪人」

ネコはネコ並みの脳しかなかったために作戦失敗に追い込まれた秘密結社もありました。
脳はその大きさや量で決まるものではないですけど、その脳を持った動物の特性はそこで決まるものかもしれません。
特性を導き出すものが脳かもしれませんが、少なくとも秘密結社が遂行しようとした昨年を担うものじゃないように思います。
ネズミ怪人もネズミ並みの脳しか持ってないはずですから、それを政党に結び付けて利用しようとすることなど有り得ないことですし、仮面ライダーZXの時の秘密結社バダンを境に秘密結社の連続性はないににしても、秘密結社は同じようなことを繰り返すものだと思います。
仮面ライダーなどの特撮物でのネズミは、いわゆるドブネズミがほとんどだと思いますから、その特性としてはすばしっこさやその毒素に特徴があると思います。
そういう特性を用いて活動するとか作戦を組み立てるとか言った方が理にかなっていたような気がします。

仮面ライダーBlackに登場したネズミ怪人は、そういうところが残念だったと思いますが、ネズミとしての特性は目を見張るものがあり、デザインとしてはネズミが本能を前面に出していかにも怪人らしく描かれていたようにも思いましたから、物語の設定自体に間違いがあったということなんでしょうね。
ネズミ怪人①





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3
ケラ怪人②
「ケラ怪人」

改造人間も怪人もそう変わるところがなくなっていました。
ショッカー草創期から初期までですかね、はっきりと改造人間と思って仮面ライダーを見ていたのは。
改造人間も2つの動植物融合型から金属製の武器との合成型といった設定上の工夫もありましたけど、もともとの改造人間という設定よりも怪人、しかも作られた怪人というイメージが支配的にありました。
仮面ライダーは仮面ライダーが主役ですけど、敵組織の戦闘員や大幹部のみならずその怪人ももう一つの主役であったことは、歴代の暗黒組織がどんな怪人を出してくるかというそのモチーフに工夫を凝らしていたにも表れていました。
仮面ライダーBlackも仮面ライダー0号を目指したということで、より以上に掘り下げられ、仮面ライダーBlackは改造人間というナレーションがありましたけど、改造人間の匂いを感じたのはここだけでしたね。
秘密結社ゴルゴムはその支配者であった創世王自体が何万年もの太古から存在していたものでしたから、おのずとゴルゴムも同じような感じがし、ゴルゴム怪人も太古の昔から生き永らえてきた怪人という化け物のような気がします。
シャドームーン復活に伴って現れたケラ怪人も、当初はケラってなんだと思いましたけど、オケラだ田のですね。
蓑虫よりも小さく、土を掘り進むことを得意とし特に湿地に存在するこの虫は、何処をとったら怪人にまでなれるのかわかりません。
怪人も改造人間も何かしらのモチーフがあるはずですが、それはどこかでそういうオン材であることを納得させなければなりません。
ケラ怪人にとどまらず、ゴルゴム怪人にはそうした怪人が多いのですけど、モチーフの適用もそうですがこれが何故怪人にまでなってしまうのかという不可思議さがありました。
ケラ怪人は地中を掘り進むことを得意とする怪人であることもありますが、まともに陽の光を浴びたことがないのはゴルゴム怪人共通なのかもしれません。
仮面ライダーBlackのキングストーンフラッシュで大きく形勢不利となりましたが、ここで勝負あったとするとこの技はゴルゴム怪人に対しては共通して効き目があったと見るべきなのかもしれません。
ケラ怪人





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剣聖ビルゲニア⑨
「剣聖ビルゲニア」

キングストーンを埋め込み、古代の生体手術で仮面ライダーBlackとシャドームーンを生み出した三神官は、言ってみれば秘密結社の大幹部のようでもありました。
三神官はリーダー格の存在がありながらも、それぞれ存在感を感じさせ、自分だけが目立って成果を出そうとしていなかったような感じがします。
この三神官が生み出してしまった仮面ライダーBlackとシャドームーンは、創世王候補となる世紀王だったわけですが、その身体に埋め込まれたキングストーンが揃った時、初めて創世王としての力を得ることになったのでしょう。
あくまで次期創世王の世紀王だったわけですから、通常のゴルゴム怪人が仮面ライダーBlackを苦戦させながらも敵わなかったのは当然のことだったかもしれず、いくら三神官が頭を巡らせて仮面ライダーBlackに臨んでも敵わなかったことに通じていました。
創世王は謎だらけの存在であり、信心深い人が神を信じるように三神官にとって創世王は神のような存在であるところ、念波でこの創世王と交信できたこと自体信じられないことで、そこから指示のようにビルゲニア復活を命じられたことは逆らえない指示でもありました。
三神官もシャドームーン起動・復活のため命の石を使い切れば大怪人という本来の姿に戻りますが、この命の石はキングストーンに準ずる石のようなもので、この石がない状態で世紀王になり切れない運命の元に生まれてしまったのが剣聖ビルゲニアでした。
剣聖ビルゲニア③
三神官と剣聖ビルゲニアは同じ大怪人のようでいながら、世紀王に慣れない悲運がその性格を慇懃無礼とし、卑劣で捻くれたところが多くあったことから、三神官に敬語を使いながらその実はとんでもないところにあったためにそれが卑劣さを増幅させていました。
この様子を創世王が感じていないわけがなく、それでも世紀王候補でもあった剣聖ビルゲニアと復活したシャドームーンの前にサタンサーベルを与えて、剣聖ビルゲニアの存在を尊重したようにみえましたが、結局はサタンサーベル自体がシャドームーンに渡ってしまったことは両者の存在感の強さの差が出て、サタンサーベルを手にしたシャドームーンによって一刀両断にされていました。

古代魚は身体の鱗、体表自体が厚くて丈夫であり、泳ぐことよりも相手を倒すことに注力されたような存在で、まるで鎧を身に着けた海の生物のようでしたから、剣聖ビルゲニアのモデルとなったビルケニアも甲冑魚として設定され、それが怪人化することで人と同居し、手に妖剣ビルセイバーと盾ビルテクターを持ち、そこからダークストームを打ち出すような妖力めいた特殊能力を打ち出すことで大怪人となり、剣聖という肩書を得ていました。
古代魚の鱗が甲冑となり、それが実は甲冑の様なビルゲニアの皮膚であることは三神官が大怪人となったときの姿を見ると酷似しており、出所の違いと運命の違いが大怪人それぞれの違いとなってしまい、悪役幹部中の悪役になって同じ組織に属しながら疎まれたのが剣聖ビルゲニアだったように思います。
剣聖ビルゲニア⑫







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