サイダンプ①
「サイダンプ」

サイの改造人間って、仮面ライダーシリーズの敵方改造人間のモチーフになりがちなところ、ショッカーのサイギャング、デストロンのサイタンクしか思い浮かびません。
後に仮面ライダーBlackでサイ怪人が出てくるものの、スカイライダーで登場したサイダンプがサイの改造人間の3代目だった気がします。

サイは鈍重な感じがするのは、普段は泥遊びを好むもののその重量で動きがゆっくりな感じだからですが、受領が相当なものなのは皮膚の暑さにも比例しています。
滅多に起こることなどないものの、怒ったときのスピード感はその重量と相まって相当な迫力がありますね。
猪のように猪突猛進な姿に驚きのパワーが備わっている象徴は、鼻先についている大きな一本角にあるのでしょう。
このスピードに目を付けたのがショッカーのサイギャングであり、重量感から来る超パワーを前面に出したのがデストロンのサイタンクだったかもしれません。
そしてもう一つの象徴であった皮膚の暑さは、装甲の丈夫さとなってサイダンプに使われていました。
何と言っても、サイとダンプカーの合成のようでしたからね。
サイギャングには及ばなかったものの、結構なスピード感もあったサイダンプは、ダム破壊行為に存在感を出していました。
面白かったのは、尻尾から算段的に出てくるステッキのようなものを出して、スカイライダーの決め技スカイキックを正面から受け止め跳ね返していたことですね。
怪力と装甲の丈夫さは、こうした肉体組織の為せる業でしたけど、ネオショッカーのパワータイプの甲斐ぞいう人間はサイダンプに代表されるように、怪力=単純というパターンにハマっていました。
単純というより脳まで強い筋肉だったとも言えますが、こういう使える怪力型改造人間には優れて優れた戦略家である上司が必要だったのでしょう。
大幹部・魔人提督はプライドが思い切り邪魔をして、部下を使いこなすほどの策略家でなかったところにサイダンプに悲劇があったとも思いますが、それでもパワーアップ前のスカイライダーを思い切り苦戦させていたことに間違いはありません。
当時jのスカイライダーは決め技としてスカイキックしか持っておらず、ライダーブレイクも技としては使っていませんでした。
仮面ライダーストロンガーの参戦と特訓で、大回転スカイキックを編み出してサイダンプを倒していましたが、こういうことがなければこういう結構スカイライダーも危うかったでしょう。
姑息な手段を使わず、特訓でパワーアップした必殺技を編み出し、正面から挑んでサイダンプを倒し。サイダンプもまた正面から受け止めようとしたところに最大の見どころがあったのでしょうね。
サイダンプ③
サイダンプ④



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