HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

ショッカー

昭和の仮面ライダーとウルトラHEROが大好き。 甲斐バンドも甲斐よしひろも好きだったんだ。

ショッカー改造人間第10号~ゲバコンドル5

ゲバコンドル
「ゲバコンドル」

仮面ライダー旧1号に倒されてきたそれまでの歴々のショッカー改造人間の長所だけを選りすぐって、創出された改造人間がゲバコンドルでした。
「暴力」を意味するドイツ語・ゲバルトの略であるゲバは、あのナチスドイツを連想させ、ショッカーとはやっぱり
ナチスドイツの流れをくむ暗黒組織だったというイメージが膨らみます。
ゲバコンドルは特に蜘蛛男、蝙蝠男、さそり男、サラセニアンの要素が強いらしいですけど、それにしても俊敏性や仮面ライダー旧1号の攻撃にしっかり耐えうる身体能力の頑丈さを感じますね。
俊敏性は、ゲバコンドルがコンドルがモチーフである改造人間だったことから、独特の能力だったんでしょうけど、若い女の生き血で蘇ったり活動エネルギーとしているところなどは吸血型改造人間という見方もできるところから、生命力の強さという裏打ちがあって出てきた能力だと思います。

この頃の仮面ライダー旧1号はまだその身体能力に頼った戦い方をしていました。
その攻撃を耐えうる、いや苦ともしないゲバコンドルは身体能力的に仮面ライダー旧1号を上回っており、仮面ライダー旧1号の素体であった本郷猛が天才科学者でなければ負けていたでしょう。
これだけの改造人間を創出できたのは、ショッカー科学陣のデータ解析力の高さがあったからこそなんでしょうけど、それでも仮面ライダー旧1号の身体能力を上回りながら勝ちきれなかったところは、暗黒組織と言えど7草創期にあったということなんでしょう。
それまで9体もの改造人間を倒してきた仮面ライダー旧1号の戦闘経験が、まるで分析されていなかったということになります。
しかし、それでもゲバコンドルは強いという感じがあって、この当時のショッカー・エース改造人間だったということになるでしょうね。
ゲバコンドル③
ゲバコンドルはコンドルの改造人間でしたから、持っていた俊敏性の一つは滑空能力で、飛翔能力ということではないでしょう。
でも滑空能力は高さを有し、それは仮面ライダーにない能力でもありましたから、苦戦を強いられた一つの要因でした。

ゲバコンドルのこうした強さは、生き血を活動エネルギーにしていた吸血鬼のような恐ろしさと言葉を発しない叫びだけを伴う行動が却って不気味さを醸し出し、得も言われる怖さを演出されていたところに起因していました。
下手にしゃべると纏わりつくような強力さが失われるため、せっかくのエース改造人間がもったいない感じがし、ショッカーという秘密結社の持つイメージがそのままゲバコンドルに通じていたと思います。
この後にも強力改造人間としてはトカゲロンが出てきますが、トカゲロンは素体であった人間の脚部の強さが土台であったのに対し、過去のデータを土台にした改造人間がゲバコンドルだったと思いますが、組織の色が如実にでていたのはゲバコンドルでした。
まあ、改造手術の際、生体能力と知力が供えられなかっただけかもしれませんが、それは仮面ライダー旧1号を倒すのにはそれだけ困難さがあったということかもしれません。

なお、ゲバコンドル登場のこの話は滝和也という名脇役初登場の話であったことも記憶に留めておかなければなりませんね。
ゲバコンドル⑦
ゲバコンドル⑤








ショッカー改造人間第9号~改造コブラ男5

改造コブラ男⑧
「改造コブラ男」

仮面ライダーもショッカーの改造人間も、生体改造とはいえメカが内蔵されており自己修復機能が働くものでしたし、部分的に欠損が出てもそこが自己修復で叶わなければ、積極的にショッカー科学陣に修復が施されれば何度でも戦いを挑めるものだったと思います。
仮面ライダー自身はショッカーから抜けたわけですから、発達していたと思われる自己修復能力に賭けるほかなかったんでしょうけど。
歴代のショッカー改造人間は、初期といえども仮面ライダーによって最後は溶けてしまって消滅するか、爆死して粉々になってしまうかという展開でしたから、やられてしまった改造人間の修復とはいかなかったでしょう。
改造素体の問題はありますが、1度は作り上げた改造人間の設計図はあったはずで、コブラ男の場合、ライダー菊によって爆死したとはいえ、身体の一部は部分的に残って回収されていたのかもしれません。

ショッカー初の強化改造された改造コブラ男。
毒ガスを吐く能力はなくなってしまいましたが、鋼鉄をも溶かしてしまう高温火炎を吐くようになり、コブラ男の頭部後方に羽根のような、、、いやこの場合、コブラが敵を威嚇するとき機能をコブラ男の後頭部に植え付けたと言った方が良いでしょうね。
羽根というよりはコブラとしての身体を誇示したかのようなこの機能は、高音火炎を吐く準備として大きく広げることでパワーを集約させるものだったのかもしれません。
体色も青というよりグレーっぽくなり、よりコブラらしくなったように見えました。
毒ガスも相当な武器でこれも鋼鉄を溶解するほどの威力を持っていましたから、これと入れ替わるように高温火炎という武器を身に着けたのは、強化というべきかどうかは分かりませんが、ただ、高温火炎はしっかり使いこなせるほどの技量には乏しく、狙いとか焦点がなかなか定まらないところがありました。
この改造コブラ男を創出した生体科学者がコーチとしていましたけど、この生体科学者はショッカー首領に役目が終わったとして、改造コブラ男に始末されていましたけど、改造コブラ男の完成にはもう一つの状態であり、生体科学者の役目は終わっていなかったでしょうね。

まるで、この生体科学者の言いなりになっていたような改造コブラ男の様子を見てると、強化とは引き換えに声をも失って従順になっていたような感じがしますけど、それも生体科学者の存在の延長線上にショッカー首領がいたことがしっかり認識され、それがために命令には従順だったと言えるのかもしれません。
改造コブラ男⑤
まだ強化改造技術がショッカー科学陣には足りてなかったのかもしれません。
しかし、この試みは後に仮面ライダー2号の創出ということで役立っていたのでしょう。
少なくともこの時点では使用する武器の入れ替えと胴体力の向上という点はあったものの、強化改造の目立った効果は出ていなかったと思いますね。
胴体力の向上は、仮面ライダーとの交戦の様子を見ればわかりますが、それでも最後はなんとライダー返しで海面に叩きつけられて最後を迎えていましたね。

でもデザイン的には面白かったですよ。
如何にもコブラが改造素体であることが明確になって。
コブラ男も手作りの傑作怪人でしたけど、改造コブラ男はそれ以上の感じがしましたからね。
改造コブラ男⑨




ショッカー戦闘員~その25

ショッカー戦闘員(アイパッチ)④
「ショッカー戦闘員」

ショッカーの戦闘員は当初、ペイントを施したものでスタートしましたね。
でも、ショッカーの戦闘員は仮面ライダーやショッカーの怪人と並び、もう一人の主役です。
戦闘員ですから、諜報活動も去ることながら、戦闘シーンでの動きによってどれだけ見栄えのするものが出来上がるかが重要な要素です。
仮面ライダーやショッカーの怪人は、マスクで頭部を多い、身体全体も着ぐるみを着てますから、その中に入ってる方の表情や身体の様子は分かりません。
でも、表情が推し量ることができたなら、番組上の重要な要素であり、もう一人の主役ですから、番組上の臨場感を上げることに大いに役立っていたことに疑う余地はありません。
戦闘員の表情にペイントを施したこと自体、そういう効果を狙ったものなんでしょうけど、戦闘シーンでの動きが激しくなれば当然のように汗をかきますから、ペイントが落ちやすくなってしまいます。
そこでペレー帽をかぶってアイパッチをかけた戦闘員が出てきました。
意外にアイパッチを施した戦闘員が出てきていたのはわずかな間でしたけど、これは意外と好きでした。
茶系で革製のアイパッチは、目の部分が鋭く施されていたこともあって、如何にも悪人面であり、しかもアイパッチの部分以外は素顔が出がちでしたから、ペイントの時よりも表情が豊かな感じがしました。
この表情こそが、番組の面白みを上げるために一役買っていたと思っていたんです。
番組の怪奇性というテーマからは、若干離れてしまうような気もしましたが、でも悪人面をはっきりさせるためにもこの方が良いと思っていましたね。
ショッカー戦闘員(アイパッチ)③
このアイパッチ型戦闘員にも基本である黒戦闘員と赤戦闘員がいました。
一般に赤戦闘員が上司だったように言われていますけれど、それでも黒戦闘員と混じってなんと怪人の行動を指南したり、指示を出す場面も見られました。

ゲバコンドルという有能な怪人の時は、ゲバコンドル時代が言葉を発しない怪人だったこともあってか、戦闘員が話す場面が目につきましたけど、まるで戦闘員の方が位が上のような感じでした。
上司部下混同の混乱の時代の象徴が、このアイパッチ型戦闘員だったかもしれませんね。
ショッカー戦闘員(アイパッチ)⑤




ショッカー改造人間第8号~コブラ男5

コブラ男⑦
「コブラ男」

言って見れば因縁の話でしたね、仮面ライダー第9話「恐怖コブラ男」は。
この物語の収録中の事故で、本郷猛役の俳優が大怪我を負い、鋼板を余儀なくされ、結果として登場した仮面ライダー旧2号によって、仮面ライダーは一大ブームの中心となりました。
特にコブラ男という改造人間がどうだったかということではなく、バイクで疾走する本郷猛がTV画面から切れた時、その大怪我を招くことになった事故は起きていました。
だから、コブラ男登場の話も急展開となり、さらに改造コブラ男を登場させることで2話ものとなっていきました。
そうした事故による主役降板とは別に、この時のもう一人の主役であるはずだったコブラ男は大のお気に入り改造人間でした。
コブラ男⑧
改造人間の体の構造が、一部とはいえ明らかにされたのはこのコブラ男が初めてでしたね。
牙に仕込まれたA物質がコブラ男の耳で生成されるB物質と化合し、心臓ポンプで噴出、あらゆる物質を溶かしてしまう毒ガスを、コブラ男の右腕であったコブラハンドから噴射するという構図で、しかもコブラ男の口に装着される牙は、それを完成させるのに半年もの時間を要するものであったと言うことでした。
コブラ男という改造人間の創出だけでもかなりの生体改造技術を要するところ、溶解性の猛毒生成の為の牙を作り上げる科学力も必要だったのですから、簡単に言えば超難度の技術が2つも必要だったことになります。
時代が時代だったら、コブラ男は幹部候補の改造人間だったかもしれません。
しかも、その猛毒を発するコブラ男の右腕は最長5mもの長さを伸縮して相手を打ちのめす怪力武器であり、そこに地中を自らの体を回転して掘り進む移動能力まであったのですから、ショッカー初期の改造人間もこのコブラ男以降急に戦闘力が向上していったような感じがします。
このコブラ男は、一旦は仮面ライダーに敗れ去り、それも見事に吠えていた犬に驚いて牙を落として、なんと逃げてしまったことに起因していました。
もともと持っていたコブラ男の能力と、この後再改造された改造コブラ男の能力がかみ合わされば、立派な大幹部改造人間にも勝るとも劣らない改造人間になっていたと思います。
牙を落としてしまったことが、一気に能力が発揮できないほどの弱体化を招き、やみくもな作戦行動は仮面ライダー旧1号を追い込みながらも結局は大きな敗因となっていました。

結局、落としてしまった牙はコブラ男を驚かせた犬を殺めましたが、その所在についてはコブラ男はもちろん仮面ライダー旧1号ですら分からず、その犬の墓の前に置かれていましたね。
この牙を巡る争奪戦みたいな展開が急すぎていたところに、主演俳優の急な降板とそれを招いたバイク事故が影を落とし、それ以降のアクション等についても影響が出ていました。
このコブラ男の物語は、後に大ブームとなったことに繋がっていきますが、ブームに耐えうる撮影背景も作っていったことになりましたから、これぞ怪我の功名と一言で片づけることが出来ない大きな要素がそこかしこと転がっていました。
コブラ男③
今では考えられないような手作り感があったコブラ男。
低予算で思い切り手を入れられない状況でありながら、それでも怪奇性十分にいいものを見せようとした制作サイドのスタンスが思いきりコブラ男の姿には出ていました。
ペレー帽やペイントで設えた戦闘員、果ては蜂女のようなショッカー改造人間とは次元を上げて、手作り感タップリの造形感は、かなり見応えがあるものでした。
多分この時の取り組みは、後に生きていったと思いますけれど、それを主人公の仮面ライダーにも生かしてほしかったと思うのです。
コブラ男

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ショッカー改造人間第7号~蜂女4

蜂女①
「蜂女」

ショッカーの改造人間も蜂女まで至るまでの6体は、皆改造素体が人間の男でした。
闇の秘密結社ショッカーは、大いなる野望とそのための歪みの極致にいる者が世間とはかけ離れたところで蠢く組織でした。
世間と言いうか世の中とはかけ離れた組織でしたから、単に悪人と言っても人としての悪人ではついていけるはずもなく、洗脳状態にする、或いは問答無用の罠に落とし込むという具合で組織に組み入れてしまおうとするものだったように思います。
生体改造後の狙いを見ると、それ相応の戦闘力が必要なことは明らかであり、その戦闘力は体力があればあるほどいいわけです。
だから、蜂女までの6体のショッカー改造人間は、男だったと言うことです。
しかし、世間は広いのです。
悪に染まる、或いは染まりそうな人には女もいるのです。
だって、世の中には様々な想いを抱いた男とと女しかいないのですから。

ショッカーには世間を操作する武器や要素が必要でした。
特に秘密裏に行動していくには闇に紛れやすい音波やガスといった類を武器化できれば、より効果が発揮できるというものです。
そのガス、それを毒ガスとしてその製造工場を作り、労働力を集めようとした任務を負ったのが蜂女でした。
見た目、見えにくい蜂女の背中についていた2枚の翅は、交差させると超音波を発し、強烈な誘導電波として人をその意思とは関係なく集めることに大いに役立ちました。
蜂女の最大の任務はこの労働力を集めることに集約されていたわけで、そこには罠はあっても強制力はありませんでした。
それまで、さそり男の時のようにその存在を恐怖に置き換えて、敢えて逃げ惑う捕虜を捕まえ、殺めるように戦闘力の裏打ちとなった体力は必要ありませんでした。
大きな翅を交差させて超音波を発する能力自体、物凄く繊細で神経質な行為であり、そこには男よりも女としての能力の方が効果を出せた者と思います。
武力に訴えるのではなく、その反対に繊細さに目を付けたショッカーが、武力を使うことなく労働力を集め、世の中を虐げるための毒ガスという武器の使用に目を付けたがために、ここにきて人間の女の存在を利用しようとして生み出された改造人間が蜂女だったということになるでしょう。
蜂女
万が一の場合を想定して、蜂の唯一の武器であった針をフェンシングの行動に置き換えて、その先には毒液、睡眠ガス噴射の効果を与えた上で、蜂女はフェンシングの名手である女性を選んでいたみたいです。

ショッカーの戦闘員を思うと、当初はペインティングがほとんどでした。
そこにペレー帽を被った戦闘員が出てきましたが、基本はペインティングでそれが返って戦闘員個々の表情が味わい深く、そして人間の表情に浮き出るわずかな闇を感じて、それはその当時の番組の路線に沿うものだったと思います。
そのペインティングの味わいを感じる存在が、遂に改造人間たる蜂女として出てきたと感じました。

顔に施されたペインティングと被り物だけの演出は、それまでにないケバケバしさもありましたけど、このデザインが女型のショッカー改造人間為と思えば、納得です。
たしかに仮面ライダーとの戦いを見ると、戦闘力に劣っていたのは明らかでしたが、闇の秘密結社が蠢く方法はこんな感じもあり得るという意味では、後につながったのではないかと思いますね。
蜂女⑧

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ショッカー改造人間第6号~カメレオン男(死神カメレオン)5

カメレオン男④
「カメレオン男(死神カメレオン)」

仮面ライダー初の大阪ロケで作られ、2話連続の物語に登場していたのが死神カメレオンことカメレオン男でした。
これは結構見応えがあって、記憶に残った話でした。
改造人間は人間であって人間でない、、、このことが分かっていても受け入れきれない本郷猛がカメレオン男登場の話から改造人間としての覚悟が決まて来たように見えました。
罠にはまったものの落下する風力で変身を果たしたかと思えば、狭い空間で風力を得られずエネルギー補給が効かないまま変身解除となったのもこの話で、リアルで見ていた時は何が起こったのかと思いましたね。
そういう状況に追い込まれたのはショッカー首領の指示と頭脳によるものがあったとは言え、カメレオン男の作戦遂行能力における能力の駆使によるところが大きいでしょう。
カメレオン男の保護色能力は風景に馴染んでしまう能力でしたけれど、それは同時に気配まで消してしまうのでまるで神出鬼没であり、しかも強力で長い舌には破壊力と鋭さがあったため、余計に恐怖感がありました。

晴天の元、正面から戦おうとすれば戦闘能力的には特に秀でたものはなかった思いますが、この保護色能力とその舌だけでも充分戦えるだけの能力があり、しかも大幹部がいなかったこの時においてカメレオン男の指示能力も立派な幹部のようでもありました。
カメレオン男
カメレオン男登場に話は、ナチスが残した財宝が隠されたような鉄箱の争奪戦であり、その鉄箱には実は財宝のありかを記した地図があったようで、争奪戦とは言え若干カメレオン男の元で暗躍するショッカー有利に事が運んでいたように思います。
物語の展開上、ナチスの名が出てきたわけですから当然のように元日本海軍の人間が出てきて、その弱みにつけ込もうとします。
追う者は追われる者よりも有利とは言いますけど、ひたすらショッカーの資金源として財宝のありかを知ろうとするショッカーは、そのありかの情報を知っているだろうと思われた元日本海軍の人間を追い込んでいく。
その状況が、「いいぞ改造人間は… やはり追われるより追う方がいい、、、」というカメレオン男が残した名ゼリフとなって残りました。
こういうセリフが旨い具合に絡まる物語は名和となり名話になりますね。

カメレオン男が登場した話は、カメレオン男というショッカー改造人間というよりカメレオン男が登場した話の内容と演出が良くて記憶に残りました。
最終的にナチスの財宝が本当にあったかどうかは懐疑的な結末で終わりましたけど、そこはなんだか明らかにしてはいけないポイントだったように思います。
それを最後の最後で仮面ライダーとカメレオン男の正面からの激突に結び付け、立場的に財宝を得ることが出来なかったカメレオン男が本来の使命を果たせないまま激突するシーンとなり、ライダーキックからライダーチョップで倒されて行くシーンには悲哀みたいなものが感じられました。
カメレオン男①
カメレオン男⑦

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ショッカー改造人間第5号~かまきり男4

かまきり男⑤
「かまきり男」

このかまきり男も秀逸でしたね。
電飾を施したかまきり男の眼に明かりが灯るのも、かまきり男の体色相まって、若干の暗闇の中で映えるようでした。
怪奇性を現わすとは、正にこの事だったのかもしれません。

かまきりは仮面ライダーシリーズの中でも悪の秘密結社の改造人間のモチーフでは、よく使われたものでした。
かまきりに限らないですけど、モチーフとしてはありきたりの感がするのは、仮面ライダー放映の頃はまだかまきりはその辺りでよく見られた昆虫であったこともあるし、改造人間のモチーフとしてはよく見かけたという後からの感想に過ぎません。
用心深く慎重でありながら獰猛な感じがするかまきりは、その眼付きの悪さと気象条件に敏感だったことを忘れていはいけませんね。
かまきりの産卵が行動内なところでなされることが多いと大雪が降るなんて言う話は、気圧気候などの気象条件に敏感だったということの証だし、かまきり男が地震と結び付けられて物語が展開していったのも、地震発生の際には人間が感ずることのない気象条件に敏感だったことと無関係ではないでしょう。

ショッカーは小型核爆弾による人工的に自信を発生させることで、地球侵略の第1歩にしようとして実験を繰り返していましたけど、ここまで用意周到な行動をしていたショッカーの姿も仮面ライダー初期ならではのことでしょうね。
本郷猛の親友に続き、今度は幼馴染という設定は、その幼馴染が本郷猛と同様研究者であり、地震研究化であって著名な存在であったことは、本郷猛が優秀な科学者だったことと関係があったのかもしれません。
地震は天変地異の一つであり自然現象である以上、ショッカーと言えどそのメカニズムはつかめず、小型核爆弾による人工地震発生の効果を上げるためにも、この地震研究家の専門家としての意見が必要だったのでしょう。
でも、この地震研究化を拉致するためにかまきり男がショッカー首領の意を受けて行動することが物語の第一義であり、なんともかまきり男が尖兵に過ぎないような感じがして、そこが物足りないと言えばそうなるのかなという感じがありました。
かまきりと言えば腕先の鎌のような部分が特筆されるべきでしょうけど、かまきり男の左腕先は大きな鎌でありながら、実際に攻撃用武器でよく使われていたのは、右腕による鎖鎌でした。
鎖鎌は鎖の部分が長いほど、振り回せば遠心力もかかり、いくら改造人間・仮面ライダーとは言え、直撃を浴びるとただでは済まなかったでしょうね。
ただ、かまきり男と仮面ライダーの戦闘シーンは少なく、そうした魅力が演じられるのもそれほどなかった割にはこのかまきり男登場の話を覚えているのは、本郷猛の変身シーンでした。
能動的変身機能をまだ持ってなかった仮面ライダー1号は、サイクロンを駆るか高所から飛び降りることで対ブーンに風圧を受けて変身していましたが、この時は落とし穴にはまった状態で爆弾を投下され、その爆風を受けることで変身していました。
これはかなり斬新的なことで、見応えたっぷりであったところに、これも珍しいショッカーアジト内でかまきり男にライダーキックを決めて核爆弾のスイッチを防いだこともあり、実に記憶の残る話でありました。

かまきり男は羽根があったように飛行能力もあったのでしょうけど、物語の面白さにかまけてかまきり男の能力が存分に表現されていなかったのは、惜しいと言えば惜しいことでした。
かまきり男⑥
かまきり男

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ショッカー改造人間第4号~サラセニアン5

サラセニアン④
「サラセニアン」

発語無き恐怖。
そんなものを感じたショッカー改造人間サラセニアン。
食虫植物のことなど全く知らず、ましてサラセニアのことなど全く知りませんでした。
今の世の中のように情報が満ち溢れ、知ろうとせずとも情報が入って来るような時代ではなく、何かきっかけがあって入り込んでいかないと、何も分からなかった時代において仮面ライダーという特撮HERO番組に出てくるショッカー改造人間のモチーフは、興味芯というものをくすぐる格好のものだったと思います。
動植物が好きでも、食虫植物まで知っていたのは結構稀なことで、そういうところにまで目が言った当時のスタッフの意気込みが分かろうと言うものです。
普段は食虫植物サラセニアの姿をしていて、ショッカーの改造人間の素体になり得る人間をさらう時にその能力を発揮しようと改造人間サラセニアの姿になっていきます。
まさしくそれは人間を捕獲しようとしながら、食虫植物のように捕食しているかのようで、まさしくそれは人食いサラセニアンそのものでした。
これがサラセニアン最大の能力であり、仮面ライダーに人質として捉えられたショッカー戦闘員の始末の模様も、暗闇に溶け込んでしまう姿が、実にサラセニアンに似合っていて、声を発することなくヒタヒタとすり寄る様にして戦闘員の存在を消していきました。

あくまでサラセニアンの要素は植物にあったわけですから、植物が言葉を発することなど想像もできず、「エケエケエケ、、、」という鳴き声にも似た呻き声のようなものが、サラセニアンの存在を認識させながら怪奇性を滲み出すような効果があげられていました。
サラセニアン②
ショッカーの改造人間と言えばどうしても戦闘能力と身体能力の高さを出すように演出されていましたけど、これって裏切り者仮面ライダーをどう始末するかの為であることが大きかったと思います。
けれどmショッカーと言えども基本的には暗黒の秘密結社という組織であり、頭脳があってもそれを生かす酢体がないといけないわけで、サラセニアンのような改造素体を秘密裏に蠢いて集めてくる存在が必要でもあったわけです。

ショッカー初の植物型改造人間は、そうしたことから生み出されたと考えていますが、まだこの頃のショッカーの人体改造技術は、誘拐能力と淺津力を併せ持つような改造人間は作り出せなかったということでもあり、仮面ライダー対ショッカーの戦いは、まだ序章であったことの裏付けのようでもありました。

それでも殺気と気配、それだけで恐怖心を与える声なき改造人間サラセニアンは、背中で物言う改造人間のようでもあり、このサラセニアンを演じた俳優さんの気配りは大変だっただろうと思いますね。
でも、そうした姿勢こそが仮面ライダーをHEROたらしめる大きな要素となったことには間違いはありません。
サラセニアン

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ショッカー改造人間第3号~さそり男5

さそり男①
「さそり男」

「さそり男」についてはデザインと造形がかなり良くて、それが怪奇性を伴うリアリティを生んで見とれていたのを思い出しますね。
ストーリーとしてはショッカーを脱獄した老人を守ろうと、仮面ライダー旧1号たる本郷猛に近づいてsの暗殺を企てていた本郷の親友が、実は「さそり男」だったということもあり、「さそり男」自体が出てくるシーンは少なかったような気がします。
尻尾から人体を溶かしてしまう毒液を噴射する人喰いサソリが巧妙に出てきていたこともあって、その主である「さそり男」は後に出てくるような展開でした。
数少ない「さそり男」の出現シーンには、食い入るように見ていた想いがありますけど、それも登場間際にアップでその顔を見せつけられたときに、これは何という怖さを感じてしまう改造人間だったのか、ということは放映から45年も経つというのによく覚えています。
数少ない登場とは戦闘シーンが限られてしまうということになり、人喰いサソリは巧妙に出てくるのに主である「さそり男」はなかなか出てこない展開は、「さそり男」の演出が十分に出来なかったことになってしまったと思いますね。

「さそり男」の頭部には、サソリの尻尾のようでハサミのような器官がつけられていますけど、実はここからも人喰いサソリが噴射していた毒液が噴射されるはずだったところ、そうした演出は見られませんでしたね。
これが演出されれば、特に接近戦で効果が上がりそうに思えましたけど、それは「さそり男」の左腕についていたハサミが実は電磁バサミであり、切断するにしても電撃するにしてもやはり接近戦で効果が出そうという意味では同じでした。
多分、ショッカー改造人間だし、砂地での戦いを得意にしていたと思われる「さそり男」は、身体能力的にもかなりのものだったと思われ、接近戦に持ち込むのも得意だったと思われます。
見たかったような気がしますね。
接近戦で戦う「さそり男」と仮面ライダー旧1号。
設定上だけではありますが、「さそり男」の頭部のサソリの尻尾のようでハサミのような器官は、まるでカメレオンの舌のように長く伸びて敵を攻撃するというものもあったようです。
演出シーンが少なくなり、出てきたと思えばショッカー戦闘員による集団攻撃の一員としての戦闘に時間を割かれて十分な演出が出来なかったのは、残念と言えば残念でした。
でも、ショッカー初期の改造人間の演出にはよく見られたことでもあり、怪奇性という怖さを感じさせる「さそり男」の手作り感たっぷりの造形の素晴らしさは、ちっとも失われるもℒ野ではありませんでした。
さそり男③
さそり男

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ショッカー改造人間第2号~蝙蝠男4

蝙蝠男⑦
「蝙蝠男」

仮面ライダーの放映開始の頃、改造人間とは極端な話、人間と怪人の中間に位置するようなものと思ってたことがありました。
仮面ライダーも改造人間ですけど、人間離れしたそのパワーと姿はまさしく怪人であり、ショッカー改造人間第1号の蜘蛛男も外見上怪人ですけど、やっぱり改造人間なんですね。
こうなると分かりません。
ショッカー科学陣の粋を集めた技術の成果が仮面ライダーを生み出したことなんでしょうけど、改造素体の在り方の問題も去ることながら、こういう成果はなかなか出るものじゃないらしいですね。
人間に動植物の特徴を移植し、そのレベルを大幅に引き上げることで作り上げられる生物兵器然とした存在が改造人間ということになりそうですが、ショッカー初期の頃はまだ改造手術のレベルも思うほど上がってなくて、どこか強化人間のようでした。
蜘蛛男も外見上は改造年限ですが、能力的にまだまだの部分が大きく、第2号改造人間となった蝙蝠男もまた同じような感じでした。
ただ、ショッカー科学陣の成果は、ビールスを持つ細胞に知力が導入できたことで主である蝙蝠男の念波・音波に連動する動きが取れるようになり、危機が迫れば仮死状態に自らを置ける能力の開発になったことにありました。
改造人間を作り出すことで、自分たちの目的に近づこうとする姿勢の一つが蜘蛛男の創出で発揮できていた、、、ということになろうかと思います。
しかし、それはすべてが前進したということではなく、あっちが進めばこっちがおろそかに、、、ということで、強力改造人間の創出までには至ってなかったようです。
思うに蝙蝠男の頃の改造人間って、まだ人間に近く、蝙蝠男はショッカー首領に人間蝙蝠なんて呼ばれてた位だからショッカーの意思もまだ幼かったのかもしれません。
しかし、改造人間って一見で人間に怖れられる存在でなければならないところもありましたから、俗にいう化け物のような外見を取ることも必要で、そういう意味ではその範囲の中に蝙蝠男はしっかり入ってたかと思います。
蝙蝠男④
吸血蝙蝠は現実の世界では珍しいケースです。
でも、そうした設定こそが吸血行為と引き換えにビールスを感染させていくことにつながり、後のショッカー改造人間の創出について大きなポイントを作り出すことになっていきました。
仮面ライダー放映開始の頃は撮影でほとんど火薬が使われることはなく、それは爆破シーンがなかったことになりますが、仮面ライダーにやられたショッカー改造人間の最期をどう演じるのかに問題を残すことになりましたが、それが溶けて無くなっていく独特のシーン演出につながっていきます。
蝙蝠男についてはそれが良く馴染み、また蝙蝠男も仮面ライダー旧1号と同様に全身黒っぽい感じであるところ、最後の格闘シーンが暗闇で行われたことで見にくくなってしまうという今後における大きな問題を残したことで、それ以降に生かされる意味では見逃せないポイントとなっていました。
蝙蝠男①

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