HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

ショッカー

昭和の仮面ライダーとウルトラHEROが大好き。 甲斐バンドも甲斐よしひろも好きだったんだ。

ショッカー改造人間第17号~ドクガンダー(幼虫)4

ドクガンダー(幼虫)②
「ドクガンダー(幼虫)」

改造人間は、動植物の特徴を生体手術で取り込み、メカを内蔵させた怪人という具合に思っています。
外見上はいわゆる化け物であり、正常な精神状態では気がおかしくなってしまうところ、脳改造を施され、体内に取り込んだメカの働きによってバランスを保っている、そんな具合です。
自らの境遇として受け入れ、製作者や周囲の助けによって脳改造を施されていなくてもバランスを保ったのが仮面ライダーです。
動植物の特徴を生体手術で取り込んだ取り込んだことにより、外見が通常の人間でなくなってしまうことは、自分が自分に対する固定観念を破られてしまうということであり、脳改造を施されていなければバランスも何もあったものじゃないでしょう。
動植物の特徴を取り込むことはメカの内臓によって大きな武器となり、そこには生来あったはずの肉体は、成長どころか身体の維持で精一杯のはずです。
ショッカーの改造人間ドクガンダーは、ショッカー初の完全変態を遂げた怪人ですが、あり得ないことを絵にしてしまうところがこの大きな面白みでした。
ドクガンダー(幼虫)④
ドクガンダーの背に生えていた毛針は投げつけることで武器となっていましたが、ドコガンダーは毛虫の改造人間ですから、毛針が武器となっていたことは分かるものの、毛虫だけに毒液を吐いたりすると体内に仕込まれたはずのメカに意味が分かるような気がしますが、なんとドクガンダーは火を吐いていました。
毛虫のようなドクガンダーの体内には、ドロドロした液体が循環しており、それが毒化された上で転換され、火となって吐き出されていたということでしょうか。

ウルトラシリーズではよく火を吐く大怪獣といわれていましたが、怪獣とは対をなすような改造人間に怪獣のように火を吐かせるのは、怪獣並みの強力さを出そうとしたことなのかもしれません。
ドクガンダーの幼虫は仮面ライダー2号のライダーキックを受け、その身を繭に取り込まれてしまいましたけど、ひょっとするとドクガンダー幼虫は成虫への完全変態というか、自らの身をバラバラにして一段上の改造人間になるため、あえて繭に身を取り込ませたのかもしれず、ショッカー最大の発明はこの繭だったのかもしれません。
ドクガンダー(幼虫)⑤



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ショッカー改造人間第16号~カニバブラー5

カニバブラー⑥
「カニバブラー」

仮面ライダー初の北海道ロケで取り上げられた改造人間がカニバブラーでしたね。
しっかりとリアルタイムで見てましたけど、幼心にカニの改造人間ということはわかりましたけど、正確にはタラバガニだったということは面白かったですね。
この頃から仮面ライダー2号も本格的に仮面ライダーという戦士になった気がした話で、カニバブラーのまつわる大地震発生による大津波発生計画を知るや、仮面ライダーだけではなく滝和也やその取り巻きが、懸命にショッカーのアジトを探る行動は見ていて引き付けられるほど面白かったし、勉強にもなっていました。
カニの特徴は偏に甲羅にありますから、カニモチーフにした改造人間は甲羅に全身を包んだ防御率の高さにあったことはこのカニバブラーが先駆者でした。
まだ、仮面ライダーが有名になる前の時代でしたから予算的にも厳しかったところ、甲羅と両手についていた大きな鋏で全身を覆われていたカニバブラーの姿は、実に見事でいい演出だったと思います。
カニなもんだから泡を吹く特徴にも一工夫凝らされていて、何でも溶かしてしまう溶解泡だということでしたけど、その溶解泡を吹きだすカニバブラーの口にシャボン玉を吹くときのストローが差し込まれていたのには笑いましたね。

でも、カニバブラー登場の話はいかにも北海道で、東京近郊にいるはずの立花レーシングクラブ一行がなぜ北海道にいるのかというところも含めて他移動という土地柄も出ていて、いいロケだったと思います。
北海道といえば大地かと思いきや、主だった舞台は海でしたね。
海だけにカニバブラーが採用されたというところだと思いますが、海での仮面ライダーとカニバブラーとの攻防。カニバブラーの失態によってショッカーアジトへサイクロンを駆って仮面ライダーが突っ込んでいくなど、見どころ満載だったと思います。
カニバブラー④
カニバブラーの硬い甲羅は、ライダーキックを2度も耐え抜き、その大きな鋏は仮面ライダーなどを攻撃する武器だけでなくまるで手のように器用に使っていたところにも見どころがりました。

仮面ライダーに攻め込まれながら溶解泡で形勢を逆転させようとしたところ、鋏による攻撃を回避されて大岩に打ち付けた隙をつかれてライダーキックから渾身のライダーパンチで倒されましたが、こういうところに仮面ライダー2号の特徴が出ていて、初期ショッカーを語るうえで欠くことのできないカニバブラー登場の話でした。
カニバブラー②



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ショッカー改造人間第15号~ヒトデンジャー4

ヒトデンジャー④
「ヒトデンジャー」

化石が改造人間のモチーフとなった第1号がこのヒトデンジャーでしたね。
化石は古生物として、また堆積物としての二重の性格を併せもっていますけど、ヒトデンジャーの場合は鋼鉄よりも固い体皮を持っていたことが唯一、最大の特徴でしたから、とかくヒトデの化石という古生物というところはあんまり関係なかったのかもしれません。
仮面ライダー2号が登場して間もない頃の改造人間でしたけど、仮面ライダーといえばライダーキックという図式は定着しかかり始めた頃でしたから、ヒトデンジャーにライダーキックが跳ね返されてしまったことは結構衝撃でした。
仮面ライダー1号がトカゲロンにライダーキックを破られ、電光ライダーキックを編み出したというのは仮面ライダー1号の人間体・本郷猛がIQ600というとんでもない天才科学者であったということと密接に関係していました。
仮面ライダー2号の一文字隼人は武闘派のカメラマンということでしたから、ヒトデンジャにライダーキックを破られた時点ですぐに新必殺技を考案するということにはならなかったと思います。
となると、ヒトデンジャーの弱点をどこで見ぬくかが問題となりますけど、山中にあったヒトデンジャーが指揮を執るショッカーアジトに忍び込み、ひと騒動起こすことでその動向を伺うというのは、武闘派とは言え相手を見抜こうということに長けていた一文字らしい展開でした。
ヒトデンジャー②
しかし、気の遠くなる年月をかけて化石になったヒトデが、実は水に弱かったというのはどこか皮肉めいていましたね。
海の生物の一つがヒトデですし、水がなければ改造人間といえど生き返るわけもないですからね。
結局はその水を浴びて身に沁み込むことで鋼鉄以上の硬さを誇ったヒトデンジャーの身体が軟体化し、最後は滝の底に転落させられて最後を迎えていました。

ヒトデンジャーはヒトデがモチーフであったものの、当初はヒトデンジャーという名ではなかったそうです。
OPの紹介でも何故かヒトデンヂャーと紹介され、迷走していた雰囲気も伺えます。
鋼鉄よりも固く、それでいて身を回転させることで空を飛ぶことも出来たというその能力よりも、いかにも悪党がサングラスをかけたようなヒトデンジャーの顔つきこそが、最高の特徴だったように思いますね。
ヒトデンジャー⑤



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ショッカー改造人間第14号~ピラザウルス5

ピラザウルス①
「ピラザウルス」

仮面ライダーの放映が始まった頃、やっぱりプロレスのブームは続いていました。
力道山亡き後、ジャイアント馬場やアントニオ猪木を中心にしたプロレスブームは続いていたのです。
今の時代のように情報氾濫ではなく、少ない情報でようやく見られるそのシーンに心躍りました。
プロ野球選手の活躍を見るように、プロレスラーの活躍を見ていたものです。
プロレスという競技・格闘技は時代を象徴するかのようなものであったので、憧れを持ってみていたんですね。

特撮番組もまた、一種の憧れでした。
人間が遠く及ばない超能力を持ってしまった仮面ライダーが、悪の秘密結社ショッカーと戦うのは、そうした憧れから来てたように思いますし、やっぱり時代のHEROでしたね。
そうした特撮番組「仮面ライダー」にプロレスが入り込んでも、おかしくないことです。
登場のさせ方もあるんでしょうが、「仮面ライダー」という世界は、常人の世界とは異なる異質なものといいながら現実味を持たせていたことも大事なことでした。
ショッカーが出してくる改造人間が、人間と何かしらの動植物の特性を組み合わせたものであることは現実と繋ぎとめる要素がどこかにあったと思います。
仮面ライダー2号が出てきて、その第2話に登場したピラザウルスは、あくまで架空の世界全快でした。
太古の時代から南部奥地で生き続けてきた爬虫類、ピラザウルスはイグアナやトカゲのようでありながら自分の身体よりも何十倍もある敵を、その猛毒液を吹きかけることで倒して生きながらえてきたそうです。
これを改造人間に仕立て上げるには、猛毒液を発射しても自分は耐えられるだけの常人では信じられない体力が必要ということで、そこにプロレスラーがショッカーに目をつけられていました。
しかも世界チャンピオンであり、これがピラザウルスになりきることで改造人間のチャンピオンたら占めようとしていました。
この時代、格闘技とはいってもキックする、パンチする、投げ飛ばすことが大きな基本であり、そこから発展していくというより、キック、パンチ、投げを極めていく傾向が強い時代でもありました。
仮面ライダー2号が力の戦士であり、技に乏しかったのはそうした時代にあったHEROであったためで、面白かったのは、ピラザウルスは「死の霧」と呼ばれた猛毒液を噴射する能力以外の体技は、ウルトラパンチとウルトラキックという体技が強力であり、決め技になっていたことでした。
一旦はウルトラキックで仮面ライダー2号を敗ったような感じがありましたけど、そういう具合に見せるほど、ウルトラキックもウルトラパンチも強力であり、これは改造素体がプロレスラーの体力に求めていたことの表れだったんでしょうね。
ピラザウルス③
ピラザウルスはどういう技法をもって人間であったプロレスラーを改造したのかはわかりません。
催眠技法がすごかったのだろうと思いますが、恐竜時代から生き続けてきたピラザウルスをショッカーの思うがままに作り上げるのには、高度な改造技術が必要だったはずです。
ただ、改造される側のプロレスラーの根底には、兄弟愛があって、それはさも本能のように眠っていたようです。
改造技術だけではなく催眠効力が強かったのは、作り上げられたピラザウルスには知性・知力がなく、猛毒液噴射というとんでもない能力に耐える体力はありながら、そのために専属のトレーナーが必要とされていました。
この当時、トカゲロン、サボテグロン、と続いて出てきたショッカーの改造人間は強力改造人間が続いていました。
もし、ピラザウルスに人並みの知力があったなら、、、ということはそこに劣っていたことが盲点となっていました。
ピラザウルスの猛毒液も仮面ライダー2号には通用しなかったわけですが、ウルトラパンチもウルトラキックも多分ライダーキックと並ぶほどの強力技だったと思いましたから、少なかったとはいえ、その能力を駆使するまでの知力がなかったのは、ショッカーとしては残念至極だったと思いますね。

スポーツ選手に改造素体を求めたのは、サッカー選手だったトカゲロンに続いてプロレスラーに求めたピラザウルスが2体目でしたけど、何故か性格が歪んだ自信家や知性がないなど、肉体の強力さは何かを失わせるということを狙っていたのかもしれません。
ピラザウルス⑧






ショッカー改造人間第13号~サボテグロン5

サボテグロン
「サボテグロン」

仮面ライダーの敵・ショッカーの改造人間のスタイルは、正式にサボテグロンの登場で決まったのかもしれません。
蜘蛛男からトカゲロンまでの改造人間はショッカー草創期の改造人間であったものの、仮面ライダーを相手としない作戦遂行から仮面ライダーを意識した作戦遂行まで変わっていきますが、そこで仮面ライダーを倒しきれないということは想定されていまあせんでしたから、次への展開が感じられませんでした。
対仮面ライダーという意味ではゲバコンドルがそれ専用の改造人間として登場してきましたが、それでも打ち破られる展開はトカゲロン登場にまで至りました。
単体では仮面ライダーを打ち破れない、それはゲバコンドルが倒されるてしまうことである意味一つの限界を迎えていたのかもしれません。
改造人間単体での限界は、作戦遂行上の指揮者が必要で、大柄だったトカゲロンにいつの間にかその役が回っていました。
しかし、トカゲロンにその指揮者としての意識はなく、自惚れが強かったためにせっかくの強い肉体が生かせず、仮面ライダーが特訓強化を果たしていたことで敗れ去りましたが、ここでショッカーは作戦遂行上の指揮者の存在を意識せざるを得なかったのかもしれません。
いわゆるショッカー幹部の登場は大幹部としては後にゾル大佐が登場してきますが、初めてのショッカー幹部怪人はサボテグロンだったように思います。
サボテグロン登場の前のショッカーの動きは、作戦遂行のための指揮者として幹部を登場させることにあったわけでその動きが欧州で明確になったためにそれを追って仮面ライダー旧1号が欧州に飛んだようです。
しかし、その作戦のためにショッカーは仮面ライダー旧2号を生んでしまう羽目となり、サボテグロンは仮面ライダー旧2号が初めて戦う相手となってしまいました。
作戦の変化は仮面ライダーも変わってしまうという皮肉めいたことは、如何に幹部改造人間を登場させても敗れ続けて行ってしまったことに表れていましたね。
でも、このサボテグロンの登場はそれまで素体の能力に頼った改造人間から、それだけではない能力まで秘めた改造人間の登場にまで引き出していたように思います。
サボテグロン④
サボテグロンはサボテンがモチーフとなった改造人間です。
ですから植物型となりますが、植物型といえばサラセニアンが登場していましたけど、サボテグロンにはサラセニアンからは想像できない強力さがあったと思います。
とげが生えたサボテグロンの身体は柔らかい鋼鉄制でかなり強固なものであり、サボテグロンが携えていたサボテン型の棍棒は鋼鉄製であったはずです。
しかも、「メキシコの花」と呼ばれた大きな爆発力があったサボテン型の爆弾は、サボテグロンの身体に比例したかのような強力な武器でした。
そこにサボテグロンの指先からはミサイルまで発射していましたから、サボテンという植物だけでは語れない身体の強力さがあったはずです。
ショッカーメキシコ支部からその成果を飼われて来日した際、人間に化けて滝までをも騙し、捕まってしまった戦闘員は始末してしまうところ救出しようとするところなど、作戦遂行のための指揮者としてはそれまでの改造人間には見られない側面も見せていました。
ただ、打倒仮面ライダーを意識して日本にやってきたものの、それは仮面ライダー旧1号を意識したものであったはずです。
同じ仮面ライダーとはいえ、まるでタイプの違う仮面ライダー旧2号の動きはサボテグロンの脳裏にはなかったと思います。
作戦をことごとく交わされ続け、幹部としての意識は「メキシコの花」を身体中にぶらさげて仮面ライダーに突撃していくという最後の作戦に見て取れますが、これはショッカー首領の期待に応えようとし続けたサボテグロンの意地だったかもしれません。
ライダージャンプでかわされ、自爆の最期となりましたが、サボテグロンの登場はそれまでのショッカー改造人間への意識・見方を変えてくれたような気がします。
サボテグロン②
サボテグロン⑥




ショッカー改造人間第12号~トカゲロン5

トカゲロン⑪
「トカゲロン」

海面ライダーはショッカーが生んでしまった改造人間ですが、脳改造まで施してショッカーの意のままに操られる改造人間が本来の姿でした。
仮面ライダーは脳改造がほどこされる寸前に、発案者の科学者の翻意によって脱出してしまったために、ショッカーと対峙することになってしまったわけです。
脳改造がほどこされる前とは言え、肉体改造は済んでしまっていてバッタの能力が移植されていました。
バッタと言えばその脚力に特徴がありますが、ここが異様にクローズアップされたわけです。
仮面ライダーの決め技・ライダーキックは、そうした脚力から生み出されたものでしたけど、改造素体となってしまった人間体・本郷猛も優秀なスポーツマンであり、人間としてはかなり優れた運動能力を持っていたわけですから、優れたキックになっていたに違いありません。
しかもIQ600という超天才科学者でもあったわけですから、状況と改造された自分の肉体を理解していれば、戦いを経るごとにその戦い方にも多岐にわたる方法を駆使出来ていったものだと思われます。
ショッカー最大の敵となってしまったわけですが、その対抗策としてショッカーは原子力研究所に目をつけ、ガードが高くバリアーが張り巡らされた原子力研究所には従来の改造人間を再生させただけでは目的を達せないことに気づきました。

脚力に特徴のあったバッタをモチーフとして仮面ライダーを生み出してしまったショッカーは、今度は脚力に強力さがあったトカゲをモチーフとし、更にその脚力を破壊的に向上させるためプロサッカーのエースストライカーに目をつけ、新型改造人間トカゲロンを生み出します。
バリアーが張り巡らされていた原子力研究所を破壊して放射能をばらまくには、重さ5kgの「バーリア破壊ボール」を20mの距離から投げ込む必要があり、そのために開発された改造人間がトカゲロンだったということになりますね。
トカゲロンは身長190㎝、体重183㎏もあったということですから、単にキック力だけではなく、その破壊的なキック力を生み出すために強靭な肉体が必要だったということにあるんでしょうね。
この時点で、トカゲロンは仮面ライダーを上回るほどの能力を持っており、ショッカー最大の壁もこのトカゲロンの登場で崩れたかというように初戦、仮面ライダーは敗れ去ります。
傲慢かつ嫌味なトカゲロンの性格は改造前から変わらず、しかし一旦敗れても元はIQ600も持っていた青年が改造されてしまった仮面ライダー。
ここに現状の能力に溺れたトカゲロンと進化しようとした仮面ライダーの構図が透けて見えます。
それが「電光ライダーキック」が生み出され、トカゲロンと再生改造人間は敗れ去っていくことに証明されていました。
こういう進化が仮面ライダーの真骨頂であり、それがためにショッカー最大の壁になり続けていった所以でもありました。
トカゲロン①
トカゲロン⑨
仮面ライダーはその主演俳優が第9話、10話の撮影時にバイク事故で大怪我を負い、撮影に参加できなくなっていたため、苦肉の策の中トカゲロンが登場した第13話まで様々な立案と工夫の中、番組が維持されていました。
この当時、折からの第2次怪獣ブームがやってきて、仮面ライダーという番組も様々な立案がされていたようです。
ショッカー改造人間に怪獣のエッセンスと導入するということで、怪人というよりは怪人からショッカーのベルトを外して怪獣らしいデザインを施す、或いはショッカー改造人間を巨大な怪獣にしてしまうということで仮面ライダー巨大化計画もあったようです。
一部の番組スタッフが等身大HEROにこだわって、ウルトラもの一線を画すようにした当初の意図が維持されたわけですが、この時の巨大化計画の名残がトカゲロンだったという気もします。

トカゲロンは外見上、改造人間というよりは怪獣のようでしたからね。
トカゲロン⑦



ショッカー改造人間第11号~ヤモゲラス5

ヤモゲラス
「ヤモゲラス」

ヤモリ男からヤモラー、そしてヤモゲラス。
グッとなネーミングでした。
その眼付と赤黒いボディは手作り感満載で、見応えがありました。
いい時代だったと思います、環境はなってないのに極端な話、想いがすべてをいい具合に変えてくれて。
ヤモゲラスはただのボクサーに苦戦するほど、戦闘能力には欠けていたようですが、手足がまるで吸盤のように天井に這い、ある意味神出鬼没のようなところがありました。
ホラーまではいかないけど、怪奇性たっぷりのその井出達は、仮面ライダー放映開始当初の大きなテーマでしたから、それに似あっていた改造人間の一人でしょう。
ヤモゲラス①
デンジャーライトという破壊力満点の破壊光線を出す設計図を奪い取って、ハンドタイプのデンジャーライトを作り出すとは頭脳的に優れていたかも知れません。
本格的にデンジャーライトを作り出し、それを発揮しようとして仮面ライダーを白い泡で繭状に固めてしまったところを見ると、そこに持ち込むまでの知略に苦心し、それこそがヤモゲラスの本性だったのかもしれませんね。

しかし、デンジャーライトの設計図を奪取し、ショッカー首領の指示によって「大規模な破壊工作を企てようとしたとき、ヤモゲラスがその前に行っていた姑息な作戦から飛躍していたことと相まって詰めを誤ってしまい、形勢が逆転して自らがデンジャーライトを浴びて最期を迎えてしまいました。
この時のヤモゲラスの命乞いは、デンジャーライトの威力を最も知っていたのがヤモゲラスであり、自らの身体を持ってそれを知らしめてしまったのは悪党らしい最後でもありました。

考えてみれば、ヤモゲラスは仮面ライダーの必殺技で倒されなかった初のショッカー改造人間となっていたのですね。
ヤモゲラス⑦
ヤモゲラス④






ショッカー改造人間第10号~ゲバコンドル5

ゲバコンドル
「ゲバコンドル」

仮面ライダー旧1号に倒されてきたそれまでの歴々のショッカー改造人間の長所だけを選りすぐって、創出された改造人間がゲバコンドルでした。
「暴力」を意味するドイツ語・ゲバルトの略であるゲバは、あのナチスドイツを連想させ、ショッカーとはやっぱり
ナチスドイツの流れをくむ暗黒組織だったというイメージが膨らみます。
ゲバコンドルは特に蜘蛛男、蝙蝠男、さそり男、サラセニアンの要素が強いらしいですけど、それにしても俊敏性や仮面ライダー旧1号の攻撃にしっかり耐えうる身体能力の頑丈さを感じますね。
俊敏性は、ゲバコンドルがコンドルがモチーフである改造人間だったことから、独特の能力だったんでしょうけど、若い女の生き血で蘇ったり活動エネルギーとしているところなどは吸血型改造人間という見方もできるところから、生命力の強さという裏打ちがあって出てきた能力だと思います。

この頃の仮面ライダー旧1号はまだその身体能力に頼った戦い方をしていました。
その攻撃を耐えうる、いや苦ともしないゲバコンドルは身体能力的に仮面ライダー旧1号を上回っており、仮面ライダー旧1号の素体であった本郷猛が天才科学者でなければ負けていたでしょう。
これだけの改造人間を創出できたのは、ショッカー科学陣のデータ解析力の高さがあったからこそなんでしょうけど、それでも仮面ライダー旧1号の身体能力を上回りながら勝ちきれなかったところは、暗黒組織と言えど7草創期にあったということなんでしょう。
それまで9体もの改造人間を倒してきた仮面ライダー旧1号の戦闘経験が、まるで分析されていなかったということになります。
しかし、それでもゲバコンドルは強いという感じがあって、この当時のショッカー・エース改造人間だったということになるでしょうね。
ゲバコンドル③
ゲバコンドルはコンドルの改造人間でしたから、持っていた俊敏性の一つは滑空能力で、飛翔能力ということではないでしょう。
でも滑空能力は高さを有し、それは仮面ライダーにない能力でもありましたから、苦戦を強いられた一つの要因でした。

ゲバコンドルのこうした強さは、生き血を活動エネルギーにしていた吸血鬼のような恐ろしさと言葉を発しない叫びだけを伴う行動が却って不気味さを醸し出し、得も言われる怖さを演出されていたところに起因していました。
下手にしゃべると纏わりつくような強力さが失われるため、せっかくのエース改造人間がもったいない感じがし、ショッカーという秘密結社の持つイメージがそのままゲバコンドルに通じていたと思います。
この後にも強力改造人間としてはトカゲロンが出てきますが、トカゲロンは素体であった人間の脚部の強さが土台であったのに対し、過去のデータを土台にした改造人間がゲバコンドルだったと思いますが、組織の色が如実にでていたのはゲバコンドルでした。
まあ、改造手術の際、生体能力と知力が供えられなかっただけかもしれませんが、それは仮面ライダー旧1号を倒すのにはそれだけ困難さがあったということかもしれません。

なお、ゲバコンドル登場のこの話は滝和也という名脇役初登場の話であったことも記憶に留めておかなければなりませんね。
ゲバコンドル⑦
ゲバコンドル⑤








ショッカー改造人間第9号~改造コブラ男5

改造コブラ男⑧
「改造コブラ男」

仮面ライダーもショッカーの改造人間も、生体改造とはいえメカが内蔵されており自己修復機能が働くものでしたし、部分的に欠損が出てもそこが自己修復で叶わなければ、積極的にショッカー科学陣に修復が施されれば何度でも戦いを挑めるものだったと思います。
仮面ライダー自身はショッカーから抜けたわけですから、発達していたと思われる自己修復能力に賭けるほかなかったんでしょうけど。
歴代のショッカー改造人間は、初期といえども仮面ライダーによって最後は溶けてしまって消滅するか、爆死して粉々になってしまうかという展開でしたから、やられてしまった改造人間の修復とはいかなかったでしょう。
改造素体の問題はありますが、1度は作り上げた改造人間の設計図はあったはずで、コブラ男の場合、ライダー菊によって爆死したとはいえ、身体の一部は部分的に残って回収されていたのかもしれません。

ショッカー初の強化改造された改造コブラ男。
毒ガスを吐く能力はなくなってしまいましたが、鋼鉄をも溶かしてしまう高温火炎を吐くようになり、コブラ男の頭部後方に羽根のような、、、いやこの場合、コブラが敵を威嚇するとき機能をコブラ男の後頭部に植え付けたと言った方が良いでしょうね。
羽根というよりはコブラとしての身体を誇示したかのようなこの機能は、高音火炎を吐く準備として大きく広げることでパワーを集約させるものだったのかもしれません。
体色も青というよりグレーっぽくなり、よりコブラらしくなったように見えました。
毒ガスも相当な武器でこれも鋼鉄を溶解するほどの威力を持っていましたから、これと入れ替わるように高温火炎という武器を身に着けたのは、強化というべきかどうかは分かりませんが、ただ、高温火炎はしっかり使いこなせるほどの技量には乏しく、狙いとか焦点がなかなか定まらないところがありました。
この改造コブラ男を創出した生体科学者がコーチとしていましたけど、この生体科学者はショッカー首領に役目が終わったとして、改造コブラ男に始末されていましたけど、改造コブラ男の完成にはもう一つの状態であり、生体科学者の役目は終わっていなかったでしょうね。

まるで、この生体科学者の言いなりになっていたような改造コブラ男の様子を見てると、強化とは引き換えに声をも失って従順になっていたような感じがしますけど、それも生体科学者の存在の延長線上にショッカー首領がいたことがしっかり認識され、それがために命令には従順だったと言えるのかもしれません。
改造コブラ男⑤
まだ強化改造技術がショッカー科学陣には足りてなかったのかもしれません。
しかし、この試みは後に仮面ライダー2号の創出ということで役立っていたのでしょう。
少なくともこの時点では使用する武器の入れ替えと胴体力の向上という点はあったものの、強化改造の目立った効果は出ていなかったと思いますね。
胴体力の向上は、仮面ライダーとの交戦の様子を見ればわかりますが、それでも最後はなんとライダー返しで海面に叩きつけられて最後を迎えていましたね。

でもデザイン的には面白かったですよ。
如何にもコブラが改造素体であることが明確になって。
コブラ男も手作りの傑作怪人でしたけど、改造コブラ男はそれ以上の感じがしましたからね。
改造コブラ男⑨




ショッカー戦闘員~その25

ショッカー戦闘員(アイパッチ)④
「ショッカー戦闘員」

ショッカーの戦闘員は当初、ペイントを施したものでスタートしましたね。
でも、ショッカーの戦闘員は仮面ライダーやショッカーの怪人と並び、もう一人の主役です。
戦闘員ですから、諜報活動も去ることながら、戦闘シーンでの動きによってどれだけ見栄えのするものが出来上がるかが重要な要素です。
仮面ライダーやショッカーの怪人は、マスクで頭部を多い、身体全体も着ぐるみを着てますから、その中に入ってる方の表情や身体の様子は分かりません。
でも、表情が推し量ることができたなら、番組上の重要な要素であり、もう一人の主役ですから、番組上の臨場感を上げることに大いに役立っていたことに疑う余地はありません。
戦闘員の表情にペイントを施したこと自体、そういう効果を狙ったものなんでしょうけど、戦闘シーンでの動きが激しくなれば当然のように汗をかきますから、ペイントが落ちやすくなってしまいます。
そこでペレー帽をかぶってアイパッチをかけた戦闘員が出てきました。
意外にアイパッチを施した戦闘員が出てきていたのはわずかな間でしたけど、これは意外と好きでした。
茶系で革製のアイパッチは、目の部分が鋭く施されていたこともあって、如何にも悪人面であり、しかもアイパッチの部分以外は素顔が出がちでしたから、ペイントの時よりも表情が豊かな感じがしました。
この表情こそが、番組の面白みを上げるために一役買っていたと思っていたんです。
番組の怪奇性というテーマからは、若干離れてしまうような気もしましたが、でも悪人面をはっきりさせるためにもこの方が良いと思っていましたね。
ショッカー戦闘員(アイパッチ)③
このアイパッチ型戦闘員にも基本である黒戦闘員と赤戦闘員がいました。
一般に赤戦闘員が上司だったように言われていますけれど、それでも黒戦闘員と混じってなんと怪人の行動を指南したり、指示を出す場面も見られました。

ゲバコンドルという有能な怪人の時は、ゲバコンドル時代が言葉を発しない怪人だったこともあってか、戦闘員が話す場面が目につきましたけど、まるで戦闘員の方が位が上のような感じでした。
上司部下混同の混乱の時代の象徴が、このアイパッチ型戦闘員だったかもしれませんね。
ショッカー戦闘員(アイパッチ)⑤




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モン太











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