HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:スカイライダー

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「ゾンビーダ」
ゾンビーダ
ゾンビは歴史を追っていくと古く、特撮番組とかいわゆる特撮物がスクリーンに描かれる前からあったようです。
映画で取り上げられてからでしょうね、ポピュラーになったのは映画で取り上げられてからでしょう。
スカイライダーで登場したゾンビーダは、南米タヒチからやって来たとされていました。
あからさまにゾンビーダはゾンビから来たものですが、そもそもゾンビはアフリカ・コンゴの宗教ヴードー教の教えであった肉体果てども霊魂は生きるということから、まさに生きる屍というものでした。
ゾンビーダの設定は改造人間でしたから、身体の半分は死人の肉体、残り半分はウジ虫といったところでの改造人間だったのかもしれませんが。死人の肉体とは言えヴードー教の教えから行いけば魂は生きていたはずですから、立派な改造人間だったのでしょうけど、ゾンビーダは南米タヒチからやってきていたという矛盾は、アフリカ。コンゴでヴードー教に触れた人がタヒチに移り住み、ネオショッカーに洗脳されたか、ネオショッカーのコンゴ支部に科学者がタヒチには消されていたということかもしれません。
ゾンビータは身体に魂が宿るというより、その持っていた杖、ステッキに魔力があったとみるべきでしょうね。
その杖で、配下のゾンビを操り、スカイライダーを倒そうとしていましたから。

このゾンビーダの様子を見てると、ドーブー教の教祖であった仮面ライダーV3と戦ったデストロンの2代目大幹部キバ男爵が思い出されます。
ゾンビーダ①


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「クチユウレイ」
クチユウレイ
仮面ライダーシリーズには、時々幽霊をモチーフにした改造人間が登場しますね。
仮面ライダーXの時にはオカルトスが出てきましたけど、それ以来になるスカイライダーの時のクチユウレイ。
幽霊は実体がないので、幽霊らしく幽霊もどきにしたというところでしょうけど、口全体で顔を覆い、口の中に目があるといういわば化け物でした。
幽霊の改造人間なのに歯が生えていてまるで入れ歯の如く、その歯は取り外して爆弾になるという側面もありましたけど、そこよりも自らが火の玉になって浮遊することができるという点が幽霊改造人間としての肝だったのでしょう。
等身大になったり、火球と化したり、実体なんてあるようでなさそうな感じもありましたけど、とりあえず改造人間ということでしたし、ネオショッカーが構えた旧日本軍が開発した毒ガス奪取という作戦上、幽霊はうってつけの存在だったのかもしれません。
霊力とまではいきませんが、人間では叶わない悪霊としての能力を見かけだけではなく、その能力を特徴としていればもっと面白かったかもしれません。

ちなみにスカイライダーの必殺技の一つ「竹とんぼシュート」が披露されたのは、このクチユウレイの時だけだったのは惜しかったです。
クチユウレイ③


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3
「オカッパ法師」
オカッパ法師
現実の動植物でなく、架空のいわば化け物をモチーフにしてしまうことはそれまでも何度かありました。
コミカルさもありがちなところを見ると分かるような気もしますが、オカッパ法師の場合はやり過ぎだったように思いますね。
河童の改造人間という訳の分かったような分からなかったような設定は、頭の上に載っていた皿がキーでしたね。
その皿を投げつける皿爆弾、さら自体に敵をのっけて追放したり自分がその皿にのってやってきたりと使う方もいろいろあった訳ですが、その体、特に背中の甲羅が異常なほど頑丈でスカイライダーのスカイキックですら跳ね返してしまうほどでした。
また口から黒い布を吐き出して相手をぐるぐる巻きに拘束し、じわじわと締め付けて最終的には圧殺してしまう「カッパ巻き」とカッパに纏わるあらゆるものを利用した強豪でした。
度を過ぎたコミカルさが隙を見せなければ、この「カッパ巻き」で仮面ライダー2号が占め倒されるところでしたけど、よくよく見てみれば強豪改造人間には違いなかったので、このコミカルさを少し抑えて演じてほしかったと思いましたね。
オカッパ法師③
それにしてもオカッパ法師の頭上の皿をどうするのかと主tt見ていました。
オカッパ法師には常にアリコマンドが水分補給の任を負って存在していましたが、そのアリコマンド自体を倒すこと自体は仮面ライダーなら容易いことでしたでしょうけど、そのアリコマンドの任の重要さはオカッパ法師も理解していましたから、容易くはなりませんでした。
強豪改造人間だっただけに、うっかり近づくことも出来ず、どうするのかとおもっていましたけど、結局アリコマンドを整理した上で背後を取りバックドロップでその皿をたたき割るということになりました。

この頃のスカイライダーはセイリングジャンプを使わず、そのセイリングジャンプで頭上から垂直降下してオカッパ法師の頭上の皿を狙うとか、スカイターボを使った体当たりでオカッパ法師のボディバランスを崩した上でオカッパ法師の皿を狙ったパンチキックを浴びせるとか攻撃法はいろいろあったでしょうに、スカイライダーのの技にこだわり過ぎた嫌いはありました。
こういう敵に対しては、仮面ライダーとしての基本能力の応用とシンプルさが最も効果があっただろうと感じていましたね。
オカッパ法師⑤


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「ウニデーモン」
ウニデーモン
ウニデーモンが登場した話は、キレーダというダンサーが本当に美女で、おもわず「キレイダ」と言ってしまいそうなのが印象的でした。
醜い鬼と美女のコントラストが面白かったのかもしれず、そこが見どころだったのでしょうけど、肝心の改造人間より美女の方に目が行ってしまうのは人間の性なんでしょうけど、盗撮番組としてはどうかなと思うこともありました。
そのキレーダの身に着けていた宝石が、悪人が密と災いが起こるという魔法の石で、これを奪うことで全国の母親たちを鬼に変えてしまうというのがネオショッカーの作戦の柱だったのですけど、そうすると全国の母親は皆悪人ということになってしまい、その宝石の魔力はそこにとどまらない正反対の魔力もあったと思われます。
この宝石をウニデーモンが奪取し、脳に移植させることでこの巨泉を浴びた者は悪に¥の心を持ってしまうという効力を持つことになっていましたが、この宝石を身に着けたことでウニデーモンの弱点が明らかになってしまうという側面もありました。

鬼は鬼なんでしょうけど、ウニデーモンはその名からどこに雲丹の要素があるのかと思ったのですが、何のことないウニデーモンの頭部と上半身の棘が雲丹の棘の強力番で、ウニデーモンの武器であったこん棒の棘もそうだったみたいですね。
ただこの強力な棘の中は発火性物質があったみたいで、特にこん棒ですね、
使い方が荒すぎて命中することはなかったですが、地面等に打ち付けてしまううと爆破力が表現されていました。
そんなこん棒は力がないと使えないものと思いますが、ウニデーモンの最大の特徴はこん棒を振り回す怪力にあったのでしょう。
怪力過ぎて全品これ筋力の塊のような改造人間でしたけど、これに対抗するにはパワー系仮面ライダーがよかったのでしょうね。
その仮面ライダーが仮面ライダー2号でしたけど、ウニデーモンの怪力には及ばなかったものの宝石を移植した額が仇となってそこにライダーキックを食らって倒されてしまったのは、ネオショッカーもウニデーモンも宝石の魔力に目がくらみ、移植という改造人間の弱点をさらけ出すことことに気づかなかったことが大きな要因でしょう。
ウニデーモン④


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「ガマギラス」
ガマギラス②
ギャングのボス的なその特徴ある目つきは、漫画チックでもあり、改造人間というリアル感寄りも怪人というイメージが強くありました。
鳴き声ももちろんですが、走り方もカエルそのもので名前からすると漫画チックな等身大怪獣のイメージが強かったですね。
ガマギラスという〇〇ギラスというネーミングは、怪獣でとくさつが始まった昭和30年代後半のイメージが強すぎたのか、改造人間と怪人にはあまりなかったものですね。
ガマギラスはその姿からは怪獣のイメージはわかなかったですが、仮面ライダーシリーズには時として怪獣のようなネーミングが採用されたりしますね。
仮面ライダー初期に登場したトカゲロンなどは、その名はもちろんその姿まで怪獣として表現しても可笑しくないものでしたけど、これって巨大HEROに押されて仮面ライダーも巨大化が検討された名残だそうです。
ガマギラスの頃はもちろんそうしたことはなかったでしょうけど、その代わりギャングのような井出達になったというところなんでしょうか。

ガマの油の使い手であり怪人はそれまでも何体か出ていました。
ガマギラーに始まり、ガマゴエモンに至るまでガマの油をうまく使って前面に押しだせばよかったところ徹底できずにいたところで敗れていたという感じですが、ガマギラスも同様だったかもしれません。
というかガマの油の使い過ぎで使用頻度のワキマエがなかったというべきなのか、エネルギー切れのような状態を起こしたのは自らの性能を十分把握していなかったためかもしれません。
ガマの油でヌルヌル感が出てパンチやキックという衝撃技が通用しなければ、燃やすか蒸発させればいいのですが、この時登場していた仮面ライダーストロンガーの電ショック(エレクトロファイヤー)がその役目を果たしていたとみるべきで、その効果があったためにスカイライダーのスカイアトミックドロップが決まったということになるのでしょうね。
ガマギラス⑤





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ドラゴンキング②
「ドラゴンキング」

なんとなくだけど、スカイライダーでドラゴンキングを見た時、歩行式のワニのような改造人間だなと思っていました。
獰猛でそこを失わないためのワニを改造人間とするには、かなり難しそうだなというイメージがありましたけど、中華、それも香港系の武術家にようにしたら面白いかなと思いましたから、ドラゴンキングの立ち居振る舞いはそのままで意外といけるなあと思いましたね。

しかし、ワニとくれば四つ足歩行型の動物であるところもワニ型改造人間の魅力の大きな柱であり、そうした方が獰猛さという面が生かされるはずで、仮面ライダーアマゾンの時のワニ獣人などはその典型だったような気がします。
ネオショッカーにはガラパゴス諸島にまでは支部がなかったと思いますが、そこを統括する南米支部のようなものはあったかもしれません。
そのガラパゴスからやって来たとされたこのドラゴンキングは、ガラパゴスに多く生息しているとされるイグアナがモチーフだったとは最近知りました。
仮面ライダーシリーズもスカイライダーというライダーシリーズ第2期にまでくると、視聴者受けではないかもしれませんが、改造人間のモチーフにイグアナまで来ていたかという思いでした。
おとなしそうで、肉食の獰猛さを持ち合わせてるこのイグアナは、意外とある時から世に知られる存在となっていて、興味を持たれる存在だったかもしれません。
しかし、まだまだその生体には謎が多く、このイグアナをモチーフとするには関係のなさそうな武術を持ち込むことで獰猛さと怪奇性を出そうとしていたのかもしれません。
なんでも中華系の武術や武器のように見えたドラゴンキングの武器は、設定としては古代琉球系武術の武器だったようですね。
それがいかにも武術家のような感じがし、しかも怪力も持ち主だったこともあって、暗殺団を率いるには似合っていたかもしれません。
仮面ライダーにも武術に長けた仮面ライダーもいましたが、ドラゴンキングと対峙した仮面ライダーは仮面ライダー2号とスカイライダーでした。
武術には武術で対抗するより、力をで対抗したようなこのライダーコンビは、ライダーキックとスカイキックでドラゴンキングを倒していましたが、もっとそのコンビネーションを駆使するような戦い方を見てみたかったような気がしましたね。
ドラゴンキング⑥





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4
ギギンガー③
「ギギンガー」

人を樹木に変えてしまうところまでは、仮面ライダーXの神話改造人間アルセイデスのようでした。
ただ、ギギンガーによって持ち込まれたアフロマジンカという人を樹木に変えてしまう種は、その意思まで奪うことはでいなかったようです。
奪えなかったからこその犠牲になってしまった人の苦しみがあったでしょうけど、犠牲になった人の苦しみに上塗りするようにさらに苦痛を負わせる音波を発するギギンガーは、あるセイデスのような神話上の存在以上の悪魔のようだったと言えるかもしれません。
なんでもこのギギンガーを倒さない限り、その犠牲になった人々の姿はもとにもどらないらしいですが、それでいてギギンガーには蔦を使った能力と樹木と擬態化してしまう能力以外に戦闘能力は乏しいものでした。
ギギンガーと共に登場したドラゴンキングがまるでカンフーの使い手のような淺津力があったため。ネオショッカーの作戦上の知恵と主な行動はギギンガーが担い、戦うことについてはドラゴンキングが担っていたかもしれません、
ネオショッカーの思惑のズレは、そこに仮面ライダー2号が登場してしまったことでギギンガーとドラゴンキングの動きが分断されてしまったところにあったのかもしれません。

アルセイデスの場合はそれこそ木々に変えてしまうところに特徴がありましたが、ギギンガーは木々というより草花という感じが強く、そのために女性の改造人間だったということになっていたのかもしれません。
古くはショッカー時代にドクダリアンという毒花の改造人間がいましたが。これは人間対の時は老婆でした。
ギギンガーは草花の花粉を毒に置き換えたりしていませんでしたが、その種をもって人を草花に変えてしまうというそれまでの植物型改造人間とは大きく趣を変えた展開をみせていましたが、樹木という木々ではなく、人の体を幹に見立てた草花というところにギギンガーは女性改造人間という見立てがあったかもしれません。
草花に変えられた人々を人質のようにしていたギギンガーは、うまくドラゴンキングと共同戦線を張れれば、これでよかったとは思いますが、ネオショッカーの改造人間が何体もいたように仮面ライダーも複数人いて常にテレパシーで同調していたということが、ネオショッカーの作戦を駆逐させえていたということになり、やはりギギンガーにももう一つ決め手になる武器・能力が必要だったということになるでしょうね。
ギギンガー②





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竹とんぼシュート
竹とんぼシュート①
竹とんぼシュート②
「竹とんぼシュート」

仮面ライダーの基本的な技はキック・パンチ等打撃系の技が中心でした。
決め技として使用したライダーキックは、当初は敵の体のどこにヒットしても吹き飛ばしてしまう破壊力を持っていましたけど、敵型改造人間も徐々に強化され、その弱点に打ち込まないといけないようになり、キック力のバリエーションが増えたのはそのために敵改造人間の虚を突く、或いはキックの破壊力をあげるためだったと思います。
後に仮面ライダー1号が放ったライダーポイントキックに現れたようにキックを決めきれるポイントは、それほど広くないわけですから、そうする方法が効果的ではあったとは思います。
であれば、敵型改造人間の体全体に衝撃を与える技としては、打撃系の技よりも投げ技の方はがよかったと思いますが、単なる投げ技では破壊力に欠けてしまいます。
ライダー返しも多用しましたが、仮面ライダー1号、仮面ライダー2号共に決め技になり得たのはわずかなものでした。
だから投げ技の一種であったライダーきりもみシュートが出てきた時は、思わず唸りましたね。
雑誌によってはこれをシュート技と呼ぶこともあるようですが、単純に言えば破壊力を増そうとして捻りを加えた投げ技です。
これを見たかどうかは分かりませんが、ライダーきりもみシュートの応用編のようにスカイライダーが一度だけ見せた竹とんぼシュートは、きりもみシュートが仮面ライダーの胴体力と跳躍力、そこに腕力を利かせたきりもみ状の捻り技だったのに対し、竹とんぼシュートは敵型改造人間の懐に入って両肩で担ぎ上げプロペラのように自らがその体を捻って高速回転するというものでした。
強靱な体であった仮面ライダーですから、敵型改造人間を捻って高速回転しても相手の体・能吏のバランスは崩れ去り、そこへ投げ飛ばられれば地面に打ち付けられる時の衝撃は相当なものだったと思います。
まるで発想の転換のように敵の体を捻り上げるのではなく、自らがその体を高速回転させて担ぎ上げた敵と共に回転すれば、より以上のバランスを崩すこととなります。
そこへ投げ飛ばされるわけですから、その効果はきりもみシュートと同じような効果がもたらされたと思ますね。
しかも体の正面ではなく、懐に入られていきなり高速回転させられる訳ですから、敵のショックも大きかったと思います。

今時の子たちは、竹とんぼといわれてもピンとこないでしょうね。
スカイライダー放映当時も状況は違うとはいえ同じようななことが言えたと思います。
仮面ライダー放映開始当時やその前はそんな玩具で遊んだものですから、竹とんぼと聞くと身近な感じがします。
仮面ライダーとは遠くにいるHEROではなく、身近な存在感もあって然るべきなのは等身大HEROであったことが大きいですね。
この竹とんぼシュートは一度きりの使用でしたが、アレンジを変えた風車算段投げという技もありました。
スカイライダーの決め技と言えばスカイキックですが、そこにこだわることなく竹とんぼシュートももっと使用してもよかったと思いますね。
竹とんぼシュート③
竹とんぼシュート④






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タコギャング④
「タコギャング」

同時に登場したのがマントコングだっただけに、そのずる賢さが際立って見えたタコギャング。
どこがギャングなんだかまるで分らなかったけど、能力的にタコ忍法墨隠れという隠れ技以外にこれという能力はありませんでした。
ずる賢いだけに格闘などの肉弾戦はマントコングに任せ、ずる賢さだけで戦局を乗り切って自らの役目を果たそうとしていたように見えました。
タコ型改造人間だけに、水中では能力を発揮していたようにも見えましたけど、これも変身後の仮面ライダーだったらどうかはわかりません。
タコは軟体動物だけにその軟体さを生かして、衝撃を吸収してしまうなどの能力があってもよかったと思うし、8本の足についていた吸盤での吸い付く能力でもあったら戦闘力が上がったかと思うのですが、そうしたこともないというのはタコの要素よりも人間としての姿が強調されていたのかもしれません。
もう少し戦闘力が欲しかったというのがタコギャングを見た感想です。
そのずる賢さも大胆かつ不敵にというものでもなく、表面的なものだったというのは騙しの成増厚生病院のようです。
タコギャング①





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マントコング④
「マントコング」

とにかく見た目も実力としても怪力の持ち主でした、マントコングは。
なかなかゴリラが改造人間のモチーフになることもなく、それ位ゴリラの存在感は動物の中でも群を抜いていたと思います。
ゴリラと来ればキングコングに現れるようにその怪力の凄さに怪獣としての表現はあり得るものだと思いますが、人間が基本としてある改造人間のモチーフにはし辛かったと思います。
ゴリラに限らず、ライオンとか虎とか、野性味がある凶暴さというのではなく、野生の象徴のような存在に人間が入り込む隙が無かったということかもしれません。
ネオショッカーアフリカ支部からやってきたという大幹部・魔人提督得意の設定で何とか登場させてみたというところでしょうけど、野生の象徴的存在に知能を持たせることはやはり敵わなかったということかもしれません。
知性と知能を持たせると凶暴さが維持できないというか釣り合いが取れない代表例だったかもしれません。
マントコング
それでも野生動物の持秘めた凶暴性から来る怪力は、ネオショッカーによってより強烈となっていま
した。
これだけの怪力は特に腕力となって表れており、それを支えていたのが胸部筋肉の強大さでした。
見るからに強烈な腕は、仮面ライダーV3のチョップやキックを防いでしまい、スカイライダーをも苦戦させていました。
知能が低いために大幹部・魔人提督がもっと現場に出てフォローしていればと思うのですが、魔人提督の行っていた作戦が作戦だっただけにマントコングはその作戦遂行にうまくマッチしていませんでした。
客演した仮面ライダーが新技を披露するという珍しい展開があったのもマントコングの防御も怪力も突出し、野性味があったからこそだったと思います。
V3反転ダブルキックで倒されたということは、機転を聞かし力にはそれ以上のキレと力で対呼応した仮面ライダーV3ならではのことだったと思いますが、これもマントコングの存在感が意外とあった証拠のようなものです。
マントコング③





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