ズ・ゴオマ・グ
「ズ・ゴオマ・グ」

第1号怪人がクモ型怪人なら、第2号はコウモリ型怪人という正当な仮面ライダーの轍を踏んだようだったズ・ゴオマ・グの登場。
昔子供の頃に見た特撮番組を現代でやり直してみれば、こうも恐怖感を感じることができるのか、、、そんなことを思ったズ・ゴオマ・グの登場でした。
ゲゲルというグロンギ怪人の中でのゲームが開始される前に、殺人行為を行ってしまい、グロンギ怪人の中では下位分類のズ集団の怪人であったがために、虐げられ雑用をさせられるなどしましたが、虎視眈々と陽の目を見る場を得ようとゲゲルに関して意見してみたり、参加しようとしたりしていました。
ズ・ゴオマ・グは第2話で登場し、人の血をエネルギー源としていたため吸血能力があったりした上に、時速100キロを超える飛行能力を有していたり、ズ・グムン・バと同様非常に硬い体皮をして、ピストルの弾丸を全く受け付けなかったところをみると、かなりな怪人のような気がしましたけど、これでズ集団でしたからね。
仮面ライダークウガが初めて戦ったグロンギ怪人がこのズ・ゴオマ・グでした。
まだグローイングフォームでしたけど、それでもほとんど叶わなかったところを見ると、末恐ろしい気がしました。
このズ・ゴオマ・グが早くも登場し、のちに究極体となってン・ダグバ・ゼバに挑むまで行ってしまうということは、グロンギ怪人集団の意味と成り行きを図るための、大事なキーパーソンだったかもしれません。

光を見たり浴びたりすることが弱点であったことも、いかにもコウモリ型怪人だなと思わされましたが、、そのデザインとともにショッカーの蝙蝠男の感じがどこかに漂っていました。
諜報活動というわけではなく、グロンギ怪人の1体としての存在感を得ようとしていたところは、長く物語の中に出続けていたゴルゴムのコウモリ怪人とは異なるところです。

でも、古代遺跡の中から蘇ってはいけなかった怪人が、遺跡の中で眠らされていたということは闇の存在とは無関係ではなかった象徴の一つだったんでしょう。
ズ・ゴオマ・グ②
ズ・ゴオマ・グ