ディノゾールリバース⑦
「ディノゾールリバース」

双頭怪獣というか頭部を複数持った怪獣は、ゴジラシリーズに出てきた宇宙怪獣キングギドラに始まったような気がします。
個々の頭は同じだけれど、それぞれが別の能力を持っていたとしたら想像を絶するような気がしますけど、その胴体は同じですから、なかなか難しかったと思います。
同じ能力を持った複数の頭部、、、
相当となったディノゾールリバースは、ウルトラマンメビウスに倒されたディノゾールの軌跡を追った別個体が誤って地球へと接近してしまい、GUYSスペーシーが配備した宇宙機雷ライトンR30マインによってほとんどの個体が倒され、生き残った個体も、向きを変え地球から離れていったところ、1匹のみのこの防衛網を潜り抜けt地球へと降り立ってしまい、やむを得ずGUYSにより頭を吹き飛ばされて倒されたもの、ディゾールリバースへとパワーアップし再生してしまったものでした。
倒されたディノゾールが逆立ちで立ち上がり、身体の極性を反転させて復活した姿がディノゾールリバースでしたけど、宇宙空間を渡りのような習性を見せていたディノゾールは地球生物に近そうなところを見せていましたが、身体の極性を反転させて、、、ということは磁極が働く地球のような惑星に住むような生物ではなく、宇宙空間において不思議に命を得ていた怪獣だったんでしょう。

水素を吸収し、強烈になったディノゾールリバースの2つの頭から放つ2本の断層スクープテイザーの動きはウルトラマンメビウスでも見切れないほどで、ディノゾールリバースの腹部発光器官からの融合ハイドロプロパルサーは、ディノゾールの時のものよりも強烈になった印象がありました。
極性が反転し、頭部が2つになったわけですから怪獣としても強烈になったわけで、この後に見た平成ウルトラセブンのキングパンドンもその系列に入るのかもしれません。

ウルトラシリーズにおける怪獣は第1話に出てくる怪獣が印象深くなっているのは、先入観みたいなものが作れないせいもあると思うんです。
素の状態で見た怪獣ほど、印象は深くなることからウルトラシリーズにおける怪獣は第1話に出てくる怪獣は名作怪獣が多いと思うんです。
ディノゾールリバースもストーリ上の一つの区切り的なところで登場してきました。
想いと慣れがそこにはあったはずですし、期待以上の出来だったとは思うんですけど、ウルトラマンメビウスの第1話に登場したディノゾールは得体の知れない宇宙怪獣で傑作だったことから、どうも何かが足りない感じもどこかにあった怪獣でした。
ディノゾールリバース⑤