HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:デストロン

4
「ガルマジロン」
ガルマジロン②
ガルマジロン登場の頃は、仮面ライダーをあまり見なくなった頃でした。
年齢的なこともあったけど、ツバサ一族編でガクッとなったことが大きかったかもしれません。
今ほど情報が簡単に入る時代ではなかったから、ツバサ大僧正が倒され手からの展開は読めなかったものの、以前の機械合成改造人間のような斬新さに期待してたところに出てきたのがガルマジロンでした。
翌々物語を追っていくとどこかで見たような感じになり、それが仮面ライダー初期のさそり男のようだと気付くまでさほど時間はかかりませんでしたけど、その名の通りアルマジロの改造人間であったことはどこかでアルマジロングのような面白さも期待してたかもしれません。
仮面ライダーV3こと風見士郎の親友にして風見をデストロンに勧誘するという信じられない展開は、さそり男が脳改造まで施されていたこちとに対し、ガルマジロンはそこまで行っておらずしっかり洗脳されていた状態だったかもしれませんね。
それが失敗したことを大幹部ヨロイ元帥に裏切り行為とされたことについてはガルマジロンがどうということなく、大幹部ヨロイ元帥がとんでもなく疑り深い疑心暗鬼者という意味での印象が残りました。
この印象が強すぎてガルマジロンの印象が薄かったということもありましたが、ここまで疑われるガルマジロンはある意味デストロンの被害者だったのではないかと思いましたね。
ガルマジロン④
悪の秘密結社に忠誠を誓うという意味においては、モチーフがアルマジロだっただけにアルマジロングのイメージと共にさそり男の強化版だったかもしれないガルマジロンは、その鱗に猛毒が仕込まれそれを投擲することと背中にある甲羅のトゲを体当たりで敵に突き立てるガルマジロンバック攻撃に大きな特徴があったものの、アルマジロにありがちな体を丸めての弾丸攻撃に期待した目の反対をいったことで個性を出そうとしたんでしょうけど、どうしても物語いとして大幹部ヨロイ元帥の存在感の強さにガルマジロンの存在感が薄れてしまった感はぬぐえませんでした。
デザイン的にも見苦しさが前面に出てしまい、惜しい存在だったのかもしれませんが、ヨロイ一族の導入としては良かったような気もします。
ガルマジロン


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5
「死人コウモリ」
死人コウモリ⑥
造形的にもデザイン的にも名作だった死人コウモリ。
吸血能力に優れ、仮面ライダーが持たない飛行能力を持ち、手先の鋭く大きなカギ爪で攻撃する能力は、一度仮面ライダーV3を破り、弱音まで吐かせた強豪改造人間で、大幹部・ツバサ大僧正の正体だけあったと思います。
仮面ライダーV3の両足を抱えて飛び上がり、自慢の飛行能力で空中では抵抗の利かない仮面ライダーV3を横に振り回して、放り投げる「V3キラー」という大技を持っていたことが対仮面ライダーV3用の対策としては大きいものでした。
両足を抱えられ行っていた横振りも高速回転だっただけに、仮面ライダーV3の平衡感覚とかバランス能力を失うことは、その高速回転が横ぶりだっただけに淵回された仮面ライダーV3には大きな遠心力がかかり、体中の血液が頭部に行ってしまうということは頭に血が上って戻らず、一種の興奮状態となって冷静さを取り戻せないというような状態にさせられたということだと思われます。
飛行能力を持ったショッカー~デストロン迄の改造人間は幾体かいたと思いますが、こういう技まで繰り出す強烈な飛行能力をもった改造人間んはいなかったと思われますから、相当強力だったと思いますし、sれだからこその大幹部の正体の改造人間だったと感じました。
仮面ライダーV3が死人コウモリと戦うには、この「V3キラー」に持ち込まれないよう戦いを進める必要があったはずですが、なんせ仮面ライダーが持たない飛行能力を持っていたわけですからそれも相当難しいだろうと思われます。
持っていた大きなカギ爪で攻撃仕掛けられるものですから。うっかり近づくことも叶わず、毛面ライダーV3としては空中で自分で動ける時間を持つことが肝要となったはずです。
おそらく「V3キラー」を食らったことで、この技の空中回転が横ぶりであり、これを逆利用することが自分で空中における活動時間を持つヒントになったと思われ、それがV3マッハキックを生み出すこととなったと思われます。
死人コウモリ②
仮面ライダーV3にはV3グライディングマフラーがあり滑空能力があったはずですが、仮面ライダー1号から受け継が大きな能力には類まれなるジャンプ力があったはずですが、そのジャンプ能力と滑空能力ではこの死人コウモリの飛行能力には対抗できなかったでしょう。

死人コウモリには、「ヒマラヤの悪魔」というビールスが内蔵され、長い舌でそれを打ち込むことで死人コウモリの命令しか聞かない犠牲者を増やして世の中を圧するという使命がありましたが、どっかで聞いたことがある物語だなと思っていたら。ショッカー初代幹部・ゾル大佐の正体だったぷゴン狼男の時のウルフビールスを展開した物語を踏襲したものだったようです。
芽個のウルフビールスの話を名作として捕らえて踏襲したようですが、死人コウモリの物語をオリジナルとして展開しても不自然さがなく、より効果が上がっていたような気がしました。
死人コウモリ①



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3
「バショウガン」
バショウガン②
仮面ライダーの初期、ショッカー草創期の改造人間たちが登場する話は決して名話ではなく、そこに出てきた改造人間自体がモチーフの目の付け所がよく、手作り感満載だったということでの傑作が多かったという印象です。
特にサラセニアンの出来は格別で、殆どサラセニアン自体が言葉を発しないところにその体色効果を上げるための背景がよく、不気味感満載で仮面ライダー自体が怪奇番組だったことがうまくは寧されていました。
今でもそうですが、サラサセニアンはサラセニアンが考案され登場した時代が背景としてあってそおの時代だったからその時だったからよかったというもので、同じようなことを経過した時間を度返しして今やっても面白くないものです。
仮面ライダーV3において、ショッカー草創期のリメイクのような取り組みをした時期があったらしく、リアルタイムで見ていた時はツバサ一族の話なのに植物型改造人間が出てきたのは何故と思いつつ、バショウガンにどこかサラセニアンを感じたのは食虫植物をモチーフにしていたためだったかもしれません。
浮揚植物の一種が食虫植物であってバショウガンだったとしたら、その葉が翼のように見え、或いは感じられて傑作だったかもしれません。
植物が成長の度に葉や茎が絡み合い、翼のように見えてしまうことは特撮の世界ならあったでしょう。
仮面ライダーV3もツバサ一族編となり、飛行能力がないことが仮面ライダーの弱点であり、それは仮面ライダーV3に限ったことではなく、そこを秀でたジャンプ力で対抗していたことが面白みであったことから、ここでショッカー草創期の話のリメイクをする必要はなく、扶養欲物の食虫植物として「カエンバショウ」という架空の植物を出した方が、オリジナル感もあって仮面ライダーらしかったではないでしょうか。
バショウガン
カエンバショウは樹液と花粉に毒を持ちという設定自体よりも、ツバサ一族の改造人間でしたから飛べるか飛べないかが問題であり、そこが謎のまま倒されてしまっては番組の流れに背いてしまったと思われても致し方ないことかもしれません。
バショウガン自体は葉や茎、蔦が絡み合い、蔦が鞭のような使われ方をしたとか、ほとんどしゃべらなかったこと自体、改造人間としての出来は良かったと思います。
バショウガンのモチーフ設定の問題に難ありでしたね。
バショウガン③


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3
ドクガーラ
「ドクガーラ」

仮面ライダーV3放映から10年以上経って、「ガンダーラ」という曲や「孫悟空」というドラマがヒットしました。
涅槃の卿がインドにあり、すべての神はインドに通じることの象徴がこの「ガンダーラ」という言葉ですが、仮面ライダーV3に登場したドクガーラという改造人間の名を見て、もちろんリアルで見ていたわけではなくDVDで見たのですが、〇〇ガーラという言葉はインドを連想させ、ドクガーラはインドに隣接するビルマ、今のミャンマーからやって来たというところからしてもインド地域にはそうした名や千地名が多いのかなと思ってしまいました。
卍教を信仰するツバサ一族の改造人間でしたけど、ツバサから毒論分をまき散らすなどその能力からしても毒蛾をモチーフとした改造人間だったのでしょう。
仮面ライダーには長けた跳躍力はあっても飛翔能力まではなく、その飛翔能力に長けたツバサ一族には苦戦したのは当然と言えば当然のことですが、優れた跳躍力と愛車バイクがあれば戦いようもあるはずです。
ドクガーラ登場の話にはわずか5歳の男の子が出てきますが、この5歳の子を守りながら戦わなくちゃいけなかった仮面ライダーV3には飛翔能力に長けたドクガーラと戦わなければいけなかったハンデもあったということもあったわけです。
デストロンの改造人間がアジトを守ることを任務としていたというかなり情けなさそうな設定ではありましたが、このドクガーラに優れた思考能力や用心深さがなかったことで、仮面ライダーV3が救われていた面もあったわけです。
優れた飛翔能力を駆使するまで考えが及ばず、子連れとなった仮面ライダーV3が自らの体技を出さずに愛車ハリケーンを使ったハリケーンラストダッシュでドクガーラを葬り去ったということは、抱えたハンデの中でも戦いようがあったことに仮面ライダーV3が気づいていて、それを実行し、ドクガーラは戦局をなめていた都みることができるかもしれません。
それにしてもドクガーラのデザインは、かなりいい加減で改造人間というより怪人、怪人というより化け物であり、さすがミャンマーの密林からやって来ただけのことはあったと思います。
ドクガーラ③






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4
木霊ムササビ⑤
「木霊ムササビ」

長寿長老のように見えた木霊ムササビは、全身、特に画面部分の赤いところだけに改造人間という人間を感じ、それ以外の体毛がその顔面を覆うようになっていたところからそんな具合に見えたと思います。
ツバサ大僧正率いるツバサ一族の中には、広く言えば翼がある一族というこおなんでしょうけど、ツバサを持つ怪人軍団の代表者が集まっていたのかもしれません。
木霊ムササビも、森林伐採という人間の都合による開発という自然破壊行為で森林を追われたムササビの一族の怨念を背負ったムササビ一族の一人だったようで、なんと300年もの時を生きてきたそうです。
怨念という負の遺産にデストロンに目付けられてその体を改造され、そのころにはもう既にツバサ大僧正の配下に入ることがカギだったのでしょうね。
ツバサ大僧正の狙いと木霊ムササビのそれは違っていたのかもしれませんが、デストロンに言うなれば長い時を怨念に執着して生きてきたところを肉体改造という手段を使って強化されていたことで怨念を晴らそうとする能力が強くなったことで、ツバサ大僧正の狙いとシンクロしたのかもしれません。
相手をムササビに変えてしまって倒してしまう猛毒ってどんなものかは分かりませんが、少なくともその猛毒を込めた毒ミサイルを浴びた者は、自分がムササビになってしまったような幻覚を持ってしまうことで、精神的に錯乱状態となって異常な攻撃をされてしまうなのかもしれません。
それが自らの武器になったことで、ムササビ一族の代表としては狙いが実現化する能力が強化され、ツバサ大僧正、ひいてはデストロンに恩義を感じていたのかもしれません。
怨念という負の遺産だけで、信じられない年月を生きてきてしまった者に、常識とか通念は通用しませんから。

その毒ミサイルの開発に成功し、空中散布を狙ったデストロンはその散布の任を木霊ムササビに与えますが、ここにきてようやく飛翔能力が木霊ムササビにあったことに陽があたりましたが、そこにこの改造人間の最大の特徴があったことは言うまでもありません。
木霊ムササビ





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5
キバ男爵⑦
「大幹部・キバ男爵」
大幹部になる者は、そうなる前の前身で知り合うことが多いのかもしれなません。
出身じたいが謎である場合が多く、ショッカー・ゲルショッカー・デストロンと続いた秘密結社は人痛の流れの中の組織だったので、そうである傾向が強いですね。
出身がどこのどんな組織だったのか謎が多いのはゲルショッカー以降多いのが特徴であったことはゲルショッカー大幹部ブラック将軍のゲルダム団がそうであったのと同様にキバ男爵の出身であるドーブー教という謎の邪教の組織もそうでアフリカコンゴ川の奥地とくれば、人が迂闊に踏み込めないところで謎の地域でした。
こんな組織の長が実はゲルショッカーやデストロンと組する以前に知り合っていたということは、謎めいた人物はどこかでつながっていたということかもしれません。
久々に被り物を被った大幹部で、そういう意味では地獄大使とつながっていたのかと思いましたけど、キバ男爵の被っていたものは、マンモスの頭蓋とくれば、そこにたまっていたかもしれないマンモスの生血は呪いを呼び、それがドーブー教という邪教とつながっていたのかもしれません。
まさしく呪いの組織の長であり、謎の宗教で一般の人にはわからない魔法使いのような能力者で、仮面ライダーのように科学力の粋を集めて生体手術によって埋め込まれた超能力とは、一線を画した能力の持ち主だだったのでしょう。
キバ男爵④
ドーブー教という邪教の長とはいえ、デストロンと組したことは呪いの力の増強を図れた意味ではよかったのでしょうけど、邪教の能力者としては現代科学を受け入れてしまったことで、もともと持っていた能力の独特さが色あせる悔過となっていたのかもしれません。
キバ男爵は吸血マンモスが正体とされていますけど、そうした生体科学を受けいれてしまったことでの能力の増強よりもじつはキバ男爵のままでいた方が、秘密の能力者としての魅力が高く、魔法使いとしての存在が濃いものだったのかもしれませんね。
キバ男爵⑤





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5
吸血マンモス①
「吸血マンモス」

大幹部ドクトルGの正体ザリガーナがそのはさみとレーザー砲で切るタイプだとしたら、大幹部キバ男爵の正体吸血マンモスは印象的な破壊力を伴う長い鼻はともかく、その両腕と両足は力感満載で大地にたたき付けると自身まで引き起こしてしまう怪力・剛力の持ち主で、いわゆる砕くタイプでした。人の生血を吸い赤い霧を噴射して、相手をマヒ状態にしてしまう能力よりも、その破壊力のある特徴が印象的でした。
古代マンモスはどこまで凶暴でどんな怪力を持っていたかはわかりませんが、キバ男爵自体古来秘密宗教や謎の力と結びついていた、呼び寄せられた存在でしたから、いわゆる謎の古代の力をその正体で有していたとしてもおかしくはないですよね。
キバ男爵自体、いわゆる現代における魔法使いのような存在でしたから、その正体となると余計に謎の力との結びつきが深かったのかもしれません。
一方仮面ライダーV3は、作られた改造人間でしたからどうしてもその怪力に対抗するには限界があったと思われます。
それでも吸血マンモス自体も作られ他改造人間には違いなかったわけですから、そこに勝機を見出すほかなかったのかもしれません。
吸血マンモス⑧
V3三段キックといういわゆる仮面ライダー3版のライダーキック続けさまに3発を食らってしまっては、謎の力とは言え耐え切れなかったのかもしれません。
間の秘密の力は謎の宗教からきたものとすれば、ゲルショッカー時代のブラック将軍との結びつきが深かったかもしれません。
全面的に謎の宗教の中の存在だけということではなく、デストロンという秘密結社のその存在を映していたということは、人力によるものにも組して改造人間になってしまったことに実は敗因があったかもしれません。
しかし、それでもその存在感は魔将の存在と力、そのものでした。
吸血マンモス⑦




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5
原始タイガー⑧
「原始タイガー」

100万年もの太古に生き物の王様として君臨していたサーベルタイガー。
デストロンの大幹部となっていたキバ男爵の祈祷により長き眠りから目覚めさせたのはサーベルタイガーの末期に出てきたサーベルタイガーの一種・スミロドーンでしたが、ドーブー教の魔術の祈祷によるものだったためか、スミロドーンは魔力を持っていました。
このスミロドーンは女であり、いわゆる魔女でしたから、デストロン首領の言ってたような女とは全く違った存在だったのでしょう。
本郷猛を陥れ、風見志郎をバイクチェイスで打ち負かし、といったところは女は女でも魔女であり、牙型バイクを乗り回して仮面ライダーV3も仮面ライダー2号をも翻弄したように見せていたのは、魔女たる証のようなことだったのかもしれません。
奇妙な宗教の祈祷とは言え、100万年もの長き眠りから目覚めたところには一筋縄ではいかない生命力と魔力が宿っていて、しかも太古の昔、あらゆる生き物の頂上に立っていたとされたサーベルタイガーだったという所以かもしれません。
その魔女・スミロドーンの正体が原始タイガーであり、それまでの改造人間という生体改造を施された怪人とは違って、魔術と生命力、そして誇りのようなもので怪人化したものでした。
おそらく大幹部ドクトルGが倒され、呪術の起点となった魔術を呼び起こす者にデストロン首領は目をつけていたのかもしれません。
キバ一族は、ドーブー教の祈祷によって眠りを目覚めさせるか魔力を宿らせることで存在した一族ですので、改造人間というよりも怪人だったのでしょう。
魔の力は想定できない力ですから、その魔力と生命力に支えられた原始タイガーはキバ男爵の最後の切り札であり、単体としては仮面ライダーを上回っていたと言うことは納得できるところがあります。
人間体であったスミロドーンは正に狡猾で人間体であった仮面ライダー1号、仮面ライダー2号、仮面ライダーV3を本来の原始タイガーの姿に変わったところで翻弄し、一度は仕留めたような恰好になっていましたけど、これは人間体と本来の姿を使い分けたような原始タイガーの狡猾さが出ていたと思います。
火を吐く大怪獣ではありませんけど、火を吐く怪人原始タイガーは、その火は改造人間・仮面ライダーと言えど耐えられぬ業火であり、原始タイガーというサーベルタイガーをモチーフにした怪人の武器としてはよく似合っていましたね。
原始タイガー⑤
火と虎って、よく似合う思ううんです。
虎の体表との兼ね合いでしょうけど、現実の世界の虎もその祖先であるサーベルタイガーも火もそうですが、元来が狩猟の生き物で好戦的なところがありますから、口から生えた牙がよく似合っていました。
上顎から生えて口の中に納まりきらずに口の外に出ていたほどの長い牙は、牙がるだけで敵への威嚇になり、サーベルタイガーの場合はそれがそれまでのものより長かったということで他の生き物を寄せ付けない存在だったのでしょう。
その火と牙が印象的であった原始タイガーは、身体に生えていた体毛の先に猛毒が仕込まれており、この猛毒を使ったような作戦で本郷猛の捕獲にも成功していました。
手足の指先の爪も攻撃用の武器でしたけど、元々が好戦的であった虎の怪人だけあって、腕力に優れていたことの効果を上げていたと言うことになりますね。

これだけの存在と武器を備えていた原始タイガーですから、生体改造を受けて改造人間という超人となっていたとは言え、仮面ライダー単体では対応できず、仮面ライダー1号・仮面ライダー2号・仮面ライダーV3のエネルギーを合わせたライダートリプルパワーでしか対抗できなかったというのも納得できた最後の決めでした。
原始タイガー





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5
ユキオオカミ①
「ユキオオカミ」

仮面ライダーシリーズは視聴率的に仮面ライダーV3 の時が最高だったとされますが、それは第1話・第2話において仮面ライダー1号・2号のダブルライダーが仮面ライダー3号である仮面ライダーV3を生み出した話の時で、当初評判だった機械合成改造人間の登場初期に限られると言っても過言ではなく、後にライダーマン登場で持ち直していましたけど、やはり
ダブルライダーと仮面ライダーV3が登場した第1話と第2話ですね。
当時、新しい仮面ライダーであった仮面ライダーV3とはと興味深かったことが第一だとは思いますが、そのストーリーも見応えがあったと思います。
仮面ライダーブームは仮面ライダー2号登場によってもたらされたものですが、それでも同じような姿をした仮面ライダー1号が出てきたりすると嬉しかったものです。
その次作であった仮面ライダーV3では原子爆弾を内蔵したカメバズーカを倒そうとダブルライダーは太平洋上まで飛行し、大爆発したシーンを見た時ダブルライダーの姿はもう見られないのかと思ったものの、どこかでまた登場するかもしれないと淡い期待を持ったものです。
ダブルライダーが生きているかもしれないというシーンはいくつか見られ、映画では登場していましたがTVでの登場はユキオオカミ登場の時でした。
ストーリーの持っていき方がよく、ユキオオカミのウルトラブリザードを浴びて拉致されてしまった仮面ライダーV3の窮地を救うべく、ダブルライダーが本郷猛・一文字隼人という人間体から登場し、変身シーンも見られるという見る者のツボを抑えたような登場の仕方は待ちに待ったダブルライダーはやはり生きてたんだということと、仮面ライダーと来れば仮面ライダー1号・2号は肝的存在で絶対に外せないものだということを証明していたようなものです。
仮面ライダー2号が主演なら何時仮面ライダー1号が出てくるのか、仮面ライダー1号が主演なら仮面ライダー2号は何時出てくるのかという期待感は仮面ライダーV3の時も生きていた、あんなに盛大にすがたをけしたのに、と言うことなんでしょう。
ユキオオカミ④
そうした期待を集めたダブルライダーの登場でしたが、仮面ライダーV3単体では対抗できないほど強烈な存在だったのでしょうね、ユキオオカミは。
確かキバ一族の改造人間で、謎のドーブー教の呪いの祈りの中から登場しただけに牙がその証であり、ユキオオカミに生き血を吸われた者は狼人間化し、言いなりになってしまうという能力はキバ一族の改造人間共通のような能力でしたけど、何と言ってもウルトラブリザードでしょうね。
ユキオオカミの口から発射されるウルトラブリザードは射程距離も長くはなく、特に範囲に拡散されるものでもありませんでしたが、何と言っても絶対零度の雪吹雪でしたからね。
仮面ライダーV 3と言えど、まともに浴びてしまってはあっという間に凍ってしまうことになります。
こうした強烈な武器を持ちながら、狼の改造人間でしたから力の強く俊敏性にも長けていたために単体では仮面ライダーの身体能力をも上回ることになってしまい、そこで仮面ライダー1号・2号のダブルライダーの登場となったのでしょう。
ユキオオカミ③





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4
鬼火セイウチ②
「オニビセイウチ」

デストロンも大幹部がキバ男爵となり、仮面ライダー1号に言わせれば大変な魔法使いだったようにキバ一族は忍術集団でした。
呪いの気を基にする忍術集団は、理屈では説明できない現象や力を使い、敵を惑わすことで仕留めることを戦闘方法のように使っていましたけど、オニビセイウチは鬼火、いわゆる人魂を使うキバ一族の象徴のような改造人間でした。
鬼火はいつの世でも妖怪変化の一つの現れのように、説明がつかない謎の現象です。
こうした謎の現象の前に、相手は一歩引くものです。
そこにセイウチという海のギャングのような動物が改造素体で、その気になればとんでもない怪力を秘めていたのですから、不思議さと怪力さを持ち合わせたような改造人間でした。
忍術使いの現れは、人の生き血を犠牲に人に化けて相手を騙すところに現れていましたが、オニビセイウチの生体改造にはキバ男爵の忍術が多く使われていたことが大きな源だったからでしょうね。
鬼火使いという点も同様で、これを敵を幻惑するだけでなく武器として使っていたところが大きな特徴でした。

デストロンは機械合成改造人間で始まり、それがデストロンの特徴のようにあらわれていたところ、キバ男爵の登場で忍術使いという新たな展開も出てきて、デストロンの新たな一面が見せつけられ、このキバ一族による忍術といういわば魔法のようなイメージはこの後のツバサ一族、ヨロイ一族と続いていきましたから、効果的には大きかったと思います。
このオニビセイウチは、セイウチの改造人間なんですけど、牙だけはセイウチのイメージをとどめつつ、それ以外のところはグチャグチャしたところもありましたが、物語の展開としては面白かったと思います。
もっと外見的な特徴であったこの牙を武器として目立つようにもっていければ、なおよかったというところですかね。
鬼火セイウチ①





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