ドクガロイド
「ドクガロイド」

仮面ライダーZXは特別番組以外は物語が放映さず、スチールのみだったためそれほど知る材料を持ってません。
仮面ライダーお歴史を紐解くとき、仮面ライダーストロンガーとスカイライダーの間に感じる溝は結構大きかったと思います。
低予算でもいいものを作ることに大きく気が働いて番組が作られていたことは、主人公たる歴代の仮面ライダーとその敵である暗黒結社の改造人間の姿を見ていれば分かる、感じるところがあります。
これがスカイライダーの番組を見てると、いいものを作る気概が一つ落ちてしまい、とにかく仮面ライダーをやるんだと言うことのみで番組が作られていた感があります。
これはデザインはともかく、その造形が劣る一因となり、気概があっても見劣りがするものが出来てしまいます。
ネオショッカー、ドグマ、ジンドグマと見てきましたけど、そういう感じを持ったことは続きました。
スカイライダー、仮面ライダースーパー1という主人公自体の造詣も、そこに来るまでの手作り感とリアルさが失われていました。
低予算からはそういうものしか作れない。
これは番組担当の美術会社が変わってしまったことと無縁ではないでしょうね。
少なくとも仮面ライダーが始まった頃の、必死の手作り感はこの頃になるとほとんど感じませんでした。

仮面ライダーZXの頃はもう自分が大人の世界で必死にやっていこうという時でもあったので、仮面ライダーどころではなかったのですけど、遠くで気にはなっていました。
当時は調べるとか動画を見るような手段はありませんでしたから、仮面ライダーZXの動画を見たのは随分と時間が経ってしまいました。
仮面ライダーZX自体は設定もデザインもよかったと思います。
しかしバダン改造人間を見てると微妙なものがありました。

歴代の組織は動植物の特殊な能力を人間に植え付けることで怪人を作ってきましたけど、それはバダンにおいて人間の要素よりも動植物の特殊能力が大きな要素を占めていました。
クモロイドもそうでしたけど、ドクガロイドもその特殊能力がの占める割合が高まったことで、バダン改造人間のデザインそのものも随分と変わったような気がしました。
ここに仮面ライダーを放映歌開始から見てきた者にとって、なかなか受け入れ難いものがあったんです。
デザインの崩れは、いかなる理由があってもなかなか、、、ということです。

ドクガロイドは毒蛾の改造人間ですから、その毒の威力がどの程度だったかによって特殊能力の程度が図れます。
飛行能力まであったその翼からは毒鱗粉がまき散らされ、瀕死の状態になった人間から生き血を吸うためにドクガロイドの鼻のような器官が長く伸び、吸血と同時に人間に卵を産み付けて繁殖しようとするため、バダン初の女性型改造人間であったはずでした。
生き血と女性、これがドクガロイドの体色の赤につながっていたのかもしれません。

そういう設定はそれまで見られたようなものだったかもしれませんが、バダンという新たな組織の改造人間としてはメカを内蔵した改造人間の割には繁殖行為をなすという矛盾が如何にも改造人間という感じがしてよかったとは思うんです。
でも、いくら考えてもそのデザインの衰えとか物足りなさは拭えませんでした。
そうしたことが拭い去れたドクガロイドの姿は、漫画ですが仮面ライダーSPIRITSにありました。
数少なかったものの、これなんだよなと思いましたね。
ドクガロイド

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