HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:ドラゴンフォーム

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メ・ビラン・ギ
「メ・ビラン・ギ」

グロンギ怪人は例外なくゲゲルという殺人行為を遂行していたのですから、地に引き寄せられる何かがあったのかもしれません。
人を殺める行為そのものにそそられる何かがあった者と血の匂いに引き寄せられる者とがあったと思いますが、後者の場合はより生物的だったような気がします。
メ・ビラン・ギはそんなグロンギ怪人の一種ですが、アマゾン川で川の中に落ちてしまった動物を獰猛に食らうピラニアがモチーフだったようです。
イメージだけですが、人までもピラニアは食らうらしいですから、血のイメージが付き纏います。
しかも血気盛んといえばいいのかどうかわかりませんが、ゲゲルに参加したくてもズ・ザイン・ダの順番が優先され、メ・ビラン・ギは後に回されてしまった感がありましたし、ズ・ザイン・ダとは犬猿の仲で衝突することもありましたから、かなり頭に血が上っていたのでしょう。
ピラニアが動物を喰らうシーンは獰猛そのものですが、口には牙のような歯が生えて尾後が発達していたことで咀嚼力が強く、しかも川という動く水の中での獰猛さですから、メ・ビラン・ギにはスピード感が強くありました。
スピード感と水中を泳ぐ力は相反するもので、その水中での速さを保っていたという事は潜水能力に優れていたという事も考えられ、それが恐怖感をあおっていた感じもします。

仮面ライダークウガとの対戦は状況が二転三転したこともありましたが、マイティフォームではメ・ビラン・ギの鋭いカッター状の鰭で切り付けられ、タイタンフォームは装甲で保護されていいないところに嚙みつかれていました。
ドラゴンフォームでの戦いは水中や水上、河辺での戦いとなりましたが、スピードを保って戦うにはこれしかなかったと思いますが、血気盛んなメ・ビラン・ギが水の中に立っていた鉄棒を切ってしまったことで、それをドラゴンロッドに変えられ、スプラッシュドラゴンで倒せたことは意外と仮面ライダークウガにとっては運がよかったことかもしれません。
血気盛んというより頭に血が上り、どうしても血の匂いに気を取られたということは動物然としていたことになり、実はそこに盲点があったのかもしれませんね。
メ・ビラン・ギ⑤



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ズ・バヅー・バ①
「ズ・バヅー・バ」

もともと仮面ライダーは、バッタの改造人間として生まれたものでした。
意外とバッタをモチーフにした改造人間が少なく、これは仮面ライダーの生業に気を使ったものだったかもしれませんが、平成に入って仮面ライダーにバッタのこだわりがなくなると、バッタの怪人が出てきました。
仮面ライダーのモチーフがバッタであったのは、仮面ライダー1号と仮面ライダー2号だけでしたし、それ以降のモチーフはすべて別のものでしたけど、昭和という時代の流れが終わるまではこだわったのかもしれません。

グロンギ怪人・ズ・バヅー・バはバッタのグロンギ怪人でした。
特にバッタということを意識していたわけではありませんでしたけど、装飾品が身についていたグロンギ怪人の中でズ・バヅー・バは白いマフラーでした。
まるで仮面ライダー1号2号を思い起こさせるものでしたけど、思い起こされるのは脚力が異常なまでに強力であったために、ジャンプ力と俊敏性が仮面ライダークウガを凌駕していたことも見逃せません。
ズ・バヅー・バはバイクは使いませんでしたけど、その特徴はこの当時まだ隠されていた仮面ライダークウガの特徴を引き出すものでした。
まるで仮面ライダークウガのドラゴンフォームやドラゴンロッドを表そうとしてかのように。

実際、ズ・バヅー・バは俊敏性と跳躍力にも優れていましたけど、グロンギ怪人だけあって怪力の持ち主。
こうした能力を生かしたヒットアンドウェイ戦法が得意で、ドラゴンフォームにならなければ仮面ライダークウガは太刀打ちできず、ドラゴンフォームになれてもまだその能力を生かし切れてなかった仮面ライダークウガはかなりの苦戦を強いられていました。
古代文字の解析でドラゴンロッドによるスプラッシュドラゴンがさく裂して、ズ・バヅー・バは爆死しましたけど、ドラゴンロッドを使っていた仮面ライダークウガは棒術の使い手みたいで、形勢が逆転していました。

これも怪力の上に脚力が優れていたズ・バヅー・バありきの展開だったんでしょうね。
ズ・バヅー・バ③
ズ・バヅー・バ



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