ネコヤモリ
「ネコヤモリ」

いつも人の近くにいそうな猫とか犬って、身近過ぎて特撮番組のモチーフにはなりにくそうです。
でも、犬や猫は元をただせば狩猟ようだったり、肉食で自らが狩りをしていたということに起源を発していることから、何かしら特撮番組のモチーフになるものはあるような気もします。
犬や猫は人間のペットという側面が大きく、特に近年は室内飼が叫ばれていますから、あの可愛い鳴き声やしぐさを思うと、かなり難しいですね。
犬はオオカミ、猫は古代伝えられた呪いの化け物という側面を思い切り出さないといけないと思います。

猫は特に化け猫とか呪いの象徴とされていたことは、黒猫に多かったようです。
仮面ライダーのゲルショッカー編に登場したネコヤモリも黒猫がベースでした。
体内に「悪魔の血」という増殖細胞が含まれた血が流れ、それを混ぜた絵の具で描かれた黒猫の絵に憑依することでその絵から実体化することができ、また絵から絵へと移動することができたようで、これではスピードの戦士でもあった仮面ライダーも追いつかないというものです。
猫に逆変身したり、人間に乗り移ったりして、乗り移った人間の血を悪魔の血に変えてしまうというネコヤモリの能力は、古来から研究されていた呪いの力だったのかもしれません。
仮面ライダーに滝和也という優れた相棒がいたからこそ、ネコヤモリの超能力を利したゲルショッカーの作戦は防がれましたけど、仮面ライダーが本当に孤独な戦士だったとしたらどうにもならない相手だったとも思いますね。
ネコヤモリ④
ネコヤモリは改造人間ですから、備え付けられた能力もあり、その一つがキャットファイヤーでした。
それがかわされて接近戦となってもヤモリ吸盤で仮面ライダーのエネルギーを吸い取ってしまうなど、能力に優れていた強力改造人間でもありました。

パワーとか肉弾戦ではどうだったのかは分かりませんが、瞬間移動とは別に俊敏性はあったのでしょうね。

でも、やっぱり猫は改造人間のモチーフとするには可愛らし過ぎますね。
ネコヤモリ⑤