「ウィル鬼」
ウィルスは病原菌であろうと電送の世界であろうと、見ること自体至極困難で、顕微鏡の世界ですね。
これだけ極小の世界だと、それをモチーフに怪人を作ろうとすると偶像の世界になるかもしれません。
仮面ライダーBlackRXに登場したウィル鬼はコンピューターウィルスからそのモチーフを持ってきたんでしょうけど、ウィルスを実体化させたさせた時のイメージそのままだったような気がしました。
電送の世界の存在ですから、その角からビームを放ったりしてましたけど、三又の槍が印象的で、「これでもって悪事をはたらきまこうとするところは、ウィルスに対するイメージそのものでしたね。
まるで仮面ライダーBlackに登場したヤギ怪人の様な姿をしてましたけど、悪さをする呪いのヤギとウィルスのイメージは重なり合うような気もします。
このイメージがウィル鬼を怪魔妖族としたものでしょう。
マリバロンの能力によるものなのか、生来のものなのかは分かりませんでしたけど、このウィル鬼のイメージは悪さをするウィルスへのイメージと呪いのイメージから作られたものかもしれません。
身体のミクロ化もウィルスという極小のものであり、そうした存在になってもその能力が失われていなかったところが、ウィル鬼の存在の肝だったのでしょうね。
それでも相手がバイオライダーでは相手が悪かったとしか言えなかったような気がします。