「ブラックサタン大首領」
サタン虫に支配されていたと言っていいでしょうね、組織としてのブラックサタンは。
人の脳髄に寄生し、寄生」された人間を支配するのは最早人間のすることではないでしょうね。
そのサタン虫自体が人間のしゃれこうべの様でしたけど、これがそもそも悪魔の権化だったんでしょう。
サタン虫はブラックサタンを支配するほどの大量な数がいましたけど、人の気を支配してしまう能力としての力が強めのものがガンマー虫、そしてサタン虫もガンマー虫も通常の昆虫より一回り大きなものでしたけど、リーダー格で能力も強く、身体的にも飛びぬけた大きさをもってサタン虫全体を支配していたのがブラックサタン大首領となるのでしょうかね。
人間ではないその対極にいた悪魔のような存在がブラックサタン大首領でしたから、宇宙人ではなく異次元人でもない悪魔という想像上の存在が実体化してしまった者だったかもしれません。
いわば外来の存在だったわけですけど、人で言うところの悪意を持って自分以外のものを支配してしまおうという存在は、自分以外には信頼を置かないものだと思いますが、ブラックサタン大首領は組織としてのブラックサタンを機能させるために直系の大幹部にしかそれを置かなかったのでしょう。
直系の大幹部としては最終的にデットライオンでしたけど、その前のタイタンは直系というよりマグマ帝国を支配し配下に置いたことでその長を直系の大幹部として認識したということだったかもしれません。
ジェネラルシャドウは魔の国出身であることは分っていたのでしょうけど、タイタンが倒れることなど思ってもみなかったブラックサタン大首領が、あくまでブラックサタンを組織として暗躍させることに執着していたためにやむなくブラックサタン外部から大幹部として招き入れたというところなんでしょうけど、サタンのペンダントを与えることが大首領としての信頼の証であることは大幹部も大首領も分かっていたことでしょうね。
ブラックサタンの最高機密がサタンのペンダントに込められていて、それ次第でブラックサタンがどうにかなってしまうものだったという事ですけど、それなら最高機密が何だったのかは最後まで明らかにされませんでした。
ブラックサタン大首領は巨大な蜘蛛の様な腕をしてましたけど、その腕先には猛毒が込められしゃれこうべのような顔面からは火炎を吐いたりしてましたけど、何処か身体から浮いていた感がありました。
最大の能力は瞬間移動能力ダったように思えましたけど、ひょっとして実体の存在としては意外と希薄で空気ののような存在だったのではないのかなと思いました。
サタンのペンダントに込められた最高機密とは、そのペンダントによって光の屈折を操り、ペンダントの使用法によって屈折した光の反射具合でブラックサタン大首領の姿が見えるというものだったというものではなかったのでしょうか。
サタンのペンダントは最終的に仮面ライダーストロンガーに奪われ、それを首にかけた状態で行動していましたから、仮面ライダーストロンガーの動き自体はサタンのペンダントの光の反射を様々なものとし、大気中に当たる光が様々に角度が点くものでしたからブラックサタン大首領の身体が見えたり見えなかったりすることが瞬間移動能力と思われ、その姿が見えた時こそが攻撃のチャンスという事だったのかもしれません。
攻撃能力そのものが浮いた感じがしたのはそのせいで、しかし信用するとかしないとか言ってた時点で意外とレベルの低い大首領だったと言うことになったのかもしれません。
デルザー軍団の存在を弁え、実は恐れていたということこそがその証だったということになるのでしょうね。