ブロッケン
「ブロッケン」

一度はウルトラマンAを敗退に追い込みそうになった超獣ブロッケン。
口というか鼻先から放つ火炎、両手先から放っていた破壊光線だけでも苦戦させるのに十分な武器だったのに、まるで四角で蠢く様なブロッケンの尻尾からは高熱光線を放っていました。
ブロッケンはまるでケンタウロスのような井出達で、初代ウルトラマンの初期に出てきた怪獣ドドンゴのようでした。
ブロッケンの巨体は、前半分だけでも結構な丈があって、受け止めるのにも余ってしまうほどの胴体力による威圧感があったと思われますから、その背後の尻尾が2本もあって攻撃を仕掛けられると、まるで不意を突かれたようになってしまい、ブロッケンからすると効果が上がる武器だったと思います。
生き物は基本的に二本足か四つ足歩行で前に進むものですから、そういう動きを予想して相手をするものと思いますけど、超獣ブロッケンはあくまでヤプールに作られた怪獣を超えた超獣でしたから、その動きをある程度予想して戦うことは、ウルトラマンAでなくてもかなり困難なことだったと思います。
所だウルトラマンが怪獣ドドンゴと戦った時のように馬乗りになるのも戦い方の一つであり、ブロッケンに対してもウルトラマンAは過去のウルトラ戦士の戦い方を学んでいたのか、ブロッケンに対して同様の戦い方をしていました。
しかし、そこは怪獣を超える超獣が相手でしたから、初代ウルトラマンがドドンゴを相手にした時以上の動き、暴れる馬以上の難解な動きと迫力がブロッケンにはあったと言うことなのかもしれません。

本来の姿だけでも印象的であったブロッケンですが、ヤプールに作られてとは言え、人間の姿にも擬態していました。

闇の指令を受けて暗躍していた人間体ブロッケンは、その手に口と目が露出し、そこだけが本来の姿になっても同じでした。
ですけど、両手先にもう一つの顔が2つもあったと言うことになり、相手にすれば何処からでも攻められてしまうような気配が漂い、これも気味の悪いブロッケンの大きな武器でした。
ブロッケン①
しかし何といってもその姿が印象的で、カッコいいものでした。
ブロッケンは、ブロッケン現象とは無関係かもしれないですけど、ウルトラマンAに登場した超獣だけではなく、ウルトラシリーズにおいても結構な名作怪獣だったと思います。

何とも強力そうな感じはその姿から感じられましたけど、2本の尻尾とそこから放たれる高熱光線、鼻先からの火炎だけでも迫力満点でした。
ブロッケン胴体力を図ろうとすると、ウルトラギロチンは効果満点で、この技でしか倒せなかったんでしょうね。
ブロッケン⑤

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