「改造ベロクロン二世」
過去に登場した名作怪獣を再登場させるのなら、元は原作じゃなければならず、改造と名を打って登場させるのならどんな具合で改造させたのかが明らかじゃなきゃいけません。
ベロクロンは初の超獣として登場しましたが、超獣とはどんなものかという轍をきちんと踏まえながらその斬新さは名作と呼ぶにふさわしい超獣でした。
あくまでヤプールの配下の超獣と言うことも踏まえなければなりませんでしたが、それはウルトラマンAという物語においてのことです。
そのウルトラマンAの中でもベロクロンを再登場させていましたから、ヤプールの影が思い切り薄くなっていたウルトラマンタロウの中では登場させるべきではありませんでした。
ミサイル超獣といのが基本設定であるところ、それが駆使された場面がまるで見当たらず、肝心のウルトラマンタロウと戦わずして退けられてしまったのは、余計に再登場させた意味がなくなっていました。
踏まえることはきちんと踏まえないといけないということが再認識されてしまったのが、改造ベロクロン二世登場の話だったのでしょうね。