ベロクロン④
「ベロクロン」

同時期位に放映されていた仮面ライダーにショッカーという暗黒の敵組織があったけれど、ウルトラシリーズにはそれがありませんでした。
出発点が怪獣をどう描くかにありましたから、組織的なことまで考えを及ぼすことまで行かなかったということで、新作ウルトラHEROに登場する怪獣は前作ウルトラHEROに登場していた怪獣とはどう区別できるのか、ということに重きが置かれていたんだと思います。
初代ウルトラマンが王道を行く怪獣を主としたなら、ウルトラセブンは侵略宇宙人、帰ってきたウルトラマンは古代
怪獣から宇宙怪獣までという具合に来てましたけど、その次のウルトラマンAでは名称自体が怪獣から怪獣よりも強力そうな超獣という設定の中で、超獣は異星人によって作り出されるものであり、その異星人はヤプール人であるという当時としては画期的な設定が施されました。
設定自体良く練られたものではなかったということは、ウルトラマンAの最後までヤプール人と戦い抜けたということがなかったことが証明し、それをまるで覆そうとして死したヤプール人の怨念とか残骸が超獣を出現させていたということが後に言われてました。
それでも、ヤプールという一つのキーワードがウルトラマンAの最後まで生き続けていたのは、物語を通じて一つの共通の敵が存在し続けていたということにも考えられ、当時としては画期的なことで後に採用されていったのも、この時の取り組みにきっかけがあったようです。
それだからこそ、ヤプールが作り出す超獣の出現のさせ方が問題であったわけで、超獣第1号がどんなものかということは物語としては大事なことだったと思います。
その超獣第1号がベロクロンだったわけです。

宇宙怪獣と地球上の珊瑚の合成怪獣ということでしたけど、実に見事な演出でした。
外見上、生身の肉体を持ちながら、前進に生えている珊瑚のような突起物からはミサイルが覇者され、ベロクロンの口からはミサイルランチャーが見えていました。
生身の肉体を持つような超獣が、どうやってミサイルを発射できるのかとも思われましたが、なんせヤプールにより作り出される超獣でしたからね。
体内には攻撃用の武器を製造するメカが内蔵されていたとしても不思議なことでもなく、ベロクロンはミサイル以外にも溶解液を吐き出したり、火を吐いたりしていました。
オマケに両手先からは光線技も繰り出すなど、その体内はまさしく武器製造工場だったみたいです。
ちょっと前までは、盛大に火を吐くことを大きな武器としていた怪獣が大怪獣と称されていた時代がありました。
怪獣の創出に見る者の目が慣れていき、それだけでは物足りなさが出てきていたのかもしれません。
ベロクロンの出現はそうした声に応えていたようにもみえましたけど、リアルタイムで見ていた者にとっては大きなインパクトがあったのは確かなことで、これが超獣かと思いましたね。
ベロクロン⑧
デザインも造形も装飾、配色も派手目で、いい感じに仕上がっていたと思いますよ。
まだCGなど全くなかったまさしく特撮そのものの時代でしたから、余計に現実味と緊張感みたいなものがあって、ベロクロンの出現自体には唸る者ものがありました。

武器製造工場と化したベロコロンの体内が外界に露出していた感じになっていたのがベロクロンの口でありミサイル発射肛であったわけですけど、そこが唯一と言っていい突っ込みどころに見えましたけど、作られた生物兵器でしたから肉体的な体力にも劣っていたようにも思えました。
弱点らしきところが見えないと怪獣・超獣には見えませんでしたから、ここをパンチレーザーで攻められるシーンからメタリウム光線で仕留められるシーンまでの流れは、一つの物語がこれから始まるんだという印象を与えてくれました。
ベロクロン⑤

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