マグニア
「寄生怪獣 マグニア」

隕石と共に飛来したマグニアは、宇宙怪獣というより謎の宇宙生命体と言った方がよかったかもしれません。
隕石を媒体に生体エネルギーを取るため、普段は小型化していますが、地球上に最も負い生体エネルギーを有する人間からその生体エネルギーを吸い取るためには適した大きさを保っていたという事なんでしょう。
生体エネルギーを吸い取り、自らの活動えねりぎーに変えるというのは地球生物では考えられず、まさしく謎の生命体だったわけですが、広大な宇宙にはほかの惑星であれ、宇宙空間であれ、謎だらけの世界ですから、そこからまさしく命を求めてやってきてしまった存在でした。
小型マグニアは、霧状のそれが集約されたようなものでしたけど、小型マグニアを構成する成分のほとんどが水分だとしたら、なんでその姿を保っていられるのかが分からなければ、いわゆる打撃攻撃や破壊攻撃は通用しないという事になります。
身体のほとんどが水分ですから、ナメクジのようで、水に弱く溶けだしてしまうのはウルトラQに登場したナメゴンのようでもありました。
ただ、生体エネルギーを補充すれば「¥すぐ復活してしまうのは、マグニアの身体を構成するのは単なる水分・演塩分だけという事ではなかったのでしょうね。

生命エネルギーを奪取するための媒体が同時に飛来した隕石だと分からなければ、単なる水分に弱い謎の宇宙生命体ということで終わっていたかもしれません。
隕石を破壊したことで生体エネルギーを吸い取る術を絶ったことから、ようやく破壊攻撃が意味あることとなり、ウルトラマンティガのデラシウム光流も通用したという事になるんでしょうが、謎とは言えなんとも言気味悪い宇宙怪獣でした。
マグニア⑥