マンモス怪人
「マンモス怪人」

氷河期末期に生息していたらしいマンモスは、強烈かつ生命力の強さを感じます。
呼称だけで存在感の大きさを感じるものですから、従来の仮面ライダーの闇の秘密結社が出してくる改造人間や怪人の中でも幹部クラスの強烈さを感じます。
仮面ライダーV3では大幹部キバ男爵の招待として吸血マンモスがでていましたけど、存在感はそれに見合うような気がしていました。
仮面ライダーBlackに登場したマンモス怪人は、従来の改造人間ではなく、太古の昔から存在していたとされるゴルゴムから出てきたという怪人としては十分意味ある事でしたし、マンモス怪人登場の直前で仮面ライダーBlackがパワーアップしていたことを裏付けるような登場でもありました。

マンモスは口の両脇から生えている大きな牙が印象的で、その牙と相まってマンモス怪人は怪力、長く強烈な鼻、そして口から出す強力な冷凍ガスと大気中の水分を凝結・瞬間冷凍することにより巨大な氷柱を生成・射出していました。
巨大な柱が目に留まりましたが、これは1,2本のみならず、何本も強烈に噴射し、この氷柱によって仮面ライダーBlackも磔のような状態にさせられましたね。
口からの冷凍ガスと大気中の水分を瞬時に凝固させ能力によるものだったのでしょうけど、いかにも太古に生息していたマンモスの怪人らしいものでした。
マグロのタウリンエキスをがぶ飲みしてマンモス怪人もパワーアップしていましたけど、その証のような武器でもありました。
ゴルゴムの三神官曰く、ゴルゴム最強の怪人ということでしたけど、マンモス怪人を差し向ける作戦がお粗末だったということと、まだ未成熟であったことから初戦では仮面ライダーBlackに敗れていました。
タウリンエキス吸入はパワーアップというよりマンモス怪人の持てる能力を佐田威厳に発揮させるものだったと言っていいのかもしれません。
このマンモス怪人に氷柱によって磔状態にされた仮面ライダーBlackは、パワーストライプスという技で窮地を逃れていましたが、これは新技であり、多分ゴルゴム三神官ですら知らなかった技だったのでしょう。
このパワーストライプスで局面急展開し、ライダーチョップでマンモス怪人の牙を叩き折ったところで、ほとんど勝負ありでした。

いかに強烈怪人といえど、急所はあるものでマンモスの怪人でしたからやはり牙にそれがあったということなんでしょうね。
マンモス怪人②
マンモス怪人④