「三面ロボ頭獣 ガラオン」
その肩書のように三面怪獣ならぬ、三面ロボットでしたね、ガラオンは。
怒り顔・泣き顔・笑い顔の三つの顔を持ち、怒り顔からは赤い光線、泣き顔からは青い光線、笑い顔からは黄色い光線と笑気ガスを発射していました。
このガラオンの成り立ちは、製造者のミジー星人の如く似たような感じになりました。
三面は怒り・泣き・笑いとありましたけど、どの表情もその動作も笑いを誘うものでした。
しかも、元々全長400メートルもの兄弟ロボットを作ろうとミジー星人が画策していたところ、ガラオンの製造工場が見つかってしまったがために完成せず出てきてしまったことで、足の部分がなんとも顔面の巨大さに比べて爪楊枝のようでした。
この足で顔面部分を支えなければならないことにより、足を軸にした巨大コマのような作りとなり、顔面部分がくるくる回ってしまうことで三面部分が意外と生きていたという見方も出来ますね。
足を収納し、空中に浮きあがってクルクル回ることもあり、これも巨体を効果的に体当たりさせることにもつながっていきました。
ウルトラシリーズは当初怪奇性をテーマに様々なアンバランス現象をテーマとしていましたが、初代ウルトラマンでは設定として初代ウルトラマンは言葉を話すことも考えられており、そのため口を動かす必要があって初代ウルトラマンのAタイプの口は、若干開いていました。
こういうところから怪奇性も秘めながら時にユニークさを前面に出していたことは、初代ウルトラマンに登場した怪獣ギャンゴの時に見て取れます。
このユニークさは素直なものだったらいいのですけど時が経つにつれて時代のエッセンスとばかり、歪んだものが取り入れられたこともあり興味半減でした。
しかし、この時のガラオンは設定も表現も素直でよかったと思いますよ。
ウルトラシリーズの怪獣等に興味がある者、薄い者含めて結構ニコニコしてしまうような物語でした。
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