メ・ギャリド・ギ
「メ・ギャリド・ギ」

グロンギの怪人の力は常軌を逸していましたけど、歴代のグロンギ怪人はモチーフとなった動物等の特徴を生かしつつ、共通してたのは常軌を逸した怪力でゲゲルを進めようとしていたことでした。
グロンギがリントと呼んだ人間の作ったものなど、ゲゲルを進める上では用のないもののように見えましたけど、例外もありましたね。
メ・ギャリド・ギはトラックを好み、トラックを操ろうとしたかどうかは分かりませんが、トラックを後進させることで人を殺めようとしていました。
トラックを運転し、要領を得てくるとバックだけではなくなりましたけど、いわゆる暴走行為でしたよね。
それでゲゲルを進めようとしていました。

自分の怪力を利する以外の方法で、しかもトラックという人間の作ったものを利用したグロンギ怪人は、メ・ギャリド・ギが初めてでした。
なんでこんなにトラックにこだわるのかな、と思ってましたけど、メ・ギャリド・ギはなんとヤドカリの怪人だったんですね。
使わなかった鎌のような突起物を見ていると、亀の怪獣のようなイメージがありましたけどね。
ヤドカリの殻、つまり自らの身を隠してしまうものをトラックに見出して行動していたという事になります。
メ・ギャリド・ギがトラックを暴走させてゲゲルを進めようとしていたのですから、仮面ライダークウガはトライゴウラムを突撃させて封印エネルギーを打ち込む結末は、バランスが取れていたようで、結構見応えがあったと思いますね。