HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:ヤプール

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「巨大ヤプール」
ヤプール(メビウス)①
怨念とは消え切らないもの、生き物が絶えないうちは発生し続けるものだと思います。
生き物の恨みつらみという裏側の感情は意識しようとしないとを問わず、生まれてくるものかもしれません。
ウルトラシリーズにおける怨念は、怪獣・宇宙人が登場したウルトラQにまで遡るのかもしれません。
怪獣・宇宙人が登場し、それらを何とか駆逐しようと知恵を絞った人間の努力等によって倒された怪獣・宇宙人に生まれていたかもしれない怨念は、ウルトラ戦士が登場して光線技に代表される決め技によって倒され方が強烈なものとなって高まっていったのかもしれません。
肉体は果てても気までは殲滅しきれないのは、生き物がこの世に誕生した時の宿命や運命だったのかもしれません。
しかし、その怨念は今自分たちが生きている次元ではなく別次元に終結するものとして異次元を扱ったのは面白い設定だったと思いますね。
ウルトラマンAの時に異次元人として登場したヤプールは異次元にいながら現次元を見ることができ。人間とウルトラマンAを倒そうとして異次元から現次元に超獣を登場させますが、自身の衣類次元にウルトラマンAが乗り込んでくるとは思わなかったのかもしれません。
自分のいるべき異次元での戦いにおいてウルトラマンAに敗れてもその怨念が消えなかったのは、過去に倒された怪獣たちの怨念が積み重なり、ヤプールを倒したことだけでは消せるものではなかったのかもしれません。
ヤプールが倒れても超獣が出現し続け、そこから何十年も経ってヤプールが再出現したのはその間にまたも積み重なった怪獣たちの怨念がそうさせたのかもしれず、その結果怨念の招待は裏側の気なのに、自我意識を持ってしまった証だったかもしれません。
ウルトラ兄弟が根源の気の力で封印させたはずの怨念であるヤプールが、その封印を破るようにまたもや表れてしまったのは捻くれたような気自体はたった一人・1匹でもそういう感情を持った者がいればそのきっかけとなるということなのかもしれません。
ヤプール(メビウス)
あくまでヤプールは怨念が自我意識を持ってしまった存在なので消える7ことはないかもしれません。
ということは、世の中に争いごとが消えることはなく、平和な世の中は夢物語化もしれません。
ウルトラマンメビウスに登場した巨大ヤプールもゴシップ記事を扱う捻くれ記者の存在が手助けになったかもしれず、ウルトラマンメビウスが孤立するところでした。
平和は夢かもしれませんが、それを目指す子ことは大事なことで多くの人たちの手助けが必要なこともまた現実なのです。
それに気づかせてくれたのもヤプールと直接戦ったウルトラマンA声掛けでした。
くじけそうになったウルトラマンメビウスを立ち直らせるどころかメビュームバーストを発動させるとコロンまで行ったのもその声かけと意識の大事さでした。
ヤプールは怨念のか塊でしたけど、決して怨念体ではなく、実体化した時点で負けていたかもしれません。
ヤプール(メビウス)4


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5
「異次元超人 メビウスキラー」
メビウスキラー②
ヤプールの怨念が生み出したようだったエースキラー。
エースキラーが誕生し倒されてから40数余年、その間にヤプールの怨念もそれまで以上にたまっていたようです。
ヤプールの怨念はウルトラマンAに対してだけではなく、ウルトラ兄弟と彼らが守ろうとする全てに向けられていたようです。
ヤプールは異次元人で、倒されたのは巨大ヤプールというヤプールの集合体でしたけど、ウルトラマンAが倒しきれなかったヤプールの残党とその怨念はそれだけでは現実世界に打って出られない状況にあり、メフィラス星人を始めとした暗黒四天王の存在とそれが生み出したガディバの出現がヤプールのみならず、エースキラーの強化体メビウスキラーを生み出すきっかけになったようです。
ウルトラマンメビウスの生体反応を吸収し表現しようとしたガディバの存在が、よりメビウスキラーを強化したようです。

元々エースキラーが手に持っていた三社の鉾のような武器を持たず、ウルトラ兄弟どころかウルトラマンメビウスの得意技まで披露していたのは、その証拠のようでしたけど、これが厄介でした。
ウルトラ兄弟の得意技だけだったら、エースキラーの時の状況と戦いを考えた以降の使用おあったと思われますが、ここまで現ウルトラ戦士の能力を披露されてしまうと、それに対抗しようとしたのはウルトラマンメビウス一人でしたからウルトラマンメビウス自体が危機に面して肉体組織に思わぬ変化が生じることでもないと対抗しきれなかったでしょうね。
ウルトラマンメビウスがバーニングブレイブになり得たように、肉体組織の変化はウルトラマンメビウスの精神力の様々な対応状況によるようですが、メビュースダイナマトが生み出されたのもきっとそんなことからだったのでしょうね。
ウルトラマンタロウがウルトラダイナマイトを使用した後大きく疲弊したように、メビュームダイナマイトもウルトラマンメビウスの大きな疲弊を誘うものだたようですが、これがなかったらメビウスキラーに対抗できなかったかもしれず、メビュームダイナマイトは意味としてはウルトラマンAが使ったスペースQと同等以上の威力があったのでしょう。
メビウスキラー④
メビウスキラー3


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3
ヤプール(タロウ)①
「巨大ヤプール(改造)」

巨大ヤプールは異次元空間で実体化しウルトラマンAと戦い敗れたものの、怨念の塊という精神生命体ですから、蘇ることもあり得たでしょう。
復活したヤプールは、何故か宇宙船で飛来したこと自体が不思議でした。
異次元人から侵略宇宙人へと転生したのかと思いきや、ベロクロンやサボテンダー、ベムスターと怪獣たちを蘇らせ、自らは指揮役に徹していたことからも宇宙線の中自体が異次元空間だったのかもしれません。
ヤプールを構成する怨念は、ウルトラマンAではなくウルトラ戦士に向けられていたようで、復活を果たした頃の戦士はウルトラマンタロウだったということかもしれません。
明確に実体をもって復元能力がある宇宙人や怪獣でも復元しきるのは難しいもので、それが怨念という精神生命体でも、一旦実体化してしまった後の復活劇には物質文化の弊害があったのかもしれません。
しかも、自らの復活だけではなく、配下において地球に差し向けた怪獣たちも復活してきた怪獣で、従前の力は戻っていなかったものと思います。
こうした困難さは自らが直接戦う事を躊躇させる原因があったかもしれず、ウルトラマンタロウと直接対峙することはありませんでした。

宇宙船丸ごと倒されましたけど、怨念の塊ヤプールは本来くこうした指南役に徹して本来の能力を出すべきだったのではないかと思いますね。






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4
マザロン人①
「異次元人 マザロン人」

巨大ヤプールが倒されたのは、予想以上に早かった感じは当時も感じていました。
ヤプールは言ってみれば怨念の精神生命体が実体化するには異次元空間が必要だったと言うことかもしれず、ウルトラマンAのメタリウム光線で倒されたということにどこか納得できないものがありました。
巨大ヤプールは異次元において怨念が集合し実体化したものでしたけど、破壊されれば巨体ヤプールの怨念の一つ一つはどれかが残り、現実において浮遊するかもしれませんでした。
怨念そのものでしたから自然環境には左右されず、この鵜戸エネルギーと反応すればその怨念は実体化できたのかもしれません。
巨大ヤプールが倒された直後に登場したマザロン人は、破壊された巨大ヤプールの怨念の一つが実体化したもので、マグマという高濃度エネルギーと反応していたのかもしれません。
しかもその実体化はまだ出来上がった状態ではなかったらしく、精神生命体だけが先行し超獣を作り出そうとしてその怨念だけが独り歩きして、赤い雨を降らせ、出産を迎える女性の神秘的なエネルギーに反応していたかのような状態でした。
精神生命体だけが先行していたため、出産を迎える女性の神秘的なエネルギーにシンクロしてマザリュースを出現させていましたが、主であるマザロン人自体が完全に実体化していなかったためマザリュースは蜃気楼状態でしたね。
捻くれた怨念は、真っ当な気を込めた執念には負けるものです。
それによってマザリュースが消滅知ら代わりのようにマザロン人は完全に実体化していました。

なんでも、このマザロン人登場については当初ギロン人が考えられていたようですね。
ギロン人は地底人であり超獣アリブンタの主であり、ヤプール配下の宇宙人のようなところがありましたから、ヤプールの怨念の残党の様な演出を想定していたのなら、このマザロン人登場でよかったと思います。
出産を迎える女性の神秘的なエネルギーには、まだまだ謎が多く神秘的なところもありますから、この部分とヤプールの怨念を結びつけてマザロン人を演出したことには、それなりの効果がありました。
まあ、デザイン自体にはもう一つ感がありましたけどね。
マザロン人②






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5
ヤプール⑨
「巨大ヤプール」

ウルトラシリーズ初の物語主演までの宿敵になっていたヤプール。
異次元人という設定は、当時としては画期的なことでもありました。
今にして思えば、ヤプールとは実態を持たない精神生命体のような存在で、怨念と執念の姿の見えない塊のような感じだったと思います。
まだ撮影技術としてのCGなどもない時代で、あくまで特撮の世界でしたし、ウルトラシリーズがそもそもアンバランスゾーンとして始まっていましたから、精神生命体で実体を持たないヤプールの登場は一つの帰結点だったかもしれません。
ウルトラマンAを始めとしたウルトラ戦士は超人でしたけど、相手が実態を持たないとすると戦いようもなく、3次元と4次元の世界を行き来する宇宙人が登場しても、いろいろやり繰りして3次元に引き出したところを叩くといった戦いは、精神生命体であり怨念と執念の塊としての存在だったヤプールのすべてが集結し巨大化して実体化したところでも生きてました。
超獣を製造し、それを異次元から送り込む戦いをしてきたヤプールも、超獣とする存在にネタが付き、その存在の根源であった怨念と執念だけでは限界だったように終結することで巨大化、実体化したのは、それまでの超獣をウルトラマンAがすべて倒してきた功績のようなものだったと思います。
ウルトラマンAは時間を要したものの、ヤプールが実体化するまで追い込んでいたと見るべきなんでしょうけど、ネタが尽きたとヤプールが感じていたのは地球上の動植物ではなく、宇宙怪獣だったのかもしれません。
ただ、ヤプールが実体化できたのはあくまで異次元の世界で、その異次元において巨大ヤプールは鎌のようになっていた右手からストレート光線を始めとした多彩な光線を発し、空間を自由奔放に移転する中でその多彩な光線を発したり火炎鵜を発生させたりと、異次元世界はまるで自分の庭だと言わんばかりの戦いぶりでもありました。
地底にすら潜り込めなかったウルトラマンAもヤプールを向こうに回した戦いを強いられる中、ゾフィの手助けがあったとは言え、異次元においても戦える超人になっていたということは超人としての能力に開眼していたのかもしれません。
ヤプール⑧
異次元での戦いはヤプール有利と思われたところ、超人としての能力にウルトラマンAが開眼していたこと、それとヤプールが繰り出していた超獣がすべて倒されていたことでヤプール自体が追い込まれていたことは精神生命体であったヤプールには不利に働いていたかもしれません。

ウルトラマンA登場から宿敵のように存在してたヤプールでしたから、最後まで実体化せずに超獣を送り込む展開を望んでいたところが大きく、巨大ヤプールが登場するには早すぎた感があります。
怨念と執念の存在だったヤプールのもう一つの象徴として最後にジャンボキングが登場していましたが、それでも巨大ヤプール登場のタイミングは最終話に近いものの方が効果が上がったと思います。
さらにこれだけの敵を仕留める話は、もっと展開を図って2話もの以上にして宿敵たる効果を上げていた方がよかったと思いますね。
ヤプール⑪
テレビドラマ


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4
宇宙仮面②
「銀星人 宇宙仮面」

ウルトラマンAはウルトラシリーズ第2期の第2弾。
折からの怪獣ブームもこの頃になると、若干下火となりウルトラシリーズも下降期に入った時期です。
入れ変わるのではないですけど、ウルトラシリーズによる怪獣ブームと入れ替わるように変身ブームがやってきました。
云わずと知れた仮面ライダーが、事情により仮面ライダー2号が登場したことによる変身ブームです。
ウルトラシリーズもアイテムによる変身HEROでしたが、ポーズを決めてアイテムを使わず変身していくのは仮面ライダーが初の等身大HEROとして君臨し始めた時期で、仮面ライダーもウルトラマンと同じくHEROになりたくて意識し、ウルトラマンも仮面ライダーが無視できない状態となっていました。

怪獣や宇宙人から超獣になったのはウルトラマンAの大きな特徴ですが、その超獣も異次元人ヤプールが地球生物と宇宙怪獣を超獣製造機で融合させることで生み出されたもので、従来の怪獣や宇宙人から大きく視点を変えようとしたものでした。
ヤプール編の終わりがウルトラマンAの中盤になるとは思いませんでしたけど、宇宙仮面の登場が実はそれを物語っていたことに気づいたのは、ずっと後のことです。
ウルトラマンAによって次々に超獣が倒され、追い詰められたと感じたヤプールがその最後の使者として派遣したのが宇宙仮面でしたけど、超獣製造機を使わずに人間の手によって超獣を作り上げようとしたのが宇宙仮面でした。
それには人間を騙してその手を使うもので、宇宙仮面の擬人化はそのために必要な特殊能力であり、騙しやすかった対象が子供でした。
人間の子供が超獣自体を作り上げられるわけもなく、作り上げようとした超獣の像を作り上げさせられ、人間の姿になっていた宇宙仮面がそこで正体を現し、擬人化能力や触れるものは燃やしてしまうといった特殊能力の源になっていた万能ブレスレットからその像に命を吹き込み、超獣として完成させていました。
しかもその万能ブレスレットで超獣を操っていたわけですから、宇宙仮面の特殊能力のすべてがこの万能ブレスレットを源としていたといっていいでしょう。
様々な特殊能力や触れるものすべてを燃やしてしまうというのは、異次元人だと言った方がいいかもしれず、しかし、この万能ブレスレットは特殊能力だけではなく、宇宙仮面の命の源だったのかもしれないことは。ここを撃ち抜かれたことで最期を迎えていたことに現れていたのかもしれません。
HEROではありませんが、超獣の主が等身大異次元人であったことやまるで被り物を被ったような姿は、宇宙仮面をデザインした人は仮面ライダーを意識し、そしてネーミングしたという具合に思えました。

ウルトラシリーズにおいて仮面ライダーの存在も無視できなくなった証が表れているようだ、そんな具合に思えましたね。
宇宙仮面





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3
キングカッパー
「河童超獣 キングカッパー」

リアルタイムでこの超獣を見た時、またとんでもない超獣を作り出したなあと思いましたね。
河童がモチーフみたいでしたけど、河童ってもっとシュールなイメージがありました。
キングカッパーの脳天はプールになっており、そこが河童の頭にあったとされる皿代わりだったのでしょうけど、キングカッパーはヤプールの作ったアンドロイドと結託して、このプールの中に子供たちを誘い込み、へそを奪った上にへそを奪ったことで思考能力を奪い、ヤプールの思うがままのいわゆる河童人間を作り出していました。
河童は皿に水をたたえると怪力を発揮したり、いわゆる超能力を発揮したりしたみたいですが、その動きは皿の水をこぼさないような動きが基本だったと思います。
キングカッパーも頭上の皿をプールにカムフラージュしてる間は、動きを止め、水がこぼれませんでしたけど、正体がばれてウルトラマンAとの戦いとなると、そうはいきませんでしたね。
口から煙幕を吐いたり、手からミサイルを発射したりと自分の得意の手法で多胎を進めてるうちはまだよかったけれど、それだけで倒せる相手でもありませんでしたから、ウルトラマンAと組み合い、肉弾戦ともなるとやっぱりプールのような皿からは水が多くこぼれていました。
しかし、キングカッパーにはこぼれてしまった水を更に戻してしまう吸引能力のようなものがありました。
そうであれば、最初から使っていればいいのに、、、と思いましたけど、じゃあ、さらに水があれば相当な能力があったかといえばそうでもなかったように思います。
皿の水が河童人間を作り出す要因であったことは確かですが、それだけで河童の王様のようなキングカッパーのようなネーミングはどうかとも思いましたね。

キングカッパーは頭の皿の下部は強弱のない太くて大きい木に精霊が宿ったような姿をし、その中にが顔面が埋め込まれ、エネルギー源があったと思われますが、それを利した能力は見受けられませんでしたね。
河童の超獣だけに水中戦になると格段に能力が飛躍するというこrともあってよかったとは思いますが、すべてが地上での戦いでした。
こぼしても水を吸引してしまう能力があるならば、水を蒸発させることが考えられ、ウルトラマンAは光の国の超人ですからそうした水を蒸発させる能力は有していて当然なことで、当然のようにその能力を使っていました。
水を奪われたキングカッパーは弱体化し、バーチカルギロチンで真っ二つにされましたけど、そこまで手法を駆使しせず、正面から勝負を決めようとしても十分だったと思いますね。
キングカッパー⑥





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4
カウラ⑤
「牛神超獣カウラ」

何かしらの動植物に宇宙怪獣を融合させたものが超獣と思ってましたが、まさか600万頭もの牛の怨念と癒合させた超獣が出てくるとは思いませんでした。
その名もまさしく牛の如き、カウラ。
牛ってこんなに不細工だとは思いませんけど、牛は乳牛・食肉牛と人間の飲食とは切っても切り離せないもので、牛で生業を立てていた者もいるはずですから、その時も長く、牛を神の化身と崇めて信仰の対象トルるものもいたのでしょうね。
日本では牛を飲食の対象としたのは明治時代以降ですから、時代的には欧米に比べてそこが際のですけど、農耕用の力として人と共存してきた時代は長く、そういう意味では牛の力はなくてはならない貴重なものでしたから、信仰の対象としていてもちっともおかしくありません。
その牛を飲食の対象としたのは罪深いものであり、人はそういうものを飲食するには有難みを抱えながら食さなければいけないでしょう。

そんな牛を神として崇めていた地方の名残にヒッピーが近づき、その地方には牛の怨念が渦巻いていたことからそこをヤプールに利用されていました。
ヤプールによる怨念の遠隔操作でヒッピーが牛神に変えられ、果てはカウラに変えさせられたのは、ヒッピーが鼻ぐりを腕輪にしてしまったことが発端だったような気がします。
牛とて人に食べられたくて肉牛となったわけではないでしょうに、そのために鼻ぐりで人に率いられたところに怨念発生があり、その怨念の象徴のようだったのが鼻ぐりであり、それをからかわれたように捕えられて、ヤプールに利用されてしまったということかもしれません。
600万頭もの牛の怨念がカウラを生んでしまったのですから、胃袋が4つもある牛の胃液はまさしく強力溶解液であり、ヨダレだけではなく、荒い鼻息にもそれが表れて、立派な怨念超獣となっていました。
カウラ⑥
角が突進の武器になっていたところを見ると、肉牛でありながら闘牛をもイメージしていたようにも見えますが、これは宇宙怪獣としての攻撃用武器だったのでしょう。
おまけにその角から発せられていた紫色の破壊光線は意外と強力で、まさしく光線技のウルトラマンA登場の超獣ならではではなかったでしょうか。

元は人であり、そこに絡みついてしまった牛の怨念を切り離せばどうにかなるとは思いましたけど、ヒッピーが腕輪にしてしまった鼻ぐりこそがその象徴だったでしょうね。
超獣カウラは見た目どこか間が抜けたような超獣でしたけど、牛の怨念と思うと意外と面白い超獣でした。
カウラ③



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5
エースキラー⑤
「エースキラー」

極寒の異星・ゴルゴダ星は、ヤプールが敵対したウルトラマンAやウルトラ四兄弟を騙して引き付け、ウルトラ兄弟の活動の源を奪うと同時にヤプールが作り出したエースキラーの能力を十分に生かすための地だったかもしれません。
ウルトラ兄弟の盲点は寒さに弱かったことがありますが、ゴルゴダ星は異次元宇宙に浮かぶ星であり、ウルトラ兄弟はその異次元宇宙への移動ははできるものの、それなりのエネルギーを費やすことにもなり十分な活動ができなかったかもしれません。
しかも極寒であったということは大いにその活動に影響があったはずであり、そこへ行くとヤプール自体は異次元世界に本拠があり、エースキラーは超人とは言っても基本ロボットで、対ウルトラ兄弟用に作られたものでしたから、戦う前から大きな差があったということになるでしょう。
極寒という環境は、超人とは言っても生命体であったウルトラ兄弟に影響はあっても、生命体ではないサイボーグのエースキラーにはそこまでの影響がないどころか、そういう環境での活躍を想定して作られていたわけですから、本領発揮といったところです。
エースキラーは、ゾフィからM87光線、初代ウルトラマンからスペシウム光線、ウルトラセブンからエメリウム光線、そして帰ってきたウルトラマンからウルトラブレスレッドという武器を奪取していました。
エースキラーが奪取したこうした光線武器はその源となったエネルギーを奪ったわけではなく、あくまでエネルギーを光線化した武器ということでその使い手であったウルトラ戦士は光の国の住人であり、極寒の地でこうした光線技を使うのには、威力が十分発揮されていなかったかもしれません。
それでもエースキラーは、ヤプールが作り出したエースロボットをウルトラ4兄弟の目の前で破壊していたのですから、心理面ではヤプールの思うツボだったように思います。
極寒の地でエネルギーを消耗し、精神的にもやれらていたウルトラ4兄弟の様子を見せつけられていたわけですから、ウルトラマンAの動揺も相当なわけだったはずです。
こうした状況でエースキラーが放っていたスペシウム光線、エメリウム光線、ウルトラブレスレッドは従来のそれよりも威力がなかったかもしれませんが、心理面で罠にはまったようなウルトラマンAには、相当な効果があったと思いますね。
エースキラー③
ウルトラマンの世界には以前よく偽物が出てきて、面白がらせてくれました。
にせウルトラマンはザラブ星人が化けたものでしたし、にせウルトラセブンはサロメ星人が作ったロボットでした。
エースキラーもヤプールがウルトラマンAを模してそれ以上の能力を有させようとした超人サイボーグでしたけど、基本はロボットでした。
ただウルトラマンAを倒そうとしたものの、エースキラーを作り出したヤプールの視界にはウルトラ4兄弟もしっかり入っていたことが特徴でした。
武器が右手に持っているナイフと左腕の鉤爪ではありましたけど、距離を置いて戦うにはウルトラ兄弟から奪った光線技であり、オリジナルの技がなかったと言えるのかもしれません。
オリジナルのエネルギーをもって決め手を持たないと、基本的にはロボットですから生身の肉体と知性、それとウルトラ兄弟間の心理的なつながりから来るエネルギーの前には厳しいものがあったと思います。
それでもウルトラマンA を窮地に追い込み、追い込まれていたウルトラ4兄弟の振り絞ったエネルギーを集めたスペースQを使わせていたのは、エースキラーも去ることながらそこまで活躍させていたヤプールの狡猾さには唸るものがありました。
エースキラー②



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4
バラバ
「殺し屋超獣 バラバ」

異次元宇宙に浮かぶゴルゴダ星に罠を仕掛け、ウルトラ兄弟を引き寄せて磔にし、その間ヤプールによって地球を襲わせた超獣がバラバでした。
バラバ登場の話は、ゴルゴダ星に磔になったとはいえウルトラ兄弟とエースキラーが登場していたため、どうしてもそちらに目が奪われがちとなりましたが、この鳥獣バラ場も立派な主演超獣でした。
放射能の雨を降らせることで自らの身体の防御をなし、左手の鎌、右手の鉄球は先端をムチとして伸ばして相手を絡めとり、頭部の遠隔操作可能な剣と、剣からショック光線を放ち、口からは火炎放射能力があるなど、攻撃面においても多種多様で、いかにも超獣でした。

ウルトラ兄弟がは磔にされている光景をウルトラマンA の目の前に映し出して精神的に揺さぶるなど、ヤプールの狡猾な攻撃が大きく影響していたことが大きかったのですが、これだけ超獣といえど攻防多様な超獣も珍しいものでした。
攻撃能力だけ言えばベロクロン以来の能力の多さではなかったでしょうか。
ただ、その攻撃能力の多さの割にはヤプールによって完全に操られ、自らの知能を感じなかったところに自ら打ち出した剣をウルトラマンAに捕えられ、ウルトラマンAを追い込んでいたところを逆襲され危うくなっていました。
ウルトラマンAとの初戦こそ、ヤプールの策略で救われショック光線でウルトラマンAを退けていましたが、いかにアゲハチョウと宇宙怪獣の合成とはいえ、自らの知性を高めておく必要もあったようです。
バラバ②
ゴルゴダ星と地球におけるヤプールの二段作戦は、危うくウルトラ兄弟を犠牲にするところでした。
地球人の中には自分のためには恩人をも犠牲にしてしまうというバカ者が権力を持ってしまうことも多く、そうした逆境に燃えたウルトラマンAがエースキラー、バラバと倒していくスーパーぶりを発揮しますが、バラ場との再戦においてのバラ場の最後が強烈でした。
バラバは発射した剣をウルトラマンAに投げ返されて血を吹き、後頭部を攻撃されて眼球が飛び出し、トドメに鎌を奪われて首を切断されるというとんでもなく強烈な最期を迎えていました。
罪のない子供を犠牲にし、危うくウルトラ兄弟をも倒されそうになったというヤプールの狡猾・残忍さが、ウルトラマンAが決め技を使うことなく、バラバの持つ刃を逆用した展開tなったようです。
バラバ⑥



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