HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:ヤマワラワ

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マハゲノム
「伝説悪鬼 マハゲノム」

古来言い伝えられてきた存在というのは、人の力ではどうすることもできず、そんな魔の力を何らかの方法で封印されて、人は前に進んできました。
古代人たちの魔の力を封印した思いは、尊重しなければいけないところ、人というのは長い時の中で文化が発達していくと自分の都合でそういうことを忘れてしまうか、自分たちの気づいた文化に溺れてしまうことが多いようです。
魔の力には別の魔の力か、或いは祈りの力で対抗し、封じ込めるには純粋な思いを注ぎ込むしかないようで、その純度は時の経過とともに薄れてしまうようです。
大都会でも片田舎でもどこかに言い伝えられる存在というものはあるもので、より文化を発達させる中でそういう言い伝えられる存在とか思い、祈りは無視できないものと思いますが、人はもともとうぬぼれが強いのであえて知らぬふりをしてしまい、それが自分たちの想いと誤解してしまうのでしょうね。
そんな魔の力の象徴が鬼という架空の存在ですが、これはすぐうぬぼれる人を諫めるために神が人に植え付けた思いかもしれません。
封印を解かれた魔の力は、封印された長い時の中で培養されてしまうからうっかり封印を解いたりすると、元来その存在を封印した力や祷りを使ってみても通用しないこともあるようです。
でも、封印する力や思いには魔の力に作用させるためのポイントがるようで、それは古来から変わらないようです。
ウルトラマンコスモスにとうじょうしたマハゲノムという鬼が、ヤマワラワにまたもや封印された成り行きを見てると、それは純粋さということだったのでしょうね。
そんな思いが、脳裏をよぎっていたように思いました。
マハゲノム①





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ヤマワラワ4
「ヤマワラワ」

ヤマワラワは怒ると強大化して怪獣のようになってしまいますけど、妖怪だったんですよね。
妖怪と怪獣って、空想の世界の産物ですが、同じようで違うものです。
妖怪や怪獣の中には、人間よりのものとそうでないものがありますが、より想像の感覚が近いものが妖怪で、空想の世界ながらリアリティの強いものが怪獣のような気がします。

妖怪であったヤマワラワを怪獣のように見てしまうのは、その姿からして仕方のないことですが、でも童心を持った妖怪としては怪獣のように見てしまったは自分蟻に残念でした。
ウルトラマンコスモスは強さとやさしさを兼ね備えたHEROですが、能動的に戦うことをよしとせず、あくまで慈愛の心で相手を懐柔してしまうことからも怪獣の姿をした別物が出てきてしまうこと、当然アリだったと思います。
ヤマワラワは民話に語り継がれ、保護色能力を持って子供や純真な心の持ち主にしか見えないという妖怪でしたけど、これって東北の妖怪座敷童のようです。
子供は子供のままでいられないということをどこかに置き忘れてしまい、子供の頃に一緒に遊んだ子供が大人になって、それをヤマワラワに気づかせるというストーリーは、本当に民話のようでもありました。

でも、怪獣を見たくてウルトラ番組を見ていたわけですから、区別は難しいと言えども妖怪登場の話はもっと別のところでやってほしかったと思いますね。
どこかウルトラマンコスモスが登場せずとも、ヤマワラワは現実に気づいて自らの姿を消すこともできたのでしょうから。
ヤマワラワ①







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