ライダーチョップ(BLACK)
ライダーチョップ(BLACK)①
ライダーチョップ(BLACK)②
ライダーチョップ(BLACK)③
「ライダーチョップ(仮面ライダーBlack)」

従来の仮面ライダーよりも施された仮面ライダーBlackの軟質素材製スーツは、外骨格的なソリッドながらも、柔軟で生物的というビジュアルイメージと、柔軟かつ頑強という特徴が一致させたものでした。
関節融合部分の継ぎ目に見られる筋肉と筋が露出した部分からは、キングストーンにより発する協力エネルギーが全身に迸きれないほどのもので、有り余るエネルギーは体外に逃がすことで、仮面ライダーBlackのエネルギー循環を成り立たせていたように思います。
全身を循環するエネルギーは、仮面ライダーBlackの意思により局所集中が十分に可能であったことから、特に決め技を決めようとするとき、腕や手先、脚部に集約され、迸るエネルギーの対外放出されたものは仮面ライダーBlackの身体にまといながら、空気摩擦と相まって発光していたようです。

それはライダーキックやライダーパンチのみならず、ライダーチョップにも現れていました。
当初は繋ぎ技的でありながらもライダーチョップは使用されていましたけど、徐々に使われなくなり、仮面ライダーBlackの技といえば、ライダーパンチからライダーキックを決め込むパターンとなっていきました。
でもライダーチョップは、厚さ数十センチの鋼鉄をも切断してしまう強力技で、それをより生かそうとして空高くジャンプして空中回転から遠心力を利用して打ち下ろされるライダーチョップは、設定的なものより強力なものとなっており、見た目の迫力も十分でした。

仮面ライダーBlackは仮面ライダー0号を目指していたということですから、肉弾戦もキックやパンチ、ちぃっぷといった基本的な技を織り込みながらということになったと思われますけど、仮面ライダー1号や仮面ライダー2号の時と同様に単純に見える技は、技のバリエーションが増えやすい要素がありながらあまりにも基本的過ぎて使われなくなったかもしれません。
仮面ライダーBlackは、ライダーパンチからライダーキックで決めるパターンが最後まで続いてしまったことからライダーチョップが入り込む余地はなかったかもしれません。
何も攻撃法を一つのパターンにはめ込む必要はなかったし、軟質素材製スーツはよりその行動にも柔軟性を持たせるものだと思わせられましたから、ライダーチョップはもっと多用してほしかったと思いますね。
ライダーチョップ(BLACK)④
ライダーチョップ(BLACK)⑤
ライダーチョップ(BLACK)⑥