HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:仮面ライダーストロンガー

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「ジェネラル・シャドウ」
ジェネラルシャドウ⑧
デルザー軍団に属してる唯一の例外が、ジェネラル・シャドウでした。
ほかのデルザー改造魔人たちは、伝説の妖怪が出自のいわゆる魔道に落ちていった魔人たちでしたが、ジェネラル・シャドウだけはその出自が人間でした。
乞われるように諍い後に赴き、地獄のふちを歩んできたその道のりはまるでジプシーであり、自らの命の縁を辿うように生体改造を繰り返し、魔の国へ堕ちてしまったいわゆる傍流の改造魔人でした。
元が人間という意味では仮面ライダーと同じかもしれず、宿敵というか仮面ライダーストロンガーをライバル視していたのは、そうした出自によるものかもしれません。
今流行かもしれない占いを、トランプでもって行い、トランプを使った技が多く、ことあることに味方と戦況の占いをしていたことは、各地の戦地を渡り歩いて生き延びてきたことに起因していたのかもしれません。
シャドウパワーを込めた剣士でもあるジェネラル・シャドウは、洋風の剣士である側面もありましたが、策士である特徴が如実に出ていてこれも歴戦を潜り抜けてきたことの証かもしれません。
デルザー改造魔人は第1期の魔人たちと第2期の半機械人とに分けることが出来そうでしたが、第2期の半機械人の方がより強力であったらしいですが、第1期の魔人たちの魔の力の方が理屈が付かず、得も言われぬ恐怖感と強力さがあってその方が強力だった感じがします。
改造魔人の傍流であったジェネラル・シャドウはその中間的位置にあって、第1期の改造魔人たちにはデルザー軍団の指揮権を仮面ライダーストロンガーを倒した魔人が得るという提案を提示し、高所からその戦いぶりを見て手を打とうとする策士にのような感じがし、それでも第2期のデルザー改造魔人の中でもマシーン大元帥には力的には叶わないという発言めいたものがありましたから、策士が策通りに事が運ばなかった象徴のような存在だったかもしれません。
しかし、ブラックサタン大首領の雇われ幹部であり、ブラックサタン壊滅からデルザー軍団を発起した謀反・クーデターまではジェネラル・シャドウの思った策の通りことは進んでいたのでしょう。
ジェネラルシャドウ⑫
デザイン的には顔面以外のところは白いスーツのような、身体にピタリとくる感じの様相でしたけど、製作サイドがこれ迄試行錯誤の末たどり着いたのが単純無垢のような感じでうっかりするとここまできて手抜きかと思いました。
顔面だけは歴戦の激しさを物語るように皮膚がない肉がむき出しの様相で、だからカプセルで顔を覆っていたのでしょう。

策士たるジェネラルシャドウの誤算は、まずデルザー改造魔人第1期の前半において四苦八苦しながらもデルザー改造魔人が倒されたことと仮面ライダーストロンガーがまさかの再改造でチャージアップストロンガーになって電気改造人間としては100倍も強力になってしまったことにあるのでしょう。
デルザー改造魔人第2期において追い込まれるように仮面ライダーストロンガーとの戦いを強いられて敗れましたが、出来れば最終回において雌雄を決して欲しかったと思いますね。
ジェネラルシャドウ④


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5
「岩石大首領」
岩石大首領⑦
仮面ライダーが戦った敵組織は、ショッカー・ゲルショッカー・デストロン・GOD・ゲドン・ガランダー帝国・ブラックサタン、そしてデルザー軍団と8つの敵組織がありました。
デルザー軍団は誰がリーダーなのか、実質ジェネラルシャドウやマシーン大元帥がそれだったみたいですけど、伝説の妖怪が体を宿して姿を現したり、半機械人間だったりと作り手は必ずいたわけで、その作り手が首領ということになるでしょうけど、デルザー軍団登場ではその存在の影を完全に潜めていました。
GOD・ゲドン・ガランダー帝国では声色を変えたり、大幹部的存在であった十面鬼、ゼロ大帝が全面に出てきてしまっていたため、本島に欠けの首謀者のような存在がいるのかなと思っていました。
仮面ライダーストロンガーに主役が移り、敵組織がブラックサタンになった時、その首領の声色がデストロン当時と同じになったため、影の暗躍者たる存在はひょっとして同じであり、それは人間なのかと思うようになりましたね。
歴代秘密結社の大幹部を従えるほどの存在で、ショッカー・ゲルショッカーが壊滅した時に実体が出ず、ひたすら通信機のようなもののの確認がなされたところを見ると、有無を言わせない科学力が進んだ未来人か、もしくは宇宙から飛来した生命体と考えていました。
どちらにしても、仮面ライダーの最終回での首領の取り扱いは存在を感じさせながら明かさずといった中途半端な内容で結末を迎えていましたので、デルザー軍団の改造魔人が歴代組織の大幹部と同等以上の能力を持ち、デルザー軍団がそれまでの秘密結社とはレベルが違うとは言え、仮面ライダーシリーズとしての最終回と銘打ったことは大首領の姿を明かさないわけにはいかなくなったということでしょう。
それがまさか岩石大首領とは思いませんでしたね。
仮面ライダーシリーズは敵組織と言えど等身大で、ウルトラシリーズのような巨人を扱うには等身大との対比に必要が出てきてしまいますから、どうしても見劣りしたものです。
それが身長が不明なほどの巨体を有する岩石大首領とは、、、
岩石大首領の体の岩石はなんで出来ているのか分かりませんでしたが、あれだけの巨体となるといくら仮面ライダーが鋼の骨と人工筋肉で出来ている改造人間と言えど等身大でしたから、適うわけがありません。
正面からでは束になって挑もうと無駄ということです。
歩くだけで大地を揺るがし、目からは破壊光線を発し、口からは火炎弾を発することだけでも適わない要素満点だったところに加えて、岩石大首領の身体を構成する岩石が幾重にも重なっていたこともあって体に見た目以上の柔軟性があったことから、腕力脚力発揮のための動きが俊敏であり、足元を抄うような攻撃も無駄のように思えましたね。
岩石大首領⑩
火を吐いたりしていたわけですから、等身大の改造人間が挑むにはその体の内部に入り込む以外になく、そのヒントは仮面ライダーXがGOD大幹部・キングダークとの戦いにあったのかもしれません。
ただそれに比することも出来ない体を有し、火炎弾まで吐いていたわけですから、単純に口から体内に入るにはそれ相応のエネルギーと俊敏性が要求されていたと思われます。

岩石大首領はそれでも意思持った活動体でしたから、体のどこかに核があったことは確かで、そうなると機械生命体ではないのですから、同じ人間でも科学の進んだ未来人ではなかったこととなり、やはり謎の宇宙生命体ということになりますが、それが岩石大首領の体内にどう潜んでいたのかに興味が湧きます。
長年仮面ライダーを見、敵組織の首領が分かりそうで分からなかったじれったさを解消する位の表現力とアピール力がもっとあってもよかったとは思いましたが、折り重なる事情を思うとこういう具合にせざるを得なかったのでしょうね。
岩石大首領②


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5
「マシーン大元帥」
マシーン大元帥③
デルザー改造魔人は皆、何らかの曰くつきの亡霊のよう異物的存在でした。
その中には妖怪だけではなく幽霊も化け物もいたわけで、伝説上の存在だけのものもありました。
しっかり具体的に存在が確認されたわけではない存在の末裔だっただけに、得体のしれぬ恐怖感があったものです。
そうした存在は第1期改造魔人と第2期改造魔人と色分けされて登場してきましたが、第2期となると半機械人のような設定となりながらも、得体のしれない何かの末裔というところは踏み外さなかったところがよかったと思いますね。
その第2期デルザー改造魔人のリーダー的存在が、マシーン大元帥でした。

棺桶に乗って飛行し、最初の仮面ライダーV3との対決ではその棺桶に身を隠して去っていったところや、その体に浮き出ていた血管のようなもの、皮膚が引きはがされて肉がむき出しになったような体つきを見るに、マシーン大元帥はミイラ男の末裔ではないかと感じていました。
来日する寸前までエジプトを主戦場としていたところがその根拠の一つでもありました。
得も言われぬ恐怖感は、ミイラは身体の内部をすべて取り出されて綿などのものを詰め込まれて遺体を保存されるところ、そこに何らかの魂が宿って動くはずのないミイラ体の身体が動くところからのものです。
遺体のミイラ化はエジプトに始まるようですが。そのミイラ体が動くことだけでも信じられないところ、末裔までいたとなるとマシーン大元帥を生み出した者は単なる人間ではなかったのでしょうね。
人の恐怖を存在の糧としている魔物、いや人の存在するエリアには存在しない魔界の主のような存在が作り上げたのかもしれません。
マシーン大元帥⑤
ミイラの体の中は詰め物だけのはずですから、その魔物の主のような存在がこれまで改造人間を使って効果があったと解されるメカを持ち込んでその体を強化したり武器化したりすることもできるはずで、マシーン大元帥がレーザー砲を使うことに驚きはありませんでしたけど、「魔のピラミッドレッドバリアー」となると内蔵したメカだけでは説明がつかず、こうした特殊能力を持たせた魔の世界野能力と思うしかないのかもしれません。

戦術的に優れていたとされるのは、配下の磁石団長やヨロイ騎士が仮面ライダーV3やライダーマンを捕獲したためだろうと思われますが、それぞれ特有の戦闘員を多く有していたことで気を取られて隙が出来たためと思われます。
出来れば、7人の仮面ライダー全員を相手に立ち回り、最後は仮面ライダーストロンガーと対峙知った押されるところが見たかった気もしますが、マシーン大元帥のような存在が出てくるには時代が早すぎたのかもしれません。
マシーン大元帥④


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5
「超電ジェット投げ」
超電ジェット投げ
超電ジェット投げ①
超電ジェット投げ②
超電ジェット投げ③
プロレス技にあるジャイアントスイングは、昔からありましたけど、単純そうに見えて身長があって腕の長い選手の方が威力があったようです。
要は遠心力を使った力技で、これを浴びた選手は三半規管に影響が出て放り投げられた後体のバランスを保てなくなります。
しかも長めの時間にわたり影響が出る技で、単純そうで効果が蛾る技でした。
仮面ライダーストロンンガーがチャージアップしてこのジャイアントスイングをしたのが超電ジェット投げだったと思いますが、チャージアップしてそれまでの力が大幅にアップして使えるようになったと思われます。
仮面ライダーストロンガーはカブテクターが大きめで分厚く、これが仇となって力技は長けていたようですが、接近戦では脇が甘く、身体の回転を使た技を繰り出そうにもその影響でうまく回転させることができないため、無理に回転させようとするとドリル状になり、ドリル回転が唸っているようにも見えました。
これが超電ドリルキックを生み出した一つの理由のようにも思えます。
ですが再改造によって大幅にパワーアップしていたわけですから、無理そうに思えた身体の回転も自分のものにしたようで、破壊力はスゴイものでした。
わきの甘さもこれで克服しており、それを利用した技が超電ジェット投げでした。
力もそうですが、ジャイアントスイングをする際の体の回転力が半端なものじゃなく、これを浴びた改造魔人も大きくバランスを崩されるものだったと思いますね。
力もそうですがこの回転力は想像を超えた遠心力を生み、放り投げられた者は放り投げられたことが分からない位バランス感覚が失われ、この状態で何かに衝突した衝撃は決め技に値するものだったのではないかと思われます。
デルザー改造魔人は怪物の子孫のような存在で、怖れとか死をい厭わない存在だったとはいえ、魂のように存在し、実体化して戦って行動していたわけですから、バランスを保つことが基本であったはずです。
それがこの技を浴びれば、決め技にもっていくためにはこれ以上の技はなかったかもしれません。
超電ジェット投げ④
超電ジェット投げ⑤
超電ジェット投げ⑥
超電ジェット投げ⑦


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4
「ガマギラス」
ガマギラス②
ギャングのボス的なその特徴ある目つきは、漫画チックでもあり、改造人間というリアル感寄りも怪人というイメージが強くありました。
鳴き声ももちろんですが、走り方もカエルそのもので名前からすると漫画チックな等身大怪獣のイメージが強かったですね。
ガマギラスという〇〇ギラスというネーミングは、怪獣でとくさつが始まった昭和30年代後半のイメージが強すぎたのか、改造人間と怪人にはあまりなかったものですね。
ガマギラスはその姿からは怪獣のイメージはわかなかったですが、仮面ライダーシリーズには時として怪獣のようなネーミングが採用されたりしますね。
仮面ライダー初期に登場したトカゲロンなどは、その名はもちろんその姿まで怪獣として表現しても可笑しくないものでしたけど、これって巨大HEROに押されて仮面ライダーも巨大化が検討された名残だそうです。
ガマギラスの頃はもちろんそうしたことはなかったでしょうけど、その代わりギャングのような井出達になったというところなんでしょうか。

ガマの油の使い手であり怪人はそれまでも何体か出ていました。
ガマギラーに始まり、ガマゴエモンに至るまでガマの油をうまく使って前面に押しだせばよかったところ徹底できずにいたところで敗れていたという感じですが、ガマギラスも同様だったかもしれません。
というかガマの油の使い過ぎで使用頻度のワキマエがなかったというべきなのか、エネルギー切れのような状態を起こしたのは自らの性能を十分把握していなかったためかもしれません。
ガマの油でヌルヌル感が出てパンチやキックという衝撃技が通用しなければ、燃やすか蒸発させればいいのですが、この時登場していた仮面ライダーストロンガーの電ショック(エレクトロファイヤー)がその役目を果たしていたとみるべきで、その効果があったためにスカイライダーのスカイアトミックドロップが決まったということになるのでしょうね。
ガマギラス⑤





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4
「ヨロイ騎士」
ヨロイ騎士⑨
デルザー軍団の改造魔人と言えば、世界のあちこちで恐れられる超自然現象とか怨念とか人に恐れられた象徴をモチーフとし、どの組織にも属さない我が立った存在だったように思います。
だから我が我がとでようとする傾向が強く、中には状況を見て策略を張り巡らせ影となり日向となって暗躍する者がいてもそれは我が強い中での個性のようなものであり、時には仲間割れまで起こすほどの強烈さがあった、それだからこそのデルザー改造魔人だったからこそ存在感が強かったように思います。
そのデルザー改造魔人たちも結局のところジェネラルシャドウが肝を握っていたようですが、徐々に仮面ライダーストロンガーに倒されていき、いわゆるデルザー改造魔人第2期に入りながらジェネラルシャドウが肝的存在から外れていきます。
それと共にあれだけ個が強かったデルザー改造魔人も、作戦を立案し、それを忠実に実行しようとして共同戦線を張るようになりました。
磁石団長とヨロイ騎士ですね。
マシーン大元帥の存在感が彼らの一段上をいっていたのか、この2体はそれまでのデルザー改造魔人とは違って共同戦線を張り、我は強かったもののいわば協力していました。
磁石団長やヨロイ騎士は改造魔人であっただけではなく半機械人であったということですから、それまでのデルザー改造魔人たちが倒されていったことによる分析がなされていたということかもしれません、
分析していたのはマシーン大元帥なのでしょけど、まるでその配下に入ってしまったような磁石団長とヨロイ騎士はそれまでの改造魔人ほどの存在感を感じませんでした。
それでもヨロイ騎士は長剣と短剣の二刀流で戦うという騎士然としたスタイルは維持され、その眼光が実に不気味だった印象がありました。
バイキング一族の末裔という設定もあったようですが、半機械人ともなるとその設定には無理があり、それよりも騎士然としたスタイルが維持されていたところから馬にまたがって剣技をふるうような姿に期待していたので、ライダーマンを仮面ライダーV3と共に捕獲し、ライダーマンマシンにまたがっていた姿を見た時は思わずそれを期待してしまいました。
ヨロイ騎士⑥
長剣と短剣を交叉させた高速熱線がヨロイ騎士に必殺技ということでしたけど、それよりもヨロイに身を包み、被りものを被ってよくあそこ迄動けるものだと感じてました。
騎士でしたから馬をバイクに置き換えて、仮面ライダーと相まみえる姿を見たかったというのは、高速熱戦以外にこれといった特徴を感じなかったヨロイ騎士を生かすには、馬上の剣士のように表現していけば長剣と短剣の二刀流というところがもっと生きたのではないかと思ったからです。
仮面ライダーシリーズ第1期の最後の方に出てきてしまったという時間的な制約が大きかった事情で、うまく表現できなかった改造魔人だったのかも知れませんね。
ヨロイ騎士⑧





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5
「超電三段キック」
超電三段キック
超電三段キック①
超電三段キック②
仮面ライダーストロンガーには趙強力発電装置が内蔵されていて常に5万ボルトもの電流が体内に流れ、と初期の決め技であったストロンガー電キックを打ち込む際は、10万ボルトもの電流が敵に流れたそうですね。
デルザー軍団の登場と共に、その電流ですら通用しなくなったのですが、ブラックサタンに利用されていた科学者に運よく出会って再改造されたことで超電視ダイナモが装着されて、それまでの電流・電圧の実に100倍もの電流・電圧が発生され、その超電視を利用した技で仮面ライダーストロンガーはデルザー軍団に立ち向かうこととなりました。
電気エネルギーが10万ボルトでも凄いところ、その100倍ですからね。
それでもその超電子を使った技でも、もう一工夫しないとデルザー軍団には勝てなかったことを思うと、デルザー軍団はとんでもないそれこそ魔人だったわけです。
超電ドリルキックは超電子エネルギーを足先に集め、身体をドリル状に回転させることで超電子エネルギーをスパークさせることとキックそのものの破壊力をあげていました。
これに対し、超電三段キックは超強力にしたライダーキックを三回打ち込むストレートキックで単純そうに思えますが、キックした後反転するか、若しくはキック直後敵の頭上で体を回転させて更に超電子エネルギーをスパークさせることで回転・反転力でキックの破壊力を更に上げて10万ボルトもの電気エネルギーを超電子ダイナモで瞬間的に100倍にしてキックを打ち込むということを2度行うわけですから、想像を超えた強力さがあったわけです。
超電子ドリルキックがドリル状の捻りなら、超電三段キックは回転によって超電子パワーをスパークさせるとともに破壊力をあげた決め技だったということになります。

三段キックは仮面ライダーV3が初めて決めた技ですが、仮面ライダー1号が決めた反転キックの伝承者が仮面ライダーV3であり、身体能力の高さが増した印象が強かったものです。

仮面ライダーV3の26の秘密の一つにV3反転キックがあって、この技は後に披露されましたが、仮面ライダーV3が初めて放った決め技がV3回転ダブルキックでした。
見た目と違ってV3キックを決めた直後、敵の頭上で体を回転させ、再度エネルギーを足先に集めてV3キックを決めていたという離れ業は仮面ライダーV3の身体能力の高さを証明したものですが、それがあったからこそV3三段キックは放たれたことを思うと、仮面ライダーストロンガーはパワーの戦士とされることが多いものの、カブテクターという分厚い装甲を身に纏いながら瞬時に超電三段キックを決めていたところを見ると、相当バランス能力に長けていた上に身体能力も高かったと言えるのはないでしょうか。
超電三段キックは、三段跳びの要領で決めるのではなく、超電子エネルギーを三度スパークさせるためにキックを放った後、空中回転によって遠心力まで味方にしたキックの方が遥かに破壊力があって本来の姿だったではないでしょうか。
超電三段キック③
超電三段キック④
超電三段キック⑤
超電三段キック⑥
超電三段キック⑦
超電三段キック⑧





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5
ヘビ女②
「ヘビ女」

デルザー軍団の改造魔人は、伝説の魔物の血や遺伝子を継ぐ魔人であることから爵位や役職のような名称がつきものでしたが、ヘビ女だけはありませんでした。
ジェネラルシャドウの腹心ということでしたけど、そもそもジェネラルシャドウそのものが魔物の血や遺伝子を引くものではないいわゆる魔物ということではなかったことからして、ヘビ女も同じ範疇に入っていたのかもしれません。
魔の世界の魔物に近い存在でありながら魔物ではないとなると、現実の世界でも魔物に近いとなると爬虫類がそれに近いのかもしれません。
魔の世界の周辺に蠢くもの、それは魔物でなくても魔の世界の影響を多分に受けてしまう存在で、それはジェネラルシャドウは実は人間であり、或いは人間のなりそこないのようなもので魔物と同じくらい恐れられた存在の出だったかもしれません。
そうした存在の足元で蠢くものにヘビが最も似合っていたと思われます。
だからヘビ女はジェネラルシャドウの腹心であることに存在意義があったということかもしれません。
ヘビ女①
魔物とそれに近い存在に男も女もないと思いますが、ヘビ女の策士たる策略は魔物になろうとした、或いは魔物に憧れて身についてしまったヘビとしての能力が女としての不屈さが伴って、その策略だけで仮面ライダーストロンガーを翻弄してしまっていたように思います。
その卑屈さが用心深さにもなって、すべての能力が毒素に結びついていたのはヘビたる所以であり、ドクターケイトにもつながるものがあったのかもしれません。
その能力が仮面ライダーストロンガーの源である電気エネルギーを抜き取ることとも関係し、仮面ライダーストロンガーにカブトローという愛車がなかったり、仮面ライダーV3の介入がなければ危うかったというデルザー軍団に属していた存在意義にもつながっていたようにも思います。

一部に戦闘能力が高くないとする向きがありますが、デルザー改造魔人までくると戦い方には戦闘能力という肉体特殊能力だけではなく、策略やそれを裏打ちする性格さえも戦闘能力にまでなってしまうと思いますし、それがヘビ女だったのだろうと思いますね。
ヘビ女⑨





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3
隊長ブランク⑩
「隊長ブランク」

デルザー軍団の改造魔人はジェネラルシャドウによって魔の国から呼び寄せられた世界各地の伝説上の化け物の子孫が出自であり、各改造魔人は魔人と言われるような謎の魔力を有してとても人は改造されたような改造人間とはレベルが違うような印象がありました。
人がとても及ばないところに能力を有していたのは改造人間もそうでしたけど、数段上というか怪奇な世界に存在していたのかという魔の力、能力を有し、それが魔の国から呼び寄せられた所以の様だったと思います。
デルザー改造魔人はそれだからこその各魔人との絡み合いを演じながら、主となる展開の中で存在感を出しており、それに対抗する仮面ライダーストロンガーもいわゆる改造電気人間というだけでは対抗できずにいたところ、チャージアップストロンガーという人間の科学の限界に近い存在にレベルアップを招く存在まで演じなければいけませんでした。
デルザー改造魔人は魔の力を有した強力妖怪、或いは化け物に誰かが何らかの力と能力で手を入れた存在であったという印象が強くありました。
いわゆる怪力の持ち主であったデルザー改造魔人には鋼鉄参謀や岩石男爵がいましたけど、これらも魔の能力を併せ持ってその怪力を誇ることが特徴であったところ、怪力という力自体は鋼鉄参謀や岩石男爵と肩を並べる以上のものをもちながら、魔の力を感じなかったのが隊長ブランクでした。
片言の言葉しか発しない隊長ブランクは、知能的に劣っていたのかもしれません。
それが不気味さと執念深さを感じさせたわけですが、狙撃隊の体調を演じたようにライフルを持ち、その腕はかなりのものだったように思われますが、このライフルは短剣、ナイフを発するという奇妙なもので、チャージアップ後の仮面ライダーストロンガーにはその発したナイフを捕えられていたところを見ると弾丸よりもスピードはなかったのかもしれません。
聞くところによると、イオンエネルギーを活動源とした謎の存在だったらしいですが、それを感じさせるところが怪力だけだったところに、アピール力の弱さがありました。
隊長ブランク⑥
妖怪・化け物の3大妖怪・怪物は、狼男・ドラキュラ伯爵・そしてフランケンシュタインの怪物でした。
皆存在感が強くて、怖さを多分に感じるところは人知の及ばない能力にあったことは言うまでもありません。
しかし、フランケンシュタインの怪物のみが妖怪でも魔物でもなく、また人間でもなかった人造人間でした。
人造人間とは主が存在し、操られる側面があったことで、自らの意思で行動することがなく、その力が暴走したのがフランケンシュタインの怪物でしたけど、知の部分がなかったというのはいわゆるサイボーグであり、開発者の意図がなければ子孫など出るはずもない存在でした。
そんなフランケンシュタインの化け物を溶解と捉え、強すぎた存在感のこだわって登場させたのが隊長ブランクだったような気がします。
この隊長ブランクの主はデルザー軍団大首領だったのでしょうけど、結局このデルザー軍団大首領をうまく表現できずに仮面ライダーシリーズ第1期は終わってしまったのですから、主を演じることが出来なかった一つの顛末がこの隊長ブランクにあったのかもしれません。
超電急降下パンチを打ち込まれて地面にめり込み、そこを引き抜かれて投げ飛ばされることで最期を迎えますが、なんとも謎の怪力には人智の粋を集めたような怪力で対抗された印象が残りました。
隊長ブランク





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5
狼長官⑨
「狼長官」

デルザー軍団は、伝説上の妖怪や怪物を素体とし、魔の国から呼び寄せられた改造魔人の集まりですが、狼長官は狼男を祖先としたところは他の魔人と違って立派な化け物でありながら実際に存在していそうなイメージがありました。
まるで貴族のように狼男の一族であることを誇りに思い、自分以外の生き物を下等な存在として見下していたようですが、満月の夜に遠吠えと共に狼男がその正体を現すところから来ていたのかもしれません。
この狼男の血を如何に改造に利用したかは分かりませんが、それこそ人知れない魔の国は神のみぞ知る存在で、改造というより神に近い存在であった恐怖という名の悪魔がその力を生かして登場させていたのが狼長官だったかもしれませんね。
そうした領分から出てきたことに自覚があって、気位の高い狼長官の性格は狼男を祖先に持つことよりも悪魔にその血を利用され力を得たことに起因していたのかもしれません。
デルザー軍団のリーダー指揮権がジェネラル・シャドウに行きそうになっていた情勢で岩石男爵や隊長ブランクを利用して謀反を起こそうとしていたところから策略家とされることが多いようですが、すべては気位が高く虚栄心の塊のようなその性格が自分以外の存在を下等とし見下していたことに起因していました。
ジェネラルシャドウにはそこを見透かされ、仮面ライダーストロンガーと戦わざるを得なくなった状況に追い込まれていましたね。
狼長官⑥
狼長官には常に携行していた指揮棒がありました。
歯型爆弾と共に狼長官の武器でもありましたが、満月の夜に正体を現す狼男の血を受け継ぐ存在だけに狼長官も満月の夜にそのパワーは最大値となり、狼長官の体内を流れるプラズマパワーを武器に転換できる能力を得ることとなります。
これがプラズマ光線で、満月の夜には耐えることないプラズマエネルギーを光線化したその光線を発することは、超電子の力を得た仮面ライダーストロンガーの超電スクリューキックや超電三段キックですら無効化してしまうほどの防御力をも誇ることとなっていました。

通常体ではで他の改造魔人のように電気力を跳ね返すこともなく、それが満月の夜に本領発揮となると超電子力ですら跳ね返してしまうとは、満月の光を浴びたその威力はまさしく神秘的であり、ここかが狼長官の最大の特徴だったと思いますね。
狼長官⑧





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