HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:仮面ライダースーパー1

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「ゴールダー」
ゴールダー
昭和で仮面ライダーが放映されていた頃は、夏の暑い盛りには扇風機だけが体や家を冷やすメカでした。
クーラーやエアコンは、もっと後の登場で時代を感じますね。
まだその頃は、今ほど耐えられない暑さじゃなかっただろうし、自分は山間部の盆地にある都市に住んでいたので、今のエアコンでいうところの室外機はなく、大気も汚れていなかったこともあって、直射日光を避ければ何とかなったのでした。
その扇風機が仮面ライダーの敵組織における改造人間のモチーフになるとは、夢にも思いませんでしたね。
仮面ライダースーパー1の頃になると、もういい歳になっており、仮面ライダーはTVd笑み無くなっていたのですが、後に順を追って仮面ライダーを見ていくと仮面ライダーV3の中盤以降ネタ切れの傾向はりましたね。
無理に仮面ライダーを続けようとして同じところをグルグル回り、その中でモチーフよりもその設定で工夫を凝らそうとしていましたが、世間の流行は他に移ってしまい、それも徒労になりそうでした。
思うに特撮HEROは子供心をつかまないといけないということは自分も思いましたけど、子供心といったって当時の小4生以上の子の心をつかまなければいけないところ、小学生以下の子の目を気にするとういう逆の目が仮面ライダーから離れていった要因にもなっていたと思われます。
仮面ライダースーパー1はドグマ編とジンドグマ編に分けられますが、これでTV局自体が変わってしまい、放映時間帯も大きく変わってしまったことによる腸捻転のような事態が起こってしまい、製作愛度の目が逆なのに、それを押してしまうという大人の事情が後押ししてしまったことで、作られるものも陳腐化していったと思っています。
ジンドグマ編に登場したゴールダーという扇風機モチーフとした改造人間は、冷気ガスというよりは窒素ガスを噴霧し、その勢いを増そうと扇風機を身に着けさせたわけですが、あまりにも身近な家庭電器商品過ぎましたね。
仮面ライダーは教育番組であるというのは、仮面ライダーV3を演じた俳優が言った言葉ですが、勧善懲悪という区別において何が悪で何が悪いのかということを理解させる上で敵f型改造人間の創作に工夫が凝らされ、そして何がモチーフであるかという大切さがあったと思います。
ショッカー改造人間の中には、それでその植物を知ったということもあり、それが小学高学年の子たちの勉強にもなったということもありました。
今は情報が振れ帰り、知る知られる情報は豊かになりましたが、何を選ぶという取捨選択の能力に欠け、勧善懲悪の区別がつきにくい時代となって、教育番組としての仮面ライダーは作られないでしょうね。
ゴールダー①


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3
「ドクロボール」
ドクロボール②
ドクロボールはどの幹部の配下に属していたのは分かりませんでしたけど、これまでの悪の秘密結社でいうところの首領は悪魔元帥だったようですが、その直属の改造人間だったのですかね。
幹部とは異なり、組織の戦闘員よりも強力なはずの直属の改造人間。
首領直属の者は強力である上に小回りが利くものでないといけませんから、通常の戦闘員よりも強力な者であって、でも改造人間であるというのは、幹部クラスではその配下の改造人間を思うと小回りが利かず、というところからきているのかもしれません。
ドクロボールはバスケットボールの寄せ集めのような改造人間でしたけど、自らが大きなバスケットボールになってみたり多数のバスケットボールに分散してみたりと改造人間としてはり得ない伸縮自在さを見せていました。
体についていたボールが一つ一つ強力な爆弾になっていたようですけど、ドクロボールの頭部がゴールネットに包まれ、ドクロネットとして敵を絡め取る武器として使われていましたが、思い切り接近戦用の改造人間であり、距離を置いてしまっては危険度が高いだけの改造人間だったようです。
デザイン的には低年齢層に受けそうですけど、まともに仮面ライダーという特撮番組を見てる者にとっては笑いしか出ませんでした。

体についていたバスケットボールが皆爆弾というより、多くのボールのうち一つが爆弾であって他のボールに防御力を持たせれば仮面ライダースーパー1の打撃技も決め技となるキックも跳ね返してみたり、逆手に取って仕留められたかもしれず、でも制作サイドはそこまでのユニークさと改造人間らしさは徹底できなかったようです。
ドクロボール


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3
「キーマンジョー」
キーマンジョー
錠前は昭和の時代のもので、今時こんなものを使う人はいないでしょう。
錠前という名さえ知らない人がほとんどで、錠前を知る人はある程度年を重ねた年配者なんでしょうね。
それでもこの錠前は身近なものだったと思えず、これを改造人間のネタに持ってきてしまうのは安直であり、早計過ぎたと言えるでしょう。
仮面ライダースーパー1に登場したキーマンジョーがそれですね。
錠前をそのまま怪人体にしたのではなく、錠前を上半身の胴体とし、左腕の鍵を胴体の錠前の鍵穴に埋め込むことでキーロックパワーを発動することが主でしたけど、仮面ライダースーパー1に限らず、歴代の仮面ライダーは改造人間たる超力を有していたので、仮面ライダーに変身する前の人間体に仕掛けるしか使用の効果を上げることはできなかったでしょう。
仮にその人間体にキーrockパワーを発動できたとしても、決め技がきちんと備わっていなければ無意味でした。
キーマンジョーの左腕はブーメランになったり、鍵爆弾になったりしたようですけど、変身前の人間体とは言え仮面ライダーであることが本来の姿と能力でしたから、なめてはいけませんね。
特に仮面ライダースーパー1は拳法家でもあり精神鍛錬は並外れたものありましたから、キーにロックされたとしてもその鍛錬された精神力で変身藻できたはずです。
この錠前はエレキハンドのエレキ光線で破壊されていましたけど、そのパワーでも粉砕可能だったでしょう。

ジンドグマははドグマとはドグマとは異なる組織でしたけど、こうした単純なものを素体としたものよりもジンドグマになってもドグマ時代のドグマ拳法の使い手であって欲しかったですね。
キーマンジョー③


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3
「シャボヌルン」
シャボヌルン②
石鹸は時代が進んだ今でも使ってますけど、その生成を考える時、毒を盛り込んで生成することは無理です。
そんな石鹸をモチーフとし、身体その者が石鹸であり。自らの身体を溶かして液体として噴射する能力と武器を持つのがシャボヌルンでした。
大体、ジンドグマ独特の生成と要素で出来た石鹸とはいえそのどこに人間を盛り込ませるのか、あるいは人間の体のどこにその石鹸を盛り込むのか不思議なことです。
個人的には改造人間と怪人は別物と考えたいので、石鹸に命を持たせること自体大きな無理がありました。
有り得ない物体を改造人間、或いは怪人としてしまうのだから特撮なんでしょうかね。
この手の改造人間はキックやパンチといった物理的攻撃を受け流して効果がりませんが、シャボヌルンと対峙した仮面ライダースーパー1にはファイブハンドがあり、冷熱ハンドがあったのですから冷凍ガスで固めてから、キックで倒すよりも、火炎放射で溶かしてしまえば、頭部どころ身体全体が石鹸なのですからすべて溶けて復活されることもなかったと思いますが、、、
キックで倒すことが第一義であった仮面ライダーは多かったですけど、仮面ライダースーパー1の持っていた武器であったファイブハンドは牽制技を繰り出すものじゃなく、決め技にもなり得たはずですからそれを見てみたかった気もしました。
シャボヌルン


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3
「フランケライター」
フランケライター
仮面ライダースーパー1放映の頃は、まだライターも身の回り品の一つだったのですね。
ケーキに立てる蝋燭に火を灯すことにも役立つライターは、要するに燃料に発火させるためにいわゆる発火石を利用するわけですが、最も多く利用されるのはタバコに火をつける時で、発火作用があるだけで遠ざけられ、更にたばこに火をつけるという強いイメージから更に遠ざけられています。
今時の人でライターの石を知ってる人は、ほとんどいないでしょう。
以前は身近にあったものが、今ではほとんど目にしないということは社会風潮もあるでしょうが、行き過ぎの感があります。
この発火石は、古くは火打石のことで縁起物と考えられていた時代もあったわけですし、こうした発火作用に気が付いたことが基で進化が始まったということを思えば大事にしなければいけないことだとも思えます。
仮面ライダースーパー1に登場したフランケライターはライターの石を利用した発火怪人のようなもので、右腕や頭部から火を放っていました。
ライターの火のようなものですがやはりそこは火なので、当然のように火を向けられた仮面ライダースーパー1は生き物の摂理として当然にたじろぐわけで、そこに付け入るまでの細かさがフランケライターにはなかったということになるかもしれません。
石の摩耗によって発火できずに敗れ去りますが、火焔怪人の場合、そのエネルギー源の問題で火が封じ込められたことはあっても、発火石に目が行くことはほとんどなく、そういう意味では原始的な改造人間だったと言えるでしょう。
フランケライター④





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コゴエンベエ④
「コゴエンベエ」

昭和の仮面ライダーのコンセプトの一つに改造人間というものがあり、敵型改造人間であれば脳改造を施されているために秘密結社の命に従っての言動がすべてであったためもあって怪人と呼ばれていました。
自らの思いも何もかも秘密結社からの命がすべてであり、それは怪奇なものでしたけど、それでも生体改造手術を施されいるとは言っても、人がベースである生き物でした。
生き物でしたから体の中には血が流れ、血を生み出す心臓があったはずです。
秘密結社がいくらメカを埋め込み、怪人を作り出そうとここは外せなかったはずです。
怪人の動力源は心臓のほかにエネルギー源を生み出す源が別にあってもおかしくないと思いますが、そのエネルギー源に伴う能力に沿った様々なエネルギー源があったとしたら余計に面白かったかもしれません。
仮面ライダースーパー1のジンドグマ編はそこを度返しして無視してしまい、それでいて新たなエネルギーを考えさせらるわけでもなく、日常生活の中でよくみられるものをモチーフとし過ぎて、陳腐化していました。
コゴエンベエはなんと冷蔵庫がモチーフで、肩や手先から冷凍ガスを出す他に胴体が冷蔵庫そのものでした。
ここに鼓動を感じなかったのは、そこに心臓を感じず、なんとコゴエンベエの胴体である冷蔵庫をあけるとそこはまるで四次元トンネルで、ジンドグマのまやかしの理想郷に通じていました。
コゴエンベエは手足が生物のそれみたいでしたので生物っぽかったのですが、胴体の冷蔵庫は完全にメカだったのでロボットのようにも見えました。

ここまでくると改造人間も何もないですね。
仮面ライダースーパー1はジンドグマ編になるときに放送局の腸捻転が起こったこともあって、それを視聴者がしらなかったばかりに仮面ライダースーパー1は終わってしまったと誤解されたこともありましたが、改造人間のモチーフをどこに持っていくかという視点よりも改造人間の設定と意味を極端に言えば無死し、考えもしなっかったことで番組そのものが陳腐化してしまったような気がします。
コゴエンベエ③






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3
コマサンダー①
「コマサンダー」

ここまでいくともはや改造人間とは異なる等身大ロボットですね。
仮面ライダーの面白みは体内にメカを持ち込もうと、人間のような井出達の怪人が相手だったというところにもあったわけですから、外見がまるでロボットとなってしまうと面白みが削がれてしまうところもあり、リアリティがなくなってしまいますね。
コマサンダーの主武器であったコマハンマーなどは、今にして思えば仮面ライダーV3の頃の敵組織であったデストロンの初期改造人間であった機械合成改造人間であったハンマークラゲを思い出しますが、デストロンの頃の機械合成改造人間が面白かったのは、改造人間に特徴として持ち込まれた金属製武器は一つであったことで、ここを重ねてしまうとロボット如きになってしまいます。
そうなるとそのロボットにどうやって生き物の命を吹き込むのかという疑問が経ってしまい、仮面ライダーという番組を見てる気分じゃなくなってしまいます。
確かにコマサンダーの装甲は分厚くて、仮面ライダースーパー1の冷熱ハンドが通用せず、コマサンダーのスキをどうやって見つけて決め技をどう決めるのかという見方もありました。
あまりのもユニーク過ぎてこれではまるでロボットであり、仮面ライダーが戦うには次元が違う感じがが強く残りました。
コマサンダー④





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赤心少林拳諸手打
赤心少林拳諸手打①
「赤心少林拳諸手打」

仮面ライダーは、ライダーマンを除き生体改造を施された改造人間です。
仮面ライダーアマゾンは超古代インカ文明における医療手術による改造人間ですが、それを除くと人間の肉体における骨格を金属の骨に置き換えられ、筋肉を人工金属による金属繊維で出来た人工筋肉で出来ているところに人間としての思いが残された改造人間でした。
脳改造が施されなかったために、人間としての自我意識が残ったまま、改造された肉体から繰り出される超パワーはいわば超人としてのパワーであったために、それこそ信じられない超パワーの破壊力は人として信じられない結果であり、仮面ライダー2号が言った人間でありながら人間でないという言葉が最も端的に言い表した現実だったと思います。
そんな肉体のチョップは、初めて繰り出した仮面ライダー旧1号のライダーチョップとして決め技の一つのようでしたが、この技はチョップというより手刀と言った方が正しいような気がします。
ここに拳法を持ち込み、しかも人としての盲点に打ち込んで決め技としたのが、仮面ライダースーパー1の赤心少林拳諸手打だったように思います。

この手刀は、人の格闘技でいうところの空手技ですが、掌の側面を手を湾曲させて打ち込むことでより破壊力をあげています。
これは空手技の段階で有段者は取り入れていましたが。仮面ライダースーパー1も人工筋肉で出来た改造人間ですから筋肉で出来た手刀でなく、人工筋肉という金属繊維での手刀となるとそれだけで信じられない破壊力が出るものと思われます。
そこに拳法、しかも赤心少林拳という独特の拳法を持ち込み、まるで梅の花を包み込むような心情と手刀の在り方で相手の首の両側にある頸動脈に打ち込む両手での手刀が赤心少林拳諸手打でした。
打ち込まれた相手は頸動脈を切断されるようなショック状態となり、心臓から脳に送り込まれる血液と酸素がいきなり止められるものですから、半死半生の状態で、自我意識もいきなり失われる効果があると思われます。
赤心少林拳諸手打②
赤心少林拳諸手打③
赤心少林拳諸手打④






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3
ハサミンブラッド④
「ハサミンブラッド」

その名からして血を見ることがとにかく好きなハサミという刃物の使い手である改造人間かと思っていました。
ハサミの使い手であるというところはその通りでしたし、全身これハサミであり、ハサミを武器とするところはイメージ通りでしたけど、あらゆるハサミを操って武器化するというところは思ってもみませんでした。
あらゆるハサミが操られ、大量のハサミが襲ってくるとなると恐ろしいものだと思いますけど、ここまで行くと仮面ライダーという特撮には合わなかったように思います。
ハサミを武器化した改造人間というと、仮面ライダーV3が初めて戦ったハサミジャガー以来だと思いますが、ハサミジャガーの場合は、ハサミを前面にだしながら、そのハサミとジャガー、そして人間を融合させていたところに仮面ライダーに登場する改造人間としての面白みがあったと思います。
ハサミンブラッドの場合は、動植物融合がなく、いきなりハサミに人間の要素を持ち合わせた化け物であり、動植物の特徴も何もないハサミが強調され過ぎたものであって、なにもこういう化け物を仮面ライダーに登場させる意味合いとか面白みはありませんでした。
言うまでもなく、仮面ライダーはもちろん、敵の秘密結社の改造人間も生体改造を経ていたという面白み、創造の部分が面白みなのであって、刃物やメカという武器を前面に出せばよいというものではありません。
こういうコミカル路線よりも本格的に仮面ライダーを描こうとしていたのなら、ハサミンブラッドも面白いモチーフだったのでしょうけど、これではふざけすぎの域を出ていませんでした。
ハサミンブラッド





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イスギロチン②
「イスギロチン」

その名から椅子に化け、ギロチンのように敵を切断してしまう改造人間かと思いました。
見た目が猿で、何故かロープ状の鞭を持ち、それは電気を帯びて電気鞭になり、時に光線まで発してしまう武器を携えながら、時には敵を拘束して倒すこともあるそうです。
ドグマ改造人間のエレキバスにも通じたようなこのイスギロチンは、エレキモンキーとするわけにいかず、椅子を武器とし、自らの身体も椅子のように変形してしまうことからそんな名前になったのでしょう。
完全に名前負けで、ギロチンという恐ろしい切断機の雰囲気すらありませんでした。
エレキ鞭を武器とすると言うことは、仮面ライダースーパー1のエレキハンドのエレキ光線と相見えることと、そこが起点で状況は劣勢に追い込まれることが見え見えで、やはり改造人間等いうコンセプトの前に動植物ではなく、道具を持ってきてしまったことが失敗でした。
道具・日常品には気が通っておらず、その時点でこういう取り組みは仮面ライダーという名のHERO像を落し込ませることにもなりますし、物語の筋道も低年齢層を意識し過ぎて、陳腐なものでした。
イスギロチン①





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