HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:仮面ライダー2号

5
エジプタス①
「エジプタス」

改造人間というのは、人間に動植物の特性を植え込むことで強力化したものだと思いますが、その改造素体は人間にあったということです。
紀元前何世紀となるとミイラや即身仏などがいましたけど、信仰上の理由や命に対する畏敬の念の現れのようでもありましたが、ミイラになった者、即死物になった者は人間に違いありません。
何千年もの長きにわたってミイラ化していたわけですから、それを蘇生するわけでもなく、命を吹き込む新たな手段を取らないと動き出せませんね。
仮面ライダーに登場したショッカー改造人間エジプタスは、スフィンクスのような姿をして蘇っていましたが、改造人間というより命を凍結したミイラを現代の生体科学力で蘇らせ、その際にスフィンクスの要因を取りれたのかもしれませんが、改造素体であったミイラ・人間を蘇生させる中に技術はあっても明確に何かを取り込んだわけで張りませんでしたから、いわばミイラ人間のようでもありました。
悪の秘密結社がミイラを怪人化することは幾度かありましたけど、その始まりがこのエジプタスだったように思います。
古代ミイラが現代ンにおいて蘇ったわけですから、その頭の中に浮かぶ光景と想いは当時のままで、どうやってショッカーが配下の改造人間の一員として呼び込んだのかは分りません。
ミイラを怪人化するなら、遺跡で発掘されたミイラをそのまま利用すればいいと思うのですが、すっかりスフィンクス化させた外見と能力は、ショッカーが抱えた生体改造技術とそれでもまだ開発途上であったことの証拠かもしれません。
エジプタス
現代において蘇ったとしても、聞く言葉は理解できながらも話すことががままならず、そんな中で発した言葉が印象的でした。
「アバラボロボロ、イバラボロボロ、エバラボロボロ」
どんな意味があったのか、それは今でも分かりませんが、エジプタスが感情をこめればそれは単なる叫びでもありませんでした。
なんでもこのエジプタスを演じた俳優さんのアドリブだったらしいですが、ミイラとくればエジプト、エジプトと来ればスフィンクスというイメージを駆け巡らせているうちに出てしまったことなんでしょう。
この「アバラボロボロ、イバラボロボロ、エバラボロボロ」で、エジプタスは印象的な存在となり、ユニークさが増していましたね。
エジプタス⑥





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4
アリキメデス①
「アリキメデス」

「蟻」+「アルキメデス」が名前の由来で、アリキメデスという名になったこの改造人間。
モチーフは蟻でも、女王蟻という珍しいケースで蟻がモチーフとなった初の改造人間であり、さらに虫はてっぺんが決まってその指示に従って群れを成して行動する習性を現した女王蟻に目を付けた初の改造人間でもありました。
雌がてっぺんにいた方がその種は機能するのは蟻だけじゃなく、他の昆虫も増して人間ですらそうだったのは歴史的にも証明されています。
雄雌で言えば雌ですが、だからアリキメデスという名だったというのは考え過ぎかもしれませんが、昆虫の女王をモチーフにしたのはこのアリキメデスが初めてということは、ある意味画期的だったかもしれません。
しかも、アリキメデスの頭部に生えていた触覚からは強烈な蟻酸を発し、それは鋼鉄ですら溶かしてしまう優れものでしたけど、蟻の体内ではこうした蟻酸が算出されているという視点からも勉強になる改造人間でした。
アリキメデス⑤
改造人間は人の体内にモチーフとなる動植物の特性を持ち込み、それを生かすためのメカを内蔵させるものでしたが、その色合いはショッカー草創期の頃は諸に生体改造だけで改造人間を創出してしまうというものが濃かったところ、仮面ライダーも出身自体はショッカーであり、生体改造だけでなく理論的に初めてメカを持ち込んだことが災いしたものだったかもしれません。
しかし、メカを徐々に持ち込むことは多くなっていたようですから、アリキメデスは卵から孵化するという設定はあのドクガンダー以来だったかもしれません。
それでもドクガンダーの場合は卵ではなく繭でした。
改造人間はメカを持ち込むことが多くなっていたこの時代、アリキメデスは原点に帰ろうとしたメカなしの生体改造で出てきた改造人間だったかもしれず、人間に蟻の要素を持ち込む不自然さが卵が孵化しようとした時に卵から異臭と光が発せられていたのかもしれません。
アリキメデスは量産型改造人間でもありましたから、そういうこともあってメカが持ち込めない改造人間だったかもしれず、だから耐性が弱かったかもしれません。
アリキメデス⑥






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5
タイホウバッファロー③
「タイホウバッファロー」

デストロンの機械合成改造人間は、大幹部ドクトルGの正体だったカニレーザーまででした。
何かしらの機械・メカなどを改造人間の主武器・主能力とした機械合成改造人間は、機械の部分が目立ちながらも見た目にそれほどの不自然観がない立派な改造人間だったと思います。
機械の部分は考え方次第の使われ方で、攻撃していく上での主武器がこれだと思うと、強く記憶に残る改造人間もいました。
仮面ライダーには映画も作られ、映画だけに登場する改造人間もいれば、TVと映画両方に出てしまう改造人間もいました。
確かにTVで大ブームを起こしていたのですから、TVも無視できませんが、今と違って当時は劇場に行かなければ映画は見られなかったのですから、仮面ライダーを映画としてやる場合は登場する改造人間も物語も映画オリジナルであってほしかったと思います。
仮面ライダーV3でも、TV版第2話が映画として取り上げられましたが、オリジナルのものもあり、その映画のメインだった改造人間がタイホウバッファローでした。
このタイホウバッファローを見ると、どうしてもカメバズーカを思い出します。
いずれも大砲とバズーカ砲という強力な火器を背負い、どちらがより強力だったのかは分りませんが、カメバズーカが背中にバズーカ砲を1門抱えていて、戦闘員の補助を必要としたこともありましたが、単独で打つことの方が多く、命中度はさほど変わらなかったと思います。
それがタイホウバッファローとなると大筒である大砲2門でしたからね。
1門でも破壊力が凄いところ、それが2つあるわけですから、まともに食らえばいくら仮面ライダーであろうとも木っ端みじんになってしまっただろうとも思います。
ただ、タイホウバッファローはその2門も大砲を両肩に担いでいたこともあって、命中度という意味においては戦闘員の補助がないと正確さが落ちてしまい、単独で打つと乱発であり命中度は落ちていましたね。
基本はバッファローということだけに大砲を打つ衝撃に耐えてしまう身体の強さがあり、身体が強固であったカメバズーカを上回っていたと思いますが、身体が重く、小回りが効かないこともあって距離を置いて戦う戦法をとっていたことはカメバズーカと同じでした。

タイホウバッファローとその物語は、幻の放射性元素であったサタンニウムの在処を巡る攻防でしたけど、サタンニウム自体は四国山地の中にあるとされていましたから、サタンニウムの在処を探る展開は配下の機械合成改造人間に任せ、大砲を持っていただけに四国山地の爆破に本来はその役目があったと思われます。
面白かったのは裏設定で、タイホウバッファローの設定と創出自体が、実は水瓶に乏しい四国に山を切り崩してダムを建設するためにデストロンの科学者であった結城丈二の発案にあったということで、恐ろしい爆破能力を持つタイホウバッファローという改造人間の創出自体が人体の改造を伴うという実は非人道的なことであったということでした。
タイホウバッファロー
タイホウバッファロー自体は、豪放磊落に見えて実は親分肌でもあり、映画だけあってまさかの仮面ライダー1号・2号の登場もありましたが仮面ライダーV3も含めた3人の仮面ライダーはタイホウバッファローの目の前でその配下にあった再生改造人間を駆逐していきましたけど、再生改造人間が多数あっただけに知らず知らずに押していきながら状況がジリジリとしたものだけあって、大幹部ドクトルGがタイホウバッファローに一斉射撃を命じ、タイホウバッファローがその命に対して今攻撃したら配下の再生改造人間が全滅してしまうというところに、そういう親分肌の一面が出ていたと思います。
上司の命は絶対であり、それが秘密結社デストロンにおいては尚更です。
戦意を消失したわけではないでしょうけど、タイホウバッファローの気が削がれたことも事実だったように思われ、結局は仮面ライダー1号・2号のライダーダブルキックで勝負をほとんど決していたところにV3キックを喰らってしまっては、いくら強固なタイホウバッファローと言えど倒されて止むなしだったのでしょうね。
タイホウバッファロー⑤






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4
ガマギラー④
「ガマギラー」

特撮番組は発足当初、しばらくは教育番組でもありました。
仮面ライダーは仮面ライダー2号の登場で変身がブームとなり、とにかく最後はライダーキックで決めることもその上でブームとなって仮面ライダー=変身=ライダーキックのように代名詞になっていきました。
名声を上げたことでショッカー改造人間が、何かしらの動植物がモチーフとなることでその動植物に目が行くようになり、モチーフとなる動植物の特性が注目されることで大きな勉強の要素にもなりました。
その上で勧善懲悪が図られ、それが実社会でも殊の外重要であるための入り口を特撮番組が演じることで勉強となるわけです。
今は仮面ライダーが何体も出てきて、時には仮面ライダー同士が争ってみたり、怪人が出てきてもユーモラスが過ぎて勧善懲悪とは程遠いものとなってしまいましたけどね。
こうした特撮番組の中には、注目してみるといろいろ勉強のきっかけになることが多いと思います。
名作アルマジロングの登場直後に登場したガマギラーの時には、見ている者が気にしていたショッカー首領の正体が垣間見えるかもしれないということもありましたが、そうして注目度が高まる中でのガマギラーの登場にはフォッサマグナに核爆弾を投下し、日本を分断するという途方もない作戦が展開されようとしていました。
リアルタイムで見ていた頃、気にしたのはこのフォッサマグナでした。
当時、学校の先生や塵関係に詳しそうな人に聞いたものです。
特撮番組が本気で作られていたのであれば、時としてこうして勉強の材料は転がっているものだという証拠のようなものです。
そういうことがあったことで、ガマギラーの名は忘れられないものとなりました。
ガマギラー③
ガマギラーはガマガエルを模した改造人間でした。
ガマガエルだけに鎖鎌を武器としていましたが、それだけではなく頭部突起物から神経ガスを発し、意外ではないかもしれませんが、ジャンプ力にも特徴がありましたね。
仮面ライダーもバッタを模した改造人間であり、ライダーキックを放つにはそのジャンプ力が決め手となっていましたが、ガマギラーのジャンプ力は仮面ライダーと比してどうだったのでしょうね。
ガマギラーの赤い神経ガスはこの後も様々な形で使われるkとになっていきますけど、セスナに乗って逃亡を図ろうとしたガマギラーを仕留めたのは、改造サイクロンに乗った仮面ライダーのライダージャンプだったのは、ガマギラーもジャンプ力に特徴があったということの裏返しだったのでしょうかね。
ガマギラー⑦






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5
アルマジロング④
「アルマジロング」

仮面ライダーの決め技・ライダーキックを防ごうとしたわけじゃなかったと思いますけど、身体を丸めれば弾丸スクリューボールという無敵のような武器になりながら、実はその身体は鋼鉄球のように固く丈夫なものとなり、防御としての特徴が抜きんでていたと思います。
それまでも仮面ライダー2号のライダーキックを防いだのはアリガバリがいましたけど、アリガバリの場合は大きな詰めの生えた右手でライダーキックを払いのけたものでしたけど、身体を丸めて鋼鉄状の丈夫さを有したアルマジロングは、初めて正面からライダーキックを破ってしまった改造人間でした。
そういう意味ではインパクトも大きく印象に残った傑作改造人間だったと思いますけど、このアルマジロングはその後も何度か再生改造人間として登場していましたね。
使い勝手がよかったのか、それとも見る側のインパクトの強さを仮面ライダー制作陣が承知していたのかは分かりませんが、改造人間は壊されたところを治せば復活できるというテーゼの元に何度か出ていたと思います。
でも、そのデザインは秀逸であり、プロレス黄金時代のヒールでありながら後にプロレスのみならず、今で言うところのバラエティ番組にまで出てきた覆面レスラー・デストロイヤーを連想させるアルマジロングの面構えは、時的にデストロイヤーをアルマジロングにダブらせて見ていた向きもあったように思いますね。
亀の甲羅のような模様の中、目立っていた目と口は鋭く、いかにも自分は悪役ですという顔つきがデストロイヤーを連想させるものでしたけど、その亀の甲羅のような模様も硬い石が並びつくされていたような感じで、石と石の狭間に見えて筋肉のようなところが辛うじて身体の受難性を保ち、その柔軟性の元となっていたのがアルマジロングの腹部であって、ここだけは改造人間としての動きを維持するためにも固く強化できず、ここまで強化してしまうと身体を丸められないために弾丸スクリューボール形成も出来なかったために、大きな弱点となっていましたね。
強烈な武器をもつということは同等の弱点を有するという改造人間の鉄則をしっかり踏まえていた改造人間だったと言えるはずです。
アルマジロング①
当時としてはアルマジロングのモチーフとなったアルマジロは、それほど知られていない動物でした。
アルマジロングを見たことでそのモチーフとなった動物を知ろうとして調べようとするのは、サラセニアンの時に始まっていたように思います。
ありきたりの動植物を改造人間のモチーフとして起用し、どう見せつけるのかという面白みもありますが、サラセニアンやアルマジロングのように然程知られていなかった動植物を起用することで注目を浴びるという意味では、ショッカー改造人間は見せつけられる動物百科事典のようでもありました。
アルマジロング⑦






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5
ドクダリアン
「ドクダリアン」

毒花+ダリアを模した改造人間、だからドクダリアン。
ダリアには毒性がなく、また熱帯地方特有の花でもなく、意外とよく見られたカラフルな花がダリアだったという事はあると思いますけど、この花を200年以上生きている毒花に置き換えて改造人間にしてしまったところに時代を感じてしまう見事さがあったと思います。
花からは蜜が出てしまうことは良く知られていますが、ドクダリアンの場合は毒花エキスが出て精製され毒液を霧に変える工程は、手先の細やかさが要求されるため、ドクダリアン自体が毒液の源であり、しかも女性改造人間であったこともあって、人を利用しようとして拉致される人が皆女性であったことに時代を感じます。
改造人間も毒も手作りと言うことが、ドクダリアン物語の肝であり、機械精製作業では決して出なかった効用が上がっていたかもしれません。
ドクダリアンの人間体は老婆でしたけど、なんせニューギニアの奥地で200年もの時を生きた生命力ある毒花でしたから、それも当然の成り行きだったかもしれません。
食昼植物は、罠に相手がハマるまでジッとし罠にはまればパクリというところは、ドクダリアンに通じるところでしょうけど、しかし、ドクダリアンは元が植物でありながら動物性タンパク質を得て生きていたことを思うと、改造されることで初めて能動的になっていたと言えるのかもしれません。
生命力あるドクダリアンから精製される毒液は、その効用が異常なまでに強く、一滴で100人以上の人を殺めてしまう強さは、ドクダリアンが元々持っていた生命力の強さから来ていたかもしれません。
加えて動物性タンパク質を得ていたのは、毒花がドクダリアンに改造される前、人食い花と呼ばれていたように毒花エキスで人を殺めてしまったところで人から得ていたとも考えられ、その分毒性の密度が濃かったのかもしれませんね。
しかし、ドクダリアンはネーミングもデザインも見事でしたけど、自らの毒花エキスを精製して霧に変えていかないとしっかりした武器にはなり得ず、サラセニアン同様植物の改造人間だっただけに火に弱かったというのも頷けますね。
火に弱いというのに、敵を火刑に処しようとしたのはかなり違和感がありましたけど、そのきれいな花の改造人間ドクダリアンは、最終的に改造魔人ドクターケイトに行きつくまで商物の効用目指して歴代の秘密結社が試行錯誤ていくことには、植物の持つなんらかの魅力があったからこそでしょうけど、これはショッカーに始まる歴代組織の創出する改造人間をつぶさに見ていないといけなかったでしょうね。
ドクダリアン⑥
ドクダリアン④






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4
仮面ライダーSPIRITS~転・影の切り札・トモダチ・ガランダー
「仮面ライダーSpirits~転・影の切り札・トモダチ・ガランダー」

北海道から始まった仮面ライダーZXの戦いは、北海道でまだ戦う気持ちに十分な踏ん切りがついていないままスカイライダーと共闘し、ある程度決心がついたように京都へ赴き仮面ライダー2号との共闘となりました。
そして大苦戦した四国での戦いは、どこかライダーマンが状況判断と指南役となる中、仮面ライダーV3によって戦士たる心構えを伝授され、四国を掬うと同時に異次元にいただろうJUDOとの邂逅となり、そこを切り抜け、島根で苦戦する仮面ライダーXとの共闘となりました。
ここでGOD/キングダークを仕留めたものの、Spiritsの隊長・滝の不遇な状況によって戦いの流れは底でいったんは止まったように思えました。
その時でも仮面ライダーアマゾンや仮面ライダーストロンガー、仮面ライダー1号は多々い続けていたわけで、中国地方の島根にいた仮面ライダーZXはどこへ向かうのか、、、
仮面ライダーアマゾンは九州・阿蘇でゲドンと交戦していましたが、各地での戦いはどうなっているのは気になるところでした。
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー①
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー②
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー④
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー⑤
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー③
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー⑦
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー⑧






















































































ネオショッカーを倒し京都へ向かった仮面ライダーZXの後、単身ネオショッカー大首領に立ち向かったスカイライダーが激闘の末、ネオショッカー大首領を大回転スカイキックで打ち破ったものの大負傷を負い、6日も昏睡状態の末、いきなり東北方面へ向かうことになりました。
スカイライダーが無事だったことにホッとしたところがありましたが、その頃仮面ライダーストロンガーは再生タックルとの邂逅、単身最大の再生改造人間を抱えたショッカーに立ち向かっていた仮面ライダー1号は、負担が大きいところさらにデルザー軍団が表れ、そこに負傷の癒えた仮面ライダー2号が参戦。
新たな場面を迎えようとしていました。
仮面ライダーZXが到着する前、九州阿蘇では再生したモグラ獣人が十面鬼ゴルゴスの指示のもと火山脈を掘り進みマントルの誘導を果たしてしまったことで阿蘇山付近での大噴火が間違いない状況の元、仮面ライダーアマゾンはギギの腕輪とガガの腕輪の合体させたことでインカパワーを発動し、火山噴火を防いだもののパワーを使ったことで身体が思うように動きださないところをつけ込まれて、ガガの腕輪を奪取されていました。
時空魔法陣によってガガの腕輪を装着した十面鬼に、ジャングラーから銛を打ち込んだことで十面鬼から火炎攻撃を受けながらも仮面ライダーアマゾンは十面鬼と共に沖縄へ向かう事となりました。
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー⑨
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー⑩
仮面ライダーZXが阿蘇についた頃は仮面ライダーアマゾンは沖縄に向かった直後であり、そこで仮面ライダーアマゾンを知る有力な少年マサヒコと対面することとなり、臆病な性格はそのままのモグラ獣人をキーに、仮面ライダーアマゾンを知ろうとします。

沖縄でのガランダー帝国というか意思を暗闇大使に乗っ取られたままのゼロ大帝との激戦の序章はここまでですが、トモダチという名の元、人を守ろうとする仮面ライダーアマゾンは基本的に戦うことを良しとしないものの、人を守るために戦う事を身上とした仮面ライダーアマゾンに同調した仮面ライダーZXの行方が図られ、同時に既に登場していた各地の仮面ライダーの様子が図れるようで物語としては一時の休息のようでありながら既に登場し各地の仮面ライダーの状況と仮面ライダーアマゾンの話は仮面ライダーストロンガーの話と同時に進むだろうという興味を惹かれました。
仮面ライダーSPIRITS転・影の切り札・トモダチ・ガランダー⑪
























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5
ブラック将軍①
「大幹部ブラック将軍」

ショッカー・ゲルショッカーの歴代大幹部は皆、改造人間でした。
ショッカー・ゲルショッカーは元々大首領の元、改造人間の暗躍によって世界を征服しようとした秘密結社ですから、大首領の意を受ける大幹部は配下の改造人間以上の能力と悪辣さを持っていなければならないとすると大幹部もまた改造人間であったのは当然のことでした。
大幹部ブラック将軍の本来の姿はヒルカメレオンでしたが、生き血を吸い、それを仮面ライダーに敗れた改造人間に注入することで再生させることを自らの能力としていたことからも、生き血が好物だったはずです。
悪辣・辛辣な軍人は地を見ることを何よりも好むという事からも分かるように、ブラック将軍は元々ロシア帝国の軍人だったらしいですね。
ロシア革命によって国を追放され、流れ着いたのがアフリカ奥地のゲルダム団。
知る人ぞ知る魔境であり、生き血を獲得して残酷な世界をイメージ的にも作り上げていたその存在はまるで人知らぬ裏の世界の存在でした。
降伏している相手を嬲り殺しにすることがブラック将軍の元々の好みであり、しかも軍人として作戦の立案と行動力の強さは、作戦自体難攻不落の要塞のようであり、ブラック将軍の存在感は悪い意味で強まり、恐れられたものであったことがゲルダム団という暗黒宗教で魔力を大いに使うような秘密結社と結びついた感がありました。
しかし、ロシア革命によって転覆したロシア帝国は1917年までの帝国であり、一説によると日露戦争でも暗躍していたということでしたから、ブラック将軍はそれまでの、そしてそれ以降の大幹部の中でもかなりの高齢だったことが伺われます。
冷酷無比で悪辣、生き血を見ることを何よりも好む高齢の軍人だったということは、高齢でありながら世界征服の方向へ向かうとなれば後ろ盾が必要だったことが伺われます。
長く仮面ライダーが大きな障壁となっていたということはショッカーの組織を組織だって大きく変える必要があり、それには外部の力が必要だったと思われたところにゲルダム団の存在を知れば、その中心人物を分析して利することがショッカー首領の大きく望むことだっただろうと思います。
ゲルショッカーはゲルダム団+ショッカーではなく、ゲルダム団がショッカーを飲み込み、改造人間をもって世界を征服しようとしていたことだけが残され、首謀者は大首領だったということを共通の焦点としていたことから、ゲルショッカーとなり、自らもそうであったように改造人間も2体の動植物の融合改造人間であったことはブラック将軍の発案でした。
そうであることで多くの生き血を見、利用して組織を強くさせようとしていたんでしょうね。
ブラック将軍②
規律と統率のゾル大佐、生体改造力と魔術の死神博士、指揮力と現場主義の地獄大使ときた中で人間体でもスティックや鞭を持った大幹部はいましたけど、肉体の一部が武器化した初の大幹部がブラック将軍でもありました。
左腕の肘から先がドリル化しており、右手に持ったスティックと共にこれがブラック将軍の武器かとも思いました。
このドリルは登場間もなく取り外されてしまいましたが、この時の印象は後々まで残るものともなり、作戦の立案とその実行は幾重にも構えられていたことを思うと流石に暗黒組織の指揮者だったことを思うと、現場に赴く前に作戦の立案とその実行、そのための改造人間創出でドリル状の腕先を使う場面がなかったのでしょう。
ブラック将軍の奥深い作戦については初登場時のゲルショッカー出陣式に仮面ライダー新1号と滝をおびき出して翻弄し、ショッカーライダー6体の登場でアンチショッカー勢力を一網打尽にしようとしたときにショッカーライダー以外にも3体の改造人間を絡ませ作戦を幾重にも構えて仮面ライダー1号だけではなく仮面ライダー2号も亡き者にしようとし、更には自らがヒルカメレオンであることを漂わせながら自らを犠牲にしてまでも再生改造人間軍団によって仮面ライダー1号、2号を翻弄しようとしていたことを思うと、さすがに秘密結社の軍人出身の大幹部だったと思わされました。

もう一つ、隠されながらも決め手になるような戦闘力があれば、、、それは無いものねだりを感じさせる大幹部だったという事なのかもしれません。
ブラック将軍⑤





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5
アリガバリ③
「アリガバリ」

仮面ライダー旧1号がゲバコンドルに苦戦し、1度は敗れたトカゲロンがいてその度ごとにサイクロンクラッシャーや鍛錬の末、電光ライダーキックを編み出して強敵を倒してきたように、仮面ライダー旧2号も鍛錬の末、編み出したライダー卍キックで打ち破った強敵としてアリガバリの印象は強かったものです。
ショッカーから大幹部が派遣され、策略にハマりそうになりながら潜り抜けてきた中で大幹部の罠というよりショッカー改造人間の特徴と身体能力というパワー系の改造人間に大苦戦し、自信を失いそうになった強敵は、仮面ライダー旧2号としては初めてだったような気がします。
アリガバリは「アマゾンの呪い」という細菌兵器を有し、長い舌先からそれを相手に注入してそれに耐えうる人間を探してアリガバリの意のままに操ろうとしていました。
だからアリガバリの鼻が長いのかなとも思いましたが、その細菌兵器を開発し、それを利用してアリガバリを開発したのはまだ日本に来ていなかった大幹部・死神博士かもしれません。
そのアリガバリを日本に呼んだのは大幹部・ゾル大佐で、細菌作戦をアリガバリの意のままに遂行しようとしその頂点に立とうとしたのがゾル大佐だったと思います。
しかし、その作戦よりも目立ったのがアリガバリの怪力、特に爪先鋭い3本指の大きな左手であり、アリガバリのモチーフとなったアリクイがその巣を作るために使っていた掘削力のあった手を武器化したのかもしれません。
まだ力任せの戦い方であった仮面ライダー旧2号のライダーキックを、その左手で払いのけてしまった強力さは他の追随を許さなかったかもしれません。
身体の頑強さもあって、アリガバリの右手に有した剣で仮面ライダー旧2号と剣技による戦いも身体の頑強さに裏打ちされたものだったのでしょうけど、見た目以上にその右手は起用だったのかもしれません。
アリガバリ⑤
こうした強力改造人間を打ち破るには、その主武器となっていた武器を打ち破ることが最も効果的で、それはまるでプロ野球で相手エースを攻略するには相手エースの最も自信のある球を打ち込むことが最大の攻略法であるが如く、トカゲロンを攻略した仮面ライダー旧1号もトカゲロンのバーリア破壊ボールを蹴り込む殺人シュートを電光ライダーキックで跳ね返し、そのままトカゲロンを撃破したようにアリガバリが最も自信を持っていたその左手での怪力攻撃を丸ごと打ち破ることが必要でした。
単に自らのエネルギーをキックと同時に足先に集約するだけでなく、前進にエネルギーを迸らせために捻りを加える努力は、改造人間という定められた能力を駆使する仮面ライダーにとっては想像を超えた苦しみがあったのかもしれません。
しかし、ライダー卍キックを編み出し、それでアリガバリの左手の怪力攻撃を正面から打ち破ったことはアリガバリそのものを攻略したこととなり、それ以降の仮面ライダー旧2号の戦い方に大きく影響を及ぼしていったものと思います。

後にショッカーは強力改造人間としてショッカーベルトを黄金のエンブレムにしたことがありました。
このアリガバリもそんな強力改造人間足りえる改造人間だったのかもしれません。
アリガバリ⑧





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4
ヒルカメレオン③
「ヒルカメレオン」

ショッカー・ゲルショッカーの大幹部たちの正体は当然のように改造人間でしたけど、正面切ってその戦闘能力で仮面ライダーに太刀打ちしようとしてたのは、ゾル大佐であった狼男と死神博士であったイカデビルまででした。
地獄大使であったガラガランダは、地獄大使とショッカー首領の策が裏切りと裏切りの連続の上、策を講じ過ぎてガラガランダの強力さを出す前に仮面ライダー1号に正面から倒されてしまいました。
ゲルショッカーはショッカーの流れを汲んだ秘密結社ですから、その大幹部であったブラック将軍も当然のようにその正体はヒルカメレオンという改造人間でしたけど、観察眼と対抗策は見事でしたが、戦闘能力という本来ショッカー系の改造人間が持つ最大の特徴は、2番目以降に置かれていたと思います。
ゲルショッカーもガニコウモルを倒されて以降は、タイプの異なるショッカーライダーを6体も輩出したことは、そこで練った作戦もそうでしたけど、ショッカーライダー自体がゲルショッカーのホープだったんでしょう。
けど、ショッカーライダー6体以外に作戦の遂行上、ハエトリバチやエイドクガー、ナメクジキノコを同時に出しながらも仮面ライダー1号、2号のダブルライダーに屈してしまったのは、対仮面ライダー対抗策を改造人間の戦闘力から転換させられてしまうことへと向かわせたのかもしれません。
ガラオックスのようなゲルショッカー科学陣の科学力の鋭意を集めてがガラオックスの力としても、ショッカー時代の作戦に立ち戻ったような作戦の象徴であったサボテンバットも仮面ライダー1号にその作戦の上をいかれ、戦闘力も頭脳もどうしても最後は劣勢となってしまい状況において、ゲルショッカーの取った作戦は、それまで仮面ライダーに倒されていた改造人間の再生でした。
しかし、その作戦よりもヒルカメレオンの第一の能力は観察眼とそれを基にした作戦遂行能力だったと思います。
再生ガニコウモルと仮面ライダー1号との戦いで、仮面ライダー1号のタイフーンに目をつけ変身完了までのわずかな時間を突こうとしたその観察眼と作戦の組み立てなどは、さすがにゲルショッカー大幹部であったbブラック将軍の正体だったと思わされました。
ヒルカメレオン②
改造人間の再生には人の生き血が必要だとしての吸血能力は完全に生かされたわけではなく、過去のゲルショッカー改造人間がすべて蘇えさせられたものではなく、しかも再生加増人間は再生させられて自らの気が宿ってなかったところに盲点がありました。
どうせ蘇らせるのならば、ゲルショッカーのホープでもあったショッカーライダーの再生と行きたかったでしょうけど、ショッカーライダーを再生させるには生き血だけでは事足りなかったのかもしれません。

しかし、ヒルカメレオンのこうした行動は自らの発案とゲルショッカー首領の指示に基づいたもので、そこには組織への忠誠心があったかもしれません。

戦闘能力にもう一つ感があったのは、ダブルライダーを相手にしていたとは言え、攻撃能力を持っていなかったために対抗し得ず、ライダーダブルチョップで倒されてしまったところが顕著であり、もっと狙いが暴かれた後の泥臭戦いがなかったことによるものでしょうね。
ヒルカメレオン⑥





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