HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:大幹部

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「大神官バラオム」
大神官バラオム
仮面ライダーBlackが出てきて戦った秘密結社ゴルゴムは超古代人の邪な考えを持った者たちの集まりでしたが、何万年と生きるらしい創世王を神と崇める者を神官とし、創世王が継承するための特殊能力を持った石を持つ者を特殊な存在として3人もの大神官を存在させましたが、これは超古代人の中から抜粋されたもので、組織力をも維持以上とする高い知能を持たせたものと推測できます。
3人集まれば文殊の知恵とはよく言ったもので、でも3人も集まれば個性という個々の特殊性も出ます。
最も戦闘力に優れた性格をしていたのがバラオムで、それを好戦的というよりはクリスタル状の表情から相手に見透かされない表情を利した喧嘩屋のようなものでした。
それでも剣聖ビルゲニアが登場するまでは、その喧嘩っ早さを気取られない落ち着きも見せていたと思いますね。
三神官全員共通した超能力を持っていましたが、バラオムが推定5万年もの長きにわたって生きて続けて配下の怪人を統率するためか、肉体の維持が持たずに機械化していましたね。
機械の身体を持つ神官が、海を守る赤い石を持ち続けていたことにアンバランスさを感じていましたね。
かと言って大地を守ることもそれ以上にアンバランスさを感じますが、強面の表情と喧嘩屋を想定させること以上に統率する能力に長けていたのかもしれません。
創世王を神と崇めていたこと自体が大きな誤りですが、それに仕える怪人から抜粋された紙管は落ちts機と統率力がないとゴルゴムが存在できなかったでしょうから、バラオムはそれなりに必要な存在だったのでしょう。
大神官バラオム②
できれば大怪人になる前に、仮面ライダーBlackとの戦いを見たかったものですね。
神と崇める創世王の次期候補であったのが仮面ライダーBlackことブラック・サンでしたから、脳改造されてはいなかったとはいえ、その存在感を思うとき、大幹部としての大神官がどんな具合に戦いを挑むのか、最も見たかった大神官でしたからね、バラオムは。
大神官バラオム④


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4
「大神官ビシュム」
大神官ビシュム②
大神官ビシュムが胸のあたりに着けていた「地の石」はビシュムの特殊能力どころか、ビシュムの存在そのもので、血の石が失われるとビシュムの存在が無くなってしまうはずが、シャドームーン再起動のために捧げても、ビシュムの存在は失われるどころか大怪人ビシュムとして蘇生していました。
ビシュムは単に大神官ということの前に大怪人だったということになりますが、それ以上に胸に地の石をつけて配下の怪人の指南役となり、時には現場にも出、シャドームーン蘇生のために尽くしていたことで心身ともに鍛えられ強化されていたためかもしれません。
大神官とは言え超古代人という人であったことを思うと、そうなるかもしれず、地の石はそこに超能力を植え付けたものだったということになるのでしょう。
右目で未来を、左目で過去を見るという能力の上にその目から灼熱光線を発するなどという超能力は、超古代から存在し続けた上に地の石の神力がそれを引き出してしまっていたのかもしれません。
そうした存在だったからこそ、現代に生きる人が崇める美や愛が許せなかったかもしれず、そういう卑屈さが冷酷さにつながっていたのかもと思うところです。

配下の怪人を労り、人を憎むようなビシュムの性格は、大神官ということの前に未来と過去を見られたのに、今現在を見ることが出来ていなかったということの裏返しかもしれません。
大神官バラオム⑥
大神官という肩書は超古代人だった謂れのようなもんじょですけど、それまでの悪の秘密結社での指南役が大幹部という具合に思えば大神官はやはり大幹部に相当するものという具合にかんがえられるでしょう。
その大幹部は強力だったとはいえ、大幹部の姿で超能力を発揮したのは大神官が初めてだったかもしれず、雌というか女が大幹部というのも初めてだったでしょう。
そういう意味では面白い存在でしたね、大神官ビシュムは。
大神官ビシュム④


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5
キバ男爵⑦
「大幹部・キバ男爵」
大幹部になる者は、そうなる前の前身で知り合うことが多いのかもしれなません。
出身じたいが謎である場合が多く、ショッカー・ゲルショッカー・デストロンと続いた秘密結社は人痛の流れの中の組織だったので、そうである傾向が強いですね。
出身がどこのどんな組織だったのか謎が多いのはゲルショッカー以降多いのが特徴であったことはゲルショッカー大幹部ブラック将軍のゲルダム団がそうであったのと同様にキバ男爵の出身であるドーブー教という謎の邪教の組織もそうでアフリカコンゴ川の奥地とくれば、人が迂闊に踏み込めないところで謎の地域でした。
こんな組織の長が実はゲルショッカーやデストロンと組する以前に知り合っていたということは、謎めいた人物はどこかでつながっていたということかもしれません。
久々に被り物を被った大幹部で、そういう意味では地獄大使とつながっていたのかと思いましたけど、キバ男爵の被っていたものは、マンモスの頭蓋とくれば、そこにたまっていたかもしれないマンモスの生血は呪いを呼び、それがドーブー教という邪教とつながっていたのかもしれません。
まさしく呪いの組織の長であり、謎の宗教で一般の人にはわからない魔法使いのような能力者で、仮面ライダーのように科学力の粋を集めて生体手術によって埋め込まれた超能力とは、一線を画した能力の持ち主だだったのでしょう。
キバ男爵④
ドーブー教という邪教の長とはいえ、デストロンと組したことは呪いの力の増強を図れた意味ではよかったのでしょうけど、邪教の能力者としては現代科学を受け入れてしまったことで、もともと持っていた能力の独特さが色あせる悔過となっていたのかもしれません。
キバ男爵は吸血マンモスが正体とされていますけど、そうした生体科学を受けいれてしまったことでの能力の増強よりもじつはキバ男爵のままでいた方が、秘密の能力者としての魅力が高く、魔法使いとしての存在が濃いものだったのかもしれませんね。
キバ男爵⑤





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5
ゾル大佐④
「ゾル大佐」

バカラシン・イイノデビッチ・ゾル」がゾル大佐の正式名称で、ドイツ出身の元・ドイツ国防軍大佐だったらしく、第二次世界大戦中は、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の管理人を務めていた経歴を持っていたらしいですね。
仮面ライダー放映初期の頃はまだ戦後の匂いが残り、そうした中で秘密結社の第1人者とする大幹部を登場させるに手を付けなけば行けなかったのは、規律に厳しい、組織がきちんと機能するどこか几帳面というかそういう面を軍事上がりとして演出することでした。
ショッカーに大幹部を登場させると言うことは、それだけ通常の改造人間よりも存在感を何らかの形でアピールし、恐れられることが必要でした。
ゾル大佐は実は変装の名人で、一枚の写真で滝和也になりすましたことは驚きでしたね。
こうした隠れた能力を持ち、手に持ったステッキで一喝するというところが多く演出されていたと思もうのですが、そこには威圧感はともかく、外から見た時の存在感が薄いとされて登場と同時に降板予定まであったことは残念でした。
秘密結社の大幹部としての登場でしたから、世界征服を狙うために残忍な作戦行動をする者と思いきや、意外と現場に出ず、アジト内で指示をだすことに衷心していたようにも見えました。
多分、こうした仮面ライダー初期における大幹部の登場は、スタッフ的にも大幹部をどう設定し演出させていけばいいのか迷うことが多かったことがあると思います。
ゾル大佐
海外の生き永らえていた動植物を改造人間のモチーフにしたり、発電所を狙ったり、ビールスをウィルスとして実験してみたりと大行動に出ることも多く、その経緯からして毒素を使う作戦が得意だったみたいですね。
ゾル大佐が、大幹部になる前の準備段階やショッカーに入団する前に、後の死神博士や地獄大使、ブラック将軍、ドクトルGという歴代の秘密結社の大幹部と親交あったという設定は、首領自体の目の付け所が意外と同じであり、大幹部が登場する度にレベルアップしてたような気がします。
そんな中、初の大幹部として登場したゾル大佐は、大幹部としての礎を築いていたとみることが出来るかもしれません。
ゾル大佐⑦






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4
剣聖ビルゲニア⑨
「剣聖ビルゲニア」

キングストーンを埋め込み、古代の生体手術で仮面ライダーBlackとシャドームーンを生み出した三神官は、言ってみれば秘密結社の大幹部のようでもありました。
三神官はリーダー格の存在がありながらも、それぞれ存在感を感じさせ、自分だけが目立って成果を出そうとしていなかったような感じがします。
この三神官が生み出してしまった仮面ライダーBlackとシャドームーンは、創世王候補となる世紀王だったわけですが、その身体に埋め込まれたキングストーンが揃った時、初めて創世王としての力を得ることになったのでしょう。
あくまで次期創世王の世紀王だったわけですから、通常のゴルゴム怪人が仮面ライダーBlackを苦戦させながらも敵わなかったのは当然のことだったかもしれず、いくら三神官が頭を巡らせて仮面ライダーBlackに臨んでも敵わなかったことに通じていました。
創世王は謎だらけの存在であり、信心深い人が神を信じるように三神官にとって創世王は神のような存在であるところ、念波でこの創世王と交信できたこと自体信じられないことで、そこから指示のようにビルゲニア復活を命じられたことは逆らえない指示でもありました。
三神官もシャドームーン起動・復活のため命の石を使い切れば大怪人という本来の姿に戻りますが、この命の石はキングストーンに準ずる石のようなもので、この石がない状態で世紀王になり切れない運命の元に生まれてしまったのが剣聖ビルゲニアでした。
剣聖ビルゲニア③
三神官と剣聖ビルゲニアは同じ大怪人のようでいながら、世紀王に慣れない悲運がその性格を慇懃無礼とし、卑劣で捻くれたところが多くあったことから、三神官に敬語を使いながらその実はとんでもないところにあったためにそれが卑劣さを増幅させていました。
この様子を創世王が感じていないわけがなく、それでも世紀王候補でもあった剣聖ビルゲニアと復活したシャドームーンの前にサタンサーベルを与えて、剣聖ビルゲニアの存在を尊重したようにみえましたが、結局はサタンサーベル自体がシャドームーンに渡ってしまったことは両者の存在感の強さの差が出て、サタンサーベルを手にしたシャドームーンによって一刀両断にされていました。

古代魚は身体の鱗、体表自体が厚くて丈夫であり、泳ぐことよりも相手を倒すことに注力されたような存在で、まるで鎧を身に着けた海の生物のようでしたから、剣聖ビルゲニアのモデルとなったビルケニアも甲冑魚として設定され、それが怪人化することで人と同居し、手に妖剣ビルセイバーと盾ビルテクターを持ち、そこからダークストームを打ち出すような妖力めいた特殊能力を打ち出すことで大怪人となり、剣聖という肩書を得ていました。
古代魚の鱗が甲冑となり、それが実は甲冑の様なビルゲニアの皮膚であることは三神官が大怪人となったときの姿を見ると酷似しており、出所の違いと運命の違いが大怪人それぞれの違いとなってしまい、悪役幹部中の悪役になって同じ組織に属しながら疎まれたのが剣聖ビルゲニアだったように思います。
剣聖ビルゲニア⑫







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5
キングダーク③
「大幹部キングダーク」

仮面ライダーシーズ初の巨大大幹部・キングダーク。
見た目でロボットだということは分りましたが、操縦者はきっとGOD総司令と呼ばれる首領であることは予想してましたけど、キングダークが涅槃仏のように横たわり頬杖をついているのは未完成だからだと思っていました。
ただ、体を横たわっていただけでの存在感はそれまでの歴代大幹部のそれとは明らかに違っていましたが。
仮面ライダーXではこのキングダーク登場とほぼ時期を同じくしてRS装置の設計図の争奪戦が最後まで繰り返されていました。
RS装置そのものは核分裂による爆発をともなうことなく、核分裂の際と同等のエネルギーを得る夢のような装置で、これを有効活用できれば夢のような装置になるはずでした。
ここにGODが目を付けたのは秘密結社としては当然のことで、純度が高く高濃度のエネルギーを得ると言うことはGODが創出した改造人間の活動力の増強にもなり、GOD悪人軍団前の神話改造人間をも増強して復活させることも可能だったことでしょう。
おそらくGOD初の大幹部・アポロガイストは秘密警察第一室長でもありましたが、GOD史上最強の改造人間であったところに自負を持ち、一度は仮面ライダーXに倒されたものの復活させて再登場を図るなどGODとしてのこだわりを見せたのは、そうまでして登場させたアポロガイストがまたもや仮面ライダーXに倒されてしまったことが影響し、更なる強力増強を求めていたのでしょう。
あくまでキングダークはロボットであり、開発者と操縦者の意図に大きく影響されるところ、その基本としてキングダークをより強力に活動させるためのエネルギーを求め、RS装置に目をつけて強力増強、圧倒的な存在感で活動させることが狙いだったと思います。
だから、RS装置を備えていないキングダークは未完成だと思ったわけです。
それがRS装置の争奪戦に劣勢となり、タイガーネロの活躍によって縮小型RSを完成させたもののまさかの仮面ライダー2号の参戦によってそれをも破壊され、しびれを切らしたキングダークが立ち上がったこと自体は驚きでした。
RS装置の代替エネルギーで立ち上がったと思われますが、それは増強というものではなく、しかし巨体を動かすだけのエネルギーは得ていたと言うことなんでしょうね。
キングダーク⑦
活動を始めたキングダークは口からは猛毒ガス、指先からはミサイル段、そして目からは破壊光線を発し、その筐体を利して仮面ライダーX[との戦いを圧倒していましたが、元来がロボットであり操縦者の意図通りに活動するには情報が必要でした。
GODには秘密工作員がいましたけど、それとは別にキングダークの体内を基本として諜報活動を主にする工作員がいたはずです。
そうした側近のリーダーがサソリジェロニモJrであり、外からの攻撃は受け付けもしないほど頑強なものでしたが、やはり体内に入り込まれると迎撃手段は装填されていたもののこのサソリジェロニモJrが最終的な鍵でした。

これだけの存在感を見せたキングダークの最後については、単話では物足りなく、出来れば最終的にRS装置を完成されて交合を始めたキングダークに仮面ライダーXたちはどう立ち向かっていくのか、見てみたかった気がします。
キングダーク④








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5
ドクトルG
「大幹部ドクトルG」

機械合成改造人間は仮面ライダーV3当初に登場した名作改造人間ですが、デストロン初の大幹部ドクトルG抜きにしては語れませんね。
デストロン・ドイツ支部からやってきた元々はドイツ人だったドクトルGはサソリの毒の研究家だったそうです。
デストロンのエンブレムともなったサソリのマークは、デストロンをイメージさせるものとして欠かせませんが、大首領が秘密結社としてデストロンを結成しようとした時、サソリの毒の研究家であったドクトルGが真っ先に目をつけられていたのでしょう。
毒、猛毒と来れば、後に登場したデルザー軍団のドクターケイトがイメージされるところ、その先陣でもあり毒の強力さにおいてはこの時のサソリの毒は引けを取るものではありません。
仮面ライダーV3が登場する前、組織として目撃されることを嫌ったデストロンがその目撃者を暗殺し、仮面ライダーV3に改造される前の風見志郎が何度も暗殺されそうになった中で、チベットの猛毒ルガーをコーヒーに混在させて暗殺されそうになったことがありましたが、この時期まだドクトルGは来日前で大幹部足らんとしてデストロン・チベット支部で育成された時期でもあり、そのドクトルGが考案開発した猛毒がルガーであり、火を噴くほどに強烈なサソリ毒の一つの成果だったのでしょう。
猛毒を研究するには猛毒に耐えきれる身体と体力が必要なこともあって、ショッカー・ゲルショッカーの大幹部よりも強烈さでは群を抜いており、そのための肉体改造手術を受けていたのでしょう。
ということもあって斧と盾のイメージが最後まで付き纏っていましたが、猛毒に耐えうるため身体はくすみ、通常の改造人間よりも何倍もの強烈さがあったためにイメージが強かった斧と盾を使いこなせてもいたのでしょうね。
刃先にサソリ毒が仕込まれ、柄の部分には誘導装置まで植え付けられていたその斧は投擲も可能であって、投げられてもドクトルGの手元まで戻ってくるという優れものであり、盾も猛毒ルガーを噴射する機能と鎧と共に高圧電流が流されていることもあって強烈な護る道具であることと並行して攻撃武器でもあるという意味ではショッカー大幹部地獄大使を大幅に進化させた面を持ちながら、機械合成改造人間という生体手術を大幅に進化させた意味では生体手術の権化であったショッカー大幹部・死神博士を進化させた面も持ち合わせていたと思います。
それでいて忍術の使い手でもあったわけですから、ゲルショッカー大幹部・ブラック将軍の再来のような一面も持ち、自分の存在を維持しデストロンを組織として機能させようとしたところは規律を重んじたショッカー大幹部・ゾル大佐を思わせるところも多々ありました。
ドクトルG⑦
歴代大幹部をミックスし、大幅に進化させた大幹部がドクトルGだったのだろうと思いますが、デストロンと言う組織もこのドクトルGの存在が大きかったのは、デストロンの生え抜き大幹部はドクトルGだけだったことを思うと、やはりそこが印象的でした。
それだけに大首領もデストロンの組織自体に自信があり、ショッカー・ゲルショッカーを壊滅に追いやった仮面ライダー1号・2号も制圧できると踏み、まさかの仮面ライダーV3の登場も歯牙にかけようとしなかったために、その組織成立の立役者だったかもしれないドクトルGの来日がいわば遅れたのでしょう。
独自の騎士道精神と哲学を持っていたためにドクトルGは、独特な尊大感がありましたが、それは機械合成改造人間を創出させながら、改造人間カニレーザーに転化しなくてもその機械合成改造人間よりも何倍も強かったところと忍術をも使っていたことによるものでしょうけど、冷徹さは持ち合わせながらも大首領と同様、根拠のない自信がまさかの仮面ライダーV3の戦士としての目覚めに次々に作戦は失敗に終わってしまったことにより焦りが生まれ、毒の研究はさらにギラードガンマーガスを発明あせながらも焦りから過去の例題大幹部を蘇生させたことが仇となり、決定的に落ち度となってしまいましたね。

ただ、デストロンの創出時の立役者でもあり、サソリ毒の研究がデストロンのエンブレムマークにまでなっていた功労者でもあったわけですから、やはり最後の姿はサソリ型改造人間であって欲しかったと思うのです。
ドクトルG③






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5
ブラック将軍①
「大幹部ブラック将軍」

ショッカー・ゲルショッカーの歴代大幹部は皆、改造人間でした。
ショッカー・ゲルショッカーは元々大首領の元、改造人間の暗躍によって世界を征服しようとした秘密結社ですから、大首領の意を受ける大幹部は配下の改造人間以上の能力と悪辣さを持っていなければならないとすると大幹部もまた改造人間であったのは当然のことでした。
大幹部ブラック将軍の本来の姿はヒルカメレオンでしたが、生き血を吸い、それを仮面ライダーに敗れた改造人間に注入することで再生させることを自らの能力としていたことからも、生き血が好物だったはずです。
悪辣・辛辣な軍人は地を見ることを何よりも好むという事からも分かるように、ブラック将軍は元々ロシア帝国の軍人だったらしいですね。
ロシア革命によって国を追放され、流れ着いたのがアフリカ奥地のゲルダム団。
知る人ぞ知る魔境であり、生き血を獲得して残酷な世界をイメージ的にも作り上げていたその存在はまるで人知らぬ裏の世界の存在でした。
降伏している相手を嬲り殺しにすることがブラック将軍の元々の好みであり、しかも軍人として作戦の立案と行動力の強さは、作戦自体難攻不落の要塞のようであり、ブラック将軍の存在感は悪い意味で強まり、恐れられたものであったことがゲルダム団という暗黒宗教で魔力を大いに使うような秘密結社と結びついた感がありました。
しかし、ロシア革命によって転覆したロシア帝国は1917年までの帝国であり、一説によると日露戦争でも暗躍していたということでしたから、ブラック将軍はそれまでの、そしてそれ以降の大幹部の中でもかなりの高齢だったことが伺われます。
冷酷無比で悪辣、生き血を見ることを何よりも好む高齢の軍人だったということは、高齢でありながら世界征服の方向へ向かうとなれば後ろ盾が必要だったことが伺われます。
長く仮面ライダーが大きな障壁となっていたということはショッカーの組織を組織だって大きく変える必要があり、それには外部の力が必要だったと思われたところにゲルダム団の存在を知れば、その中心人物を分析して利することがショッカー首領の大きく望むことだっただろうと思います。
ゲルショッカーはゲルダム団+ショッカーではなく、ゲルダム団がショッカーを飲み込み、改造人間をもって世界を征服しようとしていたことだけが残され、首謀者は大首領だったということを共通の焦点としていたことから、ゲルショッカーとなり、自らもそうであったように改造人間も2体の動植物の融合改造人間であったことはブラック将軍の発案でした。
そうであることで多くの生き血を見、利用して組織を強くさせようとしていたんでしょうね。
ブラック将軍②
規律と統率のゾル大佐、生体改造力と魔術の死神博士、指揮力と現場主義の地獄大使ときた中で人間体でもスティックや鞭を持った大幹部はいましたけど、肉体の一部が武器化した初の大幹部がブラック将軍でもありました。
左腕の肘から先がドリル化しており、右手に持ったスティックと共にこれがブラック将軍の武器かとも思いました。
このドリルは登場間もなく取り外されてしまいましたが、この時の印象は後々まで残るものともなり、作戦の立案とその実行は幾重にも構えられていたことを思うと流石に暗黒組織の指揮者だったことを思うと、現場に赴く前に作戦の立案とその実行、そのための改造人間創出でドリル状の腕先を使う場面がなかったのでしょう。
ブラック将軍の奥深い作戦については初登場時のゲルショッカー出陣式に仮面ライダー新1号と滝をおびき出して翻弄し、ショッカーライダー6体の登場でアンチショッカー勢力を一網打尽にしようとしたときにショッカーライダー以外にも3体の改造人間を絡ませ作戦を幾重にも構えて仮面ライダー1号だけではなく仮面ライダー2号も亡き者にしようとし、更には自らがヒルカメレオンであることを漂わせながら自らを犠牲にしてまでも再生改造人間軍団によって仮面ライダー1号、2号を翻弄しようとしていたことを思うと、さすがに秘密結社の軍人出身の大幹部だったと思わされました。

もう一つ、隠されながらも決め手になるような戦闘力があれば、、、それは無いものねだりを感じさせる大幹部だったという事なのかもしれません。
ブラック将軍⑤





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3
デッドライオン
「大幹部デッドライオン」

雇われ幹部とか直系の幹部とか言われていたのが、仮面ライダーストロンガーを創出してしまった秘密結社ブラックサタンでした。
雇われ幹部というのはジェネラルシャドウのことでしたけど、直系幹部の扱いを受けたタイタンも元はと言えばマグマの地底王国の主でしたし、一つ目タイタンが仮面ライダーストロンガーに敗れても百目タイタンとして復活するまで何とか待ったのは外野から召喚したとは言え、直系・直属の幹部として扱わなければブラックサタンは組織として機能しなかったことをブラックサタン大首領はどこかで分かっていたからだったかもしれません。
そしてジェネラルシャドウをどうしても信用しきれなかったのは、実はジェネラルシャドウが魔のから出てきた魔人であることをどこかで察知しながらも、ブラックサタン自体からは大幹部が出てこず、百目タイタンに拘らざるを得なかったかもしれません。
ブラックサタンが創出した奇械人は身体のほとんどがメカであり、メカ以外の中枢にはサタン虫を蔓延らせていたがために自我が出難く、いったん作り上げてしまうとそこから上昇していかないものでした。
サタン虫を使って大首領の意思の元に置いたわけですから、奇械人が大幹部に昇格することなどありえず、大幹部としてはどうしても外部から召喚せざるを得なかったという背景がブラックサタンにはあったということになるでしょう。
そうした奇械人だらけの組織に中で、最高幹部と位置付けたデッドライオンが出てきたのは、奇械人創出とは別に科学陣にその旨伝えておいたという事なんでしょうけど、そのために「サタンのペンダント」が存在し、ようやく創出できたデッドライオンにそれを持たせたと言うことかもしれません。
デッドライオン⑤
しかし、特殊能力をほとんど持たず、デッドハンドと脱着式の鬣だけでは仮面ライダーストロンガーどころかデルザー軍団の誰の足元にも戦闘能力は及ばないことは明らかでした。
「サタンのペンダント」をブラックサタン大首領からの信用の証として扱わせ、現場に重く向かせたのは、現場に赴く大幹部が少なかった歴代組織の中でも大首領の意地を感じるところでしたけど、デッドライオンが姿を消している間に、ジェラルシャドウの策略にハマって先に大首領が倒されてしまっては、デッドライオンは頼るところもあてもなくなってしまい、そのまま放浪してしまったのは大幹部らしからずというところでしたね。
デッドライオン③





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5
真のゼロ大帝
「真のゼロ大帝」

戦国時代の武将は影武者を使って、真の姿を隠していたという用心深さを見せた者がいました。
仮面ライダーアマゾンの世界は古代インカ文明、それにパルチア王朝の医療技術を始めとした今とは次元の異なる科学力を背景にした世界でしたけど、こうした世界も戦国武将の時代も用心深さをより深く見せた者が支配しようとした共通点があったようです。
ゲドンは仮面ライダーアマゾンと同じイ古代インカ文明という同じような土俵の中での科学力でしたけど、それを知るガランダー帝国はパルチア王朝の末裔が作り上げようとした世界であり、しかし、古代インカ文明の悲劇を弁えて同じ轍を踏むことなく、それでも古代インカ文明の肝の魅力を意識して、世界征服を目指した闇の存在だったような気がします。
ゲドンの首領と目された十面鬼ゴルゴスの末期を利用して陽の当たる場所に出てこようとしたガランダー帝国は大幹部の一人と目されたゼロ大帝が、十面鬼をはるかに凌駕する存在であったのは、戦国武将のように影武者を使っていたことにも表れていました。
その存在感は、指示指令が部下を利したものであることを気取られることないものであったことと、実は底知れぬ能力を秘めていたように見えたことで現場に出ることがなかったことで、余計に増長してたように見えました。
ガランダー帝国の支配者はゼロ大帝とは別物だったように見え、仮面ライダーアマゾンですらそういう具合に見えていたと思います。
この支配者に謁見できたのはゼロ大帝だけのように見えましたけど、仮面ライダーアマゾンの前の仮面ライダーXが戦ったGODも、その総司令に謁見できたのは大幹部アポロガイストだけだったという構図に似ています。
しかし、実は真の支配者は真のゼロ大帝であり、白銀のようなマントに身を隠し、それまで姿を見えせていたのはゼロ大帝の影武者だったというは意外中の意外でした。
白銀のようなマントに身を隠していたのは仮面ライダーV3の戦ったデストロンの首領がそうでしたし、支配者と謁見できたのはGODに似ています。
闇の秘密結社の頂点も時が進むうちに、それまでの秘密結社の在り方を学んでいたという事でしょうか。
真のゼロ大帝①
ゼロ大帝の持っていた槍の矛先からは「青い雷」と呼ばれる火花状のビームを発していましたけど、これは仮面ライダーアマゾンの変身を解除してしまうもので、それだけ古代インカ文明の医療術を弁えていたとみることも出来るでしょう。
理屈が通らない高い科学力は仮面ライダーアマゾンですら分からず、どこかその粋であったギギの腕輪に頼っていたところもありました。
けれど、このギギと腕輪とガガの腕輪が合わさった時、古代インカ文明の超パワーが発動し、ギギの腕輪とガガの腕輪がそのため引き合っていたことまでは、真のゼロ大帝でも見通すことが出来なかったようです。
自ら立案し実行しようとした作戦も古代インカ文明の真の力である超パワーの前では、自分に帰ってきてしまい、スーパー大切断で倒されてしまうのもそこまで理解できなかった真のゼロ大帝の当然の帰結だったかもしれません。
ただ、歴代秘密結社の大幹部以上の展開と結末であったことは言うまでもなく、今の世界の理屈理論が通用しない別の世界を意識させるものでしたし、これが後のデルザー軍団まで繋がって行ってたんでしょうね。
真のゼロ大帝③
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